最新カップ麺【今週の新商品】沖縄そばの二大巨頭が火花を散らす!? GWど真ん中の精鋭をピックアップ!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年5月2日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清焼そばU.F.O. 濃い濃い魚介豚骨醤油まぜそば / 193円（全国）N

▼明星食品
明星 沖縄そばタテ型 / 193円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
縦型ビッグ 沖縄そば / 220円（全国）N
赤いきつねうどん コンサドーレ応援カップ / 193円（北海道）N
緑のたぬき天そば コンサドーレ応援カップ / 193円（北海道）N

▼エースコック
スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味 / 210円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング にんにく味噌やきそば / 205円（全国）N

▼セイコーマート
山わさび塩ラーメン 改 / 110円（北海道・埼玉・茨城）N

▼ローソン
若武者 汁なし旨辛 鶏台湾 / 220円（全国）N

▼セブンイレブン
ブタメンBIG とんこつ味 / 165円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い魚介豚骨醤油まぜそば」新発売

日清焼そばU.F.O.（にっしんやきそばユーフォー）とは、1976年（昭和51年）5月21日の発売以来、現在はカップ焼そばカテゴリーでNo.1の売上* を誇るロングセラーで、コシの強い麺と濃厚なソースに定評のあるブランド。定番のソースとは違う、期間限定の変わり種にも積極的に挑戦していますが、いずれの商品も “濃いめ” の味わいを共通の特徴としています。

* インテージSRI+カップインスタント麺市場 焼そばカテゴリー 2021年1月〜12月、累計販売金額（全国、全業態）

出典：「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い魚介豚骨醤油まぜそば」（5月2日発売）- 日清食品

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い魚介豚骨醤油まぜそば」は、ガッツリ系の味わいが好きな若者を中心に人気を博している “まぜそばU.F.O.” シリーズの新作で、魚介豚骨醤油だれの “濃くてうまい味” を追求した一杯。いわゆる「またおま系」をイメージしたフレーバーで、濃厚なタレに負けない極太ウェーブ麺を搭載し、なおかつ魚粉ふりかけも別添とのこと。

またおま系の汁なしカップ麺といえば、その道を極めた「中華蕎麦とみ田」監修のセブン＆アイ限定商品「豚骨魚介まぜそば」（現在製造終了）の印象が強く、それを製造していたのは明星食品。これまでに何度も和風フレーバーを展開している「日清焼そばU.F.O.」ですが、魚介豚骨醤油系のスポット商品はパッと思い付かないので、もしかすると初めてかもしれません。

明星食品「沖縄そば」を期間限定で全国発売

明星食品の「沖縄そば」といえば、1988年（昭和63年）11月から販売を続けている「明星 沖縄そば 5食パック」を筆頭に、1989年（平成元年）9月から標準どんぶり型のカップ麺「明星 カップ 沖縄そば（島とうがらし入り特製七味付）」も展開しているのですが、どちらも販売エリアは沖縄限定を基本の方針としているため、沖縄以外の地域では入手経路が限られます。しかし‥‥

出典：沖縄復帰50周年、首里城復興を応援! 地元で愛され続ける沖縄そばを期間限定で全国発売 – 明星食品

1972年（昭和47年）の沖縄本土復帰から5月15日で50周年を迎える2022年、明星食品は沖縄県と深い縁のある企業として「明星 沖縄そば 5食パック」を期間限定で全国販売し、売り上げの一部を「首里城未来基金」へ寄付。さらに既存の標準どんぶり型とは違うスポット商品「明星 沖縄そばタテ型」を全国で発売し、こちらの売り上げも一部を「首里城未来基金」に寄付とのこと。

首里城未来基金とは、首里城に象徴される固有の歴史と文化の継承を目的とした「沖縄県首里城歴史文化継承基金」の愛称で、1日も早い首里城の復元を願い、明星食品が新たに設立。NHKの朝ドラ『ちむどんどん』の影響により、各企業の店舗で沖縄フェアが頻繁に開催されているため、もしかすると沖縄限定の「明星 カップ 沖縄そば」も一緒に流れてくるかもしれません。

