【週報】カップ麺 今週の新商品は “輪” の激辛25倍に有名店監修商品多数!!ローソンのジェネリック二郎も五代目に進化

どうも、taka :aです。

この記事では、2020年4月20日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・カップヌードル 鶏白湯 ビッグ / 220円（全国）

▼明星食品
・明星 辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺 / 245円（全国）

▼東洋水産（マルちゃん）
・愚直 豚骨ラーメン / 220円（全国）

▼エースコック
・わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ / 193円（全国）
・全国ラーメン店マップ 奈良編 天理スタミナラーメン しょうゆ味 / 220円（全国）

▼寿がきや食品
・銀座香味徳監修 鳥取ゴールド レッドスパイシー / 238円（沖縄除く）

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
・大阪かす焼そば / 180円（全国）R
・東京油そば / 180円（全国）R

▼ローソン
・麺屋一燈 濃厚魚介鶏白湯ラーメン / 257円（全国）*1
・にんにくが決め手! 豚醤油ラーメン / 509円（全国）*1 *2

▼ファミリーマート
・味仙 台湾ラーメン / 212円（全国）*1
・ファミコレ 濃厚タンメン / 165円（全国）*1
・鹿児島くろいわ 揚げネギ豚骨ラーメン / 258円（南九州）*1

▼セブンイレブン
・セブンプレミアム スープが決め手 ワンタン麺 / 128円（全国）*1

*1 2020年4月21日（火）新発売
*2 中部地域のローソンは2020年4月28日（火）以降

日清食品「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」新発売

一滴残らず飲み干したくなる罪深き濃さ!? 鶏の美味しさ際立つ “こってり” 濃厚仕上げ「カップヌードル」初の鶏白湯（とりぱいたん）新登場!! カップヌードルとは、1971年（昭和46年）9月18日から販売されている世界初のカップラーメンで、これまでに様々な変わり種のフレーバーを定期的に発売していますが、意外にもカップヌードルから鶏白湯が出るのは初の試み。

出典：日清食品「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」（4月20日発売）

今回の新商品「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」は、しょうゆ、しお、みそ、とんこつに続く第5のスープ “鶏白湯” をカップヌードル流にアレンジした新作カップ麺で、口の中で羽ばたく旨さを謳う特製鶏旨香味油（とくせいとりうまこうみあぶら）を別添。上記のイメージ画像には写っていませんが、具材には味付鶏ミンチを使用とのことで、おそらく “白い謎肉” を使っているのでしょう。

鶏白湯に野菜を溶かし込んだスープはザラつきのある “ポタージュのような飲み口” と表現しているため、ブランドのイメージにあう洋風の鶏白湯に仕上がっているのかもしれません。このカップ麺は数量限定300食（日清食品の公式ネット通販サイトによるフライングゲット）の先行販売分を入手しているので、滞りなければ発売日にレビューをアップできると思います。

明星食品「辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」新発売

宮崎県延岡市発祥の激辛ラーメン・辛麺の名門「辛麺屋 輪」監修のもと “お店で最高の辛さ25倍” を再現!! 辛麺屋輪（からめんや りん）とは、本場宮崎を中心に8店舗展開している宮崎辛麺の人気店で、創業は1987年（昭和62年）。これまでにサッポロ一番ことサンヨー食品が2度「輪」の系列店「一輪（ICHIRIN）」のカップラーメンを発売していますが、その大元である「輪」は明星食品と手を組みました。

出典：明星食品「明星 辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」（4月20日発売）

今回の新商品「明星 辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」は、裏メニューを除く実店舗の最高辛さ “25倍” を再現した激辛カップ麺で、パッケージの辛さレベルも5段階基準で最大の「5」と表示。実店舗の辛さ25倍の評判・口コミを検索してみたところ、他店の25倍と比較して辛くないとのコメントも見られましたが、明星食品のニュースリリースではハッキリ “激辛” と辛さを強調しています。

