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鶏のウマさ限界突破【MEGA鶏】2022年は “史上最大量の鶏油” を使用!! 鶏を突き詰めた二代目「濃厚鶏まぜそば」の実力は‥‥

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年7月25日(月)新発売、エースコックのカップ麺「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」の実食レビューです。

鶏をコンセプトにしたウマさ突き抜け系カップめん「MEGA鶏」2022年は “汁なし史上最大量の鶏油” を更新!! とことん鶏を突き詰めた、MEGA鶏の実力や如何に——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば 2022

MEGA(メガ)とは、一般的にK(キロ)の1,000倍を表す単位として使われている、基礎となる単位の1,000,000倍(例:1M=100万)を示すSI接頭語ですが、即席カップめん業界における「MEGA」といえばエースコック。2015年7月13日発売の第1弾「MEGAニボ ど煮干し中華そば」を皮切りに、素材のウマさを “とことん” 追求したフレーバーをコンスタントに展開しています。

エースコックの汁なし史上最大量の鶏油を訴求

今回の新商品「MEGA鶏(めがどり)濃厚鶏まぜそば」は、エースコックの汁なしカップ麺(湯切りタイプ)における “史上最大量の鶏油(ちーゆ)を使用した濃くてウマい特製香味油” を特徴とする一杯で、実は2020年1月20日にも同じタイトルの「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば※1」をリリースしていましたが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。

2020年1月発売の「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」は、MEGAシリーズ第12弾に該当するスポット商品で、MEGA史上初の湯切りタイプであり、MEGA史上初の “鶏” をコンセプトにしたフレーバーとして新規に開発。当時のパッケージにも今回と同じ位置に、同じフォントで “史上最大量の鶏油を使用した濃くてウマい特製香味油” を訴求していたのは、まだ記憶に新しいところ。

よくも悪くもエースコックの汁なしカップ麺らしく、かやくはショボいといわざるを得ない内容でしたが、別添の「麺ほぐし香味油」に含まれる強烈な鶏油の風味で「MEGA鶏」のインパクトを体現。たとえば鶏皮やボンジリの脂が苦手な方は、香味油のニオイでノックアウトされてしまいそうなくらい、とにかく強烈な香りのアタックを今でも鮮明に覚えています。

2020年1月の「MEGA鶏」/ 2021年1月の「MEGA鶏」

それに続く第2の「MEGA鶏」が現れたのは、2020年の初代「MEGA鶏」から約1年後、2021年1月4の話。今度は「MEGA鶏 濃厚鶏そば※2」というタイトルで、製品スタイルを湯切りタイプから汁ありのカップラーメン(タテロング)に変更していましたが、新たに配合された “鶏レバーパウダー” のクセと “鶏油” の掛け合いが素晴らしく、スープについては「★8」の超高評価を叩き出した逸材でした。

かくして2022年7月発売品は第3の「MEGA鶏」で、パッケージの謳い文句から察するに、2年前の「濃厚鶏まぜそば」よりも鶏油の量が増えている様子。さらに増やして大丈夫か‥‥? と、嬉しい懸念を覚える展開なのですが、もうひとつ注目すべきは “丸鶏エキス使用 仕上げシーズニング付き” というパッケージのアピールポイント。

前回の「濃厚鶏まぜそば」にも “オニオンやガーリック等の香味野菜の旨みを加えた鶏ベースの「仕上げシーズニング」を” 別添していましたが、丸鶏エキスについての言及はなかったので、さらなる鶏の底上げに期待できる展開。

丸鶏エキス使用を堂々とアピール

はたして従来の「MEGA鶏」を超えるインパクトを備えているのかどうか‥‥というわけで、本文中でも触れた前回・前々回の「MEGA鶏」についての詳細が気になる方は、以下の関連ページを参考にしてください。このページでは、2022年版「濃厚鶏まぜそば」を詳しく掘り下げます。

※1 “鶏” のウマさ限界突破「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」MEGA史上初の汁なし麺 “過去最大量の鶏油” 使用!!
※2 鶏白湯の傑作【MEGA鶏】鶏のウマさ限界突破「濃厚鶏そば」がヤバい!! 原材料には “あの素材” も——

開封

小袋の数は初代と同じ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「麺ほぐし香味油」と「仕上げシーズニング」の計3種。小袋の構成と各小袋の名称は初代「濃厚鶏まぜそば」と同じですが、それぞれ色が違うため、かやくの内容にも変化が生じているかもしれません。

麺も初代と同じかな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。一見すると大容量のカップで大盛りに思えますが、調理前の麺重量は100gなので、大盛り(めん130g)ではありません。それについても初代「濃厚鶏まぜそば」と共通するポイントで、雰囲気も酷似しています。

ちなみに2020年1月発売品のメーカー希望小売価格は240円(税別)だったのに対し、2022年版「濃厚鶏まぜそば」は260円(税別)に値上がりしているのですが、2022年6月1日に実施された価格改定による影響です。パーセンテージとしては8.5%アップなので、順当な値上げといえるかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:130g(めん100g)
商品コード:4901071208196(JAN)
発売日:2022年07月25日(月)
実食日:2022年07月30日(土)
発売地域:全国
希望小売価格:260円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:寸胴型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:670ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(麺ほぐし香味油・仕上げシーズニング・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、添付調味料(鶏油、植物油脂、糖類、チキンパウダー、チキンエキス、食塩、粉末しょうゆ、でん粉分解物、香辛料、香味油、オニオンパウダー、オニオンエキス、香味調味料、酵母エキス、たん白加水分解物、チキン調味料、全卵粉)、かやく(味付鶏肉そぼろ、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、重曹、微粒二酸化ケイ素、増粘多糖類、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

