最新カップ麺【今週の新商品】転生したら焼そばになった件!? 熱烈中華食堂「日高屋」監修も見逃せない!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年4月18日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清のどんどん兵衛 沖縄風そば / 193円（全国）N
カップヌードル スタミナ醤油ビッグ / 220円（全国）N

▼明星食品
明星 至極の一杯 コク黒とんこつラーメン / オープン価格（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
三ん寅 味噌ラーメン / 220円（全国）N
麺づくり 旨み溢れる貝だし醤油 / 193円（全国）N
麺づくり 香り際立つ鯛だし塩 / 193円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
熱烈中華食堂日高屋監修 中華そば / 193円（全国）N
熱烈中華食堂日高屋監修 野菜たっぷりタンメン / 193円（全国）N

▼エースコック
元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺 / 220円（全国）N
スーパーカップしょうゆラーメンが転生したら焼そばになった / 210円（全国）N
スーパーカップ豚キムチラーメンが転生したら焼そばになった / 210円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング 野菜MIXやきそば / 205円（全国）N

▼ローソン
らーめん山嵐 背脂豚骨 / 220円（全国）N
しょうゆラーメン / 119円（全国）R
みそラーメン / 119円（全国）R
しおラーメン / 119円（全国）R

▼ファミリーマート
とら食堂 ワンタン麺 / 268円（全国）N

▼セブンイレブン
7P 鳴龍 担担麺 / 258円（一部地域*）R

* セブン-イレブン店舗では、北海道・静岡県・中国・九州・沖縄エリアが対象（※ECとGMSでも取扱有り）。

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清のどんどん兵衛 沖縄風そば」新発売

どん兵衛の沖縄そば!? ありそうでなかった “沖縄そば風” の新フレーバー誕生!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、1976年（昭和51年）8月9日の発売以来、即席カップめん市場の和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーにおいて圧倒的な占有率を誇るブランドで、和風と掛け離れた創作系の変わり種にも定期的に挑戦しているのですが‥‥

出典：「日清のどんどん兵衛 沖縄風そば」（4月18日発売）（日清食品）

今回の新商品「日清のどんどん兵衛 沖縄風そば」は、沖縄の郷土料理として全国的な知名度を誇る「沖縄そば」をイメージした変わり種で、45年以上の歴史を誇る「日清のどん兵衛」においては史上初の試み。最初は “沖縄そば風の味付けをイメージしたカップうどん” なんだろうなー、程度に考えていたんですけど、そう単純な商品ではありません。

粉末スープは豚の旨味と鰹節×昆布のWだしということで、たしかに沖縄そば風ではあるものの、麺に梘水（かんすい）を使用している、つまり “うどんではない” のが肝。沖縄そばをイメージした、手もみ風の太ウェーブ麺が見どころです。ちなみに「どんどん兵衛」という商品名の由来は、沖縄の方言で “ワクワクする” を意味する “どんどん” にちなんでいるそうですよ。

東洋水産「三ん寅 味噌ラーメン」新発売

講談社発行『第22回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2021-2022』の “名店部門みそ1位” に選出された新進気鋭の名店「三ん寅」単独監修によるカップラーメンついに登場!! 三ん寅（さんとら）とは、東京都新宿区山吹町・江戸川橋で人気を博すラーメン店で、創業者の菅原章之（すがわら のりゆき）店主は札幌みそラーメン界の重鎮「すみれ」で3店舗に亘り店長を任されたほどの実力派。

出典：「三ん寅 味噌ラーメン」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「三ん寅 味噌ラーメン」は、2019年（令和元年）10月29日にオープンするや否や、初日に行列店の仲間入りを果たした「三ん寅」監修のもと、看板メニューの「味噌らーめん」を再現したカップラーメンで、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産と共同開発。TRYについてはレビューの際に触れるとして‥‥

三ん寅のカップ麺といえば、2021年10月25日に湯切りタイプの「大島×三ん寅 汁なし味噌ラーメン」をリリースしているため、東洋水産とは2度目のコラボになるのですが、単独でカップ麺を監修するのは初めての試み。マルちゃんの縦型ビッグで味噌ラーメンといえば、三ん寅と同じく「すみれ」から暖簾分けを許された「大島」の印象が強いので、どのように棲み分けを図っているのか注目しています。

東洋水産「麺づくり 旨味溢れる貝だし醤油」「同 香り際立つ鯛だし塩」新発売

麺づくり（めんづくり）とは、東洋水産を代表する標準どんぶり型のカップめんブランドで、家族みんなに愛されるスタンダードな味わいがコンセプト。1992年（平成4年）6月の発売以来、現在は「鶏ガラ醤油」「合わせ味噌」「旨コク豚骨」「鶏だし塩」「担担麺」「醤油とんこつ」を定番のラインナップに据え、それとは一線を画す期間限定フレーバーも定期的に投下しています。

