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究極進化版「日清焼そばエクストリームU.F.O.」と通常品を徹底比較して見えた “数値に表れない真実„ とは——。

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2026年3月2日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばエクストリームU.F.O.」(259円+税)の実食レビューです。

50年分のうまさここに極まる!? ソースの濃さ約110%、麺の太さ約114%、肉具材の体積約169%、ふりかけの量約130%の “究極進化したUFO„ 爆誕! しかし——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清焼そばエクストリームU.F.O.

日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、西日本エリアを中心に絶大な支持を得てきたブランドで、現在はカップ焼そば・油そばカテゴリーにおいて “ずーっと売上No.1*„ の実績を誇る汁なしカップめん界隈の絶対王者。

*インテージSRI+カップインスタント麺市場 焼そば+油そばカテゴリー 2025年1月〜12月「日清焼そばU.F.O.」ブランド累計販売金額(全国、全業態)

50周年記念商品 “第1弾„ はXTREME!

そんな日清焼そばU.F.O.発売50周年を記念して開発された本商品「日清焼そばエクストリームU.F.O.」は、通常品と比べて濃さ約110%の「もっとぶっ濃い濃厚つぶつぶソース」に、太さ約114%の「ぶっといもちもち麺」を合わせ、なおかつ体積約169%の「でっかい肉具材」と、量約130%の「たっぷり青のり&紅ショウガ付き」を特徴とする “50年分のうまさと進化の結晶„ を公式自ら標榜している自信作。

日清焼そばU.F.O.の仕掛け人は、1974年(昭和49年)6月から米国日清取締役・海外事業部長・開発部長を歴任後、1976年4月に発足した「日清食品マーケティング部」初代部長として「どん兵衛」の開発なども主導してきた、日清食品ホールディングスの現代表取締役社長・CEO 安藤宏基(あんどう こうき)氏その人。

即席カップ焼きそばの歴史を振り返ると、1974年7月に恵比寿産業が発売した日本初の即席カップ焼そば「エビスカップ焼そば」に端を発し、同年8月にヤマダイが「ニュータッチ焼そば」を市場に投下。さらに同年12月、エースコックが業界初の縦型容器を採用した「カップ焼きそばBanBan(バンバン)」を発売するなど、この年に熾烈なカップ焼きそば商戦の幕が切って落とされます。

「UFO」時代のパッケージ

以降、1975年(昭和50年)3月13日にまるか食品が「ペヤング ソースやきそば」を、同年4月23日に日清食品が「ジョイカップ101 焼そば」を展開するのですが、当時のカップ焼きそば市場は “屋台の焼きそばパックを模した四角い容器に、まろやかな液体ソース、具材の個包装を業界で初めて採用したペヤングの独擅場„ だったので、日清食品の「ジョイカップ101」も完全にシェアを奪われてしまっている状態でした。

そのような状況で新商品の開発を命じられた安藤宏基氏は、他社との差別化を図るために “容器のコンセプトを最優先で再定義する„ 前代未聞の開発をスタート。さまざまな容器を開発して試した結果、食器として最も常識的であることを理由に、業界初となる丸い洋皿型のカップを採用。そのフタを何気なく会議中に投げてみたところ、空飛ぶ円盤に見えたことでユニークな商品名が閃いた——というのは有名な話。

そんな業界初の皿型カップも然る事乍ら、ソースの開発担当者が安藤宏基氏に求められた「フタを開けたらソースの香りが家中に溢れるくらい強くしてくれ」「1か月に何回も食べたくなるガツーンとくるにおいにしてくれ」という注文に応えて生まれた “強烈な香りを放つ濃厚なソース„ のインパクトも凄まじく、満を持して登場した「日清焼そばUFO」は西日本を中心に勢力を拡大し、現在の地位を確立するに至りました。

現行「日清焼そばU.F.O.」のパッケージ

ちなみに発売から20年以上、パッケージの商品名は「日清焼そばUFO」と表記されていましたが、1997年(平成9年)9月発売品から著作権と商標権の問題でUFOの間に「.(ドット)」が入り、現在の「日清焼そばU.F.O.」に変わった——という逸話があるんですけど、話を本題に戻しまして「日清焼そばエクストリームU.F.O.」と通常品は “どのくらい違う„ のか、ここから先は両商品を比較しながら解説します。

開封

どちらも「ふりかけ」はフタの上に別添

どちらも「ふりかけ」はフタの上に別添されている状態で、エクストリームU.F.O.の小袋は「たっぷり青のり&紅ショウガ」と書かれた専用のデザインかつ通常品より大きめのサイズ。原材料名を比較すると、エクストリームU.F.O.のふりかけには “糖類、粉末ソース、植物油脂„ が追加されているため、単純に青のり&紅ショウガを増量しただけの内容ではありません。

