どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月10日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 麻辣味(マーラーあじ)」の実食レビューです。
2018年のトレンド味覚!
「麻辣味」は、2018年のトレンド味覚として注目されており、今夏は特に麻辣テイストのカップ麺が各メーカーから数多くリリースされてきました。
中でも明星食品は「中華三昧」シリーズをはじめ、ひときわ目立って麻辣系カップ麺の開発に取り組んでくれていたのですが、一般の方からも人気が高い定番ブランド「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズからも登場です。
ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんが、文字右下の影にあたる部分は金色に反射するデザインになっています。
「麻辣」は “マーラー” と読み、「麻」は “花椒(ホアジャオ)” という日本の山椒に似た中国原産の香辛料に由来するビリビリとした刺激を指していて、別名 “中国山椒” “四川山椒” などとも呼ばれます。花椒と山椒は同じミカン科でも種類が異なり、花椒は山椒よりも痺れが強く、香りも強めです。
主な辛味成分は “ヒドロキシ-α-サンショオール(Hydroxy-α-sanshool)” というアミド誘導体なのですが、大脳を刺激して消化器官などの働きを活発化させる働きがあると同時に “局所麻酔性” も兼ね備えているため、触れた箇所の感覚が麻痺することで “痺れ” が生じます。
「辣」は “辣油” などにも当てられるように、唐辛子のヒリヒリとした “カプサイシン” の刺激を指すのですが、これに関しては説明不要ですよね。その両者を掛け合わせたものが「麻辣」で、担担麺や麻婆豆腐など、辛味を効かせた四川料理では特に欠かせない味覚です。
一平ちゃんは大衆的なブランドですが、今回のパッケージには表の右側に(小さい字でw)「※辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方は十分ご注意ください。」との注意事項が記載されていてます。
一平ちゃんでは欠かせない特製マヨネーズ(※一部例外ありw)も “プレーン” や “からし” ではなく、「とうがらしマヨ」となっていますね。
前述したように「麻辣」と題したカップ麺は多かったんですけど、花椒の “麻” を強烈に効かせていた一方で唐辛子の “辣” は大したことなかった‥というパターンも多かったので、一平ちゃんのバランスに注目です。
開封
小袋は、「ソース」「特製マヨ」「ふりかけ」の3袋で、かやく(キャベツ)は最初から容器の中にインした状態。ところで汁なしカップ麺を開封する時いつも感じるのですが‥
よほどワイルドに剥がさない限り、ここらへんの線でピタッ‥とイイ感じに止まりますよね。おそらく「この線まではがします。」の部分までと、そこから先の接着剤を変えているのだと思うのですが、ありがたいです。もし接着剤が同じだったら勢い余って剥がし過ぎる、その結果お湯を捨てる際に熱湯が漏れてヤケドする恐れがありますからね。(それでも筆者は何回か失敗しているのは内緒‥)
では、実食レビュー開始!
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩)、ソース(半固体状ドレッシング、糖類、しょうゆ、植物油脂、豚脂、食塩、香辛料、ビーフエキス、香味油、豚・鶏エキス、たん白加水分解物、醸造酢、牛脂)、かやく(キャベツ、香辛料)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、酒精、乳化剤、カロチノイド色素、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、香料、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・牛肉・大豆・りんご・ゼラチン |
実食開始
1食(128g)当たり
カロリー:595kcal |
ビリビリしびれる花椒の刺激と唐辛子の旨辛さがクセになる一平ちゃん麻辣味は、特製とうがらしマヨ付の醤油味焼そばです。 ウマくて辛くてしびれる!2018年のトレンド味覚がここにあります!
(明星食品「製品情報」より引用)
めん
ソースとの絡みが良い、しなやかで食べやすい麺です。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
原材料に「ソース」や「糖類」が練り込まれていないので、おそらく定番の「塩だれ味」や「辛子明太子味」、「わさびマヨ醤油味」などと同じ熱湯3分の油揚げ麺です。最近は軒並みハイクオリティな太麺を叩き出していましたが、この細麺が一平ちゃんらしいですよね。
食感も風味もスナック的なんですけど、前に出ない存在感とサイズから、ソース・ふりかけの刺激を邪魔しない分を弁えた自己主張の仕方です。汁なしカップ麺は期間限定の変わり種だと麺量90gが平均的な値になるのですが、珍しく通年商品の一平ちゃん(レギュラーサイズ)と同じ100gでした。
もしや期間限定ではなくレギュラー入りを狙っているのか、それとも単純にサービスしてくれただけなのかは発売日の当日である今現在(2018/09/10)まだ分かりかねますが、もし打ち切りではなく生き延びて、来年の今頃にリニューアルされたら通年商品確定かもしれません。(※完全に想像です)
ソース
ポークの旨みにガーリック、ジンジャー、唐辛子を加えた醤油だれに、ラー油、花椒の風味とキムチのような発酵した香りが効いたオイルを合わせた麻辣ソースです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
唐辛子の刺激は瞬発力のないタイプだったので、食べ始めこそ「‥‥?」だったのですが、徐々に追い上げてくる遅効性の辣味によって3口目には一般的に見ても辛口、場合によっては辛口以上の刺激に達します。さらに遅効性+蓄積型だったので、じわじわ刺激が増してくるタイプ。激辛とまでは言いませんが、思いのほか硬派な刺激でした。