出典：「麺づくり 旨味溢れる貝だし醤油」「同 香り際立つ鯛だし塩」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「麺づくり 旨み溢れる貝だし醤油」は、いつもの「鶏ガラ醤油」とは趣向の違う “貝” を題材にした限定フレーバーで、ふんわり香るポルチーニも見どころ。麺は既存の「鶏ガラ醤油」と共通のノンフライ麺かと思いきや、湯戻し時間が4分ではなく5分なので、それとは違うノンフライ麺を使用している様子。

さらに同時発売品として、柚子の香りをアクセントに添えた「麺づくり 香り際立つ鯛だし塩」を展開し、ラインナップの強化を図ってきた東洋水産。こちらは “ほんのり焦がし風味” を付けているそうなので、鯛の骨を炙ったような芳ばしさに期待できそうな予感。紹介枠の関係でレビューは後回しになりそうですけど、余裕があればTwitterにでも感想をアップします。

サンヨー食品「熱烈中華食堂日高屋監修 中華そば」「同 野菜たっぷりタンメン」新発売

あの「日高屋」監修!? 人気の味をカップラーメンで再現!! 熱烈中華食堂日高屋（ねつれつちゅうかしょくどう ひだかや）とは、埼玉に拠点を置き、関東を中心に店舗を展開している中華料理チェーンで、アクセスに便利な店舗立地と圧倒的なコストパフォーマンスの高さで人気を博し、多数のリピーターを獲得し続けています。

出典：ホーム > お知らせ >「熱烈中華食堂日高屋監修 中華そば・野菜たっぷりタンメン」新製品追加しました。（サンヨー食品）

今回の新商品「熱烈中華食堂日高屋監修 中華そば」は、幅広い世代に好まれている日高屋の自信作「中華そば」を再現したカップラーメンで、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と共同開発。さらに日高屋のラーメンランキングで不動の1位に輝き続ける「野菜たっぷりタンメン」も再現と気合の入った展開で、TwitterなどのSNSを中心に、早くもファンの間では話題になっていました。

どちらもメーカー希望小売価格は193円（税別）かつレギュラーサイズの縦型カップなので、スーパーやドラッグストアでの販売価格は推定100円〜130円程度。2022年4月現在、日高屋の店舗では390円（税込）で「中華そば」を提供、もう一方の「野菜たっぷりタンメン」は520円（税込）で提供しているため、それよりも安い値段ではあるものの、この値段で店舗の臨場感が楽しめるのかどうか——。

エースコック「元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺」新発売

横浜で愛される「元祖カレータンタン麺 征虎」の看板メニューをカップ麺で完全再現!! 元祖カレータンタン麺 征虎（まさとら）とは、2014年（平成26年）2月6日に「元祖カレータンタン麺 大河家」として創業以来、ご当地ラーメン激戦区の横浜で地元民を魅了する名店で、カレーと担担スープを融合させた “カレータンタン麺” を生み出し、横浜の新たなB級グルメとして定着しつつあります。

出典：「元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺」2022/4/18 新発売PDF（エースコック）

今回の新商品「元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺」は、コチュジャンやニンニクを効かせたカレータンタンスープに、食べ応えのあるモチモチ食感の麺を合わせた元祖「カレータンタン麺」を再現した一杯で、大阪府吹田市に本社を置くエースコックと共同開発。同社のニュースリリースには、征虎の看板メニューを “完全再現” とあり、パッケージでも “横浜最強の味” と豪語している自信作。

ただ、エースコックといえば “日清食品よりも早く即席カップめん業界初のカレー味を実現した企業” であり、なおかつ「勝浦タンタンメン」といった “ご当地タンタンメンにも強い” ため、完全再現も誇張とは思えないアピール。ちなみに「横浜最強の味」は店主自称ということで、私は大好きですw

エースコック「スーパーカップしょうゆラーメンが転生したら焼そばになった」「同 豚キムチラーメンが転生したら焼そばになった」新発売

即席カップめん業界にも転生ブーム到来!? スーパーカップの定番ラーメンがカップ焼そばに転生!! スーパーカップとは、1988年（昭和63年）7月25日の発売以来、大型カップ麺の牽引役として重要な位置を占めるブランドで、現エースコック代表取締役の村岡寛（むらおか ひろし）社長が発起人。その発売当初から現在にかけて、食べ盛りの学生を中心に、男性ユーザーから根強い支持を集めています。

出典：「スーパーカップしょうゆラーメンが転生したら焼そばになった」「スーパーカップ豚キムチラーメンが転生したら焼そばになった」2022/4/18 新発売PDF（エースコック）

今回の新商品「スーパーカップしょうゆラーメンが転生したら焼そばになった」は、既存の「スーパーカップMAX しょうゆラーメン」が “転生してカップ焼きそばになった” をコンセプトにした変わり種で、鶏油（ちーゆ）量を1.5倍に増量し、本家（オリジナル）を超えてしまったな‥‥とアピール。流行りの異世界に転生したわけではないものの、さすがアイデアマンのエースコック、着眼点が素晴らしい。

