【週報】カップ麺 今週の新商品は「蝋燭屋」に「中華蕎麦うゑず」も参戦!!マルちゃん正麺の新作「濃ニボ」にも注目

どうも、taka :aです。

この記事では、2020年4月27日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清のどん兵衛 あさりとはまぐりのW貝だしうどん / 193円（全国）

▼明星食品
・明星 蝋燭屋監修 シビレ麻婆まぜそば / 230円（全国）

▼東洋水産
・マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ / 270円（全国）

▼エースコック
・わかめ油そば ピリ辛ごまラー油仕立て / 230円（全国）

▼ローソン
・尾道ラーメン 一丁 / 276円（中四国）

▼ファミリーマート
・中華蕎麦うゑず監修 濃厚豚骨魚介中華そば / 212円（全国）
・大盛にんにく醤油ラーメン / 510円（北海道除く全国）

▼セイコーマート
・柚子こしょう仕立ての鶏しおラーメン / 110円（北海道・茨城・埼玉）

日清食品「日清のどん兵衛 あさりとはまぐりのW貝だしうどん」新発売

春先にピッタリなアサリとハマグリの季節限定どん兵衛「あさりとはまぐりのW貝だしうどん」が1年ぶりに復活!! 日清のどん兵衛とは、1976年（昭和51年）8月9日から販売されている日清食品のロングセラーブランドで、名前の由来は「うどん」の “どん” と関西弁の「どんくさい」（まぬけ）に因んでおり、スマートさからは遠いものの、人間的な温かさ、筋を曲げない頑固さ、正直さをイメージして「どん兵衛」と名付けられました。

出典：日清食品「2020年4月発売商品のご案内」

今回の新商品「日清のどん兵衛 あさりとはまぐりのW貝だしうどん」は、約1年前の2019年4月15日に “歴代初の貝出汁どん兵衛” として発売されているため、純然たる新作ではないのですが、おそらく売り上げがよかったのでしょう。前回のパッケージと比較して新たに “季節限定” の文字が印刷されていますが、向かって左下の商品名や調理後のイメージ写真など、まったくといっていいほど基本的なデザインは変わっていません。

麺は定評のある熱湯5分の油揚げうどんで、具材はワカメ、かきたま、花形かまぼこ、ネギと春らしい彩りの組み合わせ。つゆは「あさり」「かつお」「はまぐり」など、魚介エキスを全面的に押し出した出汁（だし）の旨味で食わせるタイプの変わり種でした。おそらく内容としては大幅に変わっていないと思うので、昨年にハマッた方はもちろん、うっかり買いそびれてしまった方も要チェックです。

明星食品「蝋燭屋監修 シビレ麻婆まぜそば」新発売

銀座の一等地・ガス灯通りにオープンした「SHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋」第2弾の新作カップ麺は湯切りタイプ!! SHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋（シビレヌードルろうそくや）とは、2017年10月11日に東京都中央区銀座三丁目で現在の「銀座本店」を開業した新進気鋭の人気行列店で、2019年には新たに3店舗を展開。特に人気なのは麻婆麺（マーボーメン）ですが、酸辣湯麺や担々麺、汁なし担々麺も高い評価を得ています。

出典：明星食品「明星 蝋燭屋監修 シビレ麻婆まぜそば」（4月27日発売）

今回の新商品「明星 蝋燭屋監修 シビレ麻婆（マーボー）まぜそば」は、明星食品株式会社との共同開発商品で、2018年10月29日に発売されたカップラーメン「明星 ラーメンぴあ 蝋燭屋監修 麻婆麺」に続くカップめん第2弾。もともと銀座本店のメニューに「シビレ麻婆まぜそば」は存在していませんでしたが、今回のコラボを機に本店のメニューにも導入され、一足早く実店舗でカップ麺のプレゼント企画が行われていました。

カップ麺の麻婆ソースには、花椒（かしょう）オイルのシビレを効かせ、麻辣醤（マーラージャン）や醪（もろみ）で深みを出し、麺はモチオチとした食べ応えのある大盛り極太麺（130g）を採用。さらにシビレと彩りを加える花椒・チリミンス・ネギを組み合わせた別添ふりかけ付きとなっている今回、パッケージの辛さレベルは5段階基準で “4” と最大ではありませんが、今週注目したいカップ麺の一つです。

東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」新発売

ライバルは「日本うまいもん」の激にぼ!? マルちゃん正麺カップから “シリーズ過去最大量の背脂を使用した” 濃厚煮干ラーメン爆誕!! マルちゃん正麺（せいめん）とは、2011年11月7日発売の初代袋麺を皮切りに、シリーズ初のカップ麺タイプが登場したのは2015年10月5日。以降、2019年4月には満を持す湯切りタイプを導入するなど、意欲的に新製品が企画されている東洋水産のフラッグシップモデルの一つとなっています。

