最新カップ麺【今週の新商品】総重量3kg超えの年越しペタマックスたぬきそば!? ペヤングの乱心が止まらない

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2021年12月20日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 淡麗醤油ラーメン / 248円（全国）N
・立川マシマシ ウマ汁こってりマシライス / 263円（全国）N

▼明星食品
・明星 麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン / 230円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
・本気盛 シビレる辛さの濃厚担々麺 / 220円（全国）N

▼エースコック
・タテロング 濃いめのわかめラーメン ごま・しょうゆ / 220円（全国）N

▼まるか食品
・ペヤング ペタマックスたぬきそば風 / 980円（全国）N
・ペヤング 超大盛激辛やきそばマシマシキャベツ / 300円（一般販売）N

▼ローソン
・炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味ラーメン / 211円（全国）N

▼ファミリーマート
・三宝亭東京ラボ 全とろ麻婆麺 / 212円（全国）R

▼セブンイレブン
・中華蕎麦とみ田監修 冷しW焼豚つけ麺 味玉入 / 670円（一部地域*1）N
・すみれ監修 にんにく唐玉味噌ラーメン / 500円（一部地域*2）N

*1 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県（要冷蔵）
*2 北海道、東北、関東、新潟県、北陸、東海、近畿、山口県、九州（要冷蔵）

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 淡麗醤油ラーメン」新発売

4年連続「食べログ 百名店」選出店「麺庵ちとせ」監修のカップラーメン・第2弾は縦型ビッグで商品化!! 麺庵（めんあん）ちとせとは “特長のないシンプルなラーメンを、こだわりを持って作る” という信念のもと、当時まだ23歳だった若き天才・岡野元気（おかの げんき）氏が “ほぼ独学” で開業したラーメン店で、2021年5月に曙橋から小田原に移転しましたが、依然として高く評価されています。

出典：日清食品「日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 淡麗醤油ラーメン」（12月20日発売）

今回の新商品「日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 淡麗醤油ラーメン」は、食べログ評価3.64（2021年10月時点）の実力派ラーメン店「麺庵ちとせ」の看板メニュー「醤油ラーメン」を再現したカップラーメンで、日清×食べログ企画の第5弾。このシリーズとしては初の縦型ビッグ製品で、まろやかな鶏油（ちーゆ）のコクとアサリの旨みに、ほんのり香る生姜の奥深い味わいが特徴とのこと。

2020年11月30日発売の「日清×食べログ 百名店」シリーズ第3弾でもコラボしている日清食品と「麺庵ちとせ」ですが、前回は大判どんぶり型の容器を採用かつ「塩ラーメン」の再現だったので、製品スタイルも題材も大幅に変えてきました。今回の新作では再現度を高めるために “店主と試行錯誤を重ねて開発した中太ストレートノンフライ麺” を採用しているようなので、そこも見どころです。

日清食品「立川マシマシ ウマ汁こってりマシライス」新発売

立川マシマシ全力監修 “不謹慎にウマい” あのカップライスが再び登場!! 立川マシマシ（たちかわましまし）とは、今を時めく二郎インスパイア系のラーメンを提供しているインスパイア店で、創業は2014年（平成26年）10月4日。ボリューム満点のラーメンもさることながら、圧倒的な中毒性を誇る新スタイルごはん「マシライス」でバズり、東京都立川市の地で不動の地位を確立しました。

出典：日清食品「2021年12月発売商品のご案内」

今回の新商品「立川マシマシ ウマ汁こってりマシライス」は、味に厳しい「立川マシマシ」のマシライス開発チームによる全力監修のもと、ブタ・アブラ・ニンニクの旨味が絶妙に溶けこんだ “やっちまった感” あふれる濃厚豚骨醤油飯をカップメシで再現。2020年5月18日にも同じタイトルのカップメシを発売していたので、日清食品とは2度目のコラボ商品です。

2020年5月発売の初代「立川マシマシ ウマ汁こってりマシライス」は、まさに “二郎インスパイア系のラーメンをカップメシにアレンジしたら－・” というイメージど真ん中の仕上がりで、そのカテゴリーとしては具材のボリューム感に難ありではあったものの、味については申し分なし。それと比較してみたところ、JANコードが一致したので、ほぼテコ入れなしの再販という認識で問題ありません。

