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四天王ランキング “最下位の下剋上„ 魔改造カップヌードル「エビチリトマト味」の表現力に刮目!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年9月8日(月)新発売、日清食品のカップ麺「魔改造カップヌードル チリトマトヌードル」(236円+税)の実食レビューです。

魔改造したら、背徳的にウマかった——。もっと早く出会いたかった味No.1 “謎にウマくて妙にハマる„ あの人気フレーバーを公式自ら劇的アレンジ!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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魔改造チリトマトヌードル

チリトマトヌードルとは、1982年(昭和57年)7月23日の発売以来、コアな固定ファンを多く抱えているロングセラーで、数年前にカップヌードルの公式アカウントから “奴は四天王で最弱„ の烙印を押された悲しい過去の持ち主でもあるのですが、不動の人気を誇る「シーフードヌードル」誕生の2年前から現存する古参中の古参。

まさかの「魔改造エビチリトマト」爆誕

また昨年に実施されたアンケートでは「もっと早く出会いたかった味No.1*」に選出されるなど、たしかな実力でファンを増やし続けているのですが、このページでレビューするのは “生姜とニンクが香るエビチリ風ソース„ の遺伝子を組み込まれ「エビチリトマト味」に作り替えられた魔改造チリトマトヌードル。

*全国WEB調査 / 2024年9月実施 / 20~69歳男女 /「カップヌードル」「シーフードヌードル」「カレー」「チリトマトヌードル」「欧風チーズカレー」「味噌」「辛麺」「ねぎ塩」「担担」のいずれかを直近3カ月に1回以上自購入・自喫食 各フレーバー認知者ベース n=200

これまでに数々の変わり種を展開している「チリトマトヌードル」ですが、ここまで中華風に振り切ったフレーバーは過去に例を見ない攻めのスタンス。日清食品のニュースリリースによると、オリジナルのスープをベースに “豆板醤と味噌のコク、生姜とニンニクなどの香味野菜„ を組み合わせ、かやくにも “えび„ を採用し、具材と一緒に味わうことで「エビチリトマト味」が楽しめるのだとか。

魔改造カップヌードル / カレー / シーフードヌードル

同時発売品の魔改造カップヌードル(もつ鍋しょうゆ味)、魔改造カレー(こってりガリマヨカレー)、魔改造シーフードヌードル(明太チーズ海鮮もんじゃ)はレビュー済みで、もつ鍋しょうゆ味の魔改造カップヌードルには引っ掛かりを感じたんですけど、ガリマヨカレーと明太チーズ海鮮もんじゃは高評価(★5)を記録。

もつ鍋しょうゆ味に引っ掛かりを感じたのは “もつ鍋なのにホルモンの要素が希薄だったから„ なんですけど、その点「魔改造チリトマトヌードル」は大丈夫そうなので、エビチリ風の雰囲気はもちろん「チリトマトヌードル」の魅力も損なわれていないかどうか、そういった部分にも注目しながらレビューします。

開封

フタを開けたら熱湯を注ぐだけでOK

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、トムヤムクンヌードルのトムヤムペーストよろしく “エビチリ風ペースト„ みたいなアイテムが欲しかった気持ちが無きにしも非ずではあるものの、魔改造シリーズ4品すべて小袋は非搭載。コストの縛りが要因か、そういったコンセプトなのでしょう。

エビでかい

今年1月中旬のリニューアル以降、従来の白謎肉(鶏肉ベース)から通常の謎肉(豚肉ベース)に切り替わっている「チリトマトヌードル」ですが、今だけ限定の「魔改造チリトマトヌードル」に謎肉系の具材は入っておらず、フリーズドライのインゲンも省かれ、エビチリ風を表現するためにエビを追加したラインナップ。カプヌのエビには大小ふたつのサイズが存在するのですが、今回は大きめのエビを採用しています。

おかげで開封直後からエビの香りが強く、そこに豆板醤やオリジナルのチリトマトフレーバーが重なって、なるほど「エビチリトマト味」の表現にの納得のファーストインプレッション。実際の味わいも香りの印象そのままであれば、少なくとも及第点(このブログの評価基準でいうところの★3)は軽々と超えてくれそうです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:魔改造カップヌードル チリトマトヌードル
製造者:日清食品株式会社
製造所:+A 関東工場(茨城県取手市清水667-1)
内容量:76g(めん60g)
商品コード:4902105292815(JAN)
発売日:2025年09月08日(月)
実食日:2025年09月28日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:236円(税別)
購入価格:254円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:290ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス、香味調味料)、スープ(糖類、オニオン調味料、トマトパウダー、豚脂、食塩、たん白加水分解物、ガーリック調味料、スパイス調味料、香辛料、粉末みそ、唐辛子みそ、ポーク調味料、香味調味料、プロセスチーズ、ナチュラルチーズ)、かやく(キャベツ、味付えび、トマトペースト加工品、コーン、ねぎ)/ 加工でん粉、香料、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、乳化剤、増粘多糖類、酸味料、かんすい、香辛料抽出物、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、カラメル色素、ベニコウジ色素、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

いつもの油揚げ麺を搭載

麺は熱湯3分の油揚げ麺で、サイズは約2mm幅のテンプレよりも太い「チリトマトヌードル」の油揚げ麺と同じ約3mm幅かつ原材料名の並びも完全に一致するところが興味深いポイント。というのもレビュー済みの「魔改造カップヌードル」「魔改造カレー」「魔改造シーフードヌードル」は、それぞれ通常品の配合とは異なる油揚げ麺を使用していたので‥‥えっと、詳しくは後述する「めん」の項目で解説します。

香りの再現度けっこうイイ感じ!

