明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば バター醤油」およそ4年ぶりに一平ちゃんバター醤油復活!

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月5日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば バター醤油」の実食レビューです。

ほんのり甘くてコクがあるバターの風味とローストした醤油の旨味!寒くなる時期に合わせ、濃厚な味わいで人気の「バター醤油味」を一平ちゃんらしくアレンジしたカップ焼そばがリリースされました。

パッケージでアピールされている「焦がし」の風味は強いのか、バター系でも甘過ぎないか、実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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明星 一平ちゃん夜店の焼そば バター醤油

パッケージの表には「IPPEI-CHAN-YOMISE-NO YAKISOBA BUTTER AND SOY-SAUCE FLAVOR WITH MAYONNAISE」と小さく英語で書いてあるのですが、ここだけ拡大して撮影すると少しカッコいいですねw それに右下で醤油と一緒にジュワッ、と湯気を立たせながら溶けているバターのイラストもシズル感満載で食欲をそそられます。

私は発作的にバター醤油系の食べ物を欲することは滅多にないんですけど、たしかに食べるなら真夏よりも少し肌寒い季節に嬉しいかもしれません。秋かなー。しかし、カップ麺でのバター醤油って(というかバター系全般)実は少し難しいジャンルだと感じていて、バターが強過ぎても人を選びますし、また弱過ぎるとインパクトに欠けて記憶に残らないという‥

ちょいちょいエースコックが出してくるバター状ブロックはインパクトが弱く、反対にサンヨー食品は製品によって香りが強過ぎる傾向にあり、東洋水産はバランス型で比較的に安心して食べられるイメージなのですが、そういえば明星食品ってエースコックや東洋水産みたいに毎年恒例のバター系カップ麺とかないですよね。

たぶん最後にリリースされた一平ちゃんのバター醤油系は、「一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 ガーリックバター醤油味」で、それも移転前のブログでレビューしたことがあるんですけど、発売日は2014年11月17日でした。おそらく、一平ちゃんのバター系は約4年ぶりの発表になると思います。※2018年11月10追記:2014年12月1日に「ガーリックバター醤油味」のレギュラーサイズ発売されていました。(Special thanks:He can eat anything but himself!

今回は大盛りではなくレギュラーサイズ(めん90g)で、ガーリックバターではなく「焦がしバター」がテーマ。パッケージでは “かおる!香る!薫る!” と軽くフェードインしながら力強くアピールされているのですが、その焦がし風味にも注目ですし‥

一平ちゃん夜店の焼そばシリーズには欠かせない特製マヨは(最近たまに入ってなかったりマヨじゃなかったりするけど)「バター風味マヨ」となっているので、その風味も気になるところ。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は一平ちゃんにとって三種の神器とも言える「ソース」「特製マヨ」「ふりかけ」の3袋構成で、お湯を注ぐ前に入れる方は滅多にいらっしゃらないかとは思いますがw もちろん3袋すべて後入れ、湯切りを行なった後に投入します。

今回、各小袋については「フタの上で温めてください」とも「温めないでください」とも記載されていませんが、「特製マヨ」は熱を加えると成分が分離するため “温めないほうがいい” です。また、固形状のバター等は入っていないので、「液体ソース」はフタの上で “温めたほうがいい” でしょう。ええ、ふりかけは温める必要ございません。

キャベツは容器の底で粉々になった麺と一緒に入っているのですが、パッケージを開封したら小袋を取り出して熱湯を注ぐだけ、という手間の無さは効率的。ただ、こうやって写真に撮ったら閑散とした風景に見えますね‥w

すでに現時点で油揚げ麺特有のニオイが強く、さらに熱湯を注ぐと威力を増すので、それが苦手な方には実食前から一定のハードルが生じてしまうのですが、焦がしバター醤油もしくは特製マヨのインパクトに期待しましょう。それでは、お湯を入れてきます。

製品情報・購入価格

製品名:明星 一平ちゃん夜店の焼そば バター醤油
販売者:明星食品
製造所:R(埼玉工場)
内容量:112g(めん90g)
発売日:2018年11月5日(月)
JANコード:4902881436878
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:105円(税込)
取得店舗:イオン

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:550ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・特製マヨ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩)、ソース(半固体状ドレッシング、糖類、しょうゆ、香味調味料、植物油脂、食塩、ポークエキス、香味油、たん白加水分解物、乳等を主要原料とする食品、香辛料)、かやく(キャベツ、香辛料、のり、アオサ)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、酒精、乳化剤、香料、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、酸味料、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま

実食開始

明星食品の公式サイト内にある製品情報には「バターの香りが甘くないので、食事にピッタリの味わいです。」と紹介されているのですが、液体ソースを入れた瞬間、ふわぁ‥っとバターの香りが強めに漂ってきて、その香りは甘味を帯びています。

一応、メーカー希望小売価格(定価)は税別180円で、もちろん地域にもよりますけど、百均なんかでも見かけますし、だいたい税込105円〜108円が相場でしょうか。同じ定価180円でも日清のどん兵衛やカップヌードルは少し高かったり、逆にペヤングのソースやきそばなんかは定価170円なのに関西では少し高いんですよね。

それでは、実際に食べてみましょう。バター醤油らしい “こってり” 感が打ち出せているかどうか、またクドさを感じるほど強烈ではないか、だいたい100円前後で購入できるシリーズであることも踏まえた上で評価します。

1食(112g)当たり

カロリー:506kcal
たん白質:9.5g
脂  質:24.1g
炭水化物:62.8g
食塩相当量:3.7g
ビタミンB1:0.44mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:118mg

めん

しなやかで食べやすい麺です。

(明星食品「ニュースリリース」より引用)

これこれ一平ちゃん!

