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寿がきや食品「花道 煮干し辛味噌ラーメン」“味噌麺処 花道” のカップ麺

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寿がきや食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月15日(月)新発売の「味噌麺処 花道」が監修したカップ麺、寿がきや食品「花道 煮干し辛味噌ラーメン」の実食レビューです。

発売日の2日前から実店舗にて、 “ツイッターで感想を呟いていただけるお客様限定” で「カラニボモニター」というカップ麺の先行配布イベントを実施していたらしく、すでにハッシュタグをつけたツイートが何件かアップされていました。しかし、ツイッターの文字数では味を伝えるのに限界があります。

どのくらい辛い?ほんとうに激辛?煮干しは強い?コスパは?実際に食べてみた感想と経験をもとにカップ麺としての総合力を評価し、その疑問を解消します。詳しく丁寧に解説しておりますので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。

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東京・野方「味噌麺処 花道」のカップ麺

「味噌麺処 花道」は、東京・野方にある味噌ラーメンの名店で、豚骨・鶏ガラ・野菜を煮込んだスープにラードとニンニク、白味噌を中華鍋で合わせて炒めた濃厚な味噌ラーメンが特徴となっています。

同じく寿がきや食品が製造・販売していた「味噌麺処花道監修 辛味噌番長ラーメン」(2014年6月23日発売)や「番長花道 辛味噌ラーメン」(2015年5月18日発売)の印象から “激辛” のイメージが強く根付いていたりもするのですが、「番長」は花道の “裏メニュー” 。お店では辛くない味噌ラーメンも食べられますし、2017年には同店が監修した辛くないカップラーメンもリリースされました。

今回は堂々の「激辛」を名乗っていて、タイアップ初となる「煮干し」も参戦し、味の濃さについても言及されています。パッケージのデザインも、これまでの雰囲気と少し異なりますね。「煮干し辛味噌ラーメン」は、カップ麺だけのオリジナルメニューではなく、2017年12月6日から実店舗の新メニューとして加わった現在のレギュラーメニューを再現したものだそうです。

店舗では裏メニューの「番長」を除いて “最も辛いメニュー” と言われており、これまでの番長シリーズや同社の「辛辛魚」、最近だとファミマ限定の「スパイシー辛辛豚らーめん」でも楽しませてくれた寿がきや食品ですから、刺激の強さには期待できそうなんですけど‥

ツイッターの「#カラニボモニター」を見ていると、辛味は強いほうだと思うが普通に食べられた、ぜんぜん辛くない、値段が高い、カレーだったら大辛くらい‥などなど、実店舗の味を知っている方にとっては刺激が物足りなかったようですね。しかし、煮干しが想像以上に強く、かなりスープは店で食べる味に近いなど、テイストの再現性については上々の評判で驚きました。

私は実店舗の味を知らないのですが、それだけにバイアスもありません。もちろんパッケージには「大変辛いラーメンです。辛いものが苦手な方はご注意ください。」という定型の警告文が記載されているので、それなりの刺激にも期待しつつ、純粋にカップ麺としての完成度を評価します。

開封

小袋は「液体スープ」「後入れ粉末スープ」「かやく入スープ」の計3袋で、かやく入スープの素では寿がきや食品の公式キャラクター “スーちゃん” が元気に飛び跳ねています。販売者は寿がきや食品ですが、製造所はテーブルマークのグループ会社、加ト吉水産株式会社(フーズ部群馬工場)。初めて見た時には驚きましたが、もう馴染んできましたよね。

メーカー希望小売価格は税別260円と高めの設定ですが、コンビニ限定のカップ麺というわけではありません。もちろんコンビニでも意欲的に取り扱われるタイプの製品ですが、私の購入価格は関西のローカルスーパーにて税込203円でした。発売日の当日に購入しているので、さすがに破格だとは思いますけど‥

製品情報・購入価格

製品名:花道 煮干し辛味噌ラーメン
販売者:寿がきや食品
製造所:加ト吉水産株式会社 フーズ部群馬工場
内容量:157g(めん75g)
発売日:2018年10月15日(月)
JANコード:4901677082404
希望小売価格:260円(税抜)

