どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年2月3日(火)新発売、ローソンのカップ麺「ペヤング 激辛やきそば 50%以上増量」(214円+税)の実食レビューです。
お値段そのまま麺重量が50%以上増量ってマジ!? ローソンの盛りすぎ辛すぎチャレンジに挑んだ結果、まさかの “詐欺„ に遭った件——。
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
ペヤング 激辛やきそば 50%以上増量
ペヤング(peyoung)とは、まるか食品が展開している即席カップめんブランドで、1973年(昭和48年)7月発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。1975年(昭和50年)3月13日には後の屋台骨となる「ペヤング ソースやきそば」が現れ、その絶対的な存在があるからこそ、他社が真似できないような変わり種を数多く世に送り出しているのですが、なかでも話題に上がりやすいのが「激辛やきそば」の関連商品。

このページでレビューする「ペヤング 激辛やきそば 50%以上増量」は、ローソンが取り組んでいる「LAWSON 50th マチのハッピー大作戦」の目玉企画であり、通算3度目となる価格据え置き約50%増量企画「盛りすぎチャレンジ」用に開発された「激辛やきそば」の派生品で、お値段そのまま麺重量50%以上かつ “辛さ増幅!! 追いがけソース付き„ などと、剥き出しの牙をさらに研ぎ澄ませるオプションを装備した一杯。
あらためまして「ペヤング 激辛やきそば」とは、現在を遡ること12年、2012年(平成24年)2月20日に登場するや否や、当時のTwitter(現 X)や某有名掲示板にて物議を醸しまくった問題作。当時としては非常識に突き抜けた辛さを打ち出した結果、ネットに投稿された感想のほとんどが被害報告のような内容で、それに煽られた挑戦者も後を絶たず、かなり大きな話題になりました。
そのため現在も公式ウェブサイトにて “当社史上最強の激辛ソース„ を標榜しているのですが、2017年(平成29年)11月7日に辛さ2倍の「もっともっと激辛MAXやきそば」を、2018年(平成30年)8月27日には辛さ4倍の「激辛やきそばEND」(通称「激辛MAX END」)を展開し、非常識な辛さをエスカレート式で追い求めた結果——

2020年(令和2年)2月17日に「激辛やきそばEND」対比3倍の辛さ(※激辛やきそば×10倍の辛さ)を誇る「獄激辛やきそば」を解き放ち、さすがにヤバ過ぎると非難殺到。それでも飽き足らなかったペヤングは「獄激辛シリーズ」と題した派生品を次々と開発し、2022年(令和4年)3月7日に獄激辛の辛さ2倍「獄激辛やきそばFinal(ファイナル)」を発売するなど、完全に無法地帯でした。
その結果、ペヤングの新作を取り扱う店舗が激減。変わり種の新商品が出ても売ってない問題が勃発し「獄激辛やきそば」は終売に追い込まれたのですが、今年1月26日にドン・キホーテ系列店舗限定販売品として復活を果たしたので、探している方は覚えておいてください。さて、話を「ペヤング 激辛やきそば 50%以上増量」に戻しましょう。
本商品の特筆すべきポイントは、前述のように “お値段そのまま„ という狂気的なサービス精神。通常サイズの「激辛やきそば」と比較して麺を50%以上増量し、1食あたり214円(税込231円)の販売価格は据え置いている。かくして重量的なコストパフォーマンスについては出オチで申し分ない商品なんですけれども、問題は “辛さ増幅!! 追いがけソース„ の威力。

単純に通常品と同じソースを増量しているのか、それとも「辛すぎ」や「辛さ増幅」の謳い文句通り、普段以上の辛さが伸し掛かってくる過積載(オーバーロード)気味の一杯なのか。辛味のインパクトにも注目しながら解説します。
開封

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「激辛ソース」と「追いがけ激辛ソース」の組み合わせで、追いがけ激辛ソースは専用のデザイン。ちなみに調理方法を見ると「⑤フタをすべてはがし、ソースをよく混ぜ合わせます」「⑥お好みで追いがけ激辛ソースをかけ、よく混ぜ合わせて——」と記載されているため、追いがけじゃない「激辛ソース」単体でも食べられる濃さには調整されている模様。

