サンポー食品「井手ちゃんぽん」本店監修

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サンポー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年9月18日(火)新発売のカップ麺、サンポー食品「井手ちゃんぽん」の実食レビューです。

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井手ちゃんぽんのカップ麺

発売日はコンビニに新商品が並ぶ日と同じ火曜日となっていおり、私は関西のコンビニで購入したのですが、サンポー食品に問い合わせたところコンビニ限定発売のカップ麺ではなく、一般の販売店でも取り扱われているそうです。

それに、発売地域も限定していないとのことなので、全国津々浦々にお住まいのサンポーファンの皆様、ご安心ください。(※店舗によって取り扱い状況は異なります)

「井手ちゃんぽん」は、1949年(昭和24年)創業の九州で有名な “佐賀ちゃんぽん” の老舗で、1日1,000杯を売り上げる人気店。

実はサンポー食品も1949年に設立しており、お互い創業・設立70周年を目前に控える佐賀の老舗企業同士ということで、今回のタイアップが実現したそうです。

「佐賀ちゃんぽん」とは、豚肉やキャベツ、かまぼこなどを炒めて濃厚とんこつスープを合わせた “ご当地ちゃんぽん” で、全国的に有名なのは長崎ちゃんぽんですが、決定的な違いとして “魚介系のエキスを使用していない” そうですね。

とにかく野菜の量が多く、具材が山になるほど盛られているのも特徴なんだとか。

私は実際の井手ちゃんぽんを経験したことがないんですけど、2016年2月23日(火)にサークルK・サンクスのオリジナルカップ麺として、PrimeONE(プライムワン)ブランドから再現カップ麺のリリースがありました。

その時はエースコックが製造を担当していたのですが、今回は佐賀の名門・サンポー食品が腕を鳴らします。

開封

小袋の構成は大きな「粉末スープ」と小さな「調味油」(右側ちょっと失敗しました)

そして「かやく」が2袋の計4袋構成なのですが、小袋の投入順に気を付けてください。

粉末スープをよく溶かすために、めんの上に「かやく2袋」、「粉末スープ」を順にあけ、スープの上から熱湯を内側の線まで注ぎフタをする。

このように容器側面の「調理方法」に書かれているのですが、先に麺の上に「かやく2袋」を開け、その次に「粉末スープ」を入れて熱湯を注ぐように指示されています。「調味油」は待っている間にフタの上に乗せて温め、食べる直前に投入しましょう。

私はサンポー食品を愛しており、もう新商品が入手できた時点で感動はプライスレス(★5確定)みたいなところがあるので、可能な限り冷静になって公正に評価できように努力します!(鼻息)←もう危険

製品情報・購入価格

製品名:井手ちゃんぽん
販売者:サンポー食品
内容量:135g(めん90g)
発売日:2018年9月18日(火)
JANコード:4901773016129
希望小売価格:205円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:216(税込)
取得店舗:コンビニ(ローソン・京都府)

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:500ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(かやく2袋 / 粉末スープ / 調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、食塩、植物たん白)、スープ(ポークエキス、豚脂、しょうゆ、香辛料、食塩、酵母エキス、植物油脂)、かやく(キャベツ、大豆たん白、きくらげ、かまぼこ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、カラメル色素、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香料、酸味料、紅麹色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)
【アレルギー表示】
小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま(コンタミネーション:えび)



実食開始

1食(135g)当たり

カロリー:602kcal
たん白質:15.5g
脂質:22.8g
炭水化物:83.7g
食塩相当量:7.4g
(めん・かやく:2.8g)
(スープ:4.6g)
ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.43mg
カルシウム:251mg

めん

ちゃんぽん用に厳選した小麦粉を使用し、プリプリとした歯切れのよいちゃんぽんめんに仕上げました。湯戻り5分。

(サンポー食品「新着情報」より引用)

プリッと歯切れのいい太麺

製品説明にも書かれていますが、ほんとにプリプリとした歯切れのよさが前面に押し出されています。ちゃんぽんの麺といえば重量感のある丸刃でカットされた、もちもち多加水系の太ストレート麺が定番のイメージだったりするんですけど、その逆を行くような質感ですね。

丸刃でカットは共通点ですが、もっちりとした弾力は得られず、歯で圧力を掛けると瞬時にプリッ、と弾むように切れます。お店の佐賀ちゃんぽんを食べたことがないので、再現度に関してはなんとも言えないんですけど、実際の麺も歯切れのよさがポイントなのでしょうか。

上記の説明文では「ちゃんぽん用に厳選した小麦粉を使用」と書かれており、サンポー食品は “ラー麦”(福岡県産ラーメン用小麦)を使用したカップ麺も製造しているのですが、今回そのような表記はありません。原材料名には「小麦粉(国内製造)」と書かれていますが、国内 “生産” ではないので、ちょっと解釈には注意が必要です。(他社メーカーも同様)