東洋水産「縦型ビッグ 沖縄そば」新発売

即席めん業界における沖縄そば商品に強い企業といえば、前述の明星食品と肩を並べる存在といっても過言ではない、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産なしには語れません。東洋水産が沖縄限定で販売している標準どんぶり型の即席カップめん「カップ 沖縄そば（かつおとソーキ味）」は、明星食品の「カップ沖縄そば」よりも古い歴史の持ち主で、1984年（昭和59年）9月からのロングセラー。

出典：「縦型ビッグ 沖縄そば」新発売のお知らせ – 東洋水産

そんな沖縄県限定の「カップ 沖縄そば（かつおとソーキ味）」をイメージしたカップ入り即席麺が今回の新作「縦型ビッグ 沖縄そば」で、自由に旅行することが難しくなった昨今、沖縄の味をお届けし、旅行気分を味わっていただきたいとの思いで開発。メインの販売ルートはCVSになりますが、量販店や一般小売店など、販売店を限定しないNB（ナショナルブランド）商品です。

ちなみに約1年前の同時期、2021年5月3日にも同じ形態の「縦型ビッグ 沖縄そば」を発売しているため、過去に前例のない展開ではないのですが、東洋水産曰く “昨年よりも、紅生姜とだしの旨味をアップさせ、より濃いめの味わいに仕上げました” とのこと。このブログで昨年の商品は「★4」と評価しているので、さらなる進化に期待しています。

エースコック「スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味」新発売

スーパーカップとは、1988年（昭和63年）7月25日の発売以来、大型カップ麺の牽引役として重要な位置を占めているブランドで、現・エースコック代表取締役の村岡寛（むらおか ひろし）社長が発起人。まだ村岡社長がマーケティング部に所属していた頃、過去に例を見ない「味も大きさもスーパー」をコンセプトに、業界初の　“大盛りカップ麺” が生まれました。

出典：スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味 2022/5/2 新発売PDF – エースコック

今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味」は、おやつカンパニーを代表する「ベビースターラーメン」の美味しさをイメージした大盛りサイズのカップラーメンで、ロースト感のある特製の油揚げ麺を新規に開発。ええ、いろいろツッコミどころの多い商品ではあるものの、定期的に現れる「ブタメンBIG」然り、今に始まった企画ではありません。

2021年8月2日に「ベビースターラーメン カップめん チキン味」及び「同 ピリ辛チキン味」を発売しているため、ベビースターラーメン初のカップラーメン化ではないのですが、スーパーカップ1.5倍とのコラボは史上初。昨年の仕上がりから察するに、おそらく再現度は低いと思いますけど、ひとまず話題性の高さはバッチリです。

セブン＆アイ「ブタメンBIG とんこつ味」新発売

はい、というわけでコチラが定期的に登場する大盛りサイズの「ブタメンBIG」でございます。おやつカンパニーとエースコックの共同開発商品で、どちらの会社にも詳しい資料は残っていませんが、おそらく2006年（平成18年）3月発売の「ブタメンBIG とんこつ味」が最初の商品。2016年（平成28年）からは毎年恒例になっているので、ご存じの方も多いでしょう。

出典：トップ > 商品のご案内 > エース ブタメンBIGとんこつ味 – セブンイレブン・ジャパン

カップラーメンの「ブタメンBIG とんこつ味」は、2006年3月発売品からセブン＆アイ限定のPB（プライベートブランド）商品で、しかしながら2020年9月21日発売品及び2021年9月27日発売品の「ブタメン焼そば とんこつ味」はエースコックのNB商品としてリリースされたのは記憶に新しいところ。

