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ローソン限定「無鉄砲」監修の冷凍ジェネリック二郎「豚そば」を実食 → 最強のコンビニ冷凍ラーメン爆誕か!?

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ローソン

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年3月16日(火)新発売、ローソンの冷凍ジェネリック二郎「無鉄砲 豚そば ド豚骨 ニンニク・ヤサイ」(日清食品チルド)の実食レビューです。

自他共に認める豚骨馬鹿「無鉄砲」の店主が “二郎インスパイア冷凍麺” を監修!! はたして発作的に起きる二郎欲は満たされるのか——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、コンビニ冷凍麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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無鉄砲 豚そば

無鉄砲(むてっぽう)とは、1998年(平成10年)6月7日の創業以来、厳選した国産豚骨と水だけで作る純度100%の超濃厚とんこつスープで人気を博すラーメン店で、もはや “無鉄砲というジャンル” とまで評価されている唯一無二のスタイルを確立。現在は京都府木津川市に「総本店」を構え、1日に約300kgもの豚骨を純水で砕けるまで煮込み、一般人のみならず多くのマニアにも衝撃を与えました。

自他共に認める豚骨馬鹿の「無鉄砲」が二郎に挑戦

このページでレビューする「無鉄砲 豚そば」は、家でも「ラーメン二郎」に通じる背徳感が手軽に楽しめることで話題になった “ジェネリック二郎” 史上初(?)となる市販用の冷凍食品で、コンビニの中でもローソンにしか売ってない限定品。無鉄砲の赤迫重之(あかさこ しげゆき)店主監修のもと、二郎インスパイア系に強い日清食品が商品化ということで、かなり訴求力が高い一杯です。

日清食品の二郎インスパイア商品といえば、日清ラ王のスピンオフ「豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」(現時点での最新作は2022年1月10日発売の三代目「トリプルニンニク」)を筆頭に、レンジでも鍋炊きでも調理可能な2WAYタイプの袋麺「豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ 2食パック」も2021年9月20日の発売からシレッと定番商品に格上げ。

もう少し遡ると個食入り袋麺「日清爆裂豚道(ばくれつぶたどう)強ニンニク醤油ラーメン」や箱入りラーメンキット「豚園(ぶたぞの)背脂醤油豚ニンニク」ほか、日清食品チルドが送る怒涛の一杯「行列のできる店のラーメン 最強のラーメン 背脂豚骨醤油2人前」など、数年前から矢継ぎ早に二郎インスパイア商品をリリースしているため、そのノウハウは業界随一といっても過言ではありません。

日清食品×無鉄砲×ローソンといえば‥‥

また日清食品と無鉄砲の付き合いも長く、2009年12月1日発売の近畿地区限定商品「無鉄砲 超濃厚豚骨 2人前」(日清食品チルド)を皮切りに、2011年10月11日発売の「有名店が推す一杯 無鉄砲」から即席カップ麺を展開し始め、2022年5月現在は縦型ビッグのカップラーメン「日清 無鉄砲 濃厚ド豚骨」をローソン限定のPB商品として絶賛販売中。

そのためローソンと無鉄砲の関係も濃厚で、2021年10月12日に発売された電子レンジ加熱専用のホット麺「無鉄砲監修 濃厚豚骨ラーメン」は近畿エリアで販売実績No.1を記録。それ以前にも2020年11月17日に近畿エリアのローソン店舗限定で「無鉄砲監修 ブタブタラーメン」という二郎インスパイア系のレンジ麺を発売していたのですが、冷凍麺としての商品化は初めての試み。

実は無鉄砲グループの「しゃばとん(SHABATON)」店舗に “もやしとキャベツをトッピングした” 大盛り太麺の「豚そば」があるので、そのメニューをモデルにしている可能性もありますが、どう見てもパッケージは「ラーメン二郎」に感化されまくったカラーリング。なおかつ盛り付け例も王道を地で行く二郎インスパイア系の雰囲気から、いずれにせよ強く意識していることは間違いありません。

出典:「SUSURU TV.」とコラボ!ローソン限定発売の冷凍ラーメンをおいしく食べる方法とは?

