どうも、taka :aです。
この記事では、2019年10月28日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
・カップヌードル 北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル / 193円(全国)
・日清のどん兵衛 きつねそば / 193円(全国)
▼明星食品
・明星 極(きわみ)のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨 / 220円(全国)
▼東洋水産(マルちゃん)
・縦型ビッグ 黄色い博多ラーメン / 220円(全国)
▼サンヨー食品
・名店の味 純連 札幌濃厚みそ / 220円(全国)R
・名店の味 桂花 熊本マー油豚骨 / 220円(全国)R
▼エースコック
・MEGA背脂 濃厚醤油ラーメン / 220円(全国)
・スーパーカップ1.5倍 チャンカワイ監修 あさりだし濃厚味噌ラーメン / 210円(東海3県)
▼まるか食品
・ペヤング 牛脂MAXやきそば / 205円(全国)
▼ファミリーマート
・醤油とんこつラーメン / 165円(全国)
・札幌濃厚味噌ラーメン / 165円(全国)
※2019年10月29日(火)発売
▼セブンイレブン・IYグループ
・セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌 / 200円(全国)R
・セブンプレミアム 縦型 肉うどん / 98円(全国)R
・セブンプレミアム 縦型 鴨だしそば / 98円(全国)R
・セブンプレミアム ごぼうをそのまま麺にした豆乳担々スープ / 178円(地域限定)
・セブンプレミアム ごぼうをそのまま麺にした参鶏湯風スープ 178円(地域限定)
※「ごぼうをそのまま麺にした」2品は、北海道・東北・関東・甲信越・静岡のみ販売
・「R」表記はリニューアルです
日清食品
「カップヌードル 北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル」新発売
「濃い」が「恋しくなる」季節——2019年の冬限定ミルクシーフードヌードルは “北海道産” の素材を使用した「濃厚仕立て」に進化!「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」とは、インターネット上で話題の料理レシピ「ねとめし」に着目して開発された商品で、初めて正式に登場したのは2007年11月12日。
その当時 “シーフードヌードルをホットミルクでつくると美味しい” という「噂」がネット上で話題になっており、その口コミをもとに日清食品が「シーフードヌードル」を本気でアレンジして商品化したのが2007年の初版。翌2008年5月19日に「カップヌードル ミルクカレー」という姉妹品も発売されましたが、「ミルクシーフードヌードル」のみ毎年恒例の順定番商品として生き残ります。
2011年1月24日に太麺バージョンの変わり種「ぶっとリッチ 濃いミルクシーフードヌードル」を発売、前々回の2017年10月16日には10周年記念商品「チーズ感プラスで濃厚仕立て」をリリースしているのですが、今回は昨年と同じく「ミルクシーフー道(ドウ)ヌードル」で、北海道産生乳から作った脱脂粉乳の使用量を増やしているとのこと。さて、この采配が吉と出るか凶と出るか——
「日清のどん兵衛 きつねそば」新発売
丸大豆100%の「ふっくらおあげ」を蕎麦にトッピング! これは以前にも発売されていた「日清のどん兵衛 きつねそば」のリニューアル版に近い新商品で、おそば屋さんで定番の「きつねそば」を「どん兵衛」でも食べたい! という多数の要望が相次いだことから、およそ5年ぶりとなる復活を遂げます。
実は北海道限定どん兵衛「北のどん兵衛」のレギュラー商品にも「きつねそば」があり、東洋水産の定番商品「マルちゃん 紺のきつねそば」と同じく紺色のパッケージで絶賛販売中。それと同じ色合いのパッケージとなっているのですが、今回の新商品には「北のどん兵衛」に入っていない「彩り七味」を別添し、道産利尻昆布使用のアピールはありません。
日清食品のプレスリリースには “和さんしょうをきかせた華やかな香りの——” とあるので、東日本向け(唐辛子が多め)の彩り七味ではなく、西日本向けの彩り七味を搭載している模様。ちなみに関西(大阪)では甘い味付け油揚げをのせた蕎麦を「たぬき」と呼ぶのですが、それはさておき今回は「きつねうどん」の和そば的なイメージなので、つゆの方向性に注目しましょう。
