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「蒙古タンメン中本 チーズの一撃」辛い? 辛くない? 悪魔的うまさ “話題の食べ方” を再現!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年11月18日(月)新発売のカップ麺、日清食品「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 チーズの一撃」の実食レビューです。

ネットでも “劇的にウマい” と話題の食べ方を商品化した「蒙古タンメン中本」のアレンジレシピ「チーズの一撃」今年も再販!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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蒙古タンメン中本 チーズの一撃 2019

蒙古タンメン中本(もうこタンメンなかもと)とは、東京都板橋区常盤台に上板橋本店を構える “からうまラーメン日本一” でおなじみの人気ラーメン店で、創業は1968年9月12日。今回のカップラーメン「蒙古タンメン中本 チーズの一撃」は、蒙古タンメン中本の店主・白根誠(しらね まこと)氏とセブン&アイグループ及び日清食品株式会社の共同開発商品です。

初めて蒙古タンメン中本のカップ麺が発売されたのは、2019年11月20日現在から遡ること約11年前の2008年11月26日。もうすぐ発売12年目を迎えるロングセラー商品で、今回の変わり種「限定チーズの一撃」は、定番商品「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」に “チーズを入れてアレンジすると美味しい” というネットで話題のアレンジレシピに着目して開発されました。



「蒙古タンメン中本 チーズの一撃」が初めて発売されたのは、3年ほど前の2017年10月23日。既存の唐辛子とニンニクが効いた辛旨スープをベースにゴーダチーズを加え、麺はガーリックパウダーとチキンエキスを練り込んだ中太ストレート麺を採用。具材には定番のキャベツと豆腐、ミンチ肉、きくらげの他、濃厚なチェダーチーズを搭載してデビューを飾ります。

新作が出るたびに巷で騒ぎになる「蒙古タンメン中本」の限定商品ということもあって、もちろん「チーズの一撃」が売り切れ続出状態になったのは言うまでもなく、その人気から前年よりも半年早い2018年5月8日に再販。そして今回の2019年11月発売品で「チーズの一撃(いちげき)」は第3弾になるのですが、ちょっと前に発売された関連商品「チーズの追撃(ついげき)」が記憶に新しいところ。

「チーズの追撃(ついげき)」とは、既存のカップメシ「蒙古タンメン中本 辛旨飯(からうまめし)」を「チーズの一撃」風にアレンジしたチーズリゾットライクな商品で、2019年10月21日〜22日より全国のセブン&アイグループ店舗(セブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート)にて順次発売。

片やカップラーメン、片やカップライス(ご飯)、白根社長のユニフォームやポーズも違いますが、あらためて並べてみるとパッケージの雰囲気は瓜二つ。ごはん系のアレンジ版が出たので、今年はカップラーメンお休みかと思っていたんですけど、チーズの追撃を追撃するようなタイミングでリリースされました。



セブンイレブン店内の値札に表示されていた「チーズの一撃」の値段は198円(軽減税率8%で税込213円)で、今年も販売エリアは全国。取扱店はコンビニのセブンイレブンをはじめ、スーパーマーケットのIYグループ店舗(イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート)及びイトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7での販売も確認。

2019年10月29日に定番商品の「辛旨味噌」が “5代目” にリニューアル、そのタイミングで税込204円から216円に値上げされましたが、「チーズの一撃」の値段は2018年5月発売品から変わっていません(定番商品「辛旨味噌」リニューアルの詳細については、関連記事「『蒙古タンメン中本 辛旨味噌』新旧 “徹底比較” 最強のカップ麺 リニューアルで麺増量!!」をご覧ください)。

開封

さて、別添の小袋は “チーズの一撃” 専用の「辛味オイル」が1袋。その横には、「※注意事項 小さなお子様や、辛みが苦手な方は注意してお召し上がりください」という警告文が記載されています。そう、チーズといえばマイルドなイメージですけど、忘れちゃいけない “これが「蒙古タンメン中本」のカップラーメン” ということを——



さすがに激辛カップ麺の「北極ラーメン」ほどではないけれど、チーズだから辛くない的なイメージで食べると軽いビンタを食らうことになるのが「チーズの一撃」の魅力。ただ、前回・前々回では “思いのほか辛い” という評判・口コミと同じくらい、思っていたよりも “チーズ感が弱い” という感想も多く見られました。