あいかわらず「かやく」は怪しい‥‥w

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、原材料名の表示(味付鶏肉そぼろ、ねぎ、唐辛子)は初代「濃厚鳥まぜそば」から変わっていませんが、輪切り赤唐辛子の質感が変わっています。ただ、歪な形状の味付鶏肉そぼろは怪しい雰囲気で、例によって例の如くスポンジみたいな食感か、それとも——。

見た目はともかく香りの鶏は濃い

添付調味料は2袋とも後入れですが、お湯を注いでから5分、フタの上で「麺ほぐし香味油」を温めながら待ち、湯切り後は “麺ほぐし香味油を麺に絡めてから「仕上げシーズニング」を加え” 再度しっかり混ぜ合わせるのがコツ。あいかわらず鶏油の香りが強烈で、食欲を刺激してくる調理直後。

ちなみに内容量は初代「濃厚鶏まぜそば」よりも1g多く、カロリーは627kcalから637kcalに増え、脂質も31.3gから31.5gに微増し、食塩相当量は6.4gから5.5gに減少するなど、興味深い変化が生じていました。はたして初代を超えることはできるのか‥‥引き続き「めん」「特製香味油・シーズニング」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(130g)あたり
カロリー:637kcal
たん白質:11.2g
脂  質:31.5g
炭水化物:77.1g
食塩相当量:5.5g
ビタミンB1:0.64mg
ビタミンB2:0.59mg
カルシウム:386mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

蒸し麺っぽい質感に注目

5.5

おそらく初代「濃厚鶏まぜそば」と同じ油揚げ麺、あるいは厳密には違ったとしても、体感的には微調整に過ぎません。形状は丸刃で切り出された平打ち麺で、縮れは緩やか。お湯を注いでから待っている間、エースコックの油揚げ麺に共通する独特のニオイが漂うのですが、麺ほぐし香味油のインパクトが強烈なので、ほぼ実食は気になりません。

熱湯5分きちんと守って食べごろ

そして、注目すべきは自然な密度感。同社の「焼そばモッチッチ」が誇る “真空仕立て麺” ほどの密度ではないけれど、太めの油揚げ麺に有り勝ちな軽さは控えめで、どちらかといえば蒸し麺に近い食感に仕上がります。物量的な食べ応えは「スーパーカップ大盛り」に劣りますが、噛んだときの自然な反発性と歯切れのよさは一見の価値あり。

前述のように調理前の麺重量は100gなので、他社の商品を例に挙げると「日清焼そばU.F.O.」や「一平ちゃん夜店の焼そば」と同等のボリュームになりますが、必要なお湯の目安量は670mlと多めに設定されています。つまり、麺の質感を最大限に引き出すために「寸胴型」の大容量カップを使用しているのかもしれません。余談ですが、混ぜやすいですよね、この容器。

特製香味油・シーズニング

あいかわらず鶏がスゲェ

6.0

特製香味油は初代「濃厚鶏まぜそば」と同じ鮮やかな黄色みを帯びているのですが、一見にして明確に違うのはオイルの量。というのも2020年1月発売品では容器底面の凸部分が見えていたのに、その凸部分までオイルが侵食するくらいには増えているんですよね。体感的に風味のインパクトについては同等で、劇的にアップしているわけではないけれど、こってり感は増しています。

丸鶏エキスが追加された仕上げシーズニング

続けて加える仕上げシーズニングは、初代と同じく香味野菜を強めに効かせ、濃厚な鶏白湯(とりぱいたん)を彷彿とさせる骨っぽさを備えているのですが、そこに丸鶏をぶち込んだようなコクを‥‥といったら大袈裟ですねw でも、気持ち肉の旨味が強くなり、鶏骨だけでは出せない旨みが強くなったように感じます。いやー、あいかわらず「MEGA鶏」してますよ。

とはいえ方向性は初代「濃厚鶏まぜそば」から大きく変わっていないため、当時ほどの斬新さはなく、同時に再販を待ち望んでいた方の期待を裏切ることもない、正当な進化を遂げていました。

かやく

皺寄せが否めない‥‥w

2.0

赤唐辛子の質がナチュラルになっているような、そこに初代「濃厚鶏まぜそば」との違いを感じるものの、ネギは歯触りが強い熱風乾燥の青ネギで、味付鶏肉そぼろは‥‥残念、ハズレです。なんかこう、スポンジみたいにスッカスカの歯触りで、正直あまり美味しいとは思えません。何気に量が増えているようにも感じたのですが、これが増えても魅力を感じないため、いつかのテコ入れに期待しています。

総評

5.0

というわけで、味の方向性は2020年1月発売品を踏襲しつつ、あきらかに鶏油の量が増えていたこと、さらに丸鶏エキスの旨味まで追加した、正統なる後継機という認識で問題ありません。そのため例のスポンジ肉そぼろも漏れなくなんですけどw

麺と添付調味料から得られる満足度は高いので、総評は上出来の「★5」としました。さて、この流れで「MEGA鶏 濃厚鶏そば」復活の兆しも見えてきた2022年——。そもそもMEGAシリーズは軒並み “あたり” が多いので、引き続き今後の動向に注目です【author・taka :a(大石敬之)】

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