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ファミマルの新作カップ麺「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」驚きの高コスパを実現!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年8月1日(火)新発売、ファミリーマートのカップ麺「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」の実食レビューです。

コストパフォーマンス、ヤバクナイデスカ‥‥? ファミマルに海鮮の旨みと辛さが絶妙な “やみつき必至” の激辛カップラーメン新登場!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ファミマル 韓国風激辛海鮮チゲ 大盛

ファミマル(famimaru)とは、ファミリーマートの創立40周年を皮切りにスタートしたPB(プライベートブランド)で、2021年(令和3年)10月19日より、従来の3ブランド「ファミリーマートコレクション」「お母さん食堂」「お母さん食堂プレミアム」を、それぞれ「ファミマル」「ファミマルKITCHEN(キッチン)」「ファミマルKITCHEN PREMIUM」として整理・統合する形で発足。

読売新聞の見開き広告で “社内資料” を公開

日本のコンビニ業界における絶対王者、セブン-イレブンに対抗すべく、ファミリーマートらしさを全面に押し出すために、UX(ユーザーエクスペリエンス、User Experience)の改善を目的とした、誰にとっても(Family)、楽しく(Fun)、わかりやすい(universal)、新たなデザインのコンセプト「F-Universal」に起因するブランドロゴを掲げ、大規模なリブランディングに成功しました。

それ以前のファミリーマートにおけるPBカップ麺といえば、通称 “ファミコレ” こと「ファミリーマートコレクション(FamilyMart collection)」に分類され、レギュラーラインのパッケージはフレーバーごとにラインの色を変えながらも白を基調としていましたが、にっこりマークの「ファミマル」にリブランドして以降、それぞれシンプルかつ大胆な色使いのパッケージに刷新。

2023年(令和5年)8月現在のラインナップは、老若男女が楽しめる、安心感とコストパフォーマンスの高さを売りにしたレギュラーサイズの縦型カップを中心に、有名店コラボだからこその本格的なフレーバーにも力を入れているのですが、ちょっと攻めた方向性が楽しい大盛りシリーズも見逃してはいけません。

ファミマル初の “韓国風激辛メニュー” ついに降臨

今回の新商品「ファミマル 韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」は、海鮮の旨みを効かせた激辛チゲスープを特徴とする縦型ビッグのカップラーメンで、製造者は日清食品。たとえばサムスン(SAMSUNG)のスマートフォンに、半導体生産からファッション、韓流ドラマ、K-POPなど、様々な分野で世界的な注目を集めている韓国ですが、流行に敏感な日本の即席めん業界も例に漏れず、多大な影響を受けている近年。

コンビニ業界でもセブン-イレブンの「韓国グルメフェア」に、ローソンの「韓国有名店コラボ」など、形振り構わず韓国ブームに便乗している状況で、ファミリーマートも前述の「ファミマルKITCHEN」やホットスナックから韓国系の商品を定期的に展開中なんですけれども、商品名に “韓国風” を冠した「ファミマル」のカップラーメンはブランド史上初の試み。

しかも “激辛” ということで、どのくらい刺激的な仕上がりなのか、願わくば日清食品が製造しているセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本」シリーズに匹敵する辛味の水準には期待したいところ。とはいえ「おいしい◎」「うれしい◎」「あんしん◎」の二重丸がキーワードの「ファミマル」ですから、さすがに「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」クラスではないと思いますけど‥‥

定番のコーション(警告)を発見

容器側面には “※辛みによる刺激が大変強いので、十分に注意してお召し上がりください。” という激辛カップ麺で定番の注意事項を記載しているため、生半可な辛さレベルではない様子。もちろん辛味に負けない海鮮の旨味も打ち出せていなければ本末転倒なので、そこらへんのバランスにも注目しながらレビューします。

開封

すっかり見慣れた猫耳タブ

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを開けたら熱湯を注ぐだけの手軽さが魅力。私は小袋の数が多ければ多いほどワクワクする性質なんですけど、ファミマでサッと購入し、サッと熱湯を注げば食べられる、手数の少なさはコンビニPB商品において大きな強み。ちなみにプラスチック原料の削減を目的としたWタブは、ご存知「カップヌードル」と同じ仕様なので、日清食品ならではの工夫。

けっこう具沢山

かやくは、キャベツ、味付卵、いかボール風卵白加工品、ねぎ、赤唐辛子と賑やかな内容で、いかボール風卵白加工品は「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いシーフードBBQ風焼そば」(2023年7月17日発売品)にも入っていた具材。本物のイカやエビは不使用で、味付卵は「カップヌードル」にも入っているスクランブルエッグと節約が否めないラインナップではあるものの、イメージは悪くありません。

というのも2023年8月現在、縦型ビッグのNB(ナショナルブランド)商品におけるメーカー希望小売価格の基準は271円(税別)なので、それをコンビニで購入した場合の税込価格は292.68円が相場なのですが、今回の「韓国風激辛海鮮チゲ 大盛」は184円(税込198円)で販売と破格の値段。直近だとファミマルの「横浜家系 豚骨醤油」や「ねぎどっさり 豚骨」と同じ待遇で、素晴らしい事この上ないです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ファミマル 韓国風激辛海鮮チゲ 大盛
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
発売元:株式会社ファミリーマート
内容量:98g(めん80g)
商品コード:4902105281116(JAN)
発売日:2023年08月01日(月)
実食日:2023年08月03日(木)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:184円(税別)
購入価格:198円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、香味調味料、香辛料)、スープ(糖類、香辛料、食塩、粉末みそ、豚脂、クリーミングパウダー、魚醤、あさり調味料、ポーク調味料、香味調味料、オイスターソース)、かやく(キャベツ、味付卵、いかボール風卵白加工品、ねぎ、赤唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、酸味料、香辛料抽出物、パプリカ色素、カロテン色素、酸化防止剤(ビタミンE)、セルロース、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、乳化剤、ベニコウジ色素、炭酸Mg、クチナシ色素、ビタミンB2、イカスミ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

