どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月6日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 一平ちゃん大盛 赤辛豚味(あかからぶたあじ)ラーメン」の実食レビューです。
「一平ちゃん夜店の焼そば」は頻繁に新作がリリースされますが、大盛ラーメンの新作は久しぶりですね。フタ上パッケージ左にいる豚さん、目が燃えています。豚さん、お久しぶりです。
赤い一平ちゃんの大盛 赤辛豚味ラーメン
“RED HOT PORK FLAVOR RAMEN” とパッケージに刻印してあるように、しっかり刺激も意識している新作みたいですね。(※「レッチリ」とは無関係です)
パッケージの左上には激辛カップ麺の決まり文句、「※小さなお子様や辛味が苦手な方は十分ご注意ください。」の文字があります。それと同時に、「この刺激の強さ ただ辛いだけじゃなくて クセになる!!」という “やみつき宣言” までされてしまったら、期待せざるを得ません。
スペック
麺は熱湯5分の太い平打ち油揚げ麺で、具材のキャベツと味付挽肉は最初から容器の中に入っています。
小袋の構成は「粉末スープ」「調味油」「あとのせかやく」の3袋ですが、すべて後入れなので、調理の際は気を付けてください。「追い飯* 推奨」とパッケージに書かれているように、かなり味は濃いめに仕上がっているのかもしれませ‥あ、食塩相当量8.6g‥けっこうな強敵ですね。
ちょっとスープ単体だと味が濃すぎて厳しそうですけど、激辛コーションの名に相応しい刺激が備わっているのか、また刺激に負けない豚の旨味が備わっているのかどうかにも注目しつつ食べてみます。
* 麺を食べ終わった後のスープ(たれ)に白ご飯を追加で投入すること
熱量:489kcal
たんぱく質:9.8g
脂質:16.8g
炭水化物:74.7g
食塩相当量:8.6g
(めん・かやく:2.6g)
(スープ:6.0g)
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:215mg
※参考値:調理直後に分別して分析
熱量:489kcal(めん・かやく:414kcal)(スープ:75kcal)
実食開始
名称:カップめん
原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス)、スープ(食塩、豚脂、ポークエキス、香辛料(ガーリック、赤唐辛子)、たん白加水分解物、酵母粉末、香味油、酵母エキス、牛脂、香味調味料、植物油脂、かつおぶし粉末)、かやく(キャベツ、香辛料(赤唐辛子)、豚・鶏味付肉、ごま)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、セルロース、酸味料、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カロチノイド色素、香料、甘味料(スクラロース)、炭酸マグネシウム、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン
夏に食欲そそる唐辛子の辛さと豚の旨さが効いた濃厚で刺激的な味わいが特長の大盛辛口醤油味ラーメンです。 味を底上げするガーリックのパンチが効いたやみつきな旨辛仕上げで追い飯も楽しめます。
(明星食品「製品情報」より引用)
めん
中心が詰まった食感で食べ応えのある太麺です。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
「一平ちゃん」といえばラーメンでも焼そばでもスナック的なイメージが強いブランドですが、最近では「一平ちゃん夜店の焼そば」でも太麺が起用され、そのクオリティは実に高く、既存のブランドイメージを覆すほどの威力を誇っています。
その流れからラーメンでも素晴らしい太麺を起用してくれるのではないかと思っていましたが、これは有名店監修の再現カップ麺に使われていても違和感のない質の高さですよ。
表面は滑らかで口当たりと喉越しがよく、食べ始めは噛むと歯を包み込んでくるような、もっちりと密度の高い弾力を見せてくるのですが、歯に纏わり付いてくるほど粘着質な麺ではありません。
しっかりと歯の圧力を受け止め、頃合いを見計らっているかのように適切なタイミングで程よく切れます。
食感の持続性も高く、最後まで弾力を楽しめるのですが、ゆっくり食べると後半はプリッとした歯切れのよさが目立ち、違った表情で楽しませてくれます。油揚げ麺特有の風味も穏やかで、かつての一平ちゃんブランドではありえないほどの麺でした。
‥‥と、べた褒めしておいてアレなんですが、結果的に今回のスープにはジャンクな油揚げ麺のほうが相性よかったかもしれません。←
スープ
旨みのベースとなる豚だしをたっぷりと使用し、ガーリックと赤唐辛子を効かせたこってり濃厚仕上げの辛口醤油味スープです。特製ラー油で辛口なビジュアルに仕上げます。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
別添の調味油からは豚脂の芳ばしさが得られましたが、いかにも粉末チックな味わいで、ポークの旨味もスナック的。一平ちゃんというブランドのアイデンティティを思うと正解だと思いますし、カップ麺らしさがプラスに思えた反面、麺の方向性とはすれ違っています。
