東日本セブン限定「銘店紀行 森田屋總本店」森田屋総本店の佐野ラーメンを明星食品が再現!

セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月19日(月)新発売「森田屋総本店」のカップ麺、セブンプレミアム「銘店紀行 森田屋總本店」の実食レビューです。

栃木・佐野で長年にわたり愛され続けている佐野ラーメンの老舗有名店、「森田屋総本店」の味を再現したカップラーメンがリリースされました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

佐野の名店 森田屋総本店のカップ麺

パッケージやセブンイレブンのホームページ、またセブンプレミアム向上委員会などの公式コミュニティサイトでもカップ麺のタイトルは難しい漢字の「總」となっているのですが、「總」は「そう」と読み、「総」の旧漢字になります。お店の看板は「総本店」ですが、暖簾の屋号は「總本店」となっているようですね。

お店の名前を知らなくても、なんとなく雰囲気で “総本店かなぁ‥” と分かるのですが、たとえばネットで「銘店紀行 森田屋総本店」で検索すると検索結果が大幅に異なったので、ちょっと検索ユーザーにとっては不親切なタイトルかもしれません。それを言ったら「名店紀行」ではなく「 “銘店” 紀行」というのも地味なトラップですがw

セブンプレミアムの「銘店紀行」は、明星食品がセブン&アイグループの限定販売品として製造しているブランドの名前で、以前は「地域の名店シリーズ」というノンフライ麺・どんぶり型で展開されていたのですが、現在ではタテ型ビッグサイズの容器で統一されました。「銘店の味わい」を店主監修のもと手軽なタテ型カップで味わえる、というのが銘店紀行のコンセプトです。

監修店の「森田屋総本店」(もりたやそうほんてん)とは、栃木県佐野市掘米町にある1961年創業の手打ち中華そば専門店で、 “佐野ラーメンの基準” とされる「おぐら屋」と二大巨頭という評判・口コミもあり、「青竹打ち」という竹を使って麺を打つ手打ちの平麺が大きな特徴となっています。(プロゴルファーの中島常幸氏が常連客という情報も多かった)

佐野ラーメンの中では珍しくメニューに餃子がないようですが、麺は柔らかめ‥いやいや佐野ラーメンの中でも一二を争うコシの強さ! スープは素朴で油分が少なめのアッサリとした‥なんのなんの化調がゴリゴリのキレたスープ! などなど、賛否両論かつ真反対に両極端な感想も多く、いまいち味の特徴は掴めませんでした。

同時発売品として大阪・豊崎の名店「らーめん弥七」とコラボした「セブンプレミアム 銘店紀行 らーめん弥七」というカップ麺が西日本限定で販売されているのですが、「森田屋総本店」のカップラーメンは東日本限定になります。

私は関西在住なので、関東のサポーターに相談したところ、快く送ってくださいました。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。すでに「らーめん弥七」は当ブログ内で記事にしているので、遅れ馳せながら「森田屋総本店」のカップラーメンをレビューします。

開封

別添の小袋はフタの上に貼り付けられている「特製オイル」1袋なので、フタを開ける前に取り外しましょう。ところで今回の小袋にも書いてある「こちら側のどこからでも切れます」なんですけど、たまに切れなくて地味に焦るw

開封した時の香りは実に素朴で、クラシックな中華そばの雰囲気。パッケージのどこにも記載されていませんが、麺は「スチームノンフライ製法」という明星食品独自のノンフライ麺が採用されています。どうやら2016年11月と2017年11月にも北関東のセブンイレブン限定で森田屋総本店の再現カップラーメンが販売されていたようですが、当時の値段は税込159円だったようですね。

今回はコンビニで買うと税込213円になるのですが、コンビニ限定ではありません。東日本(北海道・東北・関東・甲信越・静岡)のセブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマートなど合計約13,000店舗で展開されているため、セブンイレブン以外の店舗であれば税込200円以下で購入可能だと思います。

製品情報・購入価格

製品名:セブンプレミアム 銘店紀行 森田屋總本店
販売者:明星食品
製造所:神戸工場(製造所固有記号:73)
内容量:90g(めん70g)
発売日:2018年11月19日(月)
実食日:2018年12月01日(土)
JANコード:4902881480499
希望小売価格:198円(税抜)

発売地域:東日本(北海道・東北・関東・甲信越・静岡)
購入価格:213円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:タテ型ビッグサイズ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵粉)、スープ(デキストリン、しょうゆ、豚脂、たん白加水分解物、香味調味料、鶏・豚エキス、食塩、チキンオイル、糖類、酵母エキス、香味油、香辛料)、かやく(チャーシュー、メンマ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酒精、トレハロース、増粘多糖類、かんすい、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、酸味料、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン
※本品製造施設では、かにを含む製品を生産しています。

実食開始

別添の特製オイルに含まれていた成分は、豚脂と思われる動物油脂に香味油で香り付けを施しているような印象。開封した瞬間から、ふわっ‥と動物系のアクセントが付与され、あまり個性的ではないけれど、オーソドックスで安心できる香り。カメラワークの関係もあるかもしれませんが、スープの色は醤油の濃い森田屋総本店よりも森田屋支店(太田店)に近いですね。

