CMで話題【麺神】カップ麺 “常識を超えた麺を味わう神旨な一杯” 第2弾「神太麺×旨 味噌」降臨

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明星食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2020年11月9日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 麺神カップ 神太麺×旨 味噌」の実食レビューです。

型破りな神ブランド「麺神」カップ “第2弾” は袋麺でも大好評発売中の「味噌」をアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺神カップ 神太麺×旨 味噌

麺神(めがみ)とは、空前の極太麺ブームを背景に、真のお店品質を目指して開発された明星食品の新ブランドで、即席麺の常識を超える前例にない「超極太麺」と「超濃厚スープ」をコンセプトに発足。新型コロナ禍の真っ只中、だからこそ家でも “プチ贅沢” が味わえる商品という位置付けらしく、ブランドサイトも入念に作り込み、発売前に実施した麺の調査では約9割(明星食品調べ)の高評価を得たそうです。

“真のお店品質” を目指した麺神(めがみ)

今回の新商品「明星 麺神(めがみ)カップ 神太麺(かみふとめん)×旨 味噌(うま みそ)」は、2020年10月5日に発売された麺神カップ第1弾「明星 麺神カップ 神太麺×旨 醤油」に続く第2弾の新作で、2020年9月21日に関東・甲信越で発売された袋めん「明星 麺神 神太麺×旨 味噌」を縦型BIGサイズのカップラーメンに落とし込んだもの。

2020年11月10日現在、まだ袋麺の発売地域は関東・甲信越(1都9県)に限定されているのですが、従来の即席麺では難しかったコシと耐久性の高さを実現させた “袋麺史上最太級” の超極太ノンフライ麺を筆頭に、これまで明星食品とタイアップしてきた「中華蕎麦とみ田」「辛麺屋 輪」「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」「牛骨らぁ麺 マタドール」「大砲ラーメン」「支那そばや」「風雲児」各店の代表も完成度の高さを絶賛。

さらに千葉・松戸の神有名店「中華蕎麦とみ田」の富田治(とみた おさむ)店主と女神のような女優・新川優愛(しんかわ ゆあ)さん、そして「麺神」と “3つの神” が共演したテレビCM『広告の難しさ篇』を公開し、本来であれば商品の特徴や魅力を伝えなければいけないコマーシャルメッセージで「広告は難しい。食べてもらうしかない」と企業の本音をぶちまける、型破りな宣伝を行ったことでも話題になりました。

満を持す麺神カップ第1弾は「神太麺×旨 醤油」

2020年3月に創立70周年を迎えた明星食品は、群雄割拠の即席めん市場に同社の総力を結集した渾身の新商品「麺神」を投下することで、業界に大きな衝撃を与えることに成功したのですが、その2週間後に同ブランド初の即席カップめん「明星 麺神(めがみ)カップ 神太麺(かみふとめん)×旨 醤油(うま しょうゆ)」を展開し、さらなるブランドラインナップの強化を実現。

袋麺の「麺神」は関東・甲信越エリア限定だったので、筆者の暮らしている関西には売ってないのですが、幸いなことに「麺神カップ」は全国発売の全チャネル販売。カップ麺史上最太級のノンフライ麺を搭載した麺神カップの第1弾は、簡便性も重視しなければいけない(大判どんぶり型のカップラーメンよりも制約のある)縦型カップにもかかわらず、その制約を感じさせない品質のノンフライ麺で、これまでの常識を打ち破ります。

そんな麺神カップ第1弾「神太麺×旨 醤油」のノンフライ麺は特筆すべきクオリティに到達していたのに対し、なぜかスープの仕上がりはインスタント感の強いテイストで、とろみ成分による人工的な粘度の高さも玉に瑕。しかしながら多めに仕込まれた背脂加工品をはじめ、自然な歯触りのメンマに新開発の直火焼きチャーシューなど、結果的な印象は悪くありませんでした。