で、なぜかトロミが付けられていたんですけど、それが蛇足に思えました。口の中に停滞し、なおかつスープの保温性が高まる分だけ辣味のアップには寄与していますが、ぼんやりとした印象が並行してシャープな印象が薄れてしまうんですよね。
けっこうガーリックが効いていたことと、粉末的なポークの旨味にパウダー状の唐辛子による芳ばしさは素直に美味しいと思える組み合わせなのに、それをトロミが減速させているというか、今回のスープはサラッとスッキリさせたほうが綺麗に仕上がったように思います。
あとのせかやくを入れる前の刺激はピリ辛ちょい上、辛口未満といったところでしょうか。ほんのり鰹が香っていて、意識すると牛脂も少し主張を見せますが、基本どちらも意識しなければ気になりませんでした。
あとのせかやく
辛口な味わいをプラスする輪切り唐辛子、赤唐辛子、スイートチリ、切りごまを組み合わせました。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
どれがスイートチリなのか分かりませんがw そもそもスイートチリの定義が分かってないんですけど、辛くないパプリカ系の具材が入っている時にスイートチリと説明書きがあるので、唐辛子好きにとっては彩り要員ですね。
さて、スープの項目で刺激は大したことないと書きましたが、あとのせかやくの量が多く、しかも唐辛子の含有量が多かったので、当たり前のように辣味は上がります。しかし、それでも普通に辛口‥いや、もちろん苦手な方にとっては辛口以上のラインになるかと思いますけど、そこそこ辛い食べ物が大丈夫な方にとっては頼りない刺激です。
しかしながら焙煎したような唐辛子の芳ばしさが顕著に働いていたので、 “唐辛子味” が好きな方は一定の満足感が得られるでしょう。ただ、とろみ邪魔ですねぇ‥とろみをつけなければいけないほど濃厚な味ではなかったし、これでサラッとしてたら印象かなり変わったと思うんですけどね。
けっこう胡麻たっぷりで、これもアクセントに効果的でしたが、とろみがじゃm(ry
かやく
味付け挽肉と彩りのキャベツです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
すいません。
そこそこキャベツが入っているように見えますが、「一平ちゃん夜店の焼そば」に入っているような薄い一体感重視(?)のキャベツなので、大した存在感ではありません。
味付挽肉は拾って食べると旨味がギュッと詰まった美味しい肉具材だったんですけど、まぁいかんせん少ないです。ひとたび混ぜてしまったら、途端に行方不明でした。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
「赤辛豚」の「辛」は少し強めでしたが、激辛というには程遠く、目が燃えるほどドーパミンが出るような刺激ではありません。「豚」もスープではスナック的だったし、具材では希薄。「赤」に関しては‥むしろオレンジw
麺には有名店監修の再現カップ麺に採用されても恥ずかしくないハイクオリティな油揚げ麺で、ここだけ評価するなら余裕で★5即決の品質でしたが、さぁそれが今回のスープと合っているかというと素直に頷けないところがありました。
あとのせかやくは効果的で、特に唐辛子の芳ばしさが楽しめたのは一興でしたが、とろみが人工的で全体の雰囲気に合っていなかったです。まずいとは言いませんが、どうも不完全燃焼しているような仕上がりに思えてなりませんでした。特に麺は素晴らしかっただけに、なんでイチローが2軍にいるの?みたいな。
結果的にイマイチではありませんが、辛さは中途半端、ハイクオリティな麺とチープなスープ、でもって謎のトロミw(これなかったら★ひとつ足していたと思います)ちょっと方向性を見失っているように感じました。しかし、マイナスな印象ばかりではありません。
一平ちゃんは “一平ちゃんらしく” チープであるべきなのかなぁ‥と思う反面、快進撃を続ける「チャルメラ」や太麺を起用した「一平ちゃん夜店の焼そば」など、ブランドの視野を大きく広げる第一歩として、ある意味これは歴史的な瞬間に立ち会ったと言っても‥考え過ぎですかねw
ひとつのカップ麺として総合力は中途半端でしたが、これを機に未来が広がったような気もします。
販売者:明星食品
内容量:115g(めん90g)
発売日:2018年8月6日(月)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ローソン
取得価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
JANコード:4902881402729
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:480ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(粉末スープ / 調味油 / あとのせかやく)
明星食品株式会社:〒151-8507 東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目50番11号
お客様サービス室:0120-585-328
>べた褒めしておいてアレなんですが、結果的に今回のスープにはジャンクな油揚げ麺のほうが相性よかったかもしれません。
そ、そうなのかyoみたいなw。読みながら突っ込んでしまったわw。
苦手なのに辛いものに手を出してみたい京子の吾郎、、、。
暑いとそーなるよね?ね?
辛い上に子の評価じゃのう…。(´・ω・`)