最新カップ麺【今週の新商品】セアブラノ神ついに降臨!? 7PG中華蕎麦とみ田の冷凍つけ麺もリニューアル!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2021年5月31日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼明星食品
・明星 辛麺屋輪監修 宮崎辛麺25辛 / 245円（全国）

▼東洋水産（マルちゃん）
・マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ / 270円（全国）

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
・青葉 中野本店監修 中華そば 濃厚2.5倍 / 230円（全国）

▼エースコック
・EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また×2 帰ってきたわかめ3.5倍 / 210円（全国）
・EDGE×わかめラーメン コムタン味 わかめ3.5倍 / 210円（全国）

▼ローソン
・麺屋武蔵監修 真剣そば / 249円（全国）*1
・麺屋武蔵監修 冷し真剣そば / 554円（全国）*1 *2
・麺屋武蔵監修 辛真剣そば / 554円（全国）*1 *2
・麺屋武蔵監修 真剣おにぎり / 125円（全国）*1 *2

▼ファミリーマート
・ラーメンセアブラノ神 背脂煮干しそば / 212円（全国）*1

▼セブンイレブン
・セブンプレミアム 蔦 醤油ラーメン / 258円（全国）
・セブンプレミアムゴールド とみ田つけめん / 418円（千葉、東京）R*1 *3

*1 火曜日（2021年6月1日）以降順次発売
*2 デイリー食品（ナチュラルローソン除く）
*3 冷凍食品

明星食品「辛麺屋輪監修 宮崎辛麺25辛」新発売

あの虚仮威（こけおど）し激辛カップ麺がリベンジ!?「辛麺屋 輪」監修 “辛さの改良” と “旨みの強化” で再び市場に!! 辛麺屋 輪（からめんや りん）とは、何度も地元メディアに取り上げられている宮崎辛麺の人気店で、辛麺ブームの火付け役「元祖辛麺屋 桝元（ますもと）」の流れを汲む味分け店。東京で人気を博す辛麺屋「一輪（ICHIRIN）」の源流ということで、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

出典：明星食品：トップ > 製品 > 明星 辛麺屋輪監修 宮崎辛麺25辛

今回の新商品「明星 辛麺屋輪監修 宮崎辛麺25辛」は、明星食品と「辛麺屋 輪」の共同開発商品で、お店の最高辛さ（25倍）をカップラーメンで再現。実は2020年4月20日にも同じ商品名のカップ麺を発売しており、それが驚くほど “辛くなかった” ので、それについては拍子抜けしてしまったのですが、当時の「25辛」と比較して “辛さの改良と旨みの強化” を図っている様子。

使用している麺は引き続きノンフライ麺で、スープも鶏と豚の旨みをベースにした醤油味となっているようですが、前回よりも辛味の強い唐辛子を追加しているらしく、パッケージでも “どっさり唐辛子が麺に絡む” と辛さを強調している第2弾。また2021年1月18日に「一輪」のカップ麺「明星 ラーメンぴあ 辛麺屋一輪監修 宮崎辛麺50辛」をリリースしている経緯もあるので、明星食品と「辛麺屋 輪」の本気に注目です。

東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」新発売

マルちゃん正麺カップの名作「濃ニボ」ニボ感UPで復活!! マルちゃん正麺（せいめん）とは “いま抜群においしく、そして10年後20年後も古びることなく愛され続けるラーメン” をコンセプトに生まれたブランドで、2011年（平成23年）11月7日に初代袋麺を市場に投下。2015年（平成27年）10月5日にはシリーズ初の即席カップ麺を展開し、そのハイクオリティな多加水ノンフライ麺で業界に衝撃を与えました。

出典：東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ（こいにぼ）」は、2020年4月27日に発売された期間限定フレーバーのリニューアルで、商品名は変わっていませんが、前回よりも “煮干しの風味を感じられるスープへ配合を変更” したとのこと。2020年4月発売品は、マルちゃん正麺カップ史上 “過去最大量の背脂” を使用したカップラーメンで、このブログでは10段階基準で「星7」の高評価を叩き出しています。