ちなみに発売日は昨年の3月と1年以上の期間が空いていますが、2022年3月1日に人気YouTubeチャンネル『SUSURU TV.』とコラボした動画をローソン研究所で公開しており、手元にある製品の賞味期限も2023年3月4日となっていたので、まだまだバリバリの現役商品。はたして「無鉄砲」らしさと “ジェネリック二郎” 特有の背徳は上手く噛み合っているのかどうか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

内容物は2つ

内容物は内袋に入った「具付めん」に、けっこうガチガチに凍った「液体スープ」が1袋。調理方法は電子レンジで加熱、あるいは鍋でも調理可能な2WEY仕様で、具付めんにヤサイ(もやし、キャベツ)と豚(ぶた)が入っているようです。ちなみに開けたのは外袋だけですが、この時点でニンニクのニオイを明確に感じるため、食べる場所とタイミングには気を付けたいところ(けっこう臭いw)。

余白を上手く活用した配置

裏面の向かって左には「調理方法」と “追いもやし” アレンジの勧めなどがあり、向かって右側には原材料名やアレルゲン、栄養成分表示などの製品情報を印刷。その中央には縦書きで “豚骨の旨みと香りをしっくり炊き出した-・” というスープの濃厚さについての訴求があるため、ここは「無鉄砲」らしいポイント。

ちなみにジェネリック二郎を代表するレンジ麺「中華蕎麦とみ田監修デカ豚ラーメン」(セブン-イレブン限定)のカロリーは853kcalなのに対し、今回の「無鉄砲 豚そば」は538kcalと比較的に大人しく、脂質も22.3gということで、市販のカップ焼きそばや大盛りサイズのカップラーメンと変わりません。カロリーと脂質に関しては、通常サイズの「ペヤング ソースやきそば」よりも低いです。マジでw

製品詳細情報・購入価格等

製品名:無鉄砲 豚そば ド豚骨 ニンニク・ヤサイ
販売者:日清食品冷凍株式会社(大阪府大阪市淀川区西中島4-1-1)
製造所:高松日清食品株式会社(香川県高松市西ハゼ町374-1)
内容量:377g(めん190g)
商品コード:4548779730538(JAN)
発売日:2021年03月16日(火)
実食日:2022年05月01日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:386円(税込)
ローソン標準価格:357円(税別)
麺の種類:ゆで中華めん
スタイル:冷凍食品
保存方法:-18℃以下(要冷凍)
加熱目安:500W 約7分30秒 / 600W 約6分30秒*
湯量目安:250ml(スープ用)*
*電子レンジで調理する場合

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん〔小麦粉(国内製造)、小麦外皮、卵粉、食塩 / かんすい、焼成Ca、クチナシ色素、カラメル色素〕、具〔野菜(もやし、ねぎ)、炒めキャベツ、チャーシュー、乾燥ガーリック / 調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物〕、スープ〔ポークエキス、豚脂、しょうゆ、ガーリックペースト、たん白加水分解物、砂糖、ポーク調味油、香辛料 / 調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、カラメル色素、増粘剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE)〕、(一部に小麦・卵・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※原材料配合割合:チャーシュー1.5%(仕込み時)/ 本品製造工場では、えび・そば・乳成分を含む製品を製造しております。

実食開始

冷凍麺なのに鍋が要らないのは嬉しい

電子レンジで調理する場合の加熱時間(具付めん)は、500Wなら約7分30秒、600Wなら約6分30秒となっており、液体スープは事前に250mlの熱湯で準備しておくスタイル。鍋で調理する場合は、あらかじめ310mlの熱湯を鍋で沸かし、そこで具付めんを加熱すること4分間。時間になったら麺と具材を慣らし、火を止めて、別添の液体スープを馴染ませます。

今回は電子レンジをメインに調理

もやし(約200g)を耐熱皿にのせ、かるくラップで覆い、500Wの電子レンジで約3分加熱。それを出来上がった「豚そば」に盛り付ける “追いもやし” アレンジも試したいところではあるものの、初めて行った二郎インスパイア店では『とりあえずヤサイマシなしで注文する』的なアレで、ひとまずアレンジせずに向き合ってみました。

とはいえアレンジ用の食材と「豚そば」も用意しているので、まずはニュートラルな状態で評価し、それからカスタマイズしようかなと。ちなみに撮影で使用している容器は、町中華などで使われるタイプの口が広いラーメンどんぶりで、やや浅めの形状です。それでも余裕はありますけど、追いもやしなどを検討している方は、ちょっと深めの容器を準備しておいたほうが安全かもしれません。

栄養成分表示:1食(377g)あたり
カロリー:538kcal
たん白質:20.4g
脂  質:22.3g
炭水化物:67.1g
(糖  質:60.7g)
(食物繊維:6.4g)
食塩相当量:8.1g
(めん・具:0.3g)
 (スープ:7.8g)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

やはりレンジ麺よりも圧倒的に耐久力がある

5.0

二郎インスパイア店で提供される麺といえば、オーションと呼ばれる強力粉(灰分0.52±0.04%の2等粉)を使用した極太ちぢれ麺が定番で、サイズに反して加水率は低く、ゴワゴワ・ワシワシとした噛み応えのある無骨な食感とオーション特有のムワッとくる小麦感が魅力的。あの強付いた極太麺を完全に飼い慣らせるのは、本家「ラーメン二郎」とインスパイア系だけといっても過言ではないでしょう。

