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「マルちゃん 本気盛 スパイシー赤味噌」次世代部門優勝・創作らーめん style林

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東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年2月4日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん 本気盛 スパイシー赤味噌」の実食レビューです。

「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦」の「次世代部門」にて優勝に輝いた、「創作らーめん style林」の「次世代スパイスパウダー赤味噌」をカップラーメンで再現!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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本気盛 スパイシー赤味噌

「最強の次世代ラーメン決定戦」とは、 “いままでになかった新しいラーメン=「次世代ラーメン」を生み出す” ことをコンセプトに掲げている「yahoo!特別企画 ラーメン特集 2018-2019」より立ち上がった企画で、業界最高権威「TRY(Tokyo Ramen of the Year)」協力のもと全国のラーメン店に参加を募り、ユーザーの投票によって優勝・準優勝が決まる一般消費者参加型イベントです。

東洋水産のブランド「本気盛(マジモリ)」×広告媒体「Yahoo!特別企画」「TRY ラーメン大賞」×ご当店(優勝・準優勝)×ユーザー(消費者)の4コラボレーションによる話題性の高い企画で、優勝・準優勝に輝いたメニューを「本気盛」がアレンジしてカップ麺化するのですが、今回のカップ麺「本気盛 スパイシー赤味噌」と準優勝を獲得した「本気盛 花椒香る煮干醤油」が同時に発売されました。

10回目を迎える2019年は、歴代の優勝店舗からのエントリーも解禁し、例年以上に盛り上がりを見せたとのこと。ただ、この企画は実際に食べてみて美味しかった店に投票するのではなく、ネット上の特設ページ内にある “お店の情報とメニューの写真を見て食べてみたいと思ったら投票する” ユーザーの期待感がダイレクトに強く反映される投票システムを導入しています。

そんな記念すべき10回目の次世代部門で優勝を勝ち取ったのは、大阪・塚本にある「創作らーめん style林(そうさくらーめん すたいるはやし)」の店主・林隆臣氏。同企画の2016-2017の審査員特別賞にも輝いた大阪を代表する味噌ラーメン店「みつか坊主 醸」で5年間修行し、2015年12月1日オープン、翌2016年12月の1周年記念には80人以上の行列を作った驚異のラーメン店です。

優勝を勝ち取ったメニュー「次世代スパイスパウダー赤味噌」は、赤味噌に合う山椒を軸に意外な相性を見せたターメリックを合わせ、さらに魚介系100%にもかかわらず濃厚なテイストが特徴とのこと。お店のイメージ写真をみると、大阪の「スパイスカレー」をイメージした大量の後がけスパイスによって、インパクト抜群のビジュアルでした。

もともとは山椒をメインに開発した新ジャンルの「パウダーラーメン」だったそうなんですけども、あまりに変態過ぎて賛否両論あったらしくw それだけに週5で通ったヘビーユーザーも獲得していたそうですが、次世代過ぎて人を選ぶということで、カレー風味のパウダーラーメンにスタイルを変更されたのだとか。

ちなみに今回の企画では、「毎日ラーメン健康生活」をモットーにYouTubeで活躍されている人気ラーメンYouTuber・SUSURU氏(@SUSURU TV.)を起用するなど、あいかわらずYouTuberの影響力ってスゲェなぁ‥と感心しつつ、毎日カップ麺健康生活のカップ麺ブロガー・私taka :aもSUSURU氏に負けないように、本日もブログでカップ麺をすすっていきたいと思います。

開封

お店のラーメンは大阪のスパイスカレーよろしく大量に後がけされたスパイスが印象的なビジュアルでしたが、カップ麺に別添されている小袋は粉末スパイス系ではなく「特製油」となっています。「ふりかけ」を別添したほうが臨場感を演出できたような気がしないでもありませんが、こってり濃いめの味噌ベースとのことなので、それを意識しての采配かもしれません。

開封すると鶏挽肉に多めの玉ねぎが目を引く構成となっていて、いささか肉具材が豊富な本気盛シリーズとしては大人しく見えるかもしれませんが、東洋水産の長細い玉ねぎはシャッキシャキで存在感が凄まじいので、けっこう期待できそうです。香りはカレーっぽいスパイス感に加えて鯖缶よろしくサバの香りも強く、早くも大阪スパイスカレーに通じる個性が主張してきました。

