セブン限定「中華蕎麦とみ田」監修「銘店紀行」四代目は “銘店級の強ごし麺” と “香りの一撃” に注目!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年6月14日(月)リニューアル新発売、セブンプレミアムのカップ麺「銘店紀行 中華蕎麦とみ田」の実食レビューです。

千葉・松戸の名店「中華蕎麦とみ田」監修のカップラーメンが “銘店級の強ごし麺” を実現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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銘店紀行 中華蕎麦とみ田 四代目

中華蕎麦とみ田(ちゅうかそば とみた)とは、千葉県松戸市を中心に直営13店舗を展開している日本屈指の名店で、本店の創業は2006年(平成18年)6月5日。店主の富田治(とみた おさむ)氏は、昼に大勝軒系・夜は二郎インスパイア系のラーメンを提供していた二毛作営業の草分け「大黒屋本舗」の元店長という経歴を持ち、映画の主演も務めるなど、圧倒的なカリスマ性で業界を牽引しています。

「中華蕎麦とみ田」の概要と店舗外観の写真

今回の新商品「銘店紀行 中華蕎麦とみ田」は、中華蕎麦とみ田の店主とセブン&アイグループ及び明星食品の共同開発商品で、中華蕎麦とみ田が誇る素材の旨さを活かした極太麺と超濃厚スープの力強い味わいを再現。コンビニのセブンイレブンやセブン&アイグループのGMS(イトーヨーカドーなど)でも定番のカップラーメンなので、ご存知の方も多いでしょう。

「中華蕎麦とみ田」監修のカップ麺が初めて発売されたのは、およそ11年前となる2010年(平成22年)7月23日の話。その当初から富田店主とセブン&アイグループ及び明星食品の共同開発商品で、スーパーノンフライ製法の麺を搭載した大判どんぶり型の本格仕様「地域の名店 千葉・松戸 中華蕎麦とみ田 超濃厚魚介豚骨醤油ラーメン」からスタート。

その後も定期的にリニューアルを繰り返しつつ、最終的には北海道・東北・神奈川エリア限定で販売を続けていましたが、2018年(平成30年)1月に突如「地域の名店シリーズ」が廃盤になり、ブランドそのものを「銘店紀行(めいてんきこう)」に鞍替え。容器の形状を縦型ビッグに変更し、麺の製法も縦型カップ用のスチームノンフライ製法に切り替えるなど、製品スタイルを一新しました。

「地域の名店シリーズ」を前身とする「銘店紀行」

「中華蕎麦とみ田」監修のカップ麺も2018年1月22日発売品から「銘店紀行」の一員に加わったので、味のクオリティや再現度については極端に落ちてしまったものの、手軽に食べられる簡便性と手に取りやすい値段、さらに圧倒的な量の特盛具材を武器に、セブンプレミアムゴールドの日清名店仕込み「一風堂」「すみれ」「山頭火」と差別化。

明星食品が担当していた「地域の名店シリーズ」は、セブンプレミアムゴールドの「日清名店仕込み」に勝るとも劣らないクオリティだったので、個人的には勿体ないと感じたのですが、それはさておき2018年1月22日発売の初代「銘店紀行 中華蕎麦とみ田」を皮切りに、2019年3月18日発売の「二代目」以降、明星独自のノンフライ麺を65gから70gの大盛りに更新。

2020年3月23日発売の「三代目」では、大盛りの麺量はそのままに、パッケージで “特盛チャーシュー” をアピールし始め、具材の食べ応えを強化。その流れを汲んだ今回の2021年6月14日発売品は「四代目」で、前回の特盛チャーシューを継承しつつ “銘店級の強ごし麺” を搭載しているのが大きなリニューアルポイント。