丸刃でカットされている細めの縮れた麺で、コシとか粘り気のある弾力などは特に意識されておらず、プリッと歯切れのいいスナック的な油揚げ麺です。原材料にソースや糖類などが練り込まれていないことと、体感的にも大きな差はなかったので、おそらく同シリーズの「塩だれ味」などに使われている麺と同じでしょう。

最近、特に変わり種の新商品では、もっちりとした弾力の太麺も多くなり、それも確かなクオリティの高さで好印象ではあるのですが、一平ちゃんといえば “この麺” ですよね。ジャンクな特製マヨとスナック的な食感は相性がよく、もし今回のソースや特製マヨに対して太麺だったら違和感を覚えていたかもしれません。

麺量はレギュラーサイズだと定番品は100g、変わり種だと90gが平均的な量になるのですが、サクッと食べやすくてよかったです。でも、特製マヨで何気に食べ応えありますよ‥w

ソース・特製マヨ

濃口醤油にロースト醤油ペースト、ポークエキス、ガーリックを合わせたタレに、バター風味オイル、ローストガーリックオイル、醤油オイルとフレッシュガーリックフレーバー、バターフレーバーを合わせました。バター醤油の香ばしさを全面に出したコクのある味わいの醤油味ソースです。ほんのりした甘さとコクをプラスする一平ちゃん夜店の焼そば特製バター風味マヨです。

(明星食品「ニュースリリース」より引用)

焦がしはそうでもないけど特製マヨは濃いw

液体ソース単体でバターの香りは明白なんですけど、たぶん香料ですねコレ。体感的なテイストよりも香りが強過ぎるw ただ、それによって調理直後のインパクトが得られ、実際に食べてみると意外に食べやすい、そんなギャップがあるかもしれません。もちろんバター系の風味が皆無というわけではないのですが、クドさを感じさせず、ロースト醤油ペーストもローストガーリックオイルも下支え的。

明星食品曰く、バターの香りが甘くないため食事にピッタリな味わいと紹介されていましたが、わりと糖類の甘さは強めでした。このままで食べられないほど簡素な味ではないものの、やはり少し飛び道具が欲しくなってくる、あくまで液体ソースは味のベースラインを整えることに専念しています。

で、この特製マヨ(バター風味マヨ)けっこう曲者ですよ。なんかこう、とりあえずバターじゃないです。バターじゃないんですけど、いい感じにクドいw 単体で舐めると加工油脂特有の変なコクがマヨネーズの風味をマスクしており、酸味は控えめ。いかにもジャンクなテイストで、ぜったいフレッシュなサラダとかには使いたくないタイプだけど、コンビニのサンドイッチとかなら意外と合うかも‥?みたいな。

しかし、ソースの香料と重なった場合、意外に好印象だったりします。バターの香りは強めでもコクは控えめだったソースの穴を埋め、一気に集中投下したらヤバいけど、自分で好きな量を調節できるので、食べながら少しずつ意図的に味を変化させるように使ったら、こってりを打ち出すのに効果的。試しに最後、麺と特製マヨを残して一緒くたに混ぜてみたのですが、それすると味がボンヤリしちゃったので、その食べ方はオススメできません。

肝心の焦がし風味は言われてみたらちょっと芳ばしいかなぁ‥くらいで、液体ソース単体では目立っておらず、もちろん特製マヨに仕込まれているわけでもなかったのですが、それを明白にしていたのが「ふりかけ」です。

かやく・ふりかけ

彩りのよいキャベツです。香ばしいパンチを楽しめるフライドガーリック、フライドオニオン、アオサ、黒コショウ、きざみのりを組み合わせました。

(明星食品「ニュースリリース」より引用)

ふりかけ偉大

キャベツは特別に大きいわけでも細切れというわけでもなくて、柔らかめの食感が明星食品らしく、そんなに食べ応えはないけど一体感のあるキャベツです。ちょっと特製マヨがクドかったので、キャベツの存在は時にオアシスでした。

さて、この「ふりかけ」が “焦がし” の要です。というのも、フライドガーリックとフライドオニオンの存在感が大きくて、ちょっと苦味を感じるくらいだったんですよね。もちろん顔をしかめるほど苦いわけではないのですが、一見して明白な苦味こそが焦がしの個性を演出し、やっとここで繋がります。

ちょっと甘かったソースをフライド系ならではの芳ばしさと適切な焦がしの苦味が引き締め、もともとアオサや刻み海苔もバターや醤油の両方と相性がいいですし、焼そばとしてもマストな組み合わせですから、蛇足的な要素はありませんでした。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

最初に特製マヨぜんぶ入れて、ぐちゃぐちゃ〜っと混ぜてから食べてしまった場合、今回の評価と実際の印象は異なってくると思います(たぶん★ひとつマイナス)。また、それぞれのパーツを単体で見た時の個性にも穴があって、たとえば液体ソースだけだとバターの香りと甘さは強くてもコクや焦がしの風味は弱く、特製マヨについてはクドい。

しかしながらマヨのクドさは少量だとバター系のコクとしてソースに寄与し、こってり感を演出。ふりかけのフライド具材が焦がしのアクセントを強め、特製マヨの重さとソースの甘味を適度に引き締める、その3つが重なることで「焦がしバターと醤油が香るバター醤油味」が成立していたところに一平ちゃんらしさを感じました。

ふりかけは全投入で問題ないかもしれませんが、マヨネーズはタイミングを見ながら途中で少しずつ加えながら味(こってり感)の変化を楽しんでみてください。もし大盛りだった後半ちょっと厳しそうだったので、レギュラーサイズという量も実に適切だったように思います。

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