さらに既存の「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」をカップ焼きそばにアレンジした「スーパーカップ豚キムチラーメンが転生したら焼そばになった」も同時に展開し、こちらはブタキムオイル1.5倍入りで本家を超えてしまった様子。商品名に半角スペースがないところもラノベの長いタイトルっぽいポイントで、汁ありと同じ容器なのは紛らわしいポイントになりますが、実に面白い企画です。

まるか食品「ペヤング 野菜MIXやきそば」新発売

キャベツ・コーン・ニンジン‥‥アスパラガス!? ペヤングに4種の野菜を使用した春を感じる新作登場!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品を代表するブランドで、1973年（昭和48年）7月発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。当初はカップラーメンからスタートしましたが、1975年（昭和50年）3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が登場し、現在は攻めた変わり種に定評があります。

出典：「ペヤング 野菜MIXやきそば」を4月18日に発売いたします。（まるか食品）

今回の新商品「ペヤング 野菜MIX（やさいミックス）やきそば」は、カップ麺で定番のキャベツ、コーン、ニンジンのほか、この業界では珍しい “アスパラガス” を搭載した4種の野菜を特徴とする変わり種で、近年の奇抜な商品を思うと比較的に（ずいぶんと）まともなイメージ。ソースは胡麻油を効かせた塩ベースの味付けとなっているため、野菜炒めっぽい雰囲気も感じられそうな予感。

野菜炒め風のペヤングといえば、2014年9月15日発売の「野菜炒め風やきそば」に、2018年（平成30年）3月19日発売の「ピリ辛野菜炒め風やきそば」など、それに関してはペヤング史上初の題材ではなく‥‥というか、思い返してみると2021年2月22日に発売された「ベジタブルワールドやきそば」にアスパラガスを足した感じの商品ですね。

ファミリーマート「とら食堂 ワンタン麺」新発売

このブログで脅威の超高評価を叩き出した「とら食堂」のカップラーメンが帰ってきた!! とら食堂とは、福島県白河市に本店を構える手打ち中華そばの名店で、ラーメンの天才と謳われた創業者・竹井寅次（たけい とらじ）氏が1969年（昭和44年）に開業した「中華そば とら」が前身。白河に根付く “とら系” の源流で、職人による手打ち麺と鶏・豚の天然しょうゆスープに定評があります。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > とら食堂 ワンタン麺（ファミリーマート）

今回の新商品「とら食堂 ワンタン麺」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってないPB（プライベートブランド）のカップラーメンで、明星食品と共同開発。このブログでは2018年10月23日発売の第1弾から高く評価している商品で、上質な超もっちり多加水ノンフライ麺に、雑味のないスープ、さらにノンフライワンタンまで搭載し、総評は最高で★8を叩き出している実力派。

その★8を叩き出したのは2021年1月12日発売品で、同年11月23日にリリースされた商品はパッケージのみ変更の再販。実は “今回の2022年4月19日発売品と前回の2021年11月23日発売品はパッケージもJANコードも完全に一致する” ため、とりあえず食べてみてください。

セブンプレミアム「鳴龍 担担麺」リニューアル新発売

あとがけ芝麻醤（チーマージャン）で即席カップめん業界に革命を起こした “星付き” の名店「創作麺工房 鳴龍（NAKIRYU）」監修によるカップラーメンがリニューアル!! 鳴龍（なきりゅう）とは、東京都豊島区南大塚・新大塚にある「担担麺」と「拉麺」の専門店で、2012年（平成24年）5月17日にオープン。かの『ミシュランガイド』で “一つ星” に輝き、その名を全国に轟かせました。

出典：トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品 > 7P 鳴龍 担担麺（セブン-イレブン・ジャパン）

今回のカップ麺「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」は、日清食品と「鳴龍」の店主・齋藤一将（さいとう かずまさ）氏監修による共同開発商品で、この業界に “あとがけ芝麻醤” で衝撃を与えた2019年5月14日発売品のリニューアル版。そのため純然たる新商品ではないのですが、引き続き麺はノンフライかつ “あとがけ芝麻醤” も健在なので、ヘタなリニューアルではなさそうな予感。

ちなみにセブンイレブン店舗では “北海道・静岡県・中国・九州・沖縄” より順次販売となっているのですが、イトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマートなど、セブン＆アイのGMS（ゼネラルマーチャンダイズストア）に、オムニ7（イトーヨーカドーのネット通販サイト）でもバラ売りされているので、実質的には全国販売です。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、スーパーカップの「転生したら焼そばになった」2品に、熱烈中華食堂「日高屋」監修のカップラーメンも興味深く、ペヤングの “まとも” な新商品「野菜MIXやきそば」も見逃せません。

ほかにも日清のどん兵衛もとい「日清のどんどん兵衛 沖縄風そば」に、確固たる実力を誇る名店「三ん寅」「元祖カレータンタン麺 征虎」「とら食堂」「鳴龍」が肩を並べる粒揃いな週になりました。もしかするとノーアナウンスのコンビニ新商品がリリースされるかもしれないので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】