どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月24日(月)新発売のカップ麺、エースコック「じわとろ じゃが塩バター味ラーメン」の実食レビューです。
じわとろシリーズ第5弾!
エースコックの「じわとろ」シリーズは、 “じんわりとろける” 特許製法の「バター状ブロック」が主役のブランドで、2015年8月31日に第1弾をリリース、今回でシリーズ第5弾になります。
どんなテイストが過去にあったのか、軽くシリーズの歴史を振り返ってみましょう。
(2015年8月31日発売)★2
・第2弾「バター醤油味ラーメン」
(2016年6月13日発売)★2
・第3弾「コーン塩バター味ラーメン」
(2016年9月12日発売)★3
・第4弾「コーン塩バター味ラーメン」2回目
(2017年9月25日発売)★3
2016年は新作が2回発売されていますが、およそ1年おきのスパンです。で、第5弾に当たる今回はシリーズ初の “じゃが塩” なんですけれども、正直まったく新鮮味がありません。発売日の推移からも伝わってきますが、メーカーのPDFにも「食欲の秋にぴったりの食欲を掻き立てる一杯」と書かれていたので、どうやら販売の時期を夏の定番から秋の定番狙いに切り替えたようですね。
第1弾の「塩バター味」は想像通りソツなく塩バター、第2弾の「バター醤油味」ではスープを醤油味に変更し、バター状ブロックが “ガーリック入りバター状ブロック” に進化するもスープとの相性がイマイチで敢え無く撃沈。
第3弾の「コーン塩バター味」はガーリック入りバター状ブロックが引き継がれ、それを第1弾に入れたような仕上がりだったのですが、そもそもバターの存在感が弱く、ちょっと及第点は付けられませんでした。その後、第4弾として2回目の「コーン塩バター味」では通常のバター状ブロックに戻り、具材のコーンには焼き目が付けられるなど、何気に変化しています。
じゃが塩バター味なんて言われたら、もう名前だけで美味しいカップ麺なんですけど、特許製法のバター状ブロックは見た目のわりに実際は存在感が弱かったりするので、ちょっとハードルを低めに設定しておきましょう。
開封
別添は「バター状ブロック」1個だけで、けっこうポテトは多めに入っているのですが、それ以外の具材は少なめに見えます。前述したように意外とバターの存在感は強くないシリーズだったんですけど、2018年は印象が変わって感じるかもしれませんし、また変わり種バターなのかノーマルバターなのか、そんなところにも注目しながらレビューします。
個包装にも書いてありますが、お湯を注いでから待っている間にバター状ブロックをフタの上で温めたりしたらダメですよ。じんわり溶けますのでw 食べる直前にトッピングしましょう。
製品情報
製品名:じわとろ じゃが塩バター味ラーメン 製造者:エースコック 内容量:89g(めん70g) 発売日:2018年9月24日(月) JANコード:4901071239916 希望小売価格:205円(税抜) 発売地域:全国(スーパー / コンビニ等) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:440ml 調理時間:熱湯3分 別添構成:1個(バター状ブロック) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、卵白粉)、スープ(食塩、食用加工油脂、乳化油脂、油脂調味料、ポークエキス、香辛料、乳等を主要原料とする食品、砂糖、ごま、たん白加水分解物、香味調味料、酵母エキス、ホタテエキス、オニオンパウダー、野菜エキス、全卵粉)、かやく(ポテト、人参、コーン、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、増粘多糖類、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、カラメル色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉・ごまを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・乳成分・大豆・豚肉・ごま |
実食開始
1食(89g)当たり
カロリー:411kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) 熱量:411kcal(めん・かやく:333kcal)(スープ:78kcal) |
じんわり溶け出すバターの風味とコクがクセになる「じわとろ」シリーズ第五弾!
