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別添の生姜がヤバすぎる。トレンドの “ガッツリ淡麗„ を意識した「麺神カップ 生姜醤油味」が分かりやすくウマい!

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年10月27日(月)新発売、明星食品のカップ麺「明星 麺神カップ 生姜醤油味」(278円+税)の実食レビューです。

ラーメン界隈の新たなトレンド!? がっつり食べ応えのある極太麺×あっさりキレのある淡麗系スープ “新感覚のガッツリ淡麗系„ を麺神カップで表現!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺神 生姜醤油味

麺神(めがみ)とは、家庭での調理を前提とした即席麺でありながら、専門店さながらのクオリティを追求し、常識を超えた極太麺と濃厚なスープで味わう “真のお店品質„ を目指して生まれたブランドで、2020年(令和2年)9月21日に関東・甲信越エリア先行で発売された袋麺「明星 麺神 神太麺(かみふとめん)×旨 醤油」及び「同 味噌」を皮切りに発足。

麺神カップはラーメン界のトレンドに敏感

颯爽と現れた明星食品の新ブランドは、当時の常識を覆す “ゆで時間7分„ の仕様を打ち出し、かつてない太さで話題になったのも束の間、2週間後にカップラーメンの「麺神カップ」を全国展開。それ以降、極太ノンフライ麺のクオリティを追求し続けているのですが、なかでも「麺神カップ」はラーメン業界のトレンドに敏感で、その最新作として現れたのが本商品。

このページでレビューする「明星 麺神カップ 生姜醤油味」は、食べ応えのある “もっちり食感の極太ノンフライ麺„ に “鶏や豚のだし感が強く、濃い味わいの醤油スープ„ を掛け合わせた一杯で、生姜醤油味のラーメンといえば長岡生姜醤油ラーメン(新潟県長岡市発祥のご当地ラーメン)が真っ先に思い浮かぶ筆者なんですけれども、こちらはラーメン界隈のトレンドとされる新感覚の「ガッツリ淡麗」がモデル。

ガッツリ淡麗(がっつりたんれい)とは、もっちりとした弾力で食べ応えを与える極太多加水麺に、だし感を強く効かせた淡麗系のスープを特徴とするラーメンの総称で、2020年(令和2年)7月4日にオープンした東京都豊島区巣鴨の人気店「まるえ中華そば」(中目黒にある「中華そば えもと」の系列店)が提供している “チャーシュー麺„ が代表的。

出典:VACANラーメン特集

2012年(平成24年)2月13日に日清食品が太麺×淡麗系スープを特徴とする「日清HYBRID太麺堂々 黄金の淡麗 鶏だし塩」を発売していたので、少なくとも12年以上前から存在する組み合わせになりますが、ラヲタの間では3、4年前から注目され始めた様子。ただ、それを堂々と訴求した即席カップめんは現時点で目立っていないため、けっこう新鮮味を感じます。

開封

フタ上に「おろし生姜」を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「おろし生姜」1パックのみ。縦型ビッグに調味油や液体スープの別添は珍しくないけれど、ガチの生姜は比較的にメジャーではありません。しかも、食べる直前に加える後入れ仕様。おろしニンニクの別添しかり、かなりの効果に期待できます。

2種のネギが嬉しい

かやくはチャーシューチップ、小ネギ、輪切りネギの組み合わせで、チップ状のチャーシューは縦型カップらしいアイテムになりますが、2種のネギを組み合わせているのは好印象。この時点で特殊な香りが漂ってくるわけではないけれど、動物系の主張が強めのファーストインプレッション。

ちなみに2025年11月現在の縦型ビッグ製品における希望小売価格の設定は、ほとんどのメーカーが271円(税別)を基準に定めているのに対し、今回は278円(税別)と若干ながら高め。ただ、大判どんぶり型の「別格麺神」を除く「麺神カップ」の希望小売価格は現時点で基本的に278円(税別)なので、生姜醤油味だけが特別に高いわけではありません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 麺神カップ 生姜醤油味
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:91g(めん70g)
商品コード:4902881458719(JAN)
発売日:2025年10月27日(月)
実食日:2025年11月14日(金)
発売地域:全国
取得店舗:スーパーマーケット
小売価格:278円(税別)
購入価格:267円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(おろし生姜)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、でん粉、香味調味料)、スープ(しょうゆ、おろししょうが、デキストリン、たん白加水分解物、食塩、糖類、チキン調味料、豚・鶏エキス、香辛料、油脂加工品、ポーク調味料、でん粉、植物油脂、香味調味料)、かやく(チャーシュー、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かに・落花生を含む製品を生産しています。