(左)通常品 /(右)エクストリーム

オリジナルよりも濃さを約110%強化したエクストリームU.F.O.の「もっとぶっ濃いつぶつぶソース」には、オリジナルには入っていない “つぶつぶ食感のガーリック„ も追加しているため、5年前の「日清焼そばU.F.O.大盛 最極濃厚ソース」や「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」と手法が似ているのですが、粒の小さいオニオンの訴求がないところは過去作との違い。

ちなみに「日清焼そばU.F.O.」のメーカー希望小売価格は236円(税別)なのですが、いろいろ増してる究極進化版「エクストリームU.F.O.」は259円(税別)に設定されているため、値段は約9.75%アップ。この価格差を安いと思わせてくれるのか、それとも割高と思わざるを得ない内容なのか、究極進化の本気度が問われるところ。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清焼そばエクストリームU.F.O.
製造者:日清食品株式会社
製造所:+S 関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:131g(めん100g)
商品コード:4902105294482(JAN)
発売日:2026年3月2日(月)
実食日:2026年3月4日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:259円(税別)
購入価格:279.72円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:汁なしレギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(ソース・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、大豆食物繊維、ガーリック調味料)、ソース(糖類、ソース調味料、還元水あめ、食塩、植物油脂、しょうゆ、香辛料、スパイス調味料、香味調味料、ポーク調味料、ポーク調味油、たん白加水分解物、香味油、ガーリック調味料)、かやく(キャベツ、豚肉加工品)、ふりかけ(糖類、青のり、紅しょうが、粉末ソース、植物油脂)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、香料、かんすい、酸味料、グリセリン、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

実食開始

【栄養成分表示】1食(128g)あたり:カロリー 556kcal、たんぱく質 9.5g、脂質 21.0g、炭水化物 82.3g、食塩相当量 5.4g[※調理後の食塩相当量(推定値)4.0g]、ビタミンB1 0.53g、ビタミンB2 0.93g、カルシウム 213mg[製造所:+S 関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)]
日清焼そばU.F.O.

さて、まずは「日清焼そばU.F.O.」の調理直後。久々に通常品を調理しましたが、目隠しされても “間違いなくU.F.O.のそれ„ と断言できる、開発段階から注力されていた例の強烈な香りは圧巻の一言。ちなみに希望小売価格は236円(税別)と前述しましたが、2026年4月1日(水)出荷分からの価格改定で “248円(税別)に値上げされる„ ため、それ以降は基準が変わります。

【栄養成分表示】1食(131g)あたり:カロリー 539kcal、たんぱく質 9.1g、脂質 17.1g、炭水化物 87.2g、食塩相当量 5.9g[※調理後の食塩相当量(推定値)4.1g]、ビタミンB1 0.60g、ビタミンB2 1.04g、カルシウム 224mg[製造所:+S 関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)]
日清焼そばエクストリームU.F.O.

そして、こちらが「日清焼そばエクストリームU.F.O.」の調理直後。視覚的には大差ないように見えますが、通常品と比較して麺が太く、縮れも控えめ。また香りのアプローチが独特で、土台にはオリジナルと同じ特有の香りが備わっているけれど、それ以上に鉄板で焼いたような芳ばしさ(いわゆるメイラード反応)が強く、こっちはこっちで目隠しされたら “いつもと違う„ と明確に判断できるファーストインプレッション。

——で、興味深いのが栄養成分表示の差。通常品よりも濃厚な味わいやプレミアム感を全面に押し出している究極進化版ですが、通常品と比較して熱量は17kcal低く、脂質は3.9gも控えめで、調理後の食塩相当量(推定値)はたったの0.1g増と興味深い値。はたして “究極進化„ は誇張ではないのか、引き続き通常品との違いに注目しつつ「めん」「ソース」「かやく・ふりかけ」の特徴を解説し、総合力を判定します。

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。以下、各項目の評価と総評は「日清焼そばエクストリームU.F.O.」の感想に基づきます。

めん

原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、ガーリック調味料、大豆食物繊維)
日清焼そばU.F.O.

通常品との違いは明確だが‥‥

3.0

発売当初の「日清焼そばUFO」は熱湯5分の油揚げ麺を使っていましたが、進化の過程で油戻し3分が標準になり、2009年(平成21年)3月23日のリニューアルで同社の和風カップめん「日清のどん兵衛 天ぷらそば」で培われた「ぴんそば」の技術を採用。従来の縮れたカップ焼きそばとは異なるストレート麺を実現し、なおかつソース味はもちろん、和風・洋風・中華風・エスニック風などにも柔軟に対応できる万能性を備えました。

原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、大豆食物繊維、ガーリック調味料)
日清焼そばエクストリームU.F.O.

