どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2022年8月29日(月)新発売、明星食品のカップ麺「明星 濃いぜ!一平ちゃんBIG 肉野菜みそラーメン」の実食レビューです。
濃い味のトリプルパンチ!? ボリュームあるビッグサイズで大満足「濃いぜ!一平ちゃんBIG」シリーズ初のラーメンも高コスパ!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
明星 濃いぜ!一平ちゃんBIG 肉野菜みそラーメン
一平ちゃん(いっぺいちゃん)とは、1993年(平成5年)1月18日の発売以来、明星食品が力を入れているロングセラーで、当初は標準どんぶり型のカップラーメンとして発足。その約2年後、1995年(平成7年)2月20日に湯切りタイプの「一平ちゃん夜店の焼そば」が登場し、近年はカップ焼きそばのブランドとして幅広く認知されていますが‥‥
今回の新商品「明星 濃いぜ!一平ちゃんBIG 肉野菜みそラーメン」は、ニンニクの粉末を練り込んだ麺に、豚・香味野菜・ペッパーを効かせた濃いめの味噌スープ、旨みがジュワ〜と染み出すダイス肉の “トリプルパンチ” を謳う一杯で、同シリーズ初のラーメンとして市場に投下。同時に「からあげ醤油ラーメン※1」も展開し、ラインナップの大幅な強化を図ってきました。
あらためまして「濃いぜ!一平ちゃんBIG(ビッグ)」とは、明星食品を代表する即席めんブランド「一平ちゃん」における縦型BIGカップ部門で、2022年2月7日発売の「明星 濃いぜ!一平ちゃんBIG 豚たまごうどん※2」及び「同 豚ねぎそば※2」が最初の商品。
大盛りサイズの縦型BIG(タテ型ビッグ、タテロング)という形態でありながら、イメージキャラクターに本田翼さんを起用し、話題性ばっちりのスタートを切った「濃いぜ!一平ちゃんBIG」ですが、もちろん話題性に感けたシリーズではありません。
縦型BIGの即席カップめん類は、コンビニを利用するユーザーからの支持とフィードバックを重要視しているのに対し、濃いぜ!一平ちゃんBIGは “コンビニ以外の販売ルートを意識している” のがポイントで、麺重量75gの大盛りサイズでありながら、メーカー希望小売価格を圧倒的に下げているのが大きな強み。
2022年9月現在の縦型BIGにおけるメーカー希望小売価格は、同年6月1日出荷分から適用された価格改定(値上げ)により、245円(税別)を基本としているところ、濃いぜ!一平ちゃんBIGのメーカー希望小売価格は219円(税別)に設定されているため、コンビニでの差額はもちろん、スーパーやドラッグストアでの販売価格に100円以上の差が生じることもあります。
このブログでは、前述の「豚たまごうどん」「豚ねぎそば」「からあげ醤油ラーメン」計3品すべてレビュー済みで、いずれのフレーバーも高評価を叩き出している安心と信頼のシリーズ。なかでも「肉野菜みそラーメン」と同じ日にリリースされた「からあげ醤油ラーメン」は、大豆たん白を使用した大豆ミートからあげの完成度が素晴らしく、一平ちゃんらしいジャンクな味わいにも魅力を感じました。
それと比較して「肉野菜みそラーメン」に斬新なイメージはないので、どう転ぶか楽しみな展開。パッケージでは “豚・ニンニク・ショウガの旨みと刺激” をアピールしているため、一平ちゃんらしいジャンクさと「濃いぜ!」のトリプルパンチに注目しながらレビューします。
※1 濃いぜ!一平ちゃんBIG最新作は唐揚げ入り!? シリーズ初の「からあげ醤油ラーメン」も高コスパ!!