でもって具材のボリュームがスゴい!「らーめん弥七」では “銘店紀行シリーズのわりに肉具材が少ないなぁ‥” と感じたんですけど(銘店紀行は基本的に具材が多い)、森田屋総本店は “これぞ銘店紀行” と言わんばかりのボリュームです。あ、ちゃんと麺だけアップで撮った写真も本文に載せますので、ご安心ください。

ちなみに今回の「セブンプレミアム 銘店紀行 森田屋總本店」はイトーヨーカドーのネット通販サイト「オムニ7」でも取り扱われているのですが(バラ売りで購入可能)、なぜか西日本限定の「セブンプレミアム 銘店紀行 らーめん弥七」は商品ラインナップにありませんでした。

それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(90g)当たり

カロリー:351kcal
たん白質:8.7g
脂  質:8.7g
炭水化物:60.6g
(糖質:58.3g)
(食物繊維:2.3g)
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:2.1g)
(スープ:3.8g)
ビタミンB1:1.60mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:119mg

めん

もちもちでコシのある、食べ応えのある麺

(出典:セブン-イレブン・ジャパン「ニュースリリース」)

うどんライクな小麦の滑り

青竹手打ち麺の再現か縮れはランダムで、ところどころ向こうが透けて見えそうなほど異様に薄い箇所があったり、なるほど手打ち風の雰囲気ありますね。薄い部分は製麺工程における偶然の産物か? とも思ったのですが、それにしては厚薄の強弱が多かったので、意識しているのかもしれません。

油揚げ麺(フライ麺)ではなくノンフライ麺なので、もちろん特有の雑味なんかは気にならなかったんですけど、かなり表面の滑りが激しいです。もし「つけ麺」だったら “ふざけるな!” クラスで、「釜揚げうどん」だったら素直に納得、みたいな。けっこうヌルッとした口当たりだったので、気になる人は気になるかも。

お店の麺もヌルッとしているなら再現度の高さとして評価できますし、個人的にも嫌な感じではなかったんですけどね。食べ始めは粘り気のあるモチモチ食感で、しかしながら薄い部分は柔らかく、もちもち麺と柔麺が混在する面白い食感。この機械的でない不均一な食感は、手打ち風の表現に貢献していると感じました。

スープ

鶏ガラ、豚ガラスープに醤油を加えた佐野ラーメンならではの、透き通ったキレのあるスープ。

(出典:セブン-イレブン・ジャパン「ニュースリリース」)

お店のイメージとは違う‥かも?

動物系は鶏ガラと豚骨のハイブリッド清湯スープで、原材料に使用されている明星食品の「香味調味料」や「香味油」には “えび・さば・さけ” などのアレルゲンが含まれていることも多いのですが、体感的にカツオやサバ、煮干しや貝などの昨今主流となっている魚介系のアクセントはなく、昆布や味醂などの和風だしも感じません。

極めてシンプルな動物系しょうゆ清湯なんですけど、お店の評判・口コミで多く見られた化学調味料の輪郭も飲み干せないほどの醤油感も気にならず、むしろ麺に押され気味なくらい大人しいスープでした。イメージとしては昔ながらの中華そばというよりも薄口醤油の飲みやすいスープだったので、ちょっと総本店の印象とは異なるのかもしれません。

で、ちょっと気になったのが人工的な “とろみ” 成分‥滑りが気になった麺の小麦による影響力もゼロではありませんが、それ以上にデキストリンの不自然な口当たりで、 “出所が特定できないトロミ” が謎でした。製品説明には透き通ったキレのあるスープとありますが、白湯ほどではないにしろ濁っていますし、キレよりも優しさがセールスポイントです。

かやく

チャーシュー、メンマ、ネギ

(出典:セブン-イレブン・ジャパン「ニュースリリース」)

構成としては同じ

お店の「中華そば」もチャーシュー(もっと分厚い)、メンマ(もっと太い)、ねぎ(カットは輪切り)とクオリティに大幅な差はあるものの、構成としては共通ですね。それにカップ麺としては、チャーシューメン!? メンマ追加トッピング!? ってくらい多いですよ。

チャーシューは情緒のないハムみたいなチップ状ですが、意外と悪くありません。脂身が絶妙なジューシータイプではないけれど、圧倒的な量の多さで捩じ伏せてきます。メンマは発酵感こそ控えめですが、コリコリとした歯応えは存在感があり、これぞ銘店紀行といえるボリュームでした。

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)

単純に “おいしい” か “まずい” かでいえば、おいしいです。具材の質感は即席カップ麺のクオリティを超えないものの、しっかり上等のボリュームで、ノンフライ麺も不規則な縮れと厚みが手打ち風を表現している、とても食べやすいカップラーメンでした。しかし、これが「森田屋総本店」の味なのでしょうか‥?

スープの醤油は控えめで化学調味料などのカドは立たず、小さなお子さんからお年寄りまで老若男女が抵抗なく飲み干せるような優しくてとろみの付いたスープが森田屋総本店の個性なら、遠慮なく “再現度は高い” と指摘してください。私は実店舗の経験がなく、実食前に3時間ほどリサーチしただけなので、大幅な差異があれば評価を見直します。

うどんライクなヌメリの強い麺に、とろみが施された淡い色の人を選ばない万人向けのスープ‥繰り返しますが、単純にカップラーメンとしてのクオリティは悪くありません。しかし、お店の臨場感は伝わってきませんでした。(※主観的な満足度は★4です)