具材はキャベツ、豆腐、肉ミンチ、キクラゲ、そしてチェダーチーズキューブと前回から変更なし。ただ、実は豆腐の形が微妙に変わっていて、2019年10月リニューアル以前の豆腐では目立っていなかった穴(亀裂)が中央にあったり、角のない丸みを帯びた形状から鋭角な四角に変わっていたり、小さいようで大きな変化が見られます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 チーズの一撃
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(S)滋賀県栗東市下鈎21-1
内容量:115g(めん80g)
商品コード:4902105243343(JANコード)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm

発売日:2019年11月18日(月)
実食日:2019年11月20日(水)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:213円(税込)
希望小売価格:198円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(辛味オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、チキンエキス、香辛料)、スープ(豚脂、粉末みそ、糖類、チーズパウダー、香辛料、小麦粉、野菜調味料、植物油脂、ポーク調味料、でん粉、たまねぎ、乳化油脂、酵母エキス、食塩、オニオンパウダー、キャベツ調味料、香味油)、かやく(キャベツ、チーズ加工品、豆腐、味付豚肉、きくらげ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸Ca、かんすい、カロチノイド色素、香料、香辛料抽出物、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

麺は熱湯5分の中太ストレート麺で、麺重量は前回と同じく調理前80gとなっています。定番商品は前述のリニューアルで麺量85gに増えましたが、コンビニ向けの大盛りサイズ・縦型ビッグ製品の麺量は70g〜80gが定量で、今回のように有名店監修商品は70gとなっていることが多いのに、しっかり80gは嬉しいポイント。



しかし、カップメシ版「チーズの追撃(ついげき)」は開封した瞬間から即座にチーズの香りが雪崩れ込んできたのに対し、やはりカップラーメン版「チーズの一撃(いちげき)」は比較的に大人しい印象を受けました(※「チーズの追撃」は実食レビュー済みなので、詳細については関連記事「蒙古タンメン中本 辛旨飯 チーズの追撃」をご覧ください)

さて、お湯を注いだら5分待機、別添の「辛味オイル」は後入れなので、先に入れないように注意してください(作り方には書いてありませんが、待っている間にフタの上で辛味オイルを温めておくと香り立ちが良くなりますよ)。それでは、辛旨スープとコク旨チーズのバランスや辛さレベルに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)当たり

カロリー:513kcal
たん白質:12.2g
脂  質:21.8g
炭水化物:67.0g
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:2.3g)
   (スープ:3.6g)
ビタミンB1:0.89mg
ビタミンB2:0.41mg
カルシウム:178mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:513kcal(めん・かやく:409kcal)(スープ:104kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

麺そのものは定番商品と同じ
6.0

形状は適度な厚みのある平打ちストレートで、確かなコシを備えつつ、同時に加水率の低いスパッとした歯切れの良さを兼ね備え、舌触りと喉越しについては摩擦抵抗のない滑らかさ。原材料名も現行の「辛旨味噌」と同じですし、定番商品の麺(増量リニューアル後)も麺そのものは変わっていないため、既存品及び前回(2018年発売品)と同じ麺と見て間違いありません。

2008年11月の初代発売当時はレギュラーサイズの縮れ麺からスタートし、2009年10月の2代目(太麺仕上げ)から大盛りの中太ちぢれ麺に、2011年6月の3代目(太直麺仕上げ)からストレート麺に刷新。そして2016年6月の4代目(辛旨味噌)から現在の5代目まで、そのクオリティは維持されています。



実は2019年2月23日に発売された「北極ブラック 黒い激辛味噌」と「北極ラーメン」を徹底比較した際、麺の耐久力に明らかな違いを感じたので、実は違うパターンも存在することを知ったんですけど、今回は「辛旨味噌」や「北極ラーメン」に使用されている麺と同じでした(※関連記事「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」対「北極ブラック」どっちが辛い? “北極” 対決!!