おそらく今回も麺は加水率の高いノンフライ麺で、かやくの構成は背脂加工品を筆頭に、焼豚、メンマ、ネギと同じラインナップ。煮干しの風味を強化した分、背脂加工品の量が極端に減っていたり、濃厚だった豚骨エキスが弱まっていたりとマイナスが生じていたら話は変わってきますが、すくなくとも “星5以上の評価” は堅そうな雰囲気ですね。

サンヨー食品「青葉 中野本店監修 中華そば 濃厚2.5倍」

東京・中野の名店「中華そば青葉」創業25周年記念 “動物系” と “魚介系” の原料を2.5倍にした濃厚Wスープを実現!! 中華そば青葉（あおば）とは、ラーメン業界の当たり年とされる1996年（平成8年）にオープンした革命軍「96年組」の一角で、動物系と魚介系のスープを別々の寸胴で作り合わせるダブルスープのパイオニア。店名の由来は、店主・芳賀良則氏の出身地（仙台）と “これから伸びゆく、繁れる” という想いにちなみます。

出典：中華そば青葉 公式HP 5/31創業25周年中野青葉濃厚2.5倍Wスープのカップ麺発売!

今回の新商品「青葉 中野本店監修 中華そば 濃厚2.5倍」は、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と「中華そば青葉」の共同開発商品で、在庫がなくなり次第終了の数量限定フレーバー。東京都中野区中野5丁目に本店を構える「中華そば青葉」の創業25周年を記念して、従来品よりも動物系と魚介系の原料を2.5倍使い、より濃厚で風味豊かなスープに仕上がっているとのこと。

「中華そば青葉」とサンヨー食品のタイアップは10年以上前から続いており、2016年10月11日にも「サッポロ一番 名店の味 青葉 中野本店 中華そば 今限定濃厚2倍スープ」という「青葉」創業20周年記念商品を展開していたので、今回の「濃厚2.5倍」は約5年前の流れを汲んだ企画。ノンフライ麺ではなく油揚げ麺を使用しているようですが、2016年10月発売の「濃厚2倍スープ」が美味しかったので、今回も期待しています。

エースコック「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また×2帰ってきたわかめ3.5倍」「同 コムタン味 わかめ3.5倍」新発売

またまたアイツが帰ってきた!? 今年は「わかめ3.5倍」シリーズ初の “コムタン味” を展開!! わかめ3.5倍とは、1983年（昭和58年）6月に誕生したロングセラーブランド「わかめラーメン」と驚き＆やりすぎ「EDGE（エッジ）」がコラボして生まれたエースコックの商品で、2018年6月11日に発売された周年記念商品「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 35周年なのでわかめ3.5倍」が第1弾。

出典：エースコック「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また×2帰ってきたわかめ3.5倍 / コムタン味 わかめ3.5倍」2021/5/31 新発売PDF

今回の新商品「EDGE×わかめラーメン ごま･しょうゆ また×2帰ってきたわかめ3.5倍」は、初代・35周年なので（2018年6月発売品）、2代目・帰ってきた（2019年6月発売品）、3代目・また帰ってきた（2020年6月発売品）に続く4代目「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ わかめ3.5倍」で、発売日の前に実食してみたところ、歴代商品と比較して目立った変更点はなく、ほとんどテコ入れなしの再販売。

しかし、2021年は新たに「EDGE×わかめラーメン コムタン味 わかめ3.5倍」も展開ということで、これについては新鮮味のあるテーマ。このブログでは先行レビュー済みなので、感想や評価などの詳細が気になる方は、関連ページ「また×2 帰ってきた!? EDGE×わかめラーメン『わかめ3.5倍』今年は初の『コムタン味』も登場!!」をご覧ください。

ローソン「麺屋武蔵監修 真剣そば」他3品新発売

東京都新宿区に総本店を構える「麺屋武蔵」監修の真剣（マジ）なカップ麺 “ローソン限定” で新発売!! 麺屋武蔵（めんや むさし）とは、元アパレル出身の店主・山田雄（やまだ たけし）氏が創業した人気ラーメン店で、1996年（平成8年）5月14日に1号店「麺屋武蔵 青山（せいざん）」をオープン。前述の「中華そば青葉」と同じ年に産声を上げた、ラーメン業界のエポックメーカー「96年組」の中でも代表格として知られます。

