にとりのけやき(欅)監修シリーズ過去最高の辛さ【濃辛】汁なしカップ麺「辛味噌まぜそば」ファミマ限定発売!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年7月5日(火)新発売、ファミリーマート限定・数量限定のカップ麺「けやき監修 濃辛 辛味噌まぜそば」の実食レビューです。

辛さレベル4の濃辛!? 北海道・札幌で人気を博す本場の名店「にとりのけやき(欅)」監修シリーズに満を持す湯切りタイプのカップ麺が初登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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けやき監修 濃辛 辛味噌まぜそば

けやき(欅)とは、北海道札幌市中央区に本店を置く札幌味噌拉麺専門店で、1999年(平成11年)11月にオープン。創業者の似鳥栄喜(にとり えいき)氏は、創作和食店「わびさび」を経営していた人物で、当時の客に「札幌で味噌ラーメンが旨い店を教えてほしい」と尋ねられたことを切っ掛けに、それなら自分が “本当に美味しい味噌ラーメンを作る” と一念発起で「欅」を立ち上げました。

パッケージにある「にとり」の意味は‥‥

開業当初は「欅」の一文字を屋号に掲げていましたが、美園にあった模造店(※2004年10月28日開業、2018年10月28日閉店)との混同や誤解を避けるために、店主の親戚に当たる株式会社ニトリホールディングスの代表取締役会長・似鳥昭雄(あきお)氏から商標権の無償提供を受け、現在は「にとりのけやき」を正式名称としています。

今回の新商品「けやき監修 濃辛(こくから)辛味噌まぜそば」は、創業当時から “五感に訴える一品料理としてのラーメン” をコンセプトに、ラーメン激戦区の札幌で人気を博す本場の名店「にとりのけやき」監修のもと、即席カップめん業界最大手の日清食品とファミリーマートが共同開発したPB(プライベートブランド)の汁なしカップ麺で、湯切りタイプの新作は前例のない試み。

パッケージには “ニンニクと豆板醤の旨み” についての訴求があり、その下に位置する辛さレベルは5段階基準で2番目に辛い「4」となっていることから、激辛ないし大辛くらいの辛さを備えている模様。けやき監修の辛いカップ麺といえば、直近だと2020年7月28日に発売された「けやき 濃厚辛味噌ラーメン」の辛さレベルが「3」だったので、それ以上の辛さであることは間違いありません。

辛さレベル4は「けやき」監修シリーズ過去最高の数値

けやき監修のカップ麺が初めて発売されたのは、現在を遡ること10年以上、2011年(平成23年)10月12日の話。第1弾を飾った「札幌すすきの 味噌ラーメン専門店 けやき」は、当時のサークルK・サンクス店舗でしか購入できないオリジナル商品で、その当初から製造は日清食品が担当していました。

2015年12月22日にプライムワン(Prime ONE)から「札幌味噌拉麺専門店 けやき 旨辛味噌ラーメン」という辛さがコンセプトのカップラーメンを発売していましたが、その次に出た「けやき」監修の辛味噌は前述の「濃厚辛味噌ラーメン」(2020年7月発売品)なので、今回の「辛味噌まぜそば」は10年以上の歴史を紡いできたコラボ史上3回目の辛味噌に該当し、なおかつ初の湯切りタイプ。

ちなみに発売日は先週の7月5日(火)なのですが、7月12日(火)〜7月18日(月)の期間中、全国のファミリーマート店舗を対象に、FamiPay(ファミペイ)払いで翌月に50円相当のFamiPayボーナスが還元されるキャンペーンを実施中で、さらに今回の「けやき監修 辛味噌まぜそば」あるいは既存の「けやき 札幌味噌ラーメン」を同時に(組み合わせ自由で計2個)購入すると、その場で50円引き。

キャンペーンの対象商品は店内のポップが目印

ほかにも上記の期間中、明星食品の「ぶぶか 油そば」は27円引かつFamiPay払いで10円相当のFamiPayボーナス還元とか、東洋水産(マルちゃん)の「でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン」は32円引かつFamiPay払いで10円相当の-・等々、ほかにも様々な商品が対象になっていたので、詳細は店内のポップ、あるいは公式ウェブサイトのキャンペーン情報(お買得)で確認してください。

開封

別添の小袋は「特製液体だれ」のみ

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、仕上げに使う「特製液体だれ」1袋のみ。大判どんぶり型ではノンフライ麺を基本としていますが、湯切りタイプには油で揚げたフライ麺を搭載しています。調理前の麺重量は130gなので、湯切りタイプの大盛りサイズにおける業界水準。

黄色みと縮れの強さが札幌の味噌ラーメンを想起

ファミリーマート通常価格は239円(税込258円)なので、前述のFamiPay払いをキャンペーン中に活用すれば実質 “税込208円” に、なおかつ対象商品(けやきのカップ麺)を同時に計2個購入すると、1食あたりの値段は破格の “税込183円” になるのですが、それを抜きにしても239円(税込258円)は企業努力を感じるポイント。