スープ

最終的な辛さは「辛旨味噌」ちょい下
6.0

今回は検証のために同じセブンイレブン店舗で「チーズの一撃」を3つ購入し、そのうち1つ “すべてのチーズキューブを取り出して” 調理してみたところ、粉末スープだけの状態でもチーズの風味とコクが感じられました。「チーズの追撃」ほど濃厚ではないけれど、粉末スープ中のゴーダチーズパウダーによるコクは明白で、明らかに通常商品(辛旨味噌)のスープとは異なります。ただ、地味に辛い。

通常通りに作ってみたところ、「チーズの一撃」では “辛旨味噌” となっているサブタイトルが “コク旨味噌” となっているように、具材のチェダーチーズキューブが相俟って比較的にマイルドなのですが、すでに中辛以上の辛さレベル。それにチーズパウダー以外の土台は、ほぼほぼ既存の辛旨スープを踏襲しているため、美味しくないわけがありません(※最初は辛味オイルなしで味見するのがオススメ)。

「チーズの追撃」に別添されていた辛味オイルには “チェダーチーズの香り” が含まれていましたが、今回そのような仕組みは特になし。また通常の「辛味オイル」と比較して野菜の調理感と動物系のコクが弱く、辛味オイル投入後はチーズの風味が大幅に減退するのですが、尾を引かない瞬発力のある辛さは軽快で、オイルが減ってくる後半にかけてチーズのコクが尻上がりに復活。

辛さレベルとしては「辛旨味噌」よりも若干弱く、「チーズの追撃」よりも若干強いくらいなので、通常商品の辛さが厳しい方にはオススメできませんが、ちょっと頑張ったら食べられるかも——というギリギリの辛さが蒙古タンメン中本の魅力。「北極ラーメン」のように非常識な辛さではないですし、この辛さを乗り越えると常習性のある “からうま” の世界が待っているので、くれぐれも注意してください。

具材

チーズの個体差が難点
5.0

メインの豆腐は完全体3個と破片(1/3くらい)が1つ、チェダーチーズキューブは9個と多めに入っていたのですが、基本的に具材は “ざっくり総重量判定” なので、たとえば豆腐が4個でチーズは5個、場合よってはチーズが3個など、個体差でバランスが大幅に変動します。つまり極端な話、チーズが3個の製品とチーズが9個の製品では、スープのコクも大幅に変わるということ。

リピーターになれば「あ、今回は当たりだな」とか「おっとハズレか——」などとクジ引き感覚で楽しめたりもするのですが、一見さんにとっては致命的。今回は3つの商品を確認した結果、実際にチーズキューブが3個しか入っていない商品があって、比較的にキャベツは多かったけれど。9個のチーズが溶け込んだスープと3個のチーズが溶け込んだスープの濃度は一目瞭然(もし初見で後者が当たるとツラい‥‥)。

チーズが追加された分、人参は入ってなくて、豆腐の数は平均3.5個(通常商品は5個前後)。豆腐は実食前に触れた中央の穴(亀裂)によって崩れやすくなっているのですが、マイナスではありません。以前の亀裂が入っていない豆腐で気になっていた、中心部にグニッと残る変な戻りムラが解消され、スープとの一体感が飛躍的に向上しました。

キャベツは通常商品よりも平均的に少なめ(半分〜2/3くらい)ですが、麺を覆い隠せるほどの量で、キクラゲは大きめにカット。何気に大きな味付豚肉が2、3個入っていて、唐突にワイルドな旨味がサプライズ。チーズキューブも “チーズ風油脂加工品” ではないのが好印象ではあるものの、「チーズの一撃」というのであれば、キャベツをカットしてチーズマシマシ! くらい極端に特化させたほうがいいかもしれませんね。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

たとえば今年もTwitterなどのSNSを中心に、ネット上では「チーズが弱い」「ぜんぜんチーズ感ない」「チーズどこ?」といったチーズに対する不満が乱立する中、「最強」「箱買い決定」「神」などの肯定的な意見も多く、如何せん賛否両論あるのですが、とりあえず “チーズに期待したらアウト” です。不満派が唱えているように、正直ぜんぜんチーズは強くありません。

ただ、チーズに不満があるなら追いチーズで解決ですし、チーズが不要な人は「辛旨味噌」を食べればいいわけで、けっきょく核心は “中本のカップラーメンにチーズを入れてアレンジする、それを提唱する存在としての価値” を評価すべきなのかなと。もちろん味は抜群に美味しいですし、2018年発売品の「再販」(※カロリー等の数値やJANコードも一致)だったので、とろけるチーズ待機でお楽しみください。

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