どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月27日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん ごつ盛り 味噌豚骨ラーメン」の実食レビューです。
テーマは “Halloween Magic!”
2018年10月31日(水)のハロウィンに向けた催事商品で、東洋水産(マルちゃん)が送るオープン価格の廉価版ブランド「ごつ盛り」で人気のフレーバーが合体しました。
すでにレビュー済みの同時発売品、「ワンタン塩ラーメン」は “ワンタン醤油ラーメン” と “塩焼そば” のコラボでしたが、こちら「味噌豚骨ラーメン」は “コーン味噌ラーメン” と “コク豚骨ラーメン” の特徴を組み合わせたスープと具材のコーンがポイントになっているようです。
なぜか私の住む兵庫県の某ど田舎では、エースコックの「スーパーカップ」と同じく「ごつ盛り」のコーン味噌ラーメンも見かける頻度は高くありません。ごく稀に(それこそ年に数回)スーパーの安売りワゴンにチラッと紛れ込んでいるくらいで、2018年に現物を見たのは‥に、2回くらいかもしれない(苦笑)たぶん、地域性の問題ですね。味噌は人気ないのかな‥
「にんにくを利かせた」とありますが、これもハロウィン(ドラキュラ?)を意識してのことでしょうか。
パッケージの側面は、いたってフツーにカボチャですw たぶんカボチャは入っていないと思いますが、原材料に書かれている「粉末野菜」に紛れ込んでいないとも言い切れません。(※たぶん入ってない)
開封
小袋の構成は「粉末スープ(先入れ)」と「液体スープ(後入れ)」の2袋で、かやくは最初から容器の中に入っているのですが、けっこうコーンが多いですね。
同時発売品の「ワンタン塩ラーメン」は大量のバジルにインパクトを感じたのですが、片方は秀逸、その分もう片方は手薄になって残念だった‥というパターンも珍しくないので、気を引き締めてレビューします。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料、粉末野菜、卵白)、添付調味料(みそ、豚脂、ポークエキス、植物油、食塩、しょうゆ、砂糖、香辛料、香味油脂、たん白加水分解物、ねぎ)、かやく(コーン、味付鶏挽肉)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、増粘多糖類、香辛料抽出物、かんすい、レシチン、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(127g)当たり
カロリー:572kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:572kcal(めん・かやく:470kcal)(スープ:102kcal) |
ごつ盛りの人気フレーバー、『コーン味噌ラーメン』と『コク豚骨ラーメン』が合体した味噌豚骨ラーメン!
(東洋水産「商品情報」「ニュースリリース」より引用)
めん
なめらかで歯切れの良い弾力のある麺。オニオンとガーリックでスープとの相性を良くしました。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
同時発売品の「ワンタン塩ラーメン」や既存の「ごつ盛り」シリーズにも使われている汎用の油揚げ麺で、オニオンとガーリックが練りこまれている芳ばしい中細ちぢれ麺です。
オープン価格でもキチッと麺量90gの大盛り仕様なので、持久力の無さから後半は頼りない食感になりますが、練りこまれた香味野菜の下味と適切なサイズでスープとの一体感は高く、昔からある袋麺のようなノスタルジックさが魅力的ですね。
スナック感あふれるタイプですが、コクのある味噌豚骨スープとの相性は良好。思いっきり即席麺らしい油揚げ麺ではあるものの、しょうゆ、みそ、とんこつ、しお、担担などなど‥繊細な再現モノには向きませんが、カップ麺と割り切ってしまえば激しくスープを選ぶことのない、意外と万能麺なのかもしれません。
スープ
ポークの旨味をベースに、ガーリックとごま油で味を調えた、コクのある味噌豚骨スープ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