クリーミーな塩スープに、バターとの相性の良いじゃがいもが加わり食べごたえアップ。(エースコック「商品情報」より引用)
スープ
まろやかでコクのあるポークエキスをベースに、野菜エキスの旨みも溶け込んだ、クリーミーな塩スープです。後入れのバター状ブロックを加えることでバターの風味が食欲をそそり、後引くコクをしっかり感じることのできる商品に仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
“塩” バター味と書かれていますが、塩気のカドは立っておらず、すっきりしながらも乳化感のあるポタージュ系統の味わい。しかしながらサラッとしているので、カップスープのポタージュみたいに高粘度ではありません。
野菜の甘みに香味野菜の旨み、そこに加わる胡麻の芳ばしさが相俟って、ちょっとサッポロ一番の塩らーめんを意識しているような雰囲気が無きにしも非ずでしょうか。
上記の写真では “じんわり” 溶けていますが、混ぜたら瞬時に溶けますw 原材料にバターは使用されていないように、あくまでも “バター系の風味” が “ほのかに添加される” 感じなので、そこまで主張は強くありません。投入直後は目立ちますが、中盤から勢いは鳴りを潜めます。そして2018年はガーリック入りとかではなく、ノーマルのバター状ブロックでした。
しかし、後半は後半でスッキリとしたスープが食べやすく、適度なペッパーのアクセントも効果的で(もうちょっと強くてもよかったけど)、なんだか思っていたよりも印象がよかったです。
めん
適度な硬さと歯切れの良さが特徴の滑らかな丸刃のめんです。
(エースコック「商品情報」より引用)
丸刃でカットされた中細麺で、食べ始めは少し硬めで歯応えがあり、プリッとした歯切れのよさが特徴。スープが優しいので、どうしても油揚げ麺特有のニオイが前に出てくるのですが、あまり野暮ったくありませんでした。
保存環境が悪かったり賞味期限が近くなってくると酸化臭を感じるかもしれませんが、そこまでギリギリじゃなければ大丈夫だと思いますし、同社の「ワンタンメン」を含めてロングセラーブランドの袋麺が問題なければネガティブではないと思います。
ちょっとバターの香りと衝突する嫌いが無きにしも非ずではあったものの、わりと耐久性も悪くなかったですし、麺量70gで食べ応えもあり、スープとの相性にも特に問題を感じませんでした。
かやく
食べごたえのあるポテト、色調の良い人参、コーン、ねぎを加えて仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
コーンとネギは少なめでしたが、おかげで彩りがよく、人参は驚きの歯応えで自己主張を放ちます。かなりコリッコリで、ちっちゃくても存在感は絶大でした。で、ポテトいい感じですよ‥
東洋水産の皮付きポテトには劣りますが、個人的に日清食品の「カップヌードル カレー」に入っているポテトよりも好きでした。食感はホクホクで、中でも旨味が濃厚。肩の力を抜いていたとはいえ、思わぬハイクオリティなポテトが嬉しかったです。量も多く、これならタイトルの「じゃが」にも納得ですね。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3+)
(標準は★3です)
あいかわらずバターは見た目のわりに弱かったし、スープも大人しいタイプだったんですけど、ポテトたっぷりホクホクで、これまでの中では最も印象がよかったです。ただし、コンビニで定価購入するべきかと言われたら、スーパーに出回るまで待ったほうがいいかもしれません。
美味しいかマズイかでいえば美味しかったんですけど、やはりバターが主役のカップ麺なので、もうちょっと「バター状ブロック」の存在感がほしいですね。実食前にパック内の余白を公開しましたが、けっこうサイズは薄いんですよ、バター状ブロック。それに “バターではない” ので、どうしても香りが弱いんですよね。
しかしながらホクホクのポテトは食べ応えがあり、あっさりながらも乳化感のあるスープは悪くなかったので、及第点にプラスマークを付けました。これまでのシリーズが好きだった方は、2018年も素直に楽しめると思います。
これまでのシリーズに対して(特にバターの存在感に対して)不満を覚えていた方は、少し期待値を調整しておいてください。もし食べてみて物足りなかった時は、ちょい足しでブラックペッパー、粉チーズ、パセリ、ガーリックパウダーあたりでアレンジすると間違いないでしょう。
歴史は変わらんか…☆2か3やな。(  ̄っ ̄)ムゥ
クォリティーアップで3+、うん、どう取るか…
健闘!といきましょかw
じわとろってネーミングにめっちゃ惹かれるけど、確かに本物のバターの風味はどうしても、ね^^;
ポテトが好きだから粉チーズONでいってみますか~~~♪