しかし、エースコックの公式ウェブサイト内に2022年版「ブタメンBIG とんこつ味」に関する情報はなく、セブン-イレブン・ジャパンでは紹介済みという状況から、引き続きブタメンBIGはセブン＆アイ限定のPB商品とみて間違いありません。大幅なテコ入れでもない限り、今年も具材は胡麻だけだと思うので、よかったら こちらの駄菓子ちょい足しアレンジ も参考にしてください。

ローソン「麺処 若武者 汁なし旨辛 鶏台湾」新発売

麺処 若武者（めんどころ わかむしゃ）とは、福島県二本松市本町で人気を博すラーメン店で、2009年（平成21年）12月9日にオープン。KADOKAWAグループのメディア総研・角川アスキー総合研究所が発行する『ラーメンWalker 福島』にて総合部門1位を2年連続で獲得し、初の殿堂入りを果たした確固たる実力の持ち主です。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 東洋水産 若武者 汁なし旨辛 鶏台湾 – ローソン

そんな「麺処 若武者」監修によるカップ麺といえば、2016年1月25日に発売された東洋水産のNB商品「本気盛（マジモリ）合わせ味噌ど豚骨」を皮切りに、現在はローソン名店シリーズから「麺処若武者 特濃旨辛鶏台湾（とくのう うまから とりたいわん）」を通年販売していますが、同店監修の汁なしカップ麺が出るのは初めて。

引き続きメーカーは東洋水産で、熱湯1分という湯戻し時間から察するに、おそらく「俺の塩」と共通の油揚げ麺を使用。タレは鶏白湯をベースに、ラー油の辛味とニンニクの刺激をガッツリと効かせた “やみつき感MAX” の味付けで、パッケージには「鶏白湯スープの名古屋台湾まぜそば」の文字。群雄割拠の即席カップめん業界でも珍しい組み合わせなので、要チェックです。

まるか食品「ペヤング にんにく味噌やきそば」新発売

ペヤング（peyoung）とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年（昭和48年）7月に発売された「ペヤングヌードル」が最初の商品。当初はカップラーメンからスタートしましたが、1975年（昭和50年）3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が登場し、四角い容器や液体ソース、かやくの個包装など、現在のカップ焼きそばにおけるディファクトスタンダードを築き上げました。

出典：『ペヤング にんにく味噌やきそば』を5月2日に発売いたします。- まるか食品

今回の新商品「ペヤング にんにく味噌やきそば」は、コク深い味噌の旨味に、ガツンとニンニクのパンチを効かせたスタミナ感抜群の一杯で、パッケージには味噌蔵の杉桶を豊富とさせるイラストをデザイン。ここ最近のペヤングといえば、非常識すぎるフレーバーも珍しくないため、比較的まともに思える展開ではあるものの、同時にインパクト不足な印象が無きにしも非ず。

おそらく麺は「ペヤング ソースやきそば」と同じ油揚げ麺で、添付調味料は “みそ、たん白加水分解物、香辛料、糖類、チキンエキス、植物油脂、食塩” とシンプルなフレームワーク。具材は “キャベツ、コーン、フライドガーリック、ニンジン” という構成から、ニンニクを効かせた味噌ラーメンをカップ焼きそばに落とし込んだようなイメージですね。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、毎年恒例といっても過言ではない魔のGW（ゴールデンウィーク）を迎えてしまったわけなんですけども、即席カップめん業界における沖縄そばの二大巨頭「明星食品」と「東洋水産」が同じ週に沖縄そばの新作を市場に投下。ブタメンBIGは例年に漏れずといった雰囲気ではあるものの、ギャップが否めない「スーパーカップ1.5倍×ベビースターラーメン」の組み合わせは面白い展開。

さらに汁なしカップ麺の「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い魚介豚骨醤油まぜそば」「ペヤング にんにく味噌やきそば」「若武者 汁なし旨辛 鶏台湾」は3品揃って注目度が高く、なかでも楽しみなのは若武者の鶏台湾。さらにノーアナウンスのコンビニ新商品が出る可能性もありますし、タイミングを逃してレビューできなかった取り零し分の在庫もあるので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】