実食開始

これが「生めん風3層極太製法」による極太麺

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、明星食品曰く “食べ応えのあるもっちり食感„ とのこと。該当のニュースリリースに製法の記載はないけれど、パッケージに「生めん風3層極太製法」の訴求が見られるため、ひとつ前の新作「豚ねぎ塩ラーメン」(2025年7月14日発売品)と共通する製法で作られています。

鎮座する「おろし生姜」のインパクトよ

別添の「おろし生姜」は後入れなので、それを取ってから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を——っと危ねぇ。パッケージ側面の調理方法や小袋にも “フタの上で温めてください„ などの記載は見当たらないため、今回は「おろし生姜」を温める必要はない模様。そんなに変わらないと思いますけど、念のため。それにしても存在感すごいな‥‥。

というわけで、麺神カップが誇る極太ノンフライ麺の迫力も然る事乍ら、おろし生姜のインパクトも凄まじい調理直後。ただ、それらを支える淡麗スープのイメージがパッと思い浮かばないので、全体のバランスにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(91g)あたり
カロリー:334kcal
たん白質:8.5g
脂  質:5.5g
炭水化物:62.7g
食塩相当量:6.5g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:121mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:334kcal(めん・かやく:295kcal)(スープ:39kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安心と信頼の麺神品質

5.0

熱湯5分の縛りを持つ縦型カップのノンフライ麺としては限界に近い太さに切り出されているのですが、明星食品の独自技術「生めん風3層極太製法」の凄いところは熱湯5分で不具合なく戻るところ。このサイズだと部分的に硬かったり、なかには最後までムラが解消されない製品もあったりするのですが、まったくもって気になりません。

もちもちのベクトルも独特

その太さについてはもちろん、多加水麺だからこその摩擦抵抗が少ない口当たりや、もっちりとした密度感も特筆すべきポイント。密度感に関していえば、表面だけソフトに入り、中心部にはコシを残す2層構造のノンフライ麺もありますが、こちら3層構造なのに食感の変化がフラットで、表面から中心部まで3層以上あるんじゃないかと深く考えてしまうほど。

もちろん時間の経過に伴い弾力は変化していきますが、じっくりと茹であげた多加水麺のそれなので、最後までネガティブな印象を抱くことはありません。むしろ食べ終わる頃がピークなんじゃないかと、それくらいポジティブな変化でした。小麦の風味も芳醇なんですよね、しっかりと。

スープ

おろし生姜すばらしい

5.0

別添の「おろし生姜」が影響する前のスープを味わってみたところ、いかにもカップラーメンらしいフレームワークで、このままだとハイクオリティなノンフライ麺とは釣り合わない設計。また油揚げ麺ではないことに加えて調味油も別添されていないため、オイルのコクにも期待できず、もちろん液体しょうゆ特有のキレも皆無なのですが、鶏と豚の出汁が強いところは好印象。

本日の主役

そこに別添の「おろし生姜」を馴染ませると一変、ジンジャーパウダーでは出せないフレッシュな香味が全体を掌握。月並な料理を引き合いに出すと “豚の生姜焼き„ に近い構成なので、新進気鋭の味わいではないけれど、それだけに親しみやすく、おろし生姜のインパクトで極太ノンフライ麺が独り歩きすることもありませんでした。

かやく

質のこだわりが好印象

4.0

かやくの内容はシンプルですが、大豆たん白加工品が横行している昨今。対して今回のチャーシューチップは本物の豚肉を主原料にしているため、きちんと豚肉の旨みが楽しめます。一昔前は安っぽく思える具材でしたけど、これからは貴重な存在になってくるかもしれません。

ネギは2種ともFD(フリーズドライ:真空凍結乾燥)具材なので、AD(エアドライ:熱風乾燥)特有の繊維質が気になることはなく、味も穏やか。それでいて香りは丸みを帯びながらも強く、前述のスープに合っていました。

総評

5.0

スープの味に奇抜な要素はなかったものの、おろし生姜の効果は凄まじく、そこに極太ノンフライ麺は新鮮味を感じる組み合わせ。はたして「ガッツリ淡麗」らしいのかと聞かれたら、その系統を深く知らない筆者には答えられない項目になりますけど、極太麺と生姜が好きなら試す価値あり。

ちなみに現在、大判どんぶり型の「別格麺神」2品(横浜家系豚骨醤油、京都鶏白湯)は定番商品に位置付けられ、夏限定の麺神カップ「豚ねぎ塩ラーメン」もギリギリ販売中ではあるものの、それを除くと縦型ビッグのラインナップは「生姜醤油味」のみ。これも通年商品ではないので、引き続きトレンドを意識した変わり種を出してくるのか、それとも新定番を繰り出してくるのか、次の動向にも注目です。【author・taka :a(大石敬之)】

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