麺神カップ第2弾は袋麺に準じて「味噌」を展開

その続編となるのが今回の麺神カップ第2弾「神太麺×旨 味噌」で、確固たる実績を残したノンフライ製法の神太麺を筆頭に、2種類の合わせ味噌と生姜・山椒・にんにくを加えた香り広がる超濃厚な旨味噌スープが特徴と公式のニュースリリースでアピール。前述のように第1弾の「神太麺×旨 醤油」は、スープの人工的な要素が気になったので、そこは味噌のほうがナチュラルかもしれません。

開封

小袋の下にはメッセージが‥‥

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「神旨の一滴」が1袋。小袋を取り外すと、その下には “山椒と炒め野菜が香るコクと旨みが濃厚な味噌スープ。太いのにギュッとしまったコシのある神太麺。ほぼほぼお店の神旨の一杯、お楽しみください” という、明星食品からのメッセージが隠されたデザインもポイント。

具材のラインナップは平凡だけど香りはいい

開封した瞬間、粉末スープから赤味噌を筆頭にキレのある香りが漂い、お湯を注ぐ前から食欲を刺激してくる実食前。具材は豚・鶏味付ひき肉、キャベツ、斜め切りのネギ、背脂加工品の組み合わせで、前回の「神太麺×旨 醤油」で印象的だった直火焼きチャーシューチップよろしく個性的な具材は入っていませんが、ひとまず貧弱ではありません。

2020年11月現在、縦型ビッグのカップ麺におけるメーカー希望小売価格は税別220円が標準となっているのですが、今回の麺神カップは税別230円と若干ながら高めの値段。そのためコンビニで購入した場合の税込価格は246円と安くはないものの、第1弾(神太麺×旨 醤油)と同じ値段設定なので、第2弾が特別に高いわけではないですし、コンビニ以外の店舗であれば税込215〜225円前後が相場でしょうか。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 麺神カップ 神太麺×旨 味噌
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場
内容量:102g(めん70g)
商品コード:4902881451093(JAN)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm
発売日:2020年11月09日(月)
実食日:2020年11月10日(火)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:イオンリテール
商品購入価格:224円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(神旨の一滴)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、植物性たん白、酵母エキス)、スープ(豚脂、みそ、でん粉、食塩、糖類、ポークエキス、大豆加工品、香味油、香辛料、たん白加水分解物、酵母エキス、香味調味料)、かやく(豚・鶏味付肉、キャベツ、背脂加工品、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、カラメル色素、乳化剤、卵殻カルシウム、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かに・落花生を含む製品を生産しています

実食開始

麺神カップ第1弾と共通のノンフライ麺か

麺は明星食品のカップめん史上もっとも太いとされるノンフライ麺で、袋麺の「麺神」に使われているノンフライ麺は茹で時間7分と常識外れの設定ですが、今回の「麺神カップ」は熱湯5分と常識的。前回と同じように、麺をスムーズに戻すための工夫なのか “あえて麺と麺の間に隙間を空けているような作り” となっていて、見た目も同じような雰囲気から、もしかすると共通のノンフライ麺を使用しているのかもしれません。

あとは熱湯を注いで5分間、別添の小袋「神旨の一滴」は後入れなので、食べる直前に加えて混ぜたら出来上がり。今回も粉末スープにトロミ成分が仕込まれていたので、人工的な粘度の高さが気になるところではあるものの、存在感の強いノンフライ麺を孤立させないための工夫でしょうか。

それでは、神太麺の仕上がりとニュースリリースで “超濃厚” とアピールされていたスープにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。なお第1弾はレビュー済みなので、感想や評価などの詳細が気になる方は、関連ページ:型破りな神ブランド「明星 麺神カップ 神太麺×旨 醤油」即席めんの常識を超えた!? 神旨な “めがみ” 降臨!! をご覧ください。

栄養成分表示:1食(102g)あたり
カロリー:414kcal
たん白質:9.6g
脂  質:12.3g
炭水化物:66.3g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:2.6g)
   (スープ:3.8g)
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:200mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:414kcal(めん・かやく:317kcal)(スープ:97kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