まるか食品を除く即席カップめんメーカーは、2022年6月1日出荷分から価格改定に踏み切り、いち早く “お触れ” を出した日清食品はメーカー希望小売価格を従来品比5〜12%に値上げしています。たとえば「日清焼そばU.F.O.大盛」をファミリーマートで購入した場合、2022年7月現在の税込価格は264円なので、大盛りサイズのカップ麺で239円(税込258円)はNB商品の相場よりも安い値段。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:けやき監修 濃辛 辛味噌まぜそば
製造者:日清食品株式会社
製造所:+O 滋賀工場(滋賀県栗東市下鈎140-1)
内容量:171g(めん130g)
商品コード:4902105272664(JAN)
発売日:2022年07月05日(火)
実食日:2022年07月15日(金)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:258円(税込)
ファミリーマート通常価格:239円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:710ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(特製液体だれ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料、大豆食物繊維)、たれ(みそ、香辛料(にんにく、しょうが、唐辛子、胡椒)、糖類、豚脂、ポークエキス、植物油脂、魚醤、ねりごま、発酵調味料、焼あごエキス、豆板醤、チキンエキス、しょうゆ、食塩、香味油、みそ調味料)、かやく(キャベツ、味付豚ミンチ、チンゲン菜)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、酸味料、増粘剤(アラビアガム)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

味付豚ミンチは謎肉かな?

かやくは最初から容器の中に入っている状態で、内容はキャベツ、味付豚ミンチ、チンゲン菜の計3種。味付豚ミンチは謎肉(なぞにく)の愛称で親しまれている「カップヌードル」のダイスミンチと似た形状で、湯切りタイプの汁なしカップ麺としては、まずまずの具材量といったところ。

いや、比較的に具沢山な部類かも

作り方は一般的なカップ焼きそばと共通で、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「特製液体だれ」を温めながら待つこと4分。時間になったら湯切りして、特製液体だれを満遍なく全体に馴染ませたら完成です。輪郭のある味噌の香りも然る事乍ら、野菜を炒めたような調理感も印象的な調理直後。

ちなみに外装フィルムの容器底面に位置する部分には、小さく “辛みが強いので注意してお召し上がりください” という警告文(注意事項)の記載があったので、引き続き辛味の強さにも注目しながら「めん」「たれ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(171g)あたり
カロリー:756kcal
たん白質:14.6g
脂  質:31.9g
炭水化物:102.7g
食塩相当量:7.2g
ビタミンB1:0.54mg
ビタミンB2:0.91mg
カルシウム:227mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

食べ応えのある縮れ麺

5.0

「けやき すすきの本店」の味噌ラーメンに使われている麺は、1928年(昭和3年)に “うどん屋” として創業した札幌の老舗製麺所「さがみ屋製麺」の中太ちぢれ麺で、1週間は寝かせて熟成させた札幌みそラーメン(玉子麺)特有のプリッ、としたリズム感のある食感を特徴としています。

食べ始めは粘りを感じるが‥‥

対して今回のカップ麺に使われている油揚げ麺は、食べ始めにモチモチとした粘りのある弾力から入るため、札幌みそラーメンらしい弾力ではないなと。しかし、後半にかけて不思議と加水率が低くなってくるというか、徐々に歯切れの良さが目立ち始め、それでもプリッとした質感とは異なるベクトルにあるものの、食べ始めの印象と食べ終わる頃の面持ちが変わる面白い仕上がり。

おそらく今回はカップ麺だけの限定メニューで、お店にある既存メニューを再現した商品ではない=先入観なく食べられる、つまり重要なのは「タレとの相性」と「基礎クオリティ」のみ。それについては申し分なく、後述の濃厚なタレに負けることもなければ基礎クオリティも高いので、いい取り合わせだと素直に感じました。

たれ

まさに「濃辛」

5.0

大盛りサイズの汁なしカップ麺で、なおかつ辛さもアピールしている商品ですが、なんのこれしき大味どころか複雑なフレームワーク。濃厚な味噌のコクと炒め野菜の風味で味噌拉麺専門店監修による恩恵を打ち出し、ねりごまでコクを深めている、なんとも重心が低い濃厚なテイストに仕上げながら、しれっと “魚醤” や “焼あごエキス” を隠し味に使っているところが「にとりのけやき」らしい繊細な部分。

味のフローチャートは明らかに淡麗ではなく濃厚で、ニンニクと生姜のアクセントも強く、唐辛子の辛さもピリ辛以上ではあるものの、よほど苦手でなければ食べられないほどの辛さではありません。むしろ辛さレベル4にしては穏やかで、市販のレトルトカレーにおける辛口が大丈夫なら問題なし。それよりも旨みのアピールが強く、まさに「濃辛」とは言い得て妙でした。

かやく

麺とタレの食べ応えを思えば充分

5.0

キャベツは「日清焼そばU.F.O.」の変わり種にも使われている汎用性の高い野菜具材で、大切りキャベツではないものの、箸休めに効果的。味付豚ミンチは “カップヌードルの謎肉” という認識で問題なく、風味も食感もジャンクなタイプになりますが、前述の特製液体だれのワイルドな部分を引き出してくれるアイテム。

めちゃくちゃ具沢山というわけではないけれど、シャキシャキとしたチンゲン菜の食感と青い風味もタレとの相性がよく、これといって物足りなさを覚えることはありませんでした。

総評

5.0

一見すると優等生な「辛味噌まぜそば」ですが、しっかりと濃厚で、辛さレベル4のわりに食べやすく、それでいて食べ応えは申し分ありません。奇を衒った要素はないものの、注意深く観察すれば魚醤の複雑な旨みだったり、焼あごエキスの繊細さだったり、濃いめの味でありながら、繊細さも兼ね備えた一杯です。

キャンペーン中にFamiPay払い+対象商品をセットで買ったほうが圧倒的に得ですが、これ単体で現金払いでも充分に値段相応の満足感は得られると思うので、気になっている方は早めに最寄りのファミリーマートをチェックしてみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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