麺はラード配合の油で揚げたフライ麺で、調理前の麺重量は160‥‥160g!? 通常サイズの「激辛やきそば」は1食あたり118g(めん90g)なので、パッケージに「麺重量が50% “以上„ 増量」とは記載されていますけど、公称値(50%)を大きく上回る実質8割弱(77.8%)もの過積載。もはや逆詐欺といっても過言ではない、ローソンとペヤングによる嬉しい嫌がらせ。
ちなみに麺重量160gのペヤングといえば、過去にペヨング用の麺塊(80g)を2つ搭載したCGCグループ限定商品「ペヤング 超中盛やきそば」(2020年10月5日発売品)を発売していた経緯があり、直近だとミスターマックス創業100周年記念商品「ペヤング 甘辛味噌醤油やきそば」(2025年10月16日発売品)の麺重量も160gだったので、ローソンの「激辛やきそば50%以上増量」は “超中盛„ の流れを汲んだ仕様。
「甘辛味噌醤油やきそば」の実売価格は驚異の199円(税込214円)でしたが、そちらは総合ディスカウントストアの目玉商品。定価販売が基本のローソンにおいて、その水準に肉薄する214円(税込231円)を叩き出してきたことは、控えめにいっても事件。コンビニの常識を覆すローソンの脅威的な本気度には、畏怖すら覚えます。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:ペヤング 激辛やきそば 50%以上増量 製造者:まるか食品株式会社 製造所:+A 赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触1101-1) 内容量:220g(めん160g) 商品コード:4902885013204(JAN) |
| 発売日:2026年02月03日(火) 実食日:2026年02月12日(木) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(ローソン) 小売価格:214円(税別) 購入価格:231円(税込) |
| 麺の種類:油揚げ麺 スタイル:超中盛 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:820ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:3袋(激辛ソース・追いがけ激辛ソース・かやく) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩)、添付調味料(糖類、たん白加水分解物、食塩、しょうゆ、醸造酢、ポークエキス、植物油脂、りんご、香辛料、トマト、野菜エキス、でん粉)、かやく(キャベツ、味付け鶏ミンチ)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、パプリカ色素、香辛料抽出物、増粘剤(グァーガム)、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、甘味料(ステビア、カンゾウ)、重曹、(一部に小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
実食開始

先入れの「かやく」は、キャベツと味付け鶏ミンチの組み合わせなので、既存の「ソースやきそば」や「激辛やきそば」などと同じラインナップ。ちなみに10年前は “まともな鶏ひき肉„ が入っていたんですけど、2016年(平成28年)7月に “まるか食品と提携している「かやく」の製造者(下請業者)が変わった„ ので、それを理由に変更せざるを得なくなったのだそうです。

前述のように熱湯を注いで3分後「⑤フタをすべてはがし、ソースをよく混ぜ合わせます」「⑥お好みで追いがけ激辛ソースをかけ、よく混ぜ合わせて——」とのことなので、ひとまず「追いがけ激辛ソース」を入れる前の段階(⑤)でストップ。この時点で漂ってくる独特の薬品臭は、既存の「激辛やきそば」に他なりません。
キャベツや味付け鶏ミンチの量はレギュラーサイズのペヤングと同じだったので、そこは盛りすぎチャレンジの対象外。160gの麺海を前にしては、いかにも心許ない布陣(あるいは凶器の前の静けさ)といわざるを得ないけれど、コスパを思えば許容範囲内。引き続き通常品との違いや「追いがけ激辛ソース」投入前後の変化にも注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(220g)あたり |
| カロリー:921kcal たん白質:18.7g 脂 質:39.2g 炭水化物:123.3g 食塩相当量:8.9g |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


体感的には “いつもの„ 油揚げ麺
いってしまえば “いつもの油揚げ麺„ なんですけど、2025年(令和7年)1月20日発売の「ペヨネーズやきそば」開発段階から、まるか食品の工場に新たな製造ラインが導入され、従来通り香辛料(ガーリックフレーク、脱脂大豆)を配合している油揚げ麺と、そうでない油揚げ麺が並行するようになりました。その後は麺の重量を問わず、限定系の変わり種に使われる油揚げ麺には “基本的に„ 香辛料を配合していません。

