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ネトフリのカップラーメン「Netflix 辛口ブラックチゲラーメン」こいつ想像以上に面白いぞ!

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年11月15日(土)新発売、ネトフリのカップ麺「Netflix 辛口ブラックチゲラーメン」(278円+税)の実食レビューです。

スープの色が「赤」から「黒」にCHHANGE!? 別添の味変パックで辛さ・味・スープの色が変化するネトフリのカップラーメン爆誕!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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Netflix 辛口ブラックチゲラーメン

ブラックフライデー(Black Friday)とは、アメリカ合衆国の祝日である11月第4木曜日、感謝祭(サンクスギビング)の翌日から始まる同国最大規模のセールを指す総称で、ブラックは黒字を想起させるワード、加えて感謝祭の翌日が必ず金曜日に該当することが「ブラックフライデー」たる名前の由来。

画像出典:イトーヨーカドー

さらに感謝祭の翌週月曜日より、オンラインショップでの年末商戦・サイバーマンデー(Cyber Monday)が始まることから、ふたつの頭文字を取って “BFCM„(Black Friday, Cyber Monday)とも略され、年に一度の大規模な安売りが実施されるのですが、日本におけるサイバーマンデーの知名度は低く、日本の企業がブラックフライデーに取り組み始めたのも2014年(平成26年)からと比較的に最近の話。

日本で初めて「ブラックフライデー」を開催したのはアメリカ合衆国発祥の玩具量販店「トイザらス」とされていますが、このイベントを浸透させたのは総合小売業の売上高ランキング2位に位置している日本最大級の流通グループ「イオングループ」で、2016年(平成28年)11月25日〜27日に開催された『イオン(AEON)ブラックフライデー 衝撃の3日間』が事の発端。

その後、2019年(令和元年)11月22日にアマゾンジャパンが国内初となる『Amazonブラックフライデー』を開催し、さらなる普及に繋がったのですが、このページでレビューするブラックフライデー用のカップラーメン「Netflix 辛口ブラックチゲラーメン」の元締めは国内最大級の流通複合企業であるセブン&アイ・ホールディングス。

Netflix 辛口ブラックチゲラーメン

イトーヨーカ堂及びセブン‐イレブン・ジャパンが企画した『ネトフリBLACKFRIDAY(ブラックフライデー)』向けのスポット商品で、Netflix(ネットフリックス)ブランドを冠した商品としては国内最大となる “全26アイテム„ が順次展開されているのですが、即席カップめん枠は「辛口ブラックチゲラーメン」と「ブラック豚骨まぜそば」計2品のみ。

前者の販売者はサッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品、後者の販売者は日清食品グループの子会社である明星食品が担当しており、このブログでは先に「ブラック豚骨まぜそば」をレビューしているのですが、おそろしいほどのマヨネーズ量と強烈なガーリック臭を特徴とした一杯で、その衝撃は記憶に新しいところ。

片や「辛口ブラックチゲラーメン」のパッケージにマヨネーズやガーリックの訴求もないけれど、任意のタイミングに別添の「味変化パック」を加えることで “色も! 味も! 変化できる„ ことをアピールしているアイディア商品。

スープの色が赤→黒にCHANGE

また辛さレベルの表示はないけれど、容器側面に “辛味成分が強いので、小さなお子様や辛みの苦手な方の喫食には十分ご注意ください„ との警告文が記載されているため、すくなくともピリ辛程度の辛さではない様子。というわけで、味変化パックの効果はもちろん、辛味の強さにも注目しながらレビューします。

開封

これが「味変化パック」

今回のカップ麺に別添されている小袋は、前述の「味変化パック」1袋のみで、入れるタイミングは “お召し上がりになる際にお好みで味の変化を調整してください„ という顧客に丸投げスタイル。容器側面の調理方法でも投入するタイミングは指定されていないため、半分くらい食べ終えたら使ってみようかなと。

かやくはチゲらしい構成

かやくは味付卵、白菜キムチ、味付ニラの組み合わせで、なるほどチゲ(韓国の鍋料理)っぽいラインナップ。魚介系の具材は入っていませんが、粉末スープに魚介調味料やコチュジャン調味料、キムチ調味料、魚醤、野菜調味料なども使用しているため、それっぽい味わいに期待できそうな並び。ただ、原材料名を見る限り四川醤の含有量も高いので、中華料理のエッセンスも組み込まれています。

ちなみに販売店はセブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークフーズ、ヨークマート、イトーヨーカドーのネット通販サイトも取扱店に含まれているのですが、1食あたりの販売価格は278円(税込300円)。2025年11月現在、縦型ビッグ製品におけるメーカー希望小売価格の基準は271円(税別)となっているため、事実上の標準を上回る設定です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:Netflix 辛口ブラックチゲラーメン
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:+A 太平食品工業株式会社 本社工場
内容量:91g(めん70g)
商品コード:4901734060710(JAN)
発売日:2025年11月15日(土)
実食日:2025年11月27日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
販売価格:278円(税別)
購入価格:300円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(味変化パック)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵)、スープ(食塩、糖類、香辛料、魚介調味料、四川醤、チキン調味料、コチュジャン調味料、キムチ調味料、魚醤(魚介類)、野菜調味料、みそ、酵母エキス、発酵調味料、植物油脂)、かやく(味付卵、白菜キムチ、味付ニラ)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、パプリカ色素、トレハロース、イカスミ色素、かんすい、香料、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、増粘材(キサンタン、加工でん粉)、香辛料抽出物、カロチン色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・魚醤(魚介類)を含む)

実食開始

さて、どっちが来る‥‥?