フタを開けたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと3分。時間になったらフタを開け、よく混ぜ合わせたら出来上がり。画像では「チリトマトヌードル」の謎肉をエビ(プーバラン)に変えただけに見えますが、漂ってくる香りは完全に別物で、ちゃんとエビチリっぽい空気感を醸しているところにビックリ。

ひとまず今回は “具材と一緒に味わうことでエビチリトマト味が楽しめます„ と公式がアナウンスしているため、具材のエビとスープの相乗効果にも期待しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(76g)あたり
カロリー:357kcal
たん白質:7.6g
脂  質:15.3g
炭水化物:47.1g
食塩相当量:3.7g
(めん・かやく:1.5g)
   (スープ:2.2g)
ビタミンB1:0.74mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:117mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:357kcal(めん・かやく:306kcal)(スープ:51kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

スープの味わいを引き立たせる、つるみのあるしなやかな麺。

出典:https://www.nissin.com/jp/company/news/13436/

紛う方なしチリトマト

4.0

このブランドから展開されるスポット商品の油揚げ麺は、通年販売の定番フレーバーとは異なるパターンを採用したケースが多く、それは「魔改造カップヌードル」「魔改造カレー」「魔改造シーフードヌードル」計3品も例に漏れずだったんですけど、前述のように「魔改造チリトマトヌードル」だけは通常品と同じ油揚げ麺を使用しています。ただ、ここで触れておきたいのが通常品に起きた変化。

とりあえず麺リフトを挟みますね

今年1月中旬の「チリトマトヌードル」リニューアル以降、従来は記載されていなかった “香味調味料„ の文字が原材料名の末尾に入り、これまでのチリトマト系のスポット商品に使われていた油揚げ麺の原材料名と同じ表記に統一されたんです。つまり、従来と同じ配合でありながら『食品表示法』の関係で表記を変えたのではないかと。

しかし、それに関する日清食品の回答は “麺の原材料名が違う=配合を変えている„ とのことなので、それが文字通りなら今年1月中旬にチリトマトヌードル(通常品)の油揚げ麺もサイレントでリニューアルしたことになるのですが、どうなんでしょうね。とりあえず、体感的には “いつものチリトマトヌードル„ と同じ麺。後述するスープとの相性にも違和感はなかったので、あまり深く考えずに食べてください←

スープ

「カップヌードル チリトマトヌードル」のスープをベースに、豆板醤と味噌のコク、生姜やニンニクなどの香味野菜の旨みを合わせたエビチリ風のスープ。具材と一緒に味わうことで “エビチリトマト味” が楽しめます。

出典:https://www.nissin.com/jp/company/news/13436/

お惣菜のエビチリっぽい

5.0

味の方向性はスイートチリソースで、最初に感じたのは強めの甘さ。通常の「チリトマトヌードル」と比較してトマトの酸味も明らかに弱く、食べ始めは締まりのない印象を受けたのですが、徐々に豆板醤の刺激が蓄積。具材と一緒に味わうことで——とのことですが、具材のエビから滲み出てくる旨みを感じるため、スープだけ口に含んでもエビチリ風から掛け離れているわけではありません。

辛さレベルはピリ辛の枠を出ませんが、豆板醤・ニンニク・生姜のアクセントが入ることで、なるほど市販のエビチリソースっぽいフレームワークを構築。加えて「チリトマトヌードル」のメキシカンなテイストも健在しているため、これまでになかった新しい味わい。上手に落とし込みすぎて魔改造のわりに優等生な印象を受けたものの、それでも個性的かつパッケージから抱かれるイメージを大きく裏切らない設計が妙でした。

かやく

エビ、トマト、キャベツ、ネギ、コーン。

出典:https://www.nissin.com/jp/company/news/13436/

エビ、偉大なり。

4.0

日清食品のニュースリリースに “具材と一緒に味わうことで„ と記載されているように、かやくのエビは効果覿面。プリップリのエビではなく、それこそ乾物に近しい存在なので、エビチリのそれとは大幅に異なるけれど、スープのエビチリ風ソースと手を取り合い、オリジナルとは違う中華風のイメージをブースト。

あとは通常品と同じアイテムになりますが、キューブ状のトマトペースト加工品はスープのトマト感を底上げすることに寄与しており、それ以外の具材もオリジナルの面影を残す上で効果的に機能。欲をいえば「カップヌードル カレー」の刻み玉ねぎで臨場感を底上げしてほしかった思いもありますけど、チリトマトヌードルにエビの組み合わせは「スーパー合体」シリーズの「チリトマト&トムヤムクン」以来なので、新鮮味がありました。

総評

4.0

本格的な中華料理店で提供されるようなガチのエビチリではなく、お惣菜と同じベクトルを歩んでいるというか、なんとも親しみが持てる “エビチリ風„ の表現で、ちゃんと「チリトマトヌードル」の面影も健在。もうすこし尖らせてほしかった気持ちも残りましたけど、ひとつの変わり種として充分に “あり„ と思える作り込み。

かくして今回の「魔改造」シリーズ4品にランキングを付けるなら「魔改造カレー」と「魔改造シーフードヌードル」が同列1位、次いで3位「魔改造チリトマトヌードル」からの4位「魔改造ヌードル」だったんですけど、SNSに投稿されている感想などを見ても大きく割れていたので、ご参考までに。いずれにせよ面白い企画だったので、第2弾の登場にも期待しています。【author・taka :a(大石敬之)】

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