というのも直近、PLANT限定「ヨーロッパ軒総本店監修 福井名物ソースカツ丼風やきそば」(2025年12月12日発売品)の油揚げ麺には香辛料を配合していたり、現行品を例に挙げると「塩やきそば」「激辛やきそば」「ペヨング」ほか、定番の「超大盛」「GIGAMAX」「ペタマックス」には香辛料入りの油揚げ麺を使いつつ、レギュラーサイズの「ソースやきそば」からは香辛料を省いていたり、なんとも法則が掴めない状態。
今回は既存の「ペヨング ソースやきそば」2食分に該当するボリュームですが、厳密には麺に香辛料を配合していないため “新ライン版の超中盛„ とでも呼ぶべき存在——とはいえ、体感的な質の差はほとんどありません。後述する激辛ソースの暴威を真っ向から受け止める土台として、いつもの安心感は必要不可欠。
また約8割増の重量が胃に伸し掛かってくるため、食べ応えについては無論、文句の付けようがない‥‥というか、中年の危機を覚えつつある胃腸の弱い筆者なので、もはや暴力としか思えなかったんですけど ←
ソース


いつもと同じだけど違う
細長い小袋に入っている「激辛ソース」の内容量は36gで、原材料名の構成は通常の「激辛やきそば」と完全に一致。先に触れた独特の薬品臭に、直接ちょびっと舐めたときの辛さやテイストなど、これ単体だと官能評価に影響する部分は通常品と変わりません。しかし、ソースに対して麺の重量が大幅に増えているため、しっかり麺に絡めたときの味わいは通常品と比較して随分とマイルド。
その結果、りんごやトマトの個性が明瞭に伝わってくるため、おいしさに焦点を当てると本家超えといっても過言ではありません。しかし、もうひとつの小袋「追いがけ激辛ソース」を加えると一変。

ベースの激辛ソース(36g)に対し、追いがけソースの内容量は18gだったので、ソースの増量率は計算上きっちり50%。麺重量が実質8割弱(77.8%)も増量されていたけれど、ソースはパッケージの表記(50%以上増量)を忠実に、かつ厳格に守ってきたローソン。
その「追いがけ激辛ソース」も通常の「激辛ソース」と同じ構成だったので、味の方向性が大きく変わるわけではありません。しかし、スポット的に使った際の濃度は特筆すべきレベル。ただただ純粋に濃厚な「激辛やきそば」が楽しめる、既存の「ハーフ&ハーフ(HALF&HALF)」シリーズの “ま〜ぜてま〜ぜて„ とは異なる “1度で3度おいしい„ 感覚は、これまでの派生品にはなかったアプローチ。
激辛ソースが重複している部分は辛味の強さも1段階ほど上がり、なおかつ油揚げ麺の物量的な暴力やえげつない食塩相当量も相俟って、なかなかの凶暴さ。サービス精神が飽和して、もはや悪意すら感じるレベル。年齢によってはオーバーキルですよ、こんなもん。
かやく


キャベツも鶏ミンチも完全に溺れてる
約8割増の揚げ物と激辛ソースによる暴力的な波状攻撃の前に、ひたすら沈黙を守る申し訳程度のキャベツと鶏ひき肉。まるで激辛の嵐に飲まれる小舟のように、その存在感は希薄といわざるを得ず、なんの助け舟にもなりません。
前述のように「かやく」は50%増量の対象外なので、どう考えても比率がおかしいことになっているのですが、キャベツが大量に入っていなかったことに(物量的な意味合いで)救われる人は少なくないかも。実際、個人的には控えめで助かりました。
総評
過去に「獄激辛やきそば」や「超超超大盛やきそばGIGAMAX ハーフ&ハーフ 激辛」「超超超超超超大盛やきそばペタマックス ハーフ&ハーフ 激辛」など、もはや食糧兵器に近い派生品も世に送り出してきたペヤングですが、今回の「50%以上増量」は毛色が違います。
ローソンという巨大なインフラを味方につけ、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しつつ、あえて辛味は通常の「激辛やきそば」と同じ強度に設定し、追いがけのアイディアで味の濃さや辛味の感じ方に変化をつける、想像していた以上に見どころが多かった一杯。

そして、ローソン側の「創業50周年を祝うなら、これくらい狂わなきゃいけない」とでも言わんばかりの狂気たるや。もちろん万人にオススメできる商品ではないけれど、ペヤングの「激辛やきそば」が好きで、約8割増のボリュームも攻略できそうなら問題なし。またシェアを前提に検討している方におかれましても、買って損のない高コスパ商品です。
ただし、翌日の予定とご自身の胃腸のスペックだけは、事前に「盛りすぎ」ないようご注意を。【author・taka :a(大石敬之)】


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