麺は油で揚げたフライ麺で、油戻し時間は標準の3分。たとえばセブンプレミアムの「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」など、サンヨー食品が本気を出したときの油揚げ麺には目を見張るものがあるのですが、そうでない場合の油揚げ麺は極めてスナック的な質感に傾くことが多いので、どちらのパターンなのかも気になるポイント。

今のところブラックの要素は見当たらない

別添の「味変化パック」については “途中で入れる„ ことを推奨しているため、それを引っ剥がしてから熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温める‥‥必要はないのか? それについての記載は見当たりません。とりあえず “温めないでくださいとは書かれていない„ ので、スープの温度や香り立ちが気になる方はフタの上で温めてください。

ちなみに製造所は太平食品工業の本社工場(群馬県前橋市朝倉町555-4)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純に “サッポロ一番の工場„ という認識で問題ありません。それでは、引き続き味変化パックの効果や辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(91g)あたり
カロリー:409kcal
たん白質:7.4g
脂  質:18.0g
炭水化物:54.3g
食塩相当量:6.1g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:4.1g)
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:155mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:409kcal(めん・かやく:347kcal)(スープ:62kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いかにもスナック的な油揚げ麺

3.0

サンヨー食品が本気を出したときの油揚げ麺には目を見張るものがあると前述しましたが、今回は極めてスナック的な質感で、熱湯3分きちんと守っても部分的にサクサクとした戻りムラが目立ちます。とはいえ耐久性が高いわけではないため、別添の「味変化パック」を入れる頃には柔らかめの食感に。

とはいえスープとの相性は悪くない

加えて揚げ油に由来するニオイも比較的に強く、それも序盤からスープの味わいに干渉を及ぼすほど。かくしてスープのクオリティが高い有名店監修のカップラーメンに使われていた場合、どうしてこうなったと酷評しなければいけないパターンも珍しくないテンプレになりますが、後述するスープとの掛け合いは悪くありません。

販売価格が事実上の標準を上回っているため、それを思うとチープすぎる印象が否定できないところもありますけど、カップラーメンのチゲ風スープと油揚げ麺の風味って相性いいんですよね。というわけで麺の評価は及第点としたのですが、本商品の真髄は “スープの色が赤→黒にCHANGE„ のギミック。

スープ

いやはやビックリ‥‥

5.0

別添の「味変化パック」を加える前のスープは前述のようにチゲ風で、この手の味をサンヨー食品が打ち出してくるときは、ほぼ例外なく魚介(なかでも貝)の旨みを効かせてくる傾向があるんですけど、それについては特筆すべき水準に達していません。いや、ほどほどには強いんですけどね。それよりも驚いたのが粉末唐辛子の存在で、他者の基準で表現するなら辛さレベル3〜4(ふつうに辛口〜それ以上)といったところ。

——で、含有量のわりに四川醤は目立ってないのか‥‥などと思いながら、折り返し地点で「味変化パック」を使用してビックリ。

赤→黒にCHANGE!

イカスミ色素などの着色料によって「黒」を表現しているのですが、漆黒に変わるわけではないんだなと。しかし、それ以上に驚いたのが味の変わり方で、豆板醤を想起させる発酵調味料の旨味と辛味、さらに豆鼓(とうち)を思わせるエッジの効いたコクも印象的。

例えるなら甘さ控えめの回鍋肉(ホイコーロー)っぽいというか、味のベクトルが韓国風から四川風に激変するため、折り返し地点までのイメージとは完全に別物。それでいてキムチや魚介の旨味は残っている、親しみ易くも独創的な味わいに仕上がっていました。ちなみに「味変化パック」を入れると思いのほか濃いめの味になったので、1/3から遅くても半分くらい食べ進めたタイミングで使ったほうがいいかもしれません。

かやく

いいんじゃないでしょうか

3.5

かきたま系の卵は混ぜると散り散りになってしまい、なおかつスープのインパクトが強いことから意識しないと埋没気味に思えてしまうかもしれません。ただ、意識すると優しい口当たりと風味がオアシス的。

一方で白菜キムチの存在感は大きく、特に味変前のスープと相性抜群。片やニラは味変後のスープと好相性で、スタミナと中華感の加速に一役買っていました。そんなに量が多いわけではないけれど、なんとなく放り込んでおきました、みたいな具材(熱風乾燥のネギとか)は入っていなかったので、ひとつひとつに意味が感じられました。

総評

4.0

麺の安っぽい質感は頼りないと評価せざるを得ないけれど、スープの辛さと「味変化パック」投入後の変貌は実に面白く、見た目はもちろん味の変化と違和感を覚えさせないシフトチェンジが妙な一杯。

『ネトフリBLACKFRIDAY』のキャンペーン期間は11月15日(土)〜11月30日(日)までと定められているため、ギリギリのレビューになってしまいましたけど、辛い食べ物が得意な方は試してみても損はないかと思います。【author・taka :a(大石敬之)】

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