銘店級の強ごし麺とは‥‥

まるで近年の明星食品が力を入れている即席めんブランド「麺神(めがみ)」を豊富とさせるような力強さを感じるので、おもわず期待が高まるところ。ちなみに「中華蕎麦とみ田」の店主は、女優の新川優愛(しんかわ ゆあ)さんと共に「麺神」の初代CMキャラクターに起用されたくらい、明星食品と深い繋がりを築いているため、その技術を応用しているのかもしれません。

開封

フタの上には「麺神」と同じようにメッセージを記載

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「特製オイル」が1袋。この構成については2018年1月発売の初代「銘店紀行 中華蕎麦とみ田」から変わっていませんが、初代〜三代目の小袋には記載されていなかった “香りの一撃” という表記が気になるところ。小袋を取った後のフタ上には(接着剤で真ん中が剥がれたけど)燻した魚介の香りを利かせた-・とあるため、そこが見どころ。

ご覧の通り “特盛チャーシュー” は無事継承

かやくは四角いチャーシューチップを筆頭に、メンマ、ねぎとシンプルな構成で、コストの高いノンフライ麺を使用しながらも具材たっぷり。初代と二代目にはナルトも入っていましたが、三代目にリニューアルしたタイミングで取り除かれたので、具材の構成は前回から変わっていません。

セブンイレブンでの販売価格は208円(税込224.64円)ということで、これについてもリニューアル前の三代目から変更なし。またイトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマートほか、オムニ7(イトーヨーカドーのネット通販サイト)も販売店に含まれます。オムニ7を経由した場合は送料・手数料が別途必要になりますが、近所のセブンイレブンに売ってない! という方はご参考ください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:銘店紀行 中華蕎麦とみ田
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:102g(めん70g)
商品コード:4902881484701(JAN)
発売日:2021年06月14日(月)
実食日:2021年07月11日(日)
発売地域:全国(セブン&アイ限定)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
商品購入価格:224円(税込)
希望小売価格:208円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:390ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(香りの一撃)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん〔小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、植物性たん白、たん白加水分解物、酵母エキス〕、スープ(ポークエキス、デキストリン、糖類、豚脂、食塩、たん白加水分解物、香味油、さばぶし粉末、かつおぶし粉末、酵母エキス、香味調味料、しょうゆ、香辛料、にぼし粉末、でん粉、植物油脂)、かやく(チャーシュー、メンマ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、リン酸塩(Na)、香料、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本商品製造工場では、かに・落花生を含む商品を製造しています。

実食開始

うっすら茶褐色な見た目が特徴的

四代目における最大のリニューアルポイントといっても過言ではない「銘店級の強ごし麺」は縮れが強く、いい意味で無骨な佇まい。本店で提供されている「らぁめん(TOKYO-X 純粋豚骨)」には白っぽい見た目の細麺を使っているので、すこし茶褐色なのは以前の「つけめん」をイメージしてのことでしょうか。

マジで具材びっしり

別添の小袋は後入れなので、待っている間にフタの上で温めた後、食べる直前に加えて混ぜたら出来上がり。あいかわらず粉末スープは魚粉に由来する香りが強く、しかしながら「香りの一撃」を加えた途端、なるほど鰹を煙で燻したような香りが漂ってくる調理直後。あいかわらず具材のボリューム感も凄まじく、今のところパワーダウンした印象は受けません。

ちなみに内容量は前回(2020年3月発売品)と比較して1gしか変わっておらず、カロリーの数値も2kcalしか違いませんが、たんぱく質のみ11.6gから13.3gに増量と目に見えて違うので、その変化が麺のリニューアルに大きく関わっているのかもしれません。というわけで、引き続き前回との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(102g)あたり
カロリー:402kcal
たん白質:13.3g
脂  質:10.4g
炭水化物:64.7g
(糖  質:63.0g)
(食物繊維:1.7g)
食塩相当量:7.5g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:4.7g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:130mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:402kcal(めん・かやく:299kcal)(スープ:103kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