明星食品「麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」新発売

麺とスープに特化した究極の掛けラーメン!? あえての具なしで勝負する特別な一杯「麺とスープだけ」第2弾は「漆黒マー油豚骨ラーメン」を展開!! 麺とスープだけとは、即席カップ麺のステータスといっても過言ではない “具” を抜いたシリーズで、2021年3月29日に発売された「明星 麺とスープだけ 黄金鶏油（おうごんチーユ）中華そば」が第1弾。

出典：明星食品「明星 麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」（12月20日発売）

今回の新商品「明星 麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」は、明星独自の製麺技術で作り出したバリカタ食感の極細ノンフライ麺に、芳ばしい漆黒マー油を合わせた新作で、第1弾は前代未聞の「だしパック」入りを特徴としていましたが、第2弾では “5種類のポークエキス” を使用した「粉末スープ」と “黒豚エキス” 配合の「液体スープ」と “漆黒のマー油” を閉じ込めた「調味油」を別添とのこと。

明星食品が誇るバリカタ食感のノンフライ麺といえば、チャルメラの「博多バリカタ豚骨」に、最近だと「極（きわみ）のチャルメラ」から独立した「博多バリカタ」シリーズなど、すでに絶対的な完成度を誇る逸品。ただ、日清食品の傘下に入って以来、豚骨の牙を抜かれてしまった明星食品なので、そこが評価を左右するポイントになりそうです。

東洋水産「本気盛 シビレる辛さの濃厚担々麺」新発売

本気盛が「正宗式担々麺」をアレンジ!? 今年の担担麺は “シビレる辛さ” がテーマ!! 本気盛（マジモリ）とは、マルちゃんとして知られる東洋水産の縦型BIGカップめんブランドで、2007年（平成19年）3月26日に発売された「本気盛 豚骨醤油」及び「同 辛味噌」が最初の商品。その当時から食べ応えを追求し、たしかな固定ファンを獲得してきました。

出典：東洋水産「本気盛 シビレる辛さの濃厚担々麺」新発売のお知らせ

今回の新商品「本気盛 シビレる辛さの濃厚担々麺」は、ゴマの旨味とコクのあるスープが特徴の “正宗式” と呼ばれる担担麺をイメージした商品で、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産が商品化。日本の担担麺には “成都式” と呼ばれるジャンルもあり、どちらも本来の意味としては同じなのですが、イメージとしては正宗式担担麺＝日本流にアレンジした担担麺といったところ。

東洋水産の担担麺といえば、煎り胡麻（いりごま）と芝麻醤（チーマージャン）に特化したスープが多く、今回も “濃厚なごまの旨味とコク” を特徴としているようですが、それをベースに “花椒の痺れ” と “唐辛子の辛味” についてもニュースリリースでアピール。たぶん激辛とかではないと思いますけど、ゴマの存在感については期待できそうです。

エースコック「タテロング 濃いめのわかめラーメン ごま・しょうゆ」新発売

年末恒例の「わかめラーメン しじみだし・しょうゆ」‥‥かと思いきや、2021年は “濃いめのわかめラーメン” を展開!! わかめラーメンとは、エースコックを代表する “わかめが主役” のブランドで、1983年（昭和58年）6月に生まれた待望のヒット商品。いつもはヘルシーな路線を基本的な方針としていますが、わかめ爆盛りや麺なしなど、近年は変わり種の開発にも力を入れています。

出典：エースコック「タテロング 濃いめのわかめラーメン ごま・しょうゆ」2021/12/20 新発売PDF

今回の新商品「タテロング 濃いめのわかめラーメン ごま・しょうゆ」は、たまり醤油や黒こしょうを使い “スープを濃いめに” アレンジした「わかめラーメン」の新作で、毎年この時期になると “しじみ○○個分のオルニチン配合” をアピールした「しじみだし・しょうゆ」を販売していたのですが、今年から方向性を変更した様子。