出典：東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」は、2019年4月29日に発売されたシリーズ初のニボ系カップ麺「マルちゃん正麺 カップ 濃い煮干醤油」に続く新作で、以前は “3種の煮干し” をセールスポイントにしていましたが、今度の「濃ニボ」は “がっつり背脂入り” とパッケージにもあるように、マルちゃん正麺カップシリーズで過去最大量の背脂を使用した濃厚こってりスープが見所。

乾燥麺でありながら、生めん本来の自然な食感と味わいが楽しめる “生麺ゆでてうまいまま製法” の多加水ノンフライ麺はそのままに、東洋水産が得意とする煮干しの旨味と背脂パックを別添しているのが特徴。煮干し×背脂といえば新潟県燕市を発祥とする人気ご当地ラーメン「燕三条背脂ラーメン」が有名なので、それをモデルにしつつ、青森津軽煮干しラーメンをモデルにした同社の「激にぼ」も意識しているのかもしれません。

エースコック「わかめ油そば ピリ辛ごまラー油仕立て」新発売

わかめラーメンの汁なしカップ麺が “わかめ20％増量” に強化されて再販売!! わかめラーメンとは、1983年（昭和58年）6月に誕生したエースコックのロングセラーブランドで、当時のマーケティング部に与えられた “業績を牽引（けんいん）する力強いヒット商品を作る” という命題のもと発足。先週はメンなしの「わかめラー」を発売するなど、ブランドに寄せられている信頼を守りながら定期的にSNSを賑わせています。

出典：エースコック「わかめ油そば ピリ辛ごまラー油仕立て」2020/4/27 新発売PDF

今回の新商品「わかめ油そば ピリ辛ごまラー油仕立て」は、2017年11月6日に発売されたブランド初の汁なしカップ麺「わかめ油そば」及び2019年4月8日発売の第2弾「わかめ油そば ピリ辛ごまラー油仕立て」の続編なので、純然たる新作ではないのですが、今度は “わかめ20％増量” にリニューアル。それ以外の変更点は強調されていないため、タレや麺については大差ないかもしれません。

とはいえ具材の量が増えているということは、それなりの調整が必要ということ。初代「わかめ油そば」にはノンフライ麺が採用されていましたが、前回と今回の「ピリ辛ごまラー油仕立て」は油揚げ麺に変わっていて、具材には‥‥あ、もやしが新たに追加されているようですね。願わくばノンフライ麺を使用してほしかったところではあるものの、前回発売品は及第点に星ひとつプラスしていたので、おそらく大きくコケることはないでしょう。

ファミリーマート「中華蕎麦うゑず監修 濃厚豚骨魚介中華そば」新発売

「ラーメンデータベース」で総合1位に輝いた山梨県・甲府の人気行列店「中華蕎麦うゑず」がファミマ限定のカップラーメンに!! 中華蕎麦うゑず（うえず）とは、千葉・松戸の名店「中華蕎麦とみ田」からの独立店で、創業は2015年4月6日。富田治氏の右腕を務めた一番弟子の上江洲恵介氏が開業し、日本最大級のラーメン専門クチコミサイト「ラーメンデータベース」に登録されている約5万店中、総合1位に輝く実力店になりました。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 中華蕎麦うゑず監修 濃厚豚骨魚介中華そば

今回の新商品「中華蕎麦うゑず監修 濃厚豚骨魚介中華そば」は、ラーメンデータベース協力のもと、ファミリーマート限定商品として開発された「中華蕎麦うゑず」初のカップラーメンで、サッポロ一番ことサンヨー食品株式会社とタイアップ。同店の看板メニューは「とみ田」の流れを汲む “つけめん” ですが、今回はイワシ・サバ・アジなどの魚介と豚骨の旨味を突き詰めた豚骨魚介スープが特徴の「中華そば」を再現しています。

「中華蕎麦うゑず」の「中華そば」も「中華蕎麦とみ田」の流れを汲んでおり、出身店も顔負けの濃度を誇る一杯として上々の口コミが多く、しかしながら唯一の懸念は縦型ビッグの再現カップ麺に弱いサンヨー食品が担当しているということ——ちなみに「中華蕎麦とみ田」のカップ麺は、セブン＆アイグループと明星食品株式会社の共同開発商品として通年販売されているので、両者を食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

今週注目のカップ麺と展望

大型連休（ゴールデンウィーク）の真っ只中ということもあり、カップ麺の新商品が少なめの週になりましたが、なかでも痺れを極めた “SHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋” 初の汁なしカップ麺「シビレ麻婆まぜそば」とファミリーマート限定「中華蕎麦うゑず監修 濃厚豚骨魚介中華そば」は特に注目したい今週の新作カップ麺。さらにシリーズ最大量の背脂を搭載しているという、マルちゃん正麺カップの「濃にぼ」も見逃せません。

「貝出汁どん兵衛」と「わかめ油そば」については再販なので、おそらく予想を覆してくることはないかと思いますが、もしかするとノーアナウンスのコンビニ限定商品が出る可能性もあるため油断は禁物。とりあえず新商品を優先しつつ、先週の取り零し分やジェネリック二郎のレビューも視野に入れながらブログを更新していくので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。