発売地域:全国(沖縄除く)
購入価格:203円(税込)
取得店舗:ローカルスーパー(フレッシュバザール)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:450ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(かやく入スープ・液体スープ・後入れ粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、小麦たん白、たん白加水分解物)、スープ(みそ、動植物油脂、香味油、煮干エキス、ポークエキス、砂糖、チキンエキス、魚介エキス、煮干粉末、唐辛子、にんにく、香辛料、ゼラチン、食塩、たん白加水分解物、酵母エキス、ポークプロテイン)、かやく(にら)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、着色料(カラメル、クチナシ、パプリカ色素)、かんすい、炭酸カルシウム、香辛料抽出物、増粘剤(加工デンプン)、酸化防止剤(V.E、ローズマリー抽出物)、(一部に小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

先入れは「かやく入スープ」の小袋のみで、「液体スープ」と「後入れ粉末スープ」は熱湯を注いでから5分後に投入するのですが、かやく入りって‥ニラだけw あ、でも太いですね。それに最近の辛辛魚も具材はネギだけですし、ニラが入っているだけ豪華なのかもしれません。

麺はノンフライ麺が採用されていて、全粒粉練り込み麺とかではないんですけど、この感じ‥なんだか日清食品の「ラ王」に似てますよね?ストレート麺ではなく縮れてますし、もちろん製造所は日清食品ではなく加ト吉水産なんですけど、湯戻し前の光沢や色合いが似ていてドキッとしました。

とりあえず液体スープの量が多いので、お湯を注いでから待っている間にフタの上で小袋を温めます。2〜3分程度経過したら、裏表ひっくり返して満遍なく温めましょう。先ほどニラだけしか入っていないとボヤきましたが、この段階でニラの香りが強く、かなりのスタミナ感を放っていました。ニラ、早くも活躍。

はい、完成。ノンフライ麺なのに粉末スープを先に入れる仕様ですが、麺はスムーズにほぐれます。ただ、粉末スープの中にトロミ成分が含まれていたので、餡掛けクラスではないものの、溶け残りを起こさないよう入念に掻き混ぜてください。それでは、実際に食べてみましょう。

1食(157g)当たり

カロリー:515kcal
たん白質:16.3g
脂  質:17.4g
炭水化物:73.0g
食塩相当量:9.2g
(めん・かやく:2.6g)
(スープ:6.6g)
カルシウム:220mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:515kcal(めん・かやく:334kcal)(スープ:181kcal)

東京野方の名店「味噌麺処 花道」監修の商品です。
たっぷりの煮干抽出スープと濃厚豚骨味噌スープを合わせ、特製の煮干しラー油を加えた辛味噌スープに、ニンニクと山椒でアクセントをつけたオリジナリティ溢れる一杯です。

(寿がきや食品「商品情報」より引用)

めん

もっちりとした、食べ応えのあるノンフライ太めん。

(寿がきや食品「商品情報」より引用)

たぶん新開発のノンフライ麺

角刃でカットされている縮れた平打ちの中太麺で、厚みは1.5mmくらいなんですけど、もっちりとした加水率の高い粘り気のある弾力が印象的なノンフライ多加水麺です。しっとりとした口当たりが以前の寿がきや食品らしくもあるのですが、加ト吉水産の名前を公表するようになってからは初めての食感だったので、おそらく新規に開発された麺だと思います。

あまり歯切れはよくありませんが、それだけに小麦の粘りが強く、加水率は高くても適度な縮れと幅のある形状からスープの掴みも悪くありません。また、しっかりと小麦の風味も香り、刺激の強い濃い味のスープに負けない小麦感も記憶に残るレベル。徐々に柔らかくなっていきますが、変化のスピードも実に自然で、思っていた以上にリアルな質感に驚きました。

もしかしたら、来年の辛辛魚にも今回の技術が応用されるかもしれません。

スープ

煮干抽出スープと豚骨味噌スープを合わせ、煮干しラー油やニンニク、山椒を加えた辛味噌スープ。

(寿がきや食品「商品情報」より引用)