再現度は扨措きクオリティは高い

6.0

2021年7月現在の本店で提供している「らぁめん」の麺は、以前の「中華そば」に使われていた自家製麺とは別物で、もっと細くてアシのあるストレート麺にリニューアルしています。つまり、再現度は低いどころか真逆といっても過言ではないのですが、ひとつのノンフライ麺としてクオリティが低いわけではありません。

「麺神」のノンフライ麺とも違った

前回のノンフライ麺に配合していた “乳たん白” はカットして、新たに「しょうゆ」と「たん白加水分解物」を練り込み、加水率を下げているのも大きなポイント。もちもちとした粘り気よりも強付きが目立ち、喉越しよりもワシワシとした食感をワイルドに楽しみたくなるような‥‥そう、これってタイプとしては二朗インスパイア系にカテゴライズされる極太麺。

そのため本店の麺を忠実に再現しているわけではなく、即席カップめん業界のトレンドを強く意識した仕上がりなので、それもどうなのかと思いますが、後述する濃厚なスープとの相性や食べ応えについては申し分ありません。もし可能であれば、今後の明星食品が手掛ける二郎インスパイア系のカップラーメンにもシレッと使ってほしいです。

スープ

粉末スープもテコ入れ

5.0

土台の粉末スープは節系の魚粉が強く、バランスとしては鰹(カツオ)よりも鯖(サバ)が優勢で、その間を縫うようにスッ‥‥と通る煮干しのアクセントも繊細にして粋。以前は鰹、煮干し、鯖の順に強かったので、それとはフレームワークが異なります。もうちょっと豚骨の荒々しさも感じたいところではあるものの、味としては充分に濃厚で、特に魚粉の主張については申し分のないインパクトの強さ。

「香りの一撃」も伊達じゃない

さらに「香りの一撃」を加えると、スモークチーズやベーコンにも通じる燻製風の香りが重なって、魚粉だけでは表現できない芳ばしさをプラス。さらに豚脂(ラード)を中心とする動物性の油脂が主成分なので、動物系のコクも奥行きが増し、スープ全体の濃度を底上げしてくれます。

本店で提供している「らぁめん」のスープは、いわゆる “またおま系” とも呼ばれていた濃厚魚介豚骨を卒業し、幻の豚肉として知られる「TOKYO X(トウキョウエックス)」と「水」だけで煮込んだ純粋豚骨を特徴としているため、現状の再現度は低いといわざるを得ません。ただ、これまでのイメージとしてはコチラのほうが “とみ田らしい” ですよね。

具材

三代目から変更なし

5.0

あいかわらずネギは飾り程度しか入っておらず、チャーシューチップも「明星 麺神カップ 極旨魚介醤油」に使われている直火焼きチャーシューではないけれど、大量のチャーシューチップをはじめ、メンマの量も多く、物足りなさはありません。

けっこう美味しい

メインのチャーシューチップはハムみたいな食感なので、高級感のある肉具材ではないのですが、これだけ入っていれば上等も上等。部分的に脂身を注入しているため、ところどころジューシーですし、これで税込224円ですからコストパフォーマンスも高いです。

総評

5.0

容器の側面には「中華蕎麦とみ田」本店の外観を印刷していますが、現在の本店では “豚骨魚介を封印している” ため、厳密にいうと再現度は高くありません。しかし、三代目「銘店紀行」の魅力を踏襲しつつ、特製オイルに燻製風の香りを付け、麺の加水率を下げるなど、前回とは明確な違いを感じました。

お店は創業15年目を迎え、味を純粋豚骨に絞りましたが、やはり豚骨魚介系のほうが「中華蕎麦とみ田」らしく、セブンプレミアムの「銘店紀行」で豚骨といえば「博多だるま」なので、このまま豚骨魚介系を継続するのがいいかもしれません。ちなみに2021年7月5日「博多だるま」のカップ麺も “銘店級のバリこし麺” に変わっているので、後日あらためてレビューします【author・taka :a(大石敬之)】

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