スープ

ポークエキスをたっぷりと使用し、野菜の甘味、旨味を合わせた濃厚なとんこつスープです。

(サンポー食品「新着情報」より引用)

味濃いめの豚骨スープ

もうね、粉末スープを開封した時点で “サンポーの香り” なんですよ。けっして本格的ではないカップ麺らしい路線なんですけど、悪い意味でチープな味ではないんですよね。

たとえばエースコックが豚骨スープを仕込む時、おからパウダーやコラーゲン、乳等を主要原料とする食品など、しこたま豚骨に結び付きそうな原材料を放り込んで複雑に組み立てる傾向にあるのですが、今回のスープは「ポークエキス、豚脂、しょうゆ、香辛料、食塩、酵母エキス、植物油脂」と実にシンプルな構成で、サンポー食品の豚骨に対する敬意を感じます。

原材料名は並びが手前になるほど含有量の比率が多いのですが、「ポークエキス」と「豚脂」の含有量が多いことからも伝わってくるように、実際の味わいもストロング。豚骨臭は抑えられているのですが、適度に骨っぽさが残っていました。

別添の調味油は豚脂が中心で、これが加わることにより粉末スープだけでは打ち出せない厚みが付与されるのですが、単なる豚脂ではありません。まるで野菜を炒めたような香りが添付されていて、臨場感が漂います。

お店の特徴として挙げられていたようにカップ麺でも魚介系の旨味は特に感じられず、スープ単体で飲むには味が濃すぎると感じた反面、大量の野菜を食べる時には程よい塩梅になるでしょう。

かやく

井手ちゃんぽんらしく、たっぷりの野菜を使用。他にもチャーシュー風チップに彩りのよいカマボコとキクラゲを合わせました。

(サンポー食品「新着情報」より引用)

とにかく野菜が多い!

かやく2袋は伊達ではありません‥カップの形状は大口径のバケツ型になるのですが、それでもなお麺が見えないほどの野菜が一面を埋め尽くします。まぁそれは主にキャベツなんですけど、それにしても大量ですよ。

みずみずしいザクシャキ食感とキャベツの甘みが濃い味スープとマッチしていて、調味油に添加されていた炒め野菜の芳ばしいさと絶妙な相性のよさ。キクラゲは小さな細切れですが、キャベツとは違うコリコリとしたアクセントが食感に変化をもたらします。

チャーシュー風チップは大豆たん白を使用したフェイクミートだったので、ここから肉の旨味は得られませんが、サイズが小さいため大豆たん白特有の不自然さが目立っておらず、それでいてキャベツともキクラゲとも違う食感は無意味ではありませんでした。

つい最近、東洋水産の「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん」に入っていたピンクかまぼこがカニ風味かまぼこに変わってしまいましたが、やっぱり “この形の” ピンクかまぼこがイメージにピッタリですよね。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)

えっと‥はい、個人的なアイラブサンポーのバイアスは全面的に認めます。でも、濃い味スープと大量の野菜にはインパクトを感じたので、上出来の★5とさせてください。かなり味が濃かったので、麺とキャベツの熱湯をめぐる取り合いを考慮し、気持ち多めに用意しておくと安心です。

麺の質感に関してはサンポー食品のオリジナルに思えたのですが、油揚げ麺を使用したカップ麺でしか味わえない独特の背徳感には魅力が感じられると思いますし、どっさりキャベツで食べ応えのある一杯でした。お召し上がりの際は、小袋の投入手順と熱湯の量に気を付けて調理してください。

サンポー食品株式会社:〒841-0202 佐賀県三養基郡基山町長野230
お客様相談窓口:0120-002-160

  1. これは美味そう!!( ̄ー キラリーン
    探しに行こ…。

  2. さんぽー・・あんまりみたことないなぁ・・キャベツがたっぷりでびっくりした!!ちょっとカップ麺のイメージが変わるくらい!!これ食べたいけどなぁ・・・見つけたら買ってみるわ・・コブクロの順番?直感調理です(๑•̀.•́ฅ✧

  3. 小生も実食致しました。
    小生は井手ちゃんぽんが大好きで、長崎在住ですがたまに佐賀まで食べに行くほどです。
    長崎のちゃんぽんよりも断然美味いです。

    さて、本題ですが…
    再現性としてはほぼゼロ点です(ちょっと言い過ぎですでしょうが、本音です)
    美味いか美味くないかで言えば、濃厚でボリューミーで美味いです。
    カップちゃんぽんでは上位に入るでしょう。

    ただ、上記で申した通り再現性はかなり低いため、井手ちゃんぽんを食べた事がある人は期待しないように、食べたことない人はこのレベルだと思わないように、と言うのが私からのお願いです。

    カップちゃんぽん好きな人はぜひ食べてみてください!

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