しかし、特筆すべきは唐辛子の刺激だけではありません。醤油は香り付けの存在感でしたが、チキンやポークだけではないビーフエキスの旨味が明星食品らしく、それを高める牛脂の隠し味と少しの酸味、そしてキムチのような発酵感が面白くて、ただ辛いだけではない複雑味を感じます。
唐辛子の刺激は強めに効かされていましたが、それと対を成す糖類の甘味には中毒性があり、私taka :aは唐辛子の強い刺激+甘味のジャンクな世界観に弱いので、かなりツボでした。ただ、ソースだけの状態だと麻辣の “麻” である花椒は強くありません。
ふりかけ
花椒、唐辛子のスパイシーで麻辣な組み合わせです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
ふりかけを投入した瞬間から花椒の個性的な香りが漂ってくるのですが、よく見ると視認できる粗挽きタイプの花椒が採用されており、これによって花椒の清涼感に加えてビリビリとした痺れが確立します。また、中には唐辛子も入っていて、ソースだけでも刺激的でしたが、ふりかけ全投入で辛口以上と言っても差し支えないレベルなのではないかと感じました。
ふりかけはピンポイントに使って強い刺激を楽しむもヨシ、粉末スープのごとく全体に馴染ませても大丈夫そうだったので、麻辣をバランスをよく感じたい方は最初から全体に満遍なく、麻味を強めに感じたい方はピンポイントに攻めましょう。今回は液体ソースのみでも味に物足りなさを感じなかったので、花椒を感じたいタイミングや強さなど、それを投入の基準として好みに合わせて使い分けてみてください。
特製マヨ
唐辛子の刺激がたまらない、一平ちゃん夜店の焼そば特製とうがらしマヨです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
唐辛子の辛味成分である「カプサイシン」は脂溶性なので、マヨネーズの油分にカプサイシンが溶け出し、刺激の勢いは一気に減速します。今回の特製マヨは “とうがらしマヨ” となっていますが、直接舐めても唐辛子の刺激は目立っていません。
それよりも油が酸化したようなクセが強かったので、かえって蛇足的に感じてしまいました。食べていて辛さが厳しくなった時の救助アイテムとして活用できる飛び道具ではあるものの、辛くて完食できないほど非常識な刺激ではなかったので(※個人差はありますが泣くほど辛いようなカップ麺ではないです)、ある程度の辛さ耐性値を備えている場合は無用の長物です。
そもそも唐辛子じゃなくて花椒を練り込んだほうがよかったんじゃ‥などと思いつつ結果的に練り込まれた唐辛子は目立っていなかったので、どうせ刺激が弱くなるのであれば酸味がアクセントになるプレーンタイプのマヨネーズを別添してほしかったです。一平ちゃんにマヨネーズが必須の方は、各ご家庭にある普通のマヨネーズを使用されたほうがいいかもしれません。
かやく
やわらかなキャベツです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
基本的にキャベツの製品説明というのは、「シャキシャキとした」とか、「食感のよい」とか、もしくはシンプルに「キャベツ。」みたいな表現が多く、「やわらかなキャベツです。」というのは聞きなれない表現で‥などというのは説明文までチェックするマニア的な所感になるのですがw いつもの一平ちゃんに入っている厚みのないキャベツです。
たしかに柔らかめですが、それなりに歯応えありますよ。他の具材は何も入っていませんが、ふりかけとソースにインパクトがありますからね。それに、みずみずしいアクセントは単純に嬉しく、これが入っているのといないのとでは大きく印象が異なります。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
そこまで強烈に麻味が効かされているわけではありませんでしたが、最近の「麻辣」としては珍しく刺激の比率は “辣” に寄っていて、しかしながら明白な花椒が存在している、きちんと記憶に残る良品でした。ただし特製とうがらしマヨてめぇはダメだw というのは好みの問題になるのかもしれませんが‥
どうも普通のマヨネーズとは違う、加工油脂系のクドさが鼻について見逃せませんでした。私が過度に反応しているだけかもしれませんが、喫食の際はマヨネーズなし、または普通のマヨネーズを用意されたほうが安心かもしれません。
とりあえず刺激は辛口〜辛口以上のラインには達していたし、ソースのキムチ風味も面白く、あんまりマヨネーズっぽくなかった特製マヨを除いての評価になります(とうがらしマヨを入れた後の主観的な味の満足度は★3)。特製マヨは最初ちょっとだけ入れてみて、邪魔だと感じたら使わなければいいだけの話ですからね。というわけで、いきなりの全投入には気を付けてください。ましてや全体に馴染ませようものなら、それこそ味も刺激もボヤけてしまうと思います。
強烈な花椒に期待していると少し物足りないかもしれませんが、意外と唐辛子の辣味が硬派で、きちんと麻辣したカップ麺でした。火曜日からコンビニにも並ぶと思いますが、普通にスーパーやドラッグストアなどでも購入できるので、気になった方はコンビニ以外の安くゲットできそうな店で探してみてください。
製品名:明星 一平ちゃん夜店の焼そば 麻辣味 製造者:明星食品 内容量:128g(めん100g) 発売日:2018年9月10日(月) JANコード:4902881437011 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:540ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:3袋(ソース / 特製マヨ / ふりかけ) |
お客様サービス室:0120-585-328
ブラザーがケッコウ辛いというなら辛いんだろうなぁ(ノД`)シクシク
あと、糊の話はビックリした。Σ(・ω・ノ)ノ!
なんでいつもいい感じになるんだろう…って思ってた。
麻辣と花椒ってtaka :aさんが流行らせたんじゃないか、と本気で思ってる件(笑)
だってトレンドになる今年よりずっとずっと前からよく使ってたよね~~~( ´艸`)
さすが時代の最先端じゃ~~~☆
いつもの麺とキャベツやけど「けっこう辛いぞ」に惹かれてしもた♪