明星食品
「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」新発売
今度の極(きわみ)は “バリカタ麺×濃厚豚骨×辛ダレ” で本場博多の味を再現!「極のチャルメラ」とは、2016年1月に発売された「明星 ノンフライチャルメラ 豚骨 5食パックから派生した即席カップめんバージョンで、インスタント感の強いトラディショナルな「チャルメラ」というブランドらしからぬ本物志向のノンフライ麺を搭載しています。
今回の新商品「バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」は、 2018年11月26日に一言一句まったく同じ商品名で発売された大判どんぶり型「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 辛ダレ濃厚豚骨」を手軽な縦型BIGで焼き直したような雰囲気。したがって新鮮味がなかったりもするのですが、同シリーズの縦型では初となる辛いフレーバーです。
「極のチャルメラ」としてはシリーズ第7弾の新作になるのですが、タテ型ビッグで縛ると2018年6月4日発売「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 濃厚とんこつ」と2019年5月27日発売「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 焦がしにんにく濃厚豚骨」に続く第3弾。かろうじて宣材写真の左下に見える辛さレベルは2(たぶん)、基本的に麺は間違いないので、豚骨感と辛さのバランスが問われるところ。
東洋水産(マルちゃん)
「縦型ビッグ 黄色い博多ラーメン」新発売
マルちゃん和風丼カップ麺・色シリーズ第3弾として開発された「黄色い博多ラーメン」の縦型ビッグが再登場!「黄色い博多ラーメン」とは、もともと「赤いきつね」「緑のたぬき」に続く姉妹品として開発された商品で、初めて発売されたのは1982年。すでに初代は販売終了で、2019年10月現在はミニサイズの「黄色いまめ博多ラーメン」のみ通年商品として取り扱われています。
いつからかマルちゃんの色シリーズは「和風丼カップ麺シリーズ」という和そば・うどん縛りのブランドになり、いくらラーメンが日本で独自に進化を遂げた日本食といっても中華麺は中華麺——残念ながら「黄色い博多ラーメン」は1軍から脱退しました。しかし、復活を望むファンの声が多く、2014年3月3日に満を持す復刻版を期間限定で発売。
確かな手応えを受けた東洋水産は、翌2015年9月14日にコンビニ向けの縦型ビッグ版を発売しており、今回その流れを汲む新商品。おそらく縦型ビッグでは2016年9月5日発売品以来、今年3月4日に標準どんぶり型「黄色い博多ラーメン」と初のカップ焼そばタイプ「黄色い博多焼ラーメン」をリリースしているため、人気の高さがうかがえます。
エースコック
「MEGA背脂 濃厚醤油ラーメン」新発売
おいしさの代表要素を “とことん高めた” ブランド「MEGA(メガ)」シリーズより、「史上最大量の背脂」を使用したインパクト抜群の新作爆誕! エースコックのタテロングカップ(縦型ビッグ)採用商品において、背脂チャッチャ系や濃厚こってりラーメン御用達の「背脂」を過去最大量使用したという、衝撃の新商品が登場しました。
2015年7月13日発売の第1弾「MEGAニボ ど煮干し中華そば」から始まり、何度か再販された「ゴマ」や「どトンコツ」、他にも「カツオ」「きのこ」「味噌」といった変わり種もありましたが、今回は初のアブラ強化型「背脂」マシマシがコンセプト。背脂が入った2種類の後入れ液体スープを搭載することで、脂の旨みや甘みを味わうことができる一杯に仕上がっているそうです。
「来来亭」のカップラーメンや「飲み干す一杯」の背脂系など、エースコックのカップ麺に別添されている白い小袋「深うまいの素」が2袋入っているのではないかと予想できる今回。同社は過去に2度どんぶり型で「EDGE 鬼背脂とんこつ醤油ラーメン」という背脂爆盛りの非常識なカップラーメンを発売しているのですが、今回は縦型かつ具材には大豆そぼろ採用となっているため、背脂に賭けた一点集中突破型かもしれません。
