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東京随一の濃厚味噌ラーメン【麺処 花田】監修「一度は食べたい名店の味」今度はPREMIUMな味わいで再現!!

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エースコック

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2020年11月30日(月)新発売のカップ麺、エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン」の実食レビューです。

東京・池袋で行列をつくる味噌ラーメン専門店「麺処 花田」の看板メニューをPREMIUM(プレミアム)なカップラーメンにアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田

麺処 花田(めんどころ はなだ)とは、都内随一の濃度を誇る “濃厚ベジポタ系みそラーメン” の名店で、創業は2010年(平成22年)4月28日。

辛うまラーメンの最高峰「蒙古タンメン中本(もうこタンメンなかもと)」及び東京都中野区の名店「味噌麺処 花道(みそめんどころ はなみち)」出身の店主・花田秀治氏が東京都豊島区東池袋にて1号店を開業し、とにかく濃厚な味わいの味噌ラーメンは、マニアの間でも評判になっています。

店主:花田秀治氏

今回のカップ麺「一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン」は、エースコックと「麺処 花田」店主・花田秀治氏の共同開発商品で、同店の看板メニュー「味噌」をPREMIUM(プレミアム)な味わいで再現。これまでにも何度かエースコックの同シリーズにてカップラーメンを監修している「麺処 花田」ですが、PREMIUMタイプが出るのは今回が初めて。

一度は食べたい名店の味とは、誰もが “一度は食べてみたい” と思う名店の味を店主監修のもと再現した人気ご当店カップ麺で、多数の自社ブランドを保持しているエースコックですが、そのなかでも特に力を入れているシリーズのひとつ。2016年8月22日発売の「一度は食べたい名店の味 ぜんや 行列必至の塩ラーメン」から続いているため、気がつけば早くも5年目に突入しました。

同シリーズより「麺処 花田」監修のカップラーメンが初めて発売されたのは、現在から遡ること3年以上前の2017年2月6日。コンビニ向けの縦型ビッグ容器を採用した「一度は食べたい名店の味 麺処 花田 行列必至の味噌ラーメン」がエースコックと「麺処 花田」の初コラボ商品で、2019年10月14日にタイアップ第2弾「一度は食べたい名店の味 麺処 花田 濃厚辛味噌ラーメン」を市場に投下。

第3弾は「麺処 花田」初のPREMIUM(プレミアム)

エースコックとのタイアップ第1弾は、看板メニューの「味噌」を再現。第2弾は「辛味噌」を再現していたので、次は近年の同シリーズにおける取り組み方から “汁なしメニュー” を展開してくるかと予想していたのですが、両者のタイアップでは初となるPREMIUMタイプ「一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン」を開発と本格感に磨きをかけてきた今回。

通常の「一度は食べたい名店の味」では縦型ビッグ容器に油揚げ麺を搭載し、2019年から取り組み始めた湯切りタイプの汁なしカップ麺にも油揚げ麺を合わせているのですが、PREMIUMでは大判どんぶり型の容器に “ノンフライ麺” を合わせ、なおかつ値段も通常版より高めに設定してあるハイエンドモデルの本気モード。

2016年8月発売のシリーズ第1弾より、数々の有名店とコラボを続け、合計35作以上のカップ麺(「ミニ」や「PREMIUM」のほか、一部の再販商品を含む)をリリースしてきた「一度は食べたい名店の味」ですが、そのなかでもPREMIUM版を監修してきたのは4つの限られた名店「ぜんや」「狼煙」「四つ葉」「ど・みそ」だけなので、実は今回の「麺処 花田」で5店目という何気にレア度の高いバージョン。

信州味噌使用×たっぷり野菜

これまでのPREMIUM版に倣い、ノンフライ麺を使用しているのはもちろん、さらに再現度を高めるべく、お店の「味噌」にも使われている “信州味噌” をスープに採用(みそ原料中に信州味噌62%使用)。加えて “たっぷり野菜” をパッケージでもアピールしているため、実店舗の人気サービス “野菜大盛り無料” も意識しているののかもしれません。