スープは鶏と豚の旨味をベースに唐辛子の辛味を効かせ、ガーリックやニラ、チリの香りを効かせたオイルを使用とのこと。サンヨー食品の「一輪」は油揚げ麺×利便性の高い縦型ビッグ容器でしたが、明星食品の「輪」はノンフライ麺×どんぶり型を採用。最近の明星食品といえば「チャルメラ」の通年商品からも宮崎辛麺を販売している実績があるため、今週注目の新作カップ麺です。

東洋水産「愚直 豚骨ラーメン」新発売

講談社発行『業界最高権威 TRY ラーメン大賞 2019-2020』名店部門とんこつ1位に輝いた「愚直」の看板メニューをカップラーメンで再現!! 愚直（ぐちょく）とは東京都板橋区に本店を置く “看板のない行列店” で、創業は2007年4月5日。化学調味料に頼らない濃厚でクリーミーな豚骨スープは、東京を代表する豚骨ラーメンの名店とマニアからも高く評価されています。

出典：東洋水産「愚直 豚骨ラーメン」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん 愚直 豚骨ラーメン」は、講談社が発行している『第20回 業界最高権威 TRY（東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー, Tokyo Ramen of the Year）ラーメン大賞 2019-2020』の名店部門とんこつ1位に選定された「愚直」の店主と東洋水産並びに『TRYラーメン大賞』の共同開発商品で、愚直の看板メニュ “とんこつラーメン” を縦型ビッグのカップラーメンで再現したもの。

『TRYラーメン大賞 2018-2019』の名店部門とんこつ1位は「うまいヨゆうちゃんラーメン」だったので、惜しくも「愚直」は5連覇達成を逃しましたが、同店は『TRY ラーメン大賞 2015-2016 / 2016-2017 / 2017-2018』の名店部門とんこつ1位で3連覇を達成した実力派。2017年と2018年にも愚直のカップ麺が発売されていたのですが、今回は2018年発売品と比較して麺を改良しているらしいので、さらなる進化に期待。

エースコック「わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ」新発売

まさかの麺なし!? エースコックのロングセラーブランド「わかめラーメン」から “メン” を抜いた新商品爆誕!! わかめラーメンとは、1983年（昭和58年）6月から販売されているエースコックの主力ブランドで、最近だとセブンイレブン限定 “わかめ7倍＆コーン11倍” や “わかめ3.5倍” といったインパクトの強い新作カップ麺をリリースしていましたが、おそらくシリーズ初の麺なしです。

出典：エースコック「わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ」2020/4/20 新発売PDF

まさかの麺なし（めん0g）ということで商品名からも “メン” が消え、パッケージのロゴもメンなしの「わかめラー」に刷新。麺を完全になくした分、わかめをたっぷりと入れているらしく、乾燥重量で既存商品の4.5倍使用とのこと。つまり、厳密にいうとカップ麺ではなく‥‥カップわかめ? なんにせよ “わかめが大量に入っているカップスープの新作” という解釈が正しいかもしれません。

とはいえスープは魚介の旨味を効かせた醤油味のスープで、既存の「わかめラーメン」と同じようにスパイスを効かせているらしく、具材には大量のわかめに深煎り胡麻、色調のいいコーン、メンマと「わかめラーメン」の基盤は守っています。必然的に炭水化物の満足感は衰えますが、ミネラルや食物繊維たっぷりなので、ダイエット中の方にとっては素直に喜ばしいコンセプトの商品ですね。

エースコック「全国ラーメン店マップ 奈良編 天理スタミナラーメン」新発売

全国ラーメン店マップ×奈良県発祥の人気ご当地ラーメン「天理スタミナラーメン」がパワーアップして今年も登場!! 全国ラーメン店マップとは、全国各地に点在する人気店が監修した “ご当店” の味を手軽に味わうことができる再現カップ麺のシリーズで、2014年12月22日に発売されたシリーズ第1弾「大阪・なにわ編 麺や而今（じこん）」とのコラボレーションからスタート。