ワシワシよりもムチムチ

それをイメージしている今回の冷凍麺は、二郎インスパイア御用達の麺よりも粘りが強く、ややゴワゴワ感に物足りなさを感じるものの、茹で中華麺をゼラチンスープで二度茹でする構造のレンジ麺と比較して、コシの強さは圧倒的。加水率も低めの設定で、あの食感に近付けようとしていることが伝わってきます。

後述するスープのインパクトに埋没しないように、小麦の外皮を練り込んでいるのもポイントで、オーションの野蛮な風味とはベクトルが異なるものの、ちゃんと香る小麦感と奥歯で噛めばブチンッ! と弾ける力強い反発性もクセになる感じ。これが電子レンジ加熱で楽しめるのですから、税込386円という値段も悪くありません。

スープ

豚骨しっかりめの甘塩っぱい系

6.0

動物系は「無鉄砲」らしく “豚” の一本勝負で、かなり乳化感が強く、どっしりと重心の低いテイスト。それに負けないくらい濃口醤油もヤンチャに効かせ、ガーリックペーストの刺激も遠慮なし。コロナ禍でニンニクを効かせた市販品が大幅に増えたので、この程度なら常識的と錯覚してしまいますが、いったん部屋を出て戻ると分かる‥‥かなり臭ぇw(※全力で褒めてます)。

しかし、ほかの二郎インスパイア商品と圧倒的に違うのは、ちゃんと “骨っぽい” 要素を備えていること。すこしザラついた舌触りも然る事乍ら、それが骨に由来するザラつきと思えるくらいカルシウム感のある味わいで、一般的にネガティブとされる生臭さは抑えつつ、鼻に抜ける豚脂の芳ばしさと骨っぽい旨味が炊き出し感を表現。

もちろん市販の冷凍食品用にデフォルメされている部分もありますが、もしも「無鉄砲」がインスパイア系のラーメンを創作したら “こうなる” のではないか-・と、そう思えたことに監修の恩恵を感じました。うま味調味料ならではの雑味もワザとらしく強めに残りますけど、このカテゴリーでは必要な要素ですよね。

具材

豚は小さいけどヤサイはシャッキシャキ

4.0

もやしはナムルみたいな歯応えで、ふつうに茹でた状態とは異なる繊維質に変わっているのですが、バリシャキ食感で満腹中枢を刺激。ラインの問題かキャベツは炒めてあったので、このジャンルとしては変動的な火入れになるけれど、炒めキャベツの芳ばしさが豚脂と共鳴し、ひとつの相乗効果を生んでいるのも見どころ。

メインとなる焼豚の部位は脂身たっぷりバラ肉で、横4cm・縦3cm・厚み3mm程度のサイズではあるものの、口に入れた瞬間に脂身が溶け出し、きちんと表面が炙られているのもポイント。さらに小さな刻みニンニクが多めに入っていたので、見た目以上に攻撃的です。

ただ、あの堆(うずだか)く盛り付けられたヤサイのボリューム感には匹敵しないため、とりあず「もやし」はマストで用意しておいたほうがいいでしょう。

総評

5.0

1食あたり税込386円の冷凍麺なので、無条件に安いとはいえないけれど、それっぽい雰囲気の強ゴシ太麺に、豚骨の旨みを凝縮した濃厚スープも味わい深く、個人的に高いとは思いませんでした。ちなみにローソンのレンジ麺におけるジェネリック二郎「麺屋一燈監修 濃厚豚醤油ラーメン」の値段は税込599円なので、保存期間の長さも加味すると、コストパフォーマンス的にも悪くありません。

さて、改造しましょうか‥‥

オリジナルのままでも充分に美味しいのですが、さらに中毒性を高めたい方はローソンの二郎アレンジに誂え向きな(SUSURUアレンジにも使われていた)三種の神器「成田もやし」「トロぶた角煮」「煮たまご 2個入り」で具材をマシ、TwitterなどのSNS上で “なんでも二郎系になる” と話題になったエスビー食品(S&B)の二郎インスパイア調味料「やみつき にんにく背脂」をトッピングすると‥‥

ジャンクさ爆上がり(豚の分厚さエグいw)

豚そば本体(368円)+トロぶた角煮(399円)+成田もやし(41円)+煮たまご(158円)=計4点で984円+α(にんにく背脂)と地味に高額‥‥っていうかレジで「豚そば」よりも「トロぶた角煮」のほうが高いことに気が付いてビックリしたんですけどw 発作的に起きる二郎欲を誤魔化すくらいの実力は充分に備えていたので、試す価値ありです【author・taka :a(大石敬之)】

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