ちなみに販売者はマルちゃんこと東洋水産、製造所は千葉県長生郡長南町美原台にある東洋水産のグループ会社・酒悦(しゅえつ)の房総工場となっているのですが、今回の本気盛を含む縦型ビッグのスポット商品(数量限定・期間限定)は基本的に酒悦の房総工場で製造されていることが多いので、ご安心ください。

製品情報・購入価格

製品名:マルちゃん 本気盛 スパイシー赤味噌
販売者:東洋水産
製造所:酒悦 房総工場
内容量:109g(めん80g)
発売日:2019年02月04日(月)
実食日:2019年02月05日(火)
JANコード:4901990362450
希望小売価格:210円(税抜)

発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
購入価格:170円(税込)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙+プラ
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(特製油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、チキンエキス、香辛料、卵白)、添付調味料(みそ、香辛料、植物油、食塩、ラード、ごま、砂糖、粉末さばぶし、パセリ、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(味付鶏挽肉、たまねぎ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香料、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【本品原材料に含まれているアレルギー物質】小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉
(特定原材料及びそれに準ずるもの)

実食開始

別添の「特製油」は後入れなので、お湯を注いでから4分後に投入するのですが、中には植物油に加えてラードも含まれているため、軽くフタの上で温めたほうがスマートです。接着剤が小袋側に残っていたら引っ繰り返して問題解決なんですが、もし写真のようにフタ側に残っていたらペリッと剥がしましょう、ペリッと(だいじょうぶ気持ちよく剥がれます)。

特製油の量は多く、小袋のフチに残っていた成分を舐めてみるとカレーの香りが添加されているように感じたのですが、カップ麺を混ぜた後の箸で特製油を絞り出していたので、ごっちゃになっているかもしれませんw(すみません)。ただ、獣臭さとか動物系の癖を強く感じることはなかったので、成分としては植物油が多いようですね。

味噌に重なるスパイス感、そして引き続きサバが個性的な香りです。それでは、実際に食べてみましょう。私は本物の「次世代スパイスパウダー赤味噌」を食べたわけではないので、再現度については言及できませんが、赤味噌と大阪のスパイスカレーらしさの融合に注目しながら「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、お店の味を知らない人が食べても個性が掴めるのかどうかを判定します。

1食(109g)当たり

カロリー:488kcal
たん白質:12.1g
脂  質:22.8g
炭水化物:58.7g
食塩相当量:6.7g
(めん・かやく:2.5g)
(スープ:4.2g)
ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.59mg
カルシウム:196mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:488kcal(めん・かやく:365kcal)(スープ:123kcal)

めん

なめらかで太めの丸麺。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

口当たりは優しくて食べ応えのある太麺

丸刃でカットされた平打ちの太麺で、しっとりとした口当たりが心地よい油揚げ麺です。数年前の本気盛シリーズに抱かれていた、スープを蹴散らすだの油揚げ麺臭が不躾だのという無骨な印象は皆無に等しく、もっちりとした食べ応えのある自然な弾力は、食べ終わる頃になっても大幅に劣化することはありません。

表面は滑らかでも軽く縮れた平打ち麺という形状からスープの掴みは悪くありませんし、麺量70gが平均的な変わり種のタテ型カップ製品でも本気盛シリーズらしく麺量80gをキープしてくれているのも嬉しいですね。ふかふかとした食感に落ちぶれることのない弾力から、しっかりと最後まで食べ応えありました。

濃くてスパイシーなスープに負けない自己主張を放ちながら、同時にスープを尊重する配慮も忘れないパワーバランスには計算が見られ、油揚げ麺特有の風味が皆無とは言えませんが、かといってスープに対して邪魔になるような嫌いはありません。存在感の強い太麺でもスープの鮮烈で繊細かつ複雑なスパイス感をマスクすることがなかったのは、高く評価できるポイントです。

スープ

魚介だしと赤味噌をベースに、ターメリックや山椒などのスパイスを加え、スパイスカレーをイメージさせるスープに仕上げました。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

まさにスパイスカレーをイメージした次世代の味!!