開封

PREMIUM版には3種類の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「粉末スープ」と「かやく」に、後入れの「液体スープ」で合計3袋。信州味噌を使用した液体スープの小袋はズッシリと重く、かやくの量も多いのですが、ノンフライ麺を採用しているのに “粉末スープは先入れ” というのが気になるところ。

この手法で麺とスープの一体感は向上する反面、麺の戻りムラが発生しやすくなるため、調理の際は熱湯を粉末スープに直接当てて溶かさなければいけません。

麺は熱風乾燥のノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。調理前の形状は、ランダムな縮れに独特の表面が印象深く、けっこう太めに切り出されているのもポイント。エースコックのニュースリリースには “生地にたっぷり水を抱かせた多加水めんです。しっかりとした弾力と滑らかさを併せ持つ生めんのような品質のめんに仕上げました” とあったので、多加水麺に強いエースコックの面目躍如に期待できそうな予感。

先ほど「PREMIUM」は値段が高いと買いたように、通常版「一度は食べたい名店の味」における縦型ビッグ(カップラーメン)のメーカー希望小売価格は税別220円、寸胴型の湯切りタイプ(汁なし)は税別240円が標準となっているのに対し、今回のPREMIUMは税別270円と強気な値段。2020年11月現在、コンビニで購入した場合の税込価格は288円なので、なかなかの大物です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175)
内容量:105g(めん65g)
商品コード:4901071211790(JAN)
商品サイズ:165×165×75mm
発売日:2020年11月30日(月)
実食日:2020年12月03日(木)
発売地域:全国(スーパー、コンビニ等)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
商品購入価格:288円(税込)
希望小売価格:270円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、植物性たん白、食塩、たん白加水分解物、大豆食物繊維、卵白粉)、スープ(みそ、ポークエキス、動物油脂、粉末みそ、食塩、香味油、香辛料、植物油脂、香味調味料、砂糖、酵母エキス、ポーク調味料、おからパウダー)、かやく(キャベツ、鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、もやし、メンマ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、乳化剤、酒精、香料、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、甘味料(カンゾウ)、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

かやくを開けてから粉末スープを入れるのがコツ

別添の小袋は「液体スープ」のみ後入れで、お湯を注ぐ前に「かやく」と「粉末スープ」を入れなければいけないのですが、粉末スープを効率よく溶かすために “かやくを入れてから粉末スープをあける” のがポイント。それから粉末スープを狙いつつ “ゆっくりと” 熱湯を注ぎ、液体スープの小袋は待っている間にフタの上にのせて温めます。

炒め野菜の風味にも注目

時間になったら “液体スープを入れる前に” 麺をほぐし、粉末スープが完全に溶けたことを確認してから液体スープを入れ、再度よく混ぜ合わせたら出来上がり。さすがに「麺処 花田」の実店舗で提供されているラーメンほどではないものの、エースコックが麺とスープに力を入れていた場合、具材が貧弱になるパターンも珍しくないので、たっぷり野菜の野菜は嬉しいのですが、それ以外の具材は‥‥うんw

なお一部の地域では売ってないこともあるかと思いますが、実際に立ち寄ったコンビニ大手4社のなかでは「ミニストップ」での取り扱いが意欲的だったので、販売店の参考にしてください。それでは、ノンフライ多加水麺のクオリティやスープの濃度をはじめ、コストパフォーマンスにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)あたり
カロリー:388kcal
たん白質:9.9g
脂  質:11.2g
炭水化物:61.8g
食塩相当量:6.5g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:4.4g)
カルシウム:271mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:388kcal(めん・かやく:254kcal)(スープ:134kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

高品質な多加水ノンフライ麺を使用

5.5

実店舗で使われている麺は、東京随一とされる濃厚な味噌スープに負けないように、三河屋製麺と共同開発した特注の中太麺で、形状は平打ちのストレート。麺の加水率についてネット上の評判・口コミを検索すると、加水率高め・加水率低めと真逆のコメントがヒットするのですが、おおむね “加水率は高い” との感想が多く、茹で時間は長め。