税込100円以内で捕獲可能な、しかも食べ応え重視の大盛りバケツ型ですけど、まったく大味ではありません。かなりシンプルな構造ですが、液体スープに含まれていた味噌が粉末では実現できない味噌のコクと重厚感を打ち出し、赤味噌のエッジと白味噌の柔らかさを意識しつつ少し赤味噌寄りで配合した輪郭のある味噌感。ところがどっこい、豚骨も負けていません。
やや塩気は強めですが、豚脂が味噌のカドを適度に包み込むと同時に特有の芳ばしさが重なることで軽く味噌を炒めたような調理感を演出。もれなく豚骨臭は抑えられていましたが、ポークエキスによる豚骨の骨っぽさと同時にミルキーな乳化感が心地よく、しかもそのマイルドさはクリーミングパウダーや乳等を主要原料とする食品などのギミック的な成分によるものではないんです。
ガーリックは常識的でしたが、その存在感は明白で、胡麻油の香りも調理感の演出に寄与している‥いやはや、まさかこのレベルのスープがオープン価格のシリーズで味わえるとは思ってもみませんでした。
かやく
コーン、味付鶏挽肉、ねぎ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
大きなワンタンも入っていませんし、具材はコーンと味付鶏挽肉(ネギの存在感は飾り)のシンプルな構成ですが、冷静に考えるとエースコックの「スーパーカップ」(希望小売価格200円〜)よりも充実していますよ。というのもどうかと思うんですけどw
まず味付鶏挽肉は例のスポンジ野郎とは違う旨味が濃厚な挽肉具材で、質としては「ワンタン塩ラーメン」と同じですが、こちらのほうが量は多めに入っていて、濃厚な味噌豚骨スープとの相性も抜群。ふと口に飛び込んできた際、全体の旨味をグッと押し上げてくれます。
さらにコーンも廉価版にしては多めに入っていますし、甘味が強く、これまた味噌豚骨スープとマッチしていました。シンプルがゆえに蛇足的な具材はなく、大量でなくとも物足りなさは感じられない、むしろスープの完成度を思えば上等でしょう。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
麺はスナック的な油揚げ麺で汎用、具材もシンプルな構成ですが、なんとも気前のいい濃厚なスープに射止められました。スープの特徴を組み合わせたとメーカーの製品説明には記載されていましたが、足して2で割って1のスープではなく、しっかり味噌と豚骨のマイルドなコクが重なり合った、重心の低いミルキーな濃厚さは廉価版のレベルではなかったです。
ややバランスでいえば麺が押され気味ではあったものの、オニオンとガーリックの下味はスープの方向性ともマッチしていたので、負けるというよりも同調しているような印象でしょうか。麺の持久力やスナック感、具材の構成に廉価版らしさが見えましたが、具材に関してはエースコックの「スーパーカップ」以上ですし、なんだったら今回のスープだと定価200円でも割に合いますよ。
同時発売品の完成度が高かったので、片割れであるコッチは手薄になっているのではないかと少し危惧していたのですが、なんのなんの。これぞウマいオープン価格の模範とも言える素晴らしい出来栄えでした。あ、でもテーマのハロウィンらしさはビミョーだったんですけど‥(苦笑)
それも気にならなくなる濃厚でマイルドな、それでいて輪郭のある味噌豚骨スープに興味をそそられた方は買って損のない一杯です。今回のハロウィン催事商品どちらもハイレベルで、このまま両方ともレギュラー化してほしいくらい完成度が高く、コストパフォーマンスにも優れたカップ麺でした。
上記の記事は、同時発売品「ごつ盛り ワンタン塩ラーメン」のレビューです。お時間よろしければ、ご一読ください。
製品名:マルちゃん ごつ盛り 味噌豚骨ラーメン 販売者:東洋水産 製造所:東洋水産(株)関西工場 内容量:127g(めん90g) 発売日:2018年8月27日(月) JANコード:4901990361187 希望小売価格:オープン価格 発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:530ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(粉末スープ / 液体スープ) |
お客様相談室:0120-181-874
この前、マルちゃん塩ワンタン2個買っちゃいまして~・・・
一個誰も食べずに放置されています・・・味噌の方が良かったな~?…(笑)
おお、評価良し。( ゚д゚)ウム
見つけたら買ってみるかの。