辛口以上・激辛未満

後入れ粉末スープを入れる前の状態では、煮干しよりもサバやカツオなどの節系の魚介が目立ち、食塩のキレも強め。実際の店舗で提供されている通常の味噌ラーメンは白味噌が主体のようですが、現段階では赤白半々といったところ。液体スープだけの状態でも唐辛子の刺激を感じますが、おおむね一般的に見ても中辛くらいだと思います。

後入れ粉末スープは‥けっこうイイ感じに盛れます(笑)

これをすべて攪拌すると刺激は強くなりますが、ご覧の通りフルで唐辛子ではありません。やはりツイッター上で呟かれていた口コミにもあったように、一般ウケするよう調節された印象で、しっかり唐辛子も主張してはいるのですが、いたって常識的でした。

もちろん辛い食べ物が苦手な方にとっては厳しいレベルであるものの、辛い食べ物が得意だったら、まぁまぁ普通に辛口くらい。たとえば「辛辛魚」を引き合いに出すと、 “後入れ粉末スープを入れた後の花道” は、例の “赤い山を入れる前の辛辛魚” と同等程度の刺激です。

土台は節が固めているような構成でしたが、後入れ粉末スープの中に多めの煮干しが含まれていたので、えぐ味を感じるほど強烈にニボッてくるわけではないものの、比率は大幅に煮干しへと傾きます。さらに粉末みそも仕込まれていたのか、その風味と塩気のキレが相俟って、最終的な味噌感は完全に赤味噌が主体のイメージでした。

ニンニクは強めで山椒は隠し味、豚骨も骨っぽさが前に出てこない優等生だったんですけど、豚骨と鶏ガラの二本柱で動物系のコクにも余念がありません。とろみの粘性率も自然、刺激も辛口以上の激辛未満、それに加えて濃い味ですが、それぞれ味のバランスがよかったので、けっして大味ではなかったです。

かやく

ニラ。

(寿がきや食品「商品情報」より引用)

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もうメーカーの製品説明が潔すぎますよねw「スタミナ感のある-・」とか「風味の良い-・」みたいなアピールもなく、ただ一言「ニラ」。まさに原材料名の表記も「かやく(にら)」なんですけど、辛辛魚よろしく後入れ粉末スープに力を注いでいることと、今回はノンフライ麺も印象に残ったので、大きな心で許容すべき項目と言えるかもしれません。

しかしながらニラの太い軸の部分は特に風味が強く、熱湯を注いで待っている間にも感じたように香りがよかったので、ネギに妥協しなくて大正解でしたね。

実際のラーメンには肉厚のチャーシュー、極太メンマ、もやしなどが入っているそうなので、余力のある方は炒めた野菜をカップ麺にトッピングしてアレンジしてみるのも楽しいかもしれません。かなりスープの味が濃かったので、もやしやキャベツをニンニクと一緒に炒めて合体させたらバシッとハマると思います。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)

食塩相当量は9.2gで体感的な塩気も強めでしたが、味噌と煮干しによって必然的に塩分濃度が高くなっているような印象だったので、食塩の鋭い塩気とは少しベクトルが違います。もちろん薄味派の方にはオススメできませんし、辛い食べ物が苦手な方も率先して避けるべきカップ麺ですが、逆に辛いもの好きとしては中途半端な刺激だったので、あまり唐辛子に対する過度な期待は抱かないほうが安全かもしれません。

しかし、一般的に見て辛口以上、しっかり味噌、しっかり煮干しが拮抗しているガテン系の味わいでありながら、それぞれのパワーバランスは緻密に計算されていたので、力強い魚粉系の辛味噌ラーメンという今までにありそうでなかったスープには確かな個性が感じられました。

お店のツイッターアカウントではローソンで販売されると呟かれていましたが(もしかしたらコンビニの中ではローソンで先行発売されるという意味かもしれませんが)、私がスーパーで購入したように完全なるコンビニ限定品ではありません。ただ、公式アカウントが指名していたので、気になった方は新商品が入荷される月曜日の深夜〜火曜日以降にローソンでチェックしてみてください。

  1. うーん、辛いものが食べられると…広がるんだろうなぁ…。(´・ω・`)

    • Re:風の兄弟

      これ、ブラザーぜったいダメなやつ^^;

      カレーのLEEが大丈夫なら余裕だと思うんだけど、中辛以上がダメなら目が合っても全力で逃げてください。

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