出典：ローソン：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > エースコック 麺屋武蔵監修 真剣そば

今回の新商品「麺屋武蔵監修 真剣そば」は、大阪府吹田市に本社を置くエースコックと「麺屋武蔵」の共同開発商品で、真剣（しんけん）ではなく真剣（まじ）と発音するのが正しい読み方。魚介系と動物系の旨みを軸に、いりこ香る辛魚粉とニンニクのパンチを合わせ、麺には食べ応えのある太麺を搭載した、コンビニの中でもローソンでしか買えない販路限定のPB（プライベートブランド）カップ麺として企画されたもの。

さらにナチュラルローソンを除く全国のローソン店舗を対象に、3種類のデイリー食品「麺屋武蔵監修 冷し真剣そば」「麺屋武蔵監修 辛真剣そば」「麺屋武蔵監修 真剣おにぎり」を同時に展開することでラインナップを強化。なかでも電子レンジで温めるタイプのホット麺「麺屋武蔵監修 辛真剣そば」は、カップ麺のリアル版といった雰囲気で、ある種の互換性を感じます。

出典：ローソン：Home > 商品・おトク情報 > 新商品 > 6月1日（火）

エースコックと「麺屋武蔵」のタイアップは、食のポータルサイト「ぐるなび」並びにラーメン評論家・石山勇人（いしやま はやと）氏とコラボした2008年（平成20年）6月9日発売のカップ麺「濃厚チーズ豚骨ラーメン」及び「濃厚チーズまぜメン」を皮切りに、2018年5月22日発売の「麺屋武蔵監修 節鶏（ふしちょう）ら～麺」以降、ローソン限定商品を定期的に展開。

ローソン限定商品を企画するようになってからは、1880年（明治13年）創業の老舗そば店「かんだやぶそば」とコラボした「前代未麺 ヤバそば」に、1901年（明治34年）創業の老舗「新宿中村屋」とコラボした「麻辣カリー麺」など、話題性の高いタイアップ商品もリリースしてきたのですが、今度の「真剣そば」は「麺屋武蔵」が単独で監修した商品です。

ファミリーマート「ラーメンセアブラノ神 背脂煮干しそば」新発売

関西では一大事!? 京都屈指の人気らーめん店「セアブラノ神」ついにカップ麺を監修!! セアブラノ神とは、京都府京都市中京区壬生に本店を置くラーメン店で、アメフト出身の店主・中野貴匡（なかの たかまさ）氏が2013年（平成25年）7月8日に創業。新潟ご当地ラーメン「燕三条系ラーメン」を京都の味覚に合わせてアレンジした「背脂煮干しそば」を中心に、まぜそば・つけ麺のほか、月替りの限定メニューで人気を博します。

出典：ファミリーマート：HOME > 商品情報 > 加工食品 > ラーメンセアブラノ神 背脂煮干しそば

今回の新商品「ラーメンセアブラノ神 背脂煮干しそば」は、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産と「セアブラノ神」の共同開発商品で、コンビニの中でもファミリーマートでしか買えない販路限定・数量限定のPBカップ麺として企画されたもの。現在は京都を代表する人気店として知られますが、即席カップ麺の監修は初の試みです。

商品名にもなっているように、カップ麺のモデルになっているのは「セアブラノ神 壬生（みぶ）本店」を代表する看板メニュー「背脂煮干そば」で、遡ると背脂を大量に浮かべた燕三条系のラーメンが源流。製品スタイルは縦型ビッグなので、本格さにおいては大判どんぶり型に劣りますが、前述のNB（ナショナルブランド）商品「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」しかり、高評価を叩き出してくれるかもしれません。