「スーパーカップ1.5倍 チャンカワイ監修 あさりだし濃厚味噌ラーメン」新発売(地域限定)
「惚れてまうやろー!」の名フレーズで人気を博したWエンジン(ダブルエンジン)のボケ担当・チャンカワイ(川合正悟)さん監修スーパーカップが東海三県限定商品として新登場! 東海テレビ『スイッチ!』の人気グルメコーナーでリポーターを務める人気タレント・チャンカワイさんが開発を監修した、東海地方ならではの美味しさが楽しめる新商品として、元祖大盛りカップ麺「スーパーカップ」とタイアップ。
出典:エースコック「スーパーカップ1.5倍 チャンカワイ監修 あさりだし濃厚味噌ラーメン」2019/10/28 新発売PDF
今回の「あさりだし濃厚味噌ラーメン」は、同番組の人気グルメコーナーで見出された「あさりの旨み」と「東海産豆味噌」を組み合わせたもので、『スイッチ!』の放送圏内である愛知・岐阜・三重中心の地域限定商品として新発売。地域の特産を活かし、なおかつ具材にはエースコックが得意とする肉厚わかめをたっぷり入れているとのこと。
スーパーカップ×TV局関連商品といえば、読売テレビの『朝生ワイド す・またん!』コラボ第2弾「す・またん×スーパーカップ1.5倍 二代目カレーワンタンタンメン」(第3弾「辛ワンタンタンメン」)や北海道文化放送『みんなのテレビ』森本稀哲(もりもとひちょり)さん考案「みんなのテレビ×スーパーカップ1.5倍 森本稀哲考案 ホタテだし生姜塩ラーメン」といったコラボ商品を発売していた経緯があり、今回その流れを汲む企画です。
まるか食品
「ペヤング 牛脂MAXやきそば」新発売
エースコックの「MEGA背脂」に対抗!? ペヤングMAXは牛脂(ヘット)で勝負! 激辛ペヤングから始まったペヤングのMAX(マックス)シリーズより、2017年3月27日発売の油そばライクなシリーズ第4弾「背脂MAXやきそば」以来となる動物油脂特化型の今回、ラーメンでも焼そばでも珍しい「牛脂」にフォーカスが当てられました。
出典:まるか食品「ペヤング 牛脂MAXやきそば」を10月28日に発売いたします。
まるか食品の公式サイトを見ると、シンプルに “こってり好きにはたまらない、牛脂をたっぷりと使用した濃厚な味わいをお楽しみいただける商品です” とあるのですが、商品のパッケージには「胸やけにご注意ください」という警告文を記載。どんだけ牛脂を放り込んでるんだ‥‥? と、あいかわらず不安や期待値を絶妙に煽ってくる戦略家のペヤング。
すでに公式ウェブサイト上に公開されている原材料名を見ると、ポークエキスやチキンエキス、ガラスープなども組み合わせているのですが、もっともソース(添付調味料)で使用量が多いのは動物油脂となっています。まるか食品のペヤング王子こと次期社長・ヨシモリ氏が内部勢力を増している現在、胸焼けするほどの牛脂に期待しようじゃありませんか。
ファミリーマートコレクション
「醤油とんこつラーメン」「札幌味噌ラーメン」新発売
ファミコレことファミリーマートコレクション(FamilyMart Collection)のレギュラーラインにノンフライ麺を採用したカップラーメン「醤油とんこつラーメン」と「札幌味噌ラーメン」が仲間入り! フタ上パッケージにはファミリーマートのPB商品であるファミリーマートコレクションのロゴを記載し、左上には “満足の一杯” とある、見慣れないようで親しみやすいデザインの新商品。
出典:ファミリーマート「HOME > 商品情報 > 加工食品 > 醤油とんこつラーメン」「HOME > 商品情報 > 加工食品 > 札幌味噌ラーメン」
公式サイトに掲載されている上記のイメージ写真では、メーカー名まで判断できないけれど、両商品ともにファミリーマート通常価格165円(税込178円)というコンビニ限定商品としては格安設定で、液体と粉末のW(ダブル)スープと熱湯5分のノンフライ麺を採用。どちらもスープは濃厚さにこだわっており、通年販売の縦型・油揚げ麺のラインナップとは違う製品スタイルです。
おそらく容器の形状は標準どんぶり型、そのラインでノンフライ麺を使用した商品といえば「麺職人」(日清食品)、「麺づくり」(東洋水産)、「ホームラン軒」(テーブルマーク・加ト吉水産工業)の3ブランドが定石。パッケージデザインや調理後のイメージ写真から察するに、どうもマルちゃんの「麺づくり」っぽい雰囲気なので、東洋水産との共同開発商品かもしれません。
セブンプレミアム
「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」麺増量リニューアル