大阪のスパイスカレーは油脂が控えめなことも特徴として挙げられるのですが、特製油の量は撮影中に湯気が立たないほどだったので、スパイスカレーを意識しながらもラーメンであることを主張しています。そんな油脂で厚みを添加しているのですが、なんとそれ以外にポークやチキン、ビーフなど、ラードを除いて動物系のエキスが使われていないことに驚きました。

お店の「次世代スパイスパウダー赤味噌」も魚介系100%と紹介されていましたが、まさにそれを意識して再現しており、魚介の旨味はカツオでも煮干でもなくストレートにサバ。それもサバカレーよろしく鯖節の旨味がガツン!! と濃厚なのも個性的なポイント。味噌は一見して明白に赤味噌ですが、まろやかな油脂が適度に味噌のカドにヤスリをかけ、キレがあるのに暴力的ではありません。

お店のラーメンは辛過ぎると食べられない人もいるだろうと辛さは控えめにしているそうですが、カップ麺では最低でも一般的に見て中辛レベルのスパイス感をハンマーアウト。ターメリックを中心にカレーっぽさを出しながら山椒の軽い和の痺れが赤味噌とスパイスの架け橋になり、多めに入っていたパセリの洋風なハーブ感が異国情緒を深め、圧倒的に多国籍なのに争う様子は微塵も見せずに調和している、まさに「次世代」の名に相応しいスープです。素晴らしい世界観。

かやく

味付鶏挽肉、たまねぎ、ねぎ。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

もはや玉ねぎもスパイス

定評のあるリアルな味付豚肉は入っていませんし、なぜかネギは写真に写っている大きいヤツが一欠片しか入っていなかったのでw ちょっとネギについては意味不明だったんですけど(たぶん個体差だと思います)、何と言っても大量に入っていた玉ねぎの存在感が凄まじく、これが不満を些細なものとして払拭します。

玉ねぎの甘味と柔らかい旨味を意識している優しいタイプではなく、辛味はないので生の玉ねぎほど攻撃的ではありませんが、シャキッ! とした食感はそれ以上。噛むとフレッシュな香味が走り、意識しなくても終始なにかしらの拍子に口の中に飛び込んでくるため、常にシャキシャキとしたアクセントが並行してスープが濃い味でも飽きません。

ある意味この玉ねぎにもスパイス的な魅力があったので、そういった感覚を意識しながら今回のカップ麺を食べると、より一層に次世代の個性が楽しめるのではないでしょうか。味付鶏挽肉は援護射撃的な存在感でしたが、その通り旨味を援護することに尽力している、シンプルながらに玉ねぎのインパクトで物足りなさはなかったです。あと、然りげ無い粒ゴマのアクセントにも注目ですよ。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5++)

今回のカップ麺「マルちゃん 本気盛 スパイシー赤味噌」ですが、結論から言うと文句なしで「次世代」の味です。赤味噌ベースのスープは畜肉系のエキスを使わずに野太い鯖節をズッシリと効かせ、そこにターメリック(ウコン)などのインド系スパイス、和の山椒、洋のパセリが織り成す多国籍なのに渾然一体となった世界観は、まさに大阪のスパイスカレーをイメージ。

その強烈な個性に負けない太麺は存在感がありながらもスープを邪魔することなく全体に配慮し、具材の玉ねぎさえもスパイスの一種と思わせる複雑な構成は、さすがスパイスカレー発祥の地・大阪に拠点を構える新進気鋭の名店だと感じました。再現度について確かなことは言えませんが、お店の味を知らなくても次世代の個性が楽しめたので、それについては間違いありません。

お店のラーメンも食べてみたい! そんな気持ちにさせてくれた今回の再現カップラーメンも自信を持ってオススメしますが、「創作らーめん style林」では「第10回 最強の次世代ラーメン決定戦!」にて優勝に輝いたメニュー、「次世代スパイスパウダー赤味噌」と〆(シメ)にピッタリな「ミニチーズ飯」が期間限定で提供されているそうなので、ぜひチェックしてみてください。

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