セブンプレミアム「蔦 醤油ラーメン」新発売

セブン＆アイ限定「蔦」のカップ麺がブラッシュアップして再登場!! Japanese Soba Noodles 蔦（つた）とは、日本が誇るラーメン職人・大西祐貴（おおにし ゆうき）氏のラーメン店で、2012年（平成24年）1月26日に東京の巣鴨でオープン。その後『ミシュランガイド東京2016』のラーメン部門で世界初のミシュラン一つ星を獲得し、その後も4年連続でミシュランの一つ星を獲得するなど、たしかな実力の持ち主。

出典：セブン-イレブン：トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品 > 7P 蔦 醤油ラーメン

今回の新商品「セブンプレミアム 蔦 醤油ラーメン」は、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産とセブン＆アイグループの共同開発商品で、常に進化を続ける「Japanese Soba Noodles 蔦」監修のもと、同店の味をカップ麺で再現。これまでにも何度か同じ条件のカップラーメンを発売していますが、従来の「醤油Soba」ではなく「醤油ラーメン」と商品名を変えているのが気になるポイント。

前述のように巣鴨でオープンした「蔦」は、4年連続『ミシュランガイド』で一つ星を獲得した後、ラーメンとしての水準を上げるため、2019年12月に巣鴨から現在の本店を構える代々木上原に移転。5年連続『ミシュランガイド』一つ星の栄誉を手放し、以降なんと1杯あたり3,550円の「醤油ラーメン」を看板に掲げているため、それを再現したカップ麺の進化に注目です。

セブンプレミアムゴールド「中華蕎麦とみ田 つけめん」リニューアル新発売

あの話題になった「中華蕎麦とみ田」の冷凍つけ麺ついにリニューアル!! 中華蕎麦とみ田（ちゅうかそばとみた）とは、千葉県松戸市に本店を構える全国屈指の有名店で、創業は2006年（平成18年）6月5日。ゲンコツやモミジなど、厳選された素材を20時間煮込んだ超濃厚豚骨魚介スープと厳選国産小麦100％の自家製極太麺を特徴とし、味・知名度ともにトップクラスの実力を誇る名店中の名店です。

出典：セブン-イレブン：トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 冷凍食品 > 7プレミアムゴールド とみ田つけめん

今回の新商品「とみ田つけめん（中華蕎麦とみ田 濃厚魚介豚骨つけめん）」は、千葉・松戸の怪物店「中華蕎麦とみ田」監修の冷凍食品で、セブン＆アイグループのPB・セブンプレミアムの中でも最上級の「セブンプレミアム ゴールド」から商品化。2019年に発売された「とみ田つけめん」の続編で、初のテコ入れが実施されました。

2019年発売の「とみ田つけめん」は、セブンプレミアムゴールド初の冷凍食品として開発された話題作で、セブンイレブンでの販売価格は398円（税込429円）と冷凍食品の中では高めに設定されていましたが、それでも安いと思えるコストパフォーマンスの高さを実現。リニューアル後の販売地域は「千葉県」「東京都」となっていますが、販売地域は順次拡大されるはずなので、手に入り次第レビューします。

今週注目のカップ麺と展望

今週注目の新作カップ麺は、京都で屈指の人気を誇る「セアブラノ神」（ファミリーマート）をはじめ、移転後は初監修となる「Japanese Soba Noodles 蔦」（セブンイレブン）に、関連する真剣（マジ）なデイリー食品を同時に展開してきた「麺屋武蔵監修」（ローソン）とコンビニ大手3社のPB商品が興味深く、NB商品では「辛麺屋 輪」「マルちゃん正麺（濃ニボ）」「中華そば 青葉」の動きも気になるところ。

また即席カップ麺ではないのですが、中華蕎麦とみ田の冷凍つけ麺「セブンプレミアム ゴールド とみ田つけめん」のリニューアルも注目度が高く、麺屋武蔵の「冷し真剣そば」と「辛真剣そば」も見逃せません。ほか、ノーアナウンスの販路限定商品も睨みつつ、即席カップ麺のレビューを優先しながらブログを更新していきますので、今週も一緒に楽しめたらなと思います。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】