出典：エースコック「全国ラーメン店マップ 奈良編 天理スタミナラーメン しょうゆ味」2020/4/20 新発売PDF

今回の新商品「全国ラーメン店マップ 奈良編 天理スタミナラーメン しょうゆ味」は、通称 “天スタ” と呼ばれている「天理スタミナラーメン」との共同開発商品で、2019年4月22日にシリーズ初の奈良編として発売された商品のリニューアル版。というわけで純然たる新作ではないのですが、昨年発売品よりもニンニクや豆板醤を効かせ、さらにスタミナ感が増しているとのこと。

エースコックのニュースリリースには “昨年発売し好評を得た” と記載されているのですが、前回発売品の辛さレベルはピリ辛以下で、ニンニクのパンチも常識の範囲内。結果的に美味しいか不味いかでいえば美味しかったのですが、このブログでは及第点の星3つと評価しています。ちょうど創業40周年を迎える「天スタ」との再コラボ商品ということで、スタミナ感の強化に期待しましょう。

寿がきや食品「銀座香味徳監修 鳥取ゴールド レッドスパイシー」新発売

創業70年以上の歴史を誇る老舗「香味徳」銀座店オリジナルの期間限定メニュー “香味徳 赤” をカップ麺で再現!! 香味徳（かみとく）とは、鳥取県東伯郡赤碕町（現・東伯郡琴浦町）を発祥の地とする牛骨ラーメンの名店で、創業は1949年（昭和24年）。これまでに発売された寿がきや食品とコラボ商品は、香味徳の「銀座店」と「ハワイ店」が監修しています。

出典：寿がきや食品 > TOP > 商品情報 > 銀座香味徳監修 鳥取ゴールド レッドスパイシー

今回の新商品「銀座香味徳監修 鳥取ゴールド レッドスパイシー（RED SPICY）」は、通称「鳥取ゴールド」と呼ばれる甘くて芳ばしい牛骨スープを軸に、チリパウダーやハバネロなどの香辛料を加えた銀座店の期間限定メニューを再現したもの。ただ、再現元になった “香味徳 赤” を検索してみたところ、それっぽいメニューは見つかりませんでした（商品名が違うのかも‥‥?）

香味徳と寿がきや食品のコラボレーションは、2017年5月22日発売の「鳥取ゴールド」に始まり、2018年5月21日にリニューアル（そのまま通年商品に格上げ）。2019年5月27日に発売された「香味徳 HAWAII BEEFY WILD」が前回の新作だったので、今回の「鳥取ゴールド レッドスパイシー」はシリーズ第4弾。牛骨スープと辛味は相性がいいため、辛さレベルと両者のバランスに注目です。

日清食品「麺屋一燈 濃厚魚介鶏白湯ラーメン」新発売

日清食品×麺屋一燈×ローソン限定カップ麺「ホタテ鶏油の濃厚魚介ラーメン」がリニューアル!! 麺屋一燈（めんや いっとう）とは、ラーメンマニアが “いま食べるべき一杯” と口を揃える濃厚魚介鶏白湯の名店で、創業は2010年6月18日。東京都葛飾区東新小岩にて、麺屋こうじグループ出身の店主・坂本幸彦（さかもと ゆきひこ）氏が「麺屋一燈」を開業しました。

出典：ローソン > Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 日清食品 麺屋一燈 濃厚魚介鶏白湯ラーメン

日清食品とのタイアップは、2012年10月9日に発売されたNB商品「有名店が推す一杯 麺屋一燈 芳醇香味塩そば」から始まり、近年はレギュラー商品として2019年11月5日にミニサイズのカップ麺「日清 麺屋一燈ミニ 濃厚魚介ラーメン」を展開。その後もシリーズ初のカップメシ「麺屋一燈 濃厚魚介鶏白湯飯」を発売するなど、いずれもローソン限定商品としてコラボ商品が販売されています。