本日の主役

6.0

やはり今回のノンフライ麺も麺神カップ第1弾「神太麺×旨 醤油」に使われていたノンフライ麺と共通の印象で、加水率は高く、もちもちとした粘りの強い食感。形状は縮れの強い平打ち麺で、踊るような口当たりと芳醇な小麦の風味もさることながら、それ以上に注目したいのは麺の表面に発生している “ぬめり” の存在。

ちょっと長めに待ってもいい

食べ始めは中心部に芯を感じるギュッと締まった食感で、やや硬い歯応えのある弾力が楽しめるのですが、致命的な戻りムラは気にならず、熱湯5分できちんと食べ頃。そんなコシの強さもさることながら、伸びにくいのも特徴で、後半はモチモチとした粘りと表面の滑りが増してゆき、その粘りが加水率の高い生麺を茹で上げたときの臨場感を演出してくれます。

冒頭に載せた写真(容器側面)にも “創業以来、製麺技術に磨きをかけ続けてきた明星食品が「真のお店品質」を目指し 小麦香る、麺の食感にこだわった 即席麺の常識を超えた麺を開発——” と記載されていたように、たしかな完成度の高さから、そのアピールも誇張などではなく、今回の神太麺も縦型カップとは思えないノンフライ麺でした。

スープ

神旨の一滴で昇華

5.0

粉末スープに仕込まれている動物系は、丁寧に下処理した豚骨を強火で炊き出した白湯(ぱいたん)を彷彿とさせる、まったりとした乳化感の強い味わいで、調理前の香りでは赤味噌を強く感じたのですが、実際の味わいは白味噌のコクも強く、スープの食塩相当量は3.8gと高めの数値でありながら、攻撃性は感じません。

やはり人工的なトロミが気になるところではあるものの、丁寧な豚骨のコクと合わせ味噌の旨味から、そこまで不自然ではなく、前述した麺の滑りも相俟って、存在感の強いノンフライ麺を孤立させないのは好印象。

いい意味で豚臭さ有り

また別添の小袋(神旨の一滴)に “山椒と炒め野菜が香り立つ” と書いてあるように、小袋の中には炒め野菜の香りを閉じ込めた山椒オイルが入っているのですが、それと同時に直火釜でニンニクを炒めたような風味が並行し、昨今の二郎系・二郎インスパイア系をイメージして開発されたカップ麺にも使われている、いい意味で豚臭い風味が力強さを表現。

なまじ神太麺の完成度が高いので、ついついスープにもカップ麺らしからぬ要素を期待してしまうのですが、簡便性に優れた縦型カップという、制約のある立ち位置を思えば悪くありませんでした。

具材

かやくは背脂加工品がキモ

4.0

ネギは大きめの斜め切りですが、これといって目新しい具材ではなく、キャベツも他のカップ麺に使われている汎用の野菜。豚・鶏ひき肉もジャンクな味付けで、食感も風味もスナック的ですが、攻撃性を抑えたスープと対比を描く、いい意味でカップ麺らしい背徳感を表現。

ジャンクだけど悪くない

加えてスープの画像にも写っていた背脂加工品もギミックではなく、全体の濃厚感を加速させる存在。前回の炭火焼きチャーシューに匹敵する新具材に期待していると肩透かしを喰らうことになりますが、値段以下の内容ではないですし、背脂加工品が効果的だったので、それも踏まえて評価は及第点(星3)以上をつけました。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

第1弾の「神太麺×旨 醤油」と同じく人工的なトロミをはじめ、どうせなら簡便性を捨てて “脱カップ麺” を極めてほしいところではあるものの、大判どんぶり型と比較して制約の多い縦型カップとは思えない神太麺を筆頭に、今回も結果的な印象は悪くありません。

とりあえず「旨 醤油」と「旨 味噌」の2作で打ち切られることはないと思うので、引き続き加水率の高いノンフライ神太麺にあわせてフレーバーを選定してくるのか、それとも対極に「極のチャルメラ」を超えるような “神細麺” を打ち出してくるのか、麺神カップ第3弾の登場にも期待しましょう(author・taka :a)

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