※2 本田翼さんのCMで話題「明星 濃いぜ!一平ちゃんBIG」が高コスパ!! 食べてみた結果 → ヒットする未来しか見えない
開封
同日発売品の「からあげ醤油ラーメン」と同様に、今回のカップ麺にも小袋は別添されていないため、お湯を注ぐだけの優れた簡便性が魅力。天面にある調理後のイメージ画像が具沢山なように、実際の具材量も多く、開封時のファーストインプレッションは悪くありません。
ダイス状の味付豚肉を筆頭に、キャベツ、コーン、人参、ニラと彩りもよく、大豆ミートからあげ的な斬新さこそないけれど、本物の豚肉を使ってくれているのは嬉しい部分。なにより一般的な縦型BIGのNB(ナショナルブランド)商品よりも圧倒的に安いのに、これだけのボリューム感には頭が下がります。
なぜ “メーカー希望小売価格が214円(税別)の「京風あんかけうどん」と「きつねそば」の販売価格が違うのか” については把握していませんがw 途中で載せた画像にも写っているように、お店によっては標準どんぶり型の「どん兵衛」よりも安いので、すでに売り切れ寸前の店舗もありました。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:明星 濃いぜ!一平ちゃんBIG 肉野菜みそラーメン 販売者:明星食品株式会社 製造所:西日本明星株式会社 神戸工場(兵庫県神戸市東灘区深江浜町34-2) 内容量:97g(めん75g) 商品コード:4902881453608(JAN) |
発売日:2022年08月29日(月) 実食日:2022年09月03日(土) 発売地域:全国 取得店舗:スーパー 商品購入価格:127円(税込) 希望小売価格:219円(税別) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:380ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:別添なし |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料(ガーリック)、酵母エキス)、スープ(みそ、食塩、デキストリン、糖類、ポークエキス、香辛料(ガーリック、ジンジャー、ペッパー)、たん白加水分解物、香味調味料、酵母エキス、でん粉、植物油脂)、かやく(味付豚肉、キャベツ、コーン、人参、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、香料、かんすい、増粘剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、乳化剤、ベニコウジ色素、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※本品製造設備では、そば・かに・落花生を含む製品を生産しています。 |
実食開始
麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。調理前の麺重量(75g)は、同時発売品の「からあげ醤油ラーメン」と共通の量で “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料(ガーリック)、酵母エキス” という原材料名も完全に一致。スープの味付けは異なりますが、見た感じ「からあげ醤油ラーメン」と同じ麺を使っているように思えます。
前述のように小袋は別添されていないため、フタを半分ほど剥がし、お湯を注いで待つこと5分。時間になったらフタを開け、よく混ぜ合わせたら完成です。なにか特殊な香りが漂ってくるわけではないけれど、生姜やニンニク、さらにニラのパンチが重なって、程々ながらも印象は悪くありません。
なお2022年9月現在、コンビニでの販売価格は税込236.52円が相場になりますが、スーパーやドラッグストアでの販売価格は税込130円前後になると思うので、引き続きコストパフォーマンスの高さに期待しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(97g)あたり |
カロリー:430kcal たん白質:8.9g 脂 質:16.4g 炭水化物:61.7g 食塩相当量:5.8g (めん・かやく:2.1g) (スープ:3.7g) ビタミンB1:0.30mg ビタミンB2:0.36mg カルシウム:145mg |
参考値(調理直後に分別した値) 熱量:430kcal(めん・かやく:387kcal)(スープ:43kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
上等です
たとえば別の商品と同じ麺を使用していたとしても、スープのpHバランスを調整するだけで、コシや歯切れに差が生じる世界。同時発売品の「からあげ醤油ラーメン」と比較して、それよりもコシと耐久性に優れていると感じたのですが、おそらくスープの成分や具材の構成による違いだと思います。
やや加水率が高い中太麺なので、麺単体としての存在感は強いのですが、香辛料(ガーリック)を練り込んでいることが功を奏し、スープから孤立する気配は見せません。さらに強めの縮れが相俟って、スープの馴染みに対する懸念もなく、実売価格を思えば上出来も上出来。
油揚げ麺特有のニオイも並行しますが、後述するスープにコクを与えるメリットもあり、油揚げ麺だからこその部分がプラスに作用していたのも好印象。スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗を見据えたシリーズと前述しましたが、麺については普段からコンビニ向けの商品を食べている方も納得の食べ応えだと思います。
スープ
ちょっと軽いけど値段を思えば悪くない
液体スープだったり、調味油だったり、にんにくペーストだったり、そういった小袋は別添されていないため、液体みそベースのキレや炒め野菜の調理感、生おろしニンニクの攻撃性など、そういった部分に期待していたら肩透かし。また「濃いぜ!」を堂々と謳いながらも “あっさり” とした方向性にあるので、どうしても値段相応の妥協が必要です。
それなら薄味なのかというと、そういうわけではありません。強すぎない塩分、強すぎないニンニク、強すぎない豚の旨みに「濃いぜ!」とのギャップは生じますが、濃すぎないから最後まで飽きにくいメリットもあり、かといって存在感の強い麺を好きに遊ばせるほど頼りない味付けでもなく、いい意味でチープな感じでした。
かやく
がっつり具沢山
メインの味付豚肉について、明星食品のニュースリリースには “旨みがジュワ~っと染み出すダイス肉” とありますが、大豆ミートからあげほどのインパクトはありません。しかし、ジャンクな味付けは全体の背徳感を強めてくれるエッセンスで、みそスープとキャベツ、コーン、ニンジンの相性もよく、ニラが全体のパンチを底上げ。
新開発の具材は入っていないけれど、過不足のないラインナップで、なにより量が多く、縦型BIGらしい食べ応えが得られました。
総評
同時発売品の「からあげ醤油ラーメン」と比較して、どっちがオススメ? と聞かれた場合、私は「からあげ醤油ラーメン」と答えますけど、なんのこれしき「肉野菜みそラーメン」もコストパフォーマンスに優れた仕上がり。濃いぜ! に対する期待値によっては大人しいと判断されそうですが、圧倒的に安い実売価格を忘れてはいけません。
原材料の高騰に対する問題に直面している即席カップめん業界、縦型BIGのカップラーメンも軽視できない値段に上がっているため、たとえば税込130円以下で販売されていたら、とりあえず即カゴに入れても問題ないレベル。同時発売品との差別化も明白ですし、満を持すラーメンの登場で、ますます続編の登場が楽しみになりました【author・taka :a(大石敬之)】