だいぶ細身だけど熱湯5分

麺は油で揚げたフライ麺で、そこまで太めの形状ではないけれど、湯戻し時間は5分と長めの設定。そういえば、2023年6月12日に「カップヌードル」から “タコ入りボール” 搭載の「海鮮コチュジャンチゲ味」を発売してたっけ‥‥などと。しかしながら麺の太さを筆頭に、具材の構成も違うため、ひとまず別物と考えておきましょう。

パッと見は「カップヌードル」の変わり種だけどw

前述のように小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がし、熱湯を注いで待つこと5分。ちなみに余談なんですけど、日清食品ならではの「Wタブ」について。どうにも開けにくいというか、油断すると破れやすいんですよね‥‥などと、真剣に悩んでいたら5分なんてアッという間。なお真剣に悩んだところで実際は気を付けるしかないので、開封するときは気を付けてください。←

さて、見るからに辛そうな調理直後。しかしながら粉末スープだけとは思えない、魚介の濃厚な香りも相俟って、まったく単調ではありません。はたして、この期待を裏切らないコクの持ち主なのか、もちろん辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)あたり
カロリー:422kcal
たん白質:11.5g
脂  質:15.3g
炭水化物:61.4g
(糖  質:57.9g)
(食物繊維:3.5g)
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:3.1g)
   (スープ:3.8g)
ビタミンB1:0.85mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:145mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:422kcal(めん・かやく:373kcal)(スープ:49kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「カップヌードル」の延長線上に位置する油揚げ麺

5.0

「ラーメン」や「中華そば」よりも「ヌードル」という表現が似合う、そんな形状からも伝わってくるように、タイプとしては「カップヌードル」の延長線上に位置しているのですが、その平均的なサイズと比較して、きもち厚めに切り出されているようなイメージ。

めん重量は「カップヌードルBIG」シリーズと同じ80g

ただ、即席カップめん業界の基準で見ると、まだ太麺には達していない‥‥というか、中太麺にも満たない細さで、特別に粘りが強いわけでもなく、むしろ加水率は低めで軽めの食感。最初こそ適度なコシを感じるものの、すぐに柔らかくなってしまいます。しかし、結果として後述するスープとの相性は悪くありません。

激辛のカップラーメンといえば、スープのインパクトに負けないように、太麺を合わせた商品が多いところ、あえて辛さを強調させる媒体として機能させているような、そういった背景を思わせる取り合わせ。韓国のカップ麺よろしくモチモチとした食感ではないけれど、ひとまず「カップヌードル」が好きなら違和感なくハマれるでしょう(せっかちな方は、ちょっと早めにフタを開けても問題なし)。

スープ

ビシッと辛くてコク深い

6.0

味付けには日本の味噌を使っていますが、魚醤・あさり調味料・オイスターソースにより、なるほど海鮮の旨みは韓国のチゲ(鍋)っぽいベクトル。液体スープや香味油などは別添されていないため、粉末スープだけの構成になりますが、舌の脇に訴えかけてくる貝の滋味だったり、甘過ぎない程度に効かせた甘みだったり、一見すると安っぽいようで奥行きのあるテイストです。

でもって商品名には「激辛」とありますが、ぶっちゃけ辛さレベルは “ふつうに辛口” かな‥‥と、そう感じたのは最初の2、3口まで。いきなり舌を切り裂いてくるような瞬発力こそないけれど、気が付けば粒子の細かい唐辛子の粉末が口いっぱいに広がって、これがなかなか辛い辛いw

セブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」に匹敵するほど極端な辛さではないので、辛い食べ物が得意な方であれば、そこまで苦戦することはないでしょう。ただ、有名店監修のカップ麺を除く「ファミマル」の中では暫定 “最強の辛さ” であることは間違いないため、辛さに弱い方は細心の注意を払い、それなりの覚悟を決めた上で実食する必要があります。

かやく

税込198円ですよね?

5.0

キャベツは湯切りタイプの汁なしカップ麺でも定番の野菜具材で、ネギも熱風乾燥の青ネギと新鮮味はないけれど、前者に関しては全体のボリュームを底上げすることに寄与しており、ふわっと甘いスクランブルエッグは辛いスープと相性がよく、中毒性を高めることに寄与。

いかボール風卵白加工品は文字通り “卵白加工品” なので、本物のイカに匹敵する旨みが滲み出てくることはありません。ただ、先月お披露目の新具材を1ヶ月以内に、それもPBカップ麺にシレッと放り込んでくるフットワークの軽さは流石(さすが)の一言。特定のコンビニ限定かつ税込198円の大盛り製品でありながら、かやくの全体量に関しても高く評価できる内容で、とても素晴らしかったです。

総評

5.5

麺の耐久性が低かったり、小袋が別添されていなかったり、本物の海鮮具材は入っていなかったり、ちょこちょこツッコミどころはありますが、有無を言わせないのが184円(税込198円)という衝撃的な販売価格。むしろNBの大盛り商品なにやってんの? 高すぎん? などと、そっちに不満を抱いてしまうくらい、とてもコストパフォーマンスに優れた良品でした。

辛さレベルは激辛ないし “大辛” くらいに該当するため、それについては激辛に片足を突っ込む程度と評価するのが妥当かもしれないけれど、ふつうに辛口が限界の方は要注意。それほどインパクトが強く、きちんと海鮮の旨みも伝わってくる一杯だったので、辛い海鮮チゲ風のカップラーメンが食べたい気分のときは、最寄りのファミリーマートを優先的に狙ってみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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