個人的には「しじみだし・しょうゆ」の再販を待っていたので、ちょっと寂しく感じた節もありますけど、それはさておき味としては間違いなさそうな雰囲気。味の濃さもさることながら、標準どんぶり型の「わかめラーメン」に入っているメンマは不使用かつスパイスの別添もなさそうなので、そこを補えているかどうかにも注目です。

ファミリーマート「三宝亭東京ラボ 全とろ麻婆麺」リニューアル新発売

三宝亭東京ラボ監修の「全とろ麻婆麺」が “旨み” をアップしてリニューアル!! 三宝亭（さんぽうてい）東京ラボとは、独自の「酸辣湯麺（さんらーたんめん）」と「全とろ麻婆麺（まーぼーめん）」を看板メニューとするラーメン店で、1967年（昭和42年）4月創業の株式会社三宝（新潟県新潟市）が運営母体とし、2015年（平成27年）11月27日に東京進出1号店の「中目黒店」をオープン。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 三宝亭東京ラボ 全とろ麻婆麺

今回の新商品「三宝亭東京ラボ 全とろ麻婆麺」は、三宝亭の代名詞といっても過言ではない「全とろ麻婆麺」を再現したカップラーメンで、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない限定品。2019年12月3日に初代「全とろ麻婆麺」を発売後、直近だと2020年12月15日に辛さレベル4（大辛）の二代目「全とろ麻婆麺」をリリースしていたので、ご存知の方も多いでしょう。

ファミリーマートの公式ウェブサイト内にある画像に辛さレベルまでは写っていませんが、前回のパッケージでは “辛さアップ 大辛！” とアピールしていた部分が “旨みアップ 辛旨！” に変わっているので、すこし辛さを抑えた様子。二代目の登場以来、いつもファミリーマートにあるイメージなので、もしかすると通年販売も視野に入れているのかもしれません。

まるか食品「ペヤング ペタマックスたぬきそば風」新発売

年越し蕎麦までペタマックス!? そば粉不使用の “そば風めん” を使用した爆盛りサイズの新作降臨‥‥!! ペタマックスとは、まるか食品が製造・販売している即席カップ麺で、とても一般の方が一人で完食できるような量ではない、今を時めくYouTuber向けの企画モノ。直近だと2021年11月1日に「ペヤング 幸楽苑ペタマックス味噌野菜うどん」を発売し、話題になっていましたが‥‥

出典：まるか食品「ペヤング ペタマックスたぬきそば風」を12月20日に発売いたします。

今回の新商品「ペヤング ペタマックスたぬきそば風」は、2021年3月22日発売の「なんちゃって蕎麦風」から導入している “そば粉不使用” の黒っぽい麺を搭載した新作で、まぁそこは理解できる。ただ、なんで爆盛りサイズのペタマックス（内容量598g / めん450g）やねんとw 必要なお湯の目安量は2800mlらしいので、単純に計算しても調理後の総重量は3.4kg弱のスーパーヘビー級。

さらに天ぷら5枚入りということで、時期的に年越し蕎麦を狙っているようなタイミングではあるものの、2919kcalという膨大なカロリーも然る事乍ら、炭水化物も310.5gと凄まじく、食塩相当量も43.2gと驚異的な値。おそらく実食中も油揚げ麺がスープを吸い続ける結果になると思うので、お召し上がりの際は並大抵じゃない覚悟が必要です。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、そば粉を使わずに仕上げた爆盛りサイズの「ペヤング ペタマックスたぬきそば風」が目立ち、またもやネット上でも波紋を呼びそうな展開ですが、日清食品×食べログ百名店「麺庵ちとせ」や明星食品の新商品「麺とスープだけ」など、硬派な雰囲気のカップラーメンも見逃せません。

ちょっと即席カップ麺のラインナップは少なめですが、そろそろコンビニ各社のレンジ天ぷら蕎麦（要冷蔵）も揃い始めたので、そちらの食べ比べも睨みながらブログを更新していきます。あと、上記では詳しく触れなかった「中華蕎麦とみ田」の “冷しW焼豚つけ麺” や「すみれ」の “にんにく唐玉味噌ラーメン” も間違いなく美味しそうなので、販売圏内の方はセブンイレブンをチェックしておいてください。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】