片やオリジナルと比較して約114%の太さを誇る「エクストリームU.F.O.」の油揚げ麺も同じ流れを汲んでいるのですが、原材料の末尾「大豆食物繊維」と「ガーリック調味料」の並びが逆転しているようにオリジナルと異なる配合で、湯戻し時間も長めの5分。またオリジナルよりも縮れが弱く、その太さも相俟って口当たりにも明確な違いを感じます。

日清食品のニュースリリースには “ぶっといもちもち麺„ と記載されているのですが、噛み応えについては意外にもオリジナルのほうが力強く、どちらかといえば歯切れの良さが印象的。例えるならパスタのベクトルに近いイメージでしょうか。

どちらがハマるかについては好みの問題になりますし、後述するソースとのバランスも悪くなかったけれど、いつもの太さでもよかったんじゃない? っていうのも否めなかった部分。ただ、レギュラーサイズ変わり種は平均的に麺重量90gが基本なのに、今回は定番品と同じ100gだったので、それが最も印象に残りました。

ソース

原材料名:ソース(ソース調味料、糖類、植物油脂、還元水あめ、食塩、コラーゲンペプチド、スパイス調味料、香味調味料、ポーク調味料、ポーク調味油、ガーリック調味料、香辛料、たん白加水分解物、香味油)
日清焼そばU.F.O.

メイラード反応が強烈

3.0

いつもの「ぶっ濃いソース」について詳しく解説する必要はないかと思いますが、あいかわらずパワフルですねw とにかく強烈な香りも然る事乍ら、味覚に対してのインパクトも凄まじく、いつ食べても脳天を突き抜ける体験は健在。すでに実食から数時間は経過しているのですが、まだタイピング中の指に例の香りが残ってるんですよ。これなかなか落ちないですよね?

原材料名:ソース(糖類、ソース調味料、還元水あめ、食塩、植物油脂、しょうゆ、香辛料、スパイス調味料、香味調味料、ポーク調味料、ポーク調味油、たん白加水分解物、香味油、ガーリック調味料)
日清焼そばエクストリームU.F.O.

そのDNAは究極進化版の「もっとぶっ濃い濃厚つぶつぶソース」にも受け継がれているけれど、その特性以上に鉄板で調理したような芳ばしさが優勢で、オリジナルには含まれていない「しょうゆ」の主張も強く、実際に食べ比べてみると似て非なる仕上がり。なかでもメイラード反応の効果は “カップ焼きそばなのに焼いてない問題„ に一石を投じるほどの存在感を放っていたので、なかなかのインパクト。

甘さもオリジナルよりも強めに効かせてあって、ピリピリとした刺激も強く、ソース+しょうゆの重ね技で味も濃い、なるほど「もっとぶっ濃い」の訴求にも納得のランディングを見せてくれた反面、もうひとつの訴求である「つぶつぶ」については物足りなさを感じたポイント。

途中で触れた「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」は “驚きの濃旨体験!ソース量130%„ をコンセプトに、つぶつぶ食感のオニオンも使用していたので、ソースの増量率や内容についても5年前のほうがインパクトあったなと。おいしい・まずいの二択でいえば前者ですが、もっともっと振り切ってもよかったんじゃないですかね。

かやく・ふりかけ

原材料名:かやく(キャベツ、豚肉加工品、青のり、紅しょうが)
日清焼そばU.F.O.

ふりかけにも「もっとぶっ濃い」仕掛けあり

3.0

一部に大豆たん白を使用した豚肉加工品とキャベツ、さらに青のりと紅生姜も通常品と同じもので、なるほど体積約169%の訴求通り、豚肉のサイズは大きめにカットされていますが、ちょいちょい砕けちゃってるんですよね。ただ、スポット商品では極端にキャベツの量が減る傾向があるのに対し、今回のボリュームは申し分なく、むしろ固形具材の量はオリジナルよりも多め。

原材料名:かやく(キャベツ、豚肉加工品)、ふりかけ(糖類、青のり、紅しょうが、粉末ソース、植物油脂)
日清焼そばエクストリームU.F.O.

さらに「ふりかけ」に追加された「糖類」と「粉末ソース」が全体をさらに濃いめに仕上げてくれる、この演出も全体の「もっとぶっ濃い」に貢献してくれていたのですが、オリジナルを尊重し過ぎて無難な印象が無きにしも非ず。今回は “究極進化„ がコンセプトなので、それを思うと道を踏み外せなかった理由については充分に納得できるんですけどね。

総評

3.0

パッケージでアピールされていた「すべて究極進化」の謳い文句に期待度が高まっていたことは認めますが、はたして「究極」かどうかについては疑問符が否めない仕上がり。鉄板で焼いたような調理感の演出については “焼いてない問題„ を腕力で捩じ伏せられそうなインパクトを感じたので、それにはハッとさせられました。でも、食べ終わってから思ったのは “けっきょく普通のU.F.O.でいいかな„ という一抹の虚しさ。

それについてはオリジナルの信頼度が高すぎることも影響していますが、約9.75%の価格差を踏まえると及第点。日清焼そばU.F.O.50周年記念商品の第1弾ということで、まずは小手調べといったところでしょうか。ちなみにイマイチではないですよ。それに、この流れで第2弾・第3弾