箸で持ち上げたときの重量感もポイント

対する今回のカップ麺に使われている麺は、丸刃でカットされた加水率の高い太ちぢれ麺なので、お店のストレート麺とは異なる形状に切り出されているのですが、食べ始めの歯応えは強く、後述する濃厚なスープに負けない存在感。多加水麺らしく表面は滑らかな質感でありながら、スープを弾いて孤立することはない、一体感の高さは先入れの粉末スープも功を奏していたのでしょう。

食べ始めのギュッと詰まった噛み応えもさることながら、後半にかけてモチモチとした粘りが増してくるので、あえて長めに放置 or ゆっくり食べるのも手。調理前の麺量は65gと縦型ビッグの標準量(70〜80g)よりも少ないのですが、食べ始めの歯応えと後半にかけて粘りを増してくる加水率の高い弾力により、麺量以上の食べ応えが楽しめました。

スープ

お店クオリティ!!

7.0

実店舗のスープは、豚のゲンコツ(大腿骨)に、鶏ガラやモミジ(鶏の足先)を炊いた後、豚足や豚の背脂、昆布、香味野菜などを加え、野菜を潰しながら6時間以上じっくり煮込み、一晩寝かせて熟成させているのもポイント。タレにはキレのある赤味噌を軸に、まろやかな白味噌を合わせ、甘みを出すために玉ねぎと人参をトロトロになるまで炒めたペーストを加えているそうです。

それを再現した今回の粉末スープには、粘度を上げるための人工的なトロミ成分が含まれていたので、そこだけ見るとナチュラルではないのですが、液体スープに含まれる芳醇な味噌のコクと豚骨の旨みが味わい深く、ぽってりとした口当たりでも不自然な印象を与えません。

濃厚ベジポタ系みそスープの雰囲気あり

液体スープに含まれる味噌ダレは、赤味噌に由来するキレと信州味噌(白味噌)のコクをバランスよく配合し、比率としては赤味噌よりも白味噌が主役。そのため濃いめの味が好きなユーザーも納得の濃度を打ち出しつつ、味のタイプとしては実に穏やかで、なおかつ濃厚さの指標を履き違えていない、塩気よりも旨みで食わせるタイプ。

表面に浮かぶオイルはオレンジ色ですが、唐辛子の辛味を効かせたオイルではなく、ここに豚脂(ラード)で野菜を炒めたような芳ばしい風味が仕込まれているため、野菜などの具材を中華鍋で炒めたような臨場感を実現。ところどころにカップ麺らしさはありますが、だいぶレベルが高く、値段以上の満足感が得られました。

具材

たっぷりキャベツが好印象

5.0

実店舗のラーメンには、中華鍋で炒めたキャベツ、もやし、ニラ、玉ねぎをはじめ、スープの味を壊さないように醤油系の味付けを控えたチャーシューをトッピング。さらにメンマと白髪ネギを盛りつけるスタイルで、野菜を無料で大盛りにできるのも人気の秘訣。

それを再現したカップ麺の具材は、キャベツ、鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、もやし、メンマの5種類で、残念ながら鶏・豚味付肉そぼろ(程良く味付けした肉そぼろ)はスポンジ食感のハズレ系。メンマも小さいうえに数は2.5個と頼りなく、もやしの量も多くはないけれど、キャベツの量は申し分ありません。

みずみずしいキャベツと濃厚スープがベストマッチ

ほかの商品にも使われている汎用のキャベツなので、エースコック×リンガーハットのコラボ商品に使われている国産キャベツのように特別な付加価値はないのですが、白みそ仕立ての優しいスープに、みずみずしいキャベツの食感と風味がフィット。たっぷり野菜の謳い文句に嘘偽りのない、値段に伴った内容です。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

メーカー希望小売価格は税別270円ということで、カップ麺としては高価な部類に入りますが、クオリティの高いノンフライ多加水麺に、ここまで旨みの重心が低い白みそ仕立ての濃厚ぽってりスープは珍しく、たっぷりキャベツで具材のボリューム感も申し分ない、きちんとプレミアムな一杯に仕上がっている良品でした。

コンビニで購入した場合の税込価格は288円と高価な部類に入りますが、それでも値段以上の美味しさだと感じたので、気になっている方は最寄りの販売店(スーパー、ドラッグストア、コンビニだとミニストップ)をチェックしてみてください(author・taka :a)

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