今回の新商品「麺屋一燈 濃厚魚介鶏白湯ラーメン」は、日清食品株式会社及びローソンの共同開発商品で、2018年10月2日から販売されている「ローソン名店シリーズ」のレギュラー商品「ホタテ鶏油の濃厚魚介ラーメン」の改良版。そのため純然たる新作ではないのですが、引き続き “濃厚ホタテ鶏油付き” ということで、リニューアルを謳うコスト調整の改悪でないことを祈りましょう。

ファミリーマート「味仙 台湾ラーメン」新発売

名古屋の名店「味仙」監修のファミマ限定カップ麺が今年も登場!! 味仙（みせん）とは、愛知県名古屋市千種区今池に本店を構える台湾料理専門店で、創業は1962年（昭和37年）。名古屋名物の人気ご当地グルメ “名古屋めし” の中でも全国的な知名度を誇っている激辛ご当地ラーメン「台湾ラーメン」発祥の店として知られ、これまでに何度もコンビニ限定のカップ麺を発売しています。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 味仙 台湾ラーメン

今回の新商品「味仙 台湾ラーメン」は、もともとサークルK・サンクスのオリジナル商品として販売されていた日清食品との共同開発商品で、2015年3月3日に発売されたプライムワン時代の縦型カップ麺が第1弾。発売当初からパッケージの基本デザインは変更なく、経営統合後はファミリーマート限定商品として定期的に発売されているのですが、ほとんど5年前から中身は変わっていません。

2019年3月5日にノンフライ麺を使用した高品質どんぶり型の台湾ラーメンを発売していましたが、基本は油揚げ麺を使用した縦型ビッグの製品スタイルで、シリーズ第8弾となる今回も定番の縦型ビッグで展開。2019年10月22日発売品から2種類の肉そぼろにリニューアル、新たに辛さレベル4（大辛）とパッケージに記載されているので、前回との違いに注目しながらレビューします。

ファミリーマート「濃厚タンメン」新発売

コストパフォーマンスに優れたファミリーマートコレクションから数量限定の格安カップ麺「濃厚タンメン」新登場!! ファミリーマートコレクション（FamilyMart Collection）とは、通称「ファミコレ」と呼ばれているファミリーマートのPB（プレイベートブランド）で、2012年10月下旬から全国展開。セブンイレブンのセブンプレミアム、ローソンのローソンセレクトが同列のライバルです。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 濃厚タンメン

今回の新商品「濃厚タンメン」は、2019年10月29日に発売されたファミマPB史上初となるノンフライ麺を使用したカップラーメン「醤油とんこつ」及び「札幌味噌ラーメン」の続編で、今回も東洋水産株式会社（マルちゃん）とファミリーマートの共同開発商品として企画。ベースは東洋水産のノンフライめんブランド「麺づくり」ですが、既存の「麺づくり」に “タンメン” はありません。

ファミリーマートコレクションのレギュラーラインに属す縦型カップ麺の標準価格は132円（税込142円）となっているのに対し、どんぶり型の「濃厚タンメン」は165円（税込178円）と若干ながら高めの設定なのですが、コンビニ限定商品としては格安の値段。なめらかな口当たりのノンフライ麺にフリーズドライの野菜ブロックも使用ということで、コストパフォーマンスの高さに注目しましょう。

今週注目のカップ麺と展望

東洋水産の「愚直」にエースコックの「天理スタミナラーメン」、寿がきや食品の「香味徳」、さらにコンビニ限定の「麺屋一燈」や「味仙」など、有名店が監修した新商品が目立っている2020年4月第3週。なかでも明星食品と「辛麺屋 輪」がコラボした「辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」が今週もっとも注目したい新作カップ麺で、本格さと激辛レベルの辛さに期待したいところ。

他、ブランド初の「カップヌードル 鶏白湯」や前代未聞の「わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ」も見逃せません。さらに上記の解説では詳細に触れていませんが、ローソンの二郎系レンジ麺（ジェネリック二郎）「にんにくが決め手! 豚醤油ラーメン」も “五代目” にリニューアルするので、そちらのレビューも視野に入れながら、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。