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味仙史上最も辛いカップ麺「激辛台湾ラーメン エイリアン」を食べてみた結果‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年12月10日(火)ファミリーマート限定発売、日清食品のカップ麺「ファミマル 味仙本店監修 激辛台湾ラーメン エイリアン」(258円+税)の実食レビューです。

辛さレベル10倍!? 味仙の限界突破 “知る人ぞ知る辛さ最上級の裏メニュー„ をカップラーメンで再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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味仙監修 激辛台湾ラーメン エイリアン

味仙(みせん)とは、1962年(昭和37年)3月27日の創業以来、愛知県名古屋市千種区今池に本店を構えている台湾料理専門店で、かつて中華料理店「万福」(後の大和食堂)を経営していた郭宗仁(カク ソージン)、郭汪蘭(オーラン)夫妻の長男・明優(メイユウ)氏が現在の「味仙 今池本店」を開業。

「あじせん」ではなく「みせん」

続けて郭家の次男・茂蔵(シゲゾウ)氏が「味仙 八事店」を、長女・黎華(レイカ)氏が「矢場味仙」を、次女・淑子(ヨシコ)氏が「味仙 藤が丘店」を、三男・政良(マサヨシ)氏が「味仙 日進竹の山店」を立ち上げ、オリジナルメニューや調理方法の工夫を凝らし、店舗ごとの個性を表現しているのですが、もっとも有名なメニューは「台湾ラーメン」である、というのは言わずと知れた話。

台湾ラーメンは「味仙」を元祖とする名古屋メシで、1971年(昭和46年)頃から提供されている逸品。そのルーツを辿ると台湾台南市発祥の一品料理・担仔麺(タンツーメン)に行き着くのですが、担仔麺は辛くない麺料理。それを日本で再現しようとしたのが「台湾ラーメン」の始まりで、唐辛子やニンニクなどのアレンジが加えられた結果、まったく異なるオリジナルの辛いラーメンが爆誕しました。

その味わいを再現したカップラーメンは、現在を遡ること9年以上、2015年(平成27年)3月2日にリリースされたプライムワン(PrimeOne)の商品を皮切りに、現在はファミマルのオリジナル商品として人気を博しているため、ご存じの方も多いでしょう。ただ、このページでレビューする味仙本店監修の「台湾ラーメン」は激辛仕様のエイリアン。

一部店舗限定の裏メニュー

実店舗で提供されている「台湾ラーメン」には、ノーマルよりも辛さ控えめのアメリカン、反対に辛さ強めのイタリアン(+1辛)、メキシカン(+2辛)、アフリカン(+3辛)、エイリアン(+4辛)と選べる6段階の辛さが存在し、その中で「エイリアン」は最強クラスの辛さを誇る裏メニュー。

※アメリカンとイタリアンの呼び名はコーヒーの濃さ(アメリカン・コーヒー、エスプレッソ)に由来しているのですが、アフリカンとエイリアンは語呂合わせ? あと辛さゼロのヨード(ヨード卵に由来)もあるらしい‥‥

そもそも実店舗の「台湾ラーメン」は各店舗によって辛さにバラつきがあり、A店のイタリアンはB店でいうところのメキシカンとか、うちではアフリカンなんて取り扱ってないとか、常連客の間ではもちろん、お店の方まで混乱するような事態に陥っていたこともあるようですが、そのすべてを網羅しているのが愛知県名古屋市中区にある「矢場味仙」で、前代未聞の「エイリアン」を生み出したのもこの店舗。

ちなみに矢場味仙の「エイリアン」は “通常の台湾ラーメンと比較して10倍の辛さ„ とされているのですが、直近にレビューした味仙監修のカップラーメンを例に挙げると、今年6月4日発売の「台湾ラーメン(15代目)」が記憶に新しく、パッケージの辛さレベルは5段階基準で上から2番目の「4」となっていたので、つまり‥‥エイリアンは辛さレベル40‥‥ってコト‥‥??

辛さレベル5だった

——と、恐る恐るパッケージの辛さレベルを確認してみた結果、今回も5段階基準。ただ、製造者の日清食品はセブンプレミアムきっての激辛カップ麺「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」を担当している企業。生半可な辛さではなさそうなので、しっかり気合を入れて参ります。ちなみに「エイリアン」という名前の由来は “これを完食できる人は宇宙人„ に因んでいるそうです。怖いよ。。

開封

小袋のデザインが危険に見えなくて草

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「味仙特製辛味油」1パックのみで、セブンプレミアムのカップ麺「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」でいうところの「極辛オイル」的なアイテムなんでしょうけれど、見た目はヤバそうな雰囲気皆無のデザイン。それだけに怖い。。

かやくの構成は通常の「台湾ラーメン」と同じ

かやくは味付豚ミンチ、味付肉そぼろ、赤唐辛子、ニラの組み合わせで、先ほど例に引いた今年6月4日発売の「台湾ラーメン(15代目)」と同じラインナップ。開封時の香りも似通っていたのですが、比較的に醤油感が強めのファーストインプレッション。

ちなみにファミリーマート通常価格は258円(税込278円)に設定されているため、半年前にレビューした激辛じゃない「台湾ラーメン」と同じ値段。つまり、辛さをアップさせた分、どこかにトレードオフが生じているのかどうか、そこも評価する上で押さえておかなければいけないポイントになります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ファミマル 味仙本店監修 激辛台湾ラーメン エイリアン
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:112g(めん80g)
商品コード:4902105286937(JAN)
発売日:2024年12月10日(火)
実食日:2024年12月14日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
販売価格:258円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(味仙特製辛味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ガーリック調味料、卵粉、大豆食物繊維)、スープ(豚脂、糖類、小麦粉、でん粉、粉末しょうゆ、植物油脂、ポーク調味料、ガーリックペースト、香辛料、チキン調味料、酵母エキス、ポークパウダー、食塩、たん白加水分解物、山椒調味料)、かやく(味付豚ミンチ、味付肉そぼろ、赤唐辛子、にら)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、香辛料抽出物、カラメル色素、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、くん液、ビタミンB2、酸味料、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

激辛じゃない台湾ラーメンと同じかな?

麺は油で揚げたフライ麺で、けっこう細めに切り出されているのですが、湯戻し時間は5分と長め。その時間設定と繊細な印象さえ感じる調理前の雰囲気は、激辛じゃない「台湾ラーメン」に共通する佇まい。もしも同じ麺を使っているのであれば、フライングすると部分的にバキッとするので、時間を守ったほうが賢明っす。

見た目は通常盤(辛さレベル4)と変わらない

別添の「味仙特製辛味油」は後入れなので、それを引っ剥がしてから熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを剥がし「味仙特製辛味油」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。たとえば「ペヤング 獄激辛やきそば」の調理後などに本能で感じるような危険度は控えめで、それどころか素直に美味しそうと思わせてくる香りはエイリアンの策略なのか——。

というわけで、引き続き辛味の強さについてはもちろん、通常品との違いや共通点にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(112g)あたり
カロリー:525kcal
たん白質:13.4g
脂  質:24.6g
炭水化物:63.9g
(糖  質:60.9g)
(食物繊維:3.0g)
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:3.3g)
   (スープ:3.6g)
ビタミンB1:0.79mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:135mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:525kcal(めん・かやく:413kcal)(スープ:112kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

体感的には既存品と同じ

5.0

激辛じゃない「台湾ラーメン」に使われている油揚げ麺の原材料名は「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料、卵粉、大豆食物繊維」だったのに対し、激辛の「エイリアン」は “香辛料の表記がガーリック調味料に変わっていた„ のですが、この業界でガーリックは香辛料に集約されがちな原材料。

有名店シリーズの流れを汲む歯切れの良さ

はたして香辛料の表記をガーリック調味料に変更しただけなのか、あるいは従来の香辛料(ガーリックなど)とは異なる調味料を使用しているのか、その答えについてはメーカーに問い合わせてみるしかないけれど、縮れを抑えた平打ちの形状だったり、スパッと軽快な歯切れの良さだったり、揚げ油に由来する適度なコクだったり、体感的には従来の「台湾ラーメン」と同じ麺。

静岡県焼津市の静岡工場で製造している、という点についても共通しますし、めん80gのボリュームも据え置きなので、なにかしらの退化やトレードオフは感じません。お店の中華麺とは大幅に異なるタイプの質感になりますけど、後述するスープとの相性はバッチリでした。

スープ

食べやすい激辛

6.0

まずは「味仙特製辛味油」を加える前に食べてみたところ、想像していたよりも辛味は控えめで、辛さレベルは中辛〜ふつうに辛口くらい。ただ、動物系のコクと粉末しょうゆのキレ、さらにガーリックのパンチなど、しっかり骨太なフレームワークで、ガーリックの効き目については従来品より強いかも。

辛味と共に豚脂のコクも大幅UP

続けて「味仙特製辛味油」を加えると‥‥あれ? そんなに辛くない? などと、事前に身構えていただけに拍子抜け。しかしながらカプサイシンの含有量は多いのか、口の中は騒ぐほど痛くないのに、スープが胃に落ちた後はキリキリと。また最初こそ拍子抜けしましたが、じわじわ辛い遅効性のアプローチで、気が付いたら少し涙腺が緩むなど。それと山椒の隠し味、これが面白い。

ファミリーマート限定の激辛カップ麺といえば、2019年7月23日にリリースされた「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」のインパクトが今でも忘れられず、ほかにも激辛カップ麺の代名詞「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」や前述の「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」など、それらと比較して8割程度の辛さに思えたのですが、コンビニの市販品としては充分に激辛で、なおかつ辛味に負けないコクの深さも印象に残りました。

かやく

マジでマイナスないじゃん

5.0

ダイス状の味付豚ミンチは「カップヌードル」の謎肉(なぞにく)を彷彿とさせる肉具材で、カップラーメンど真ん中のジャンクさが魅力。それとは異なる味付肉そぼろもジャンクなタイプになりますが、味付豚ミンチとは違った角度から肉々しさを底上げしてくれるアイテムかつ肉具材たっぷりで好印象。

赤唐辛子は辛味よりも特有の芳ばしさをプラスしてくれるトッピングで、FD(フリーズドライ)のニラが全体のパンチを強めてくれている、シンプルでも記憶に残るラインナップでした。いずれも通常の「台湾ラーメン」と共通の具材で、辛味を強めた分だけ具材の量を減らすなど、そういったトレードオフがなかったのもよかったです。

総評

6.0

というわけで、麺と具材は従来の台湾ラーメン(大辛)と共通で、スープの中毒性を踏襲しつつ、販売価格は据え置き。さらに意識すると香ってくる、山椒の緻密なアクセントも面白い、通常品に勝るとも劣らない良品でした。

辛味は頭のおかしい激辛商品(獄激辛シリーズ)ほどネジの外れた強さではないですし、途中で引き合いに出した激辛カップ麺(北極、辛辛魚、旨辛麺MAX etc.)ほど強烈でもないけれど、それだけに旨みを味わうための余白が目立っていたので、味仙のカップ麺が好き! もうちょい辛くても大丈夫! であれば、買いですよ。【author・taka :a(大石敬之)】

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