不朽の名作がリニューアル!! コンビニのセブンイレブンや系列スーパーのイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマートなど、全国のセブン&アイグループ約21,500店にて不動の人気を誇っている「蒙古タンメン中本」のカップラーメン。セブンプレミアムきっての売れ筋と言っても過言ではない定番商品「辛旨味噌」の麺増量(80gから85gに変更)を中心に、順次リニューアルされることが決まりました。
出典:セブン-イレブン・ジャパン「食べ応えと旨みが増してリニューアル!『セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌』~10月28日(月)よりセブン&アイグループ各店で順次発売~」
事前に実施していたアンケート結果によると、「スープの旨味をさらに上げてほしい」という要望と「麺の量を増やしてほしい」という要望が多かったらしく、今回のリニューアルから麺増量に加えて別添の辛味オイルも「辛旨オイル」に刷新。既存品と比較して小袋に生のガーリックを仕込むなど、より “辛さの中に旨味あり” を前面に押し出した商品に進化。
2018年12月にもリニューアルされるという噂が公式から流れた際、事実確認の上それは誤情報であると注意喚起の記事を一つ書いたところ、公式コミュニティサイトの製品情報がシレッと書き換えられて話は強制的に終わったのですが、今回は紛れもなく数年ぶりのリニューアル。本体価格も税抜189円から200円にアップするので、つまり価格維持のために行われるコスト調整(改悪)ではなく、品質の維持・向上の徹底に期待できそうですね。
今週注目のカップ麺と展望
ここ最近、ローソンやセブン&アイグループの系列スーパーなど、いきなりノーアナウンスで新作カップ麺(PB商品)が発売されるパターンが多いので、記事公開時点のリストよりも実際の新商品が多くなっている可能性もありますが、何と言っても今週注目のカップ麺は「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌」のリニューアル。麺の増量に伴う食感の変化や生にんにくの追加など、味の違いも見逃せません。
他、「MEGA背脂 濃厚醤油ラーメン」や「ペヤング 牛脂MAXやきそば」といったインパクトの強い特化型商品、今年もやってきた冬の定番「ミルクシーフードヌードル(シーフー道ヌードル)」、ファミリーマートコレクションに格安ノンフライ麺シリーズが導入されるなど、先週に続いて粒揃いの週になりました。近日の取り零し分も回収しつつ、食べ比べなども企画しているので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。
・日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 冬限定 柚子塩らーめん まろ味
・明星 一平ちゃん夜店の焼そば大盛 濃濃濃(コイコイコイ)スコーンがっつきバーベキュー味
・明星 チャルメラ 新潟かんずり ゆず香る旨辛まぜそば / 旨辛みそラーメン
・EDGE シゲキング 生姜味噌ラーメン
・CoCo壱番屋監修 スタミナ黒カレーラーメン / 麻辣赤カレーラーメン
・凄麺 冬の塩らーめん
2019年11月5日
・麺創研紅監修 濃厚辛味噌ラーメン 紅
・サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば 麻辣仕立て
2019年11月11日
・明星 馳走麺 狸穴監修 シビ辛ラー油肉蕎麦
・凪×きら星 すごい煮干ど豚骨(TRY20周年記念)
・THE和 とろとろあんかけ玉子とじそば
・丸大食品監修 スンドゥブチゲ味ラーメン / うどん
・ペヤング 火炎風やきそば超大盛
2019年11月18日
・明星 千里眼監修 辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン
・たらっと とろりたまご風 すき焼き味うどん / カレー南蛮そば
・元祖ニュータンタンメン スタミナタンメン
・名代富士そば 紅生姜天そば
2019年11月25日
・明星 ラーメンぴあ 釈迦監修 スパイスらぁめん天空
・全国ラーメン店マップ 博多元気一杯 博多クリーミー豚骨
・八幡屋礒五郎 ピリ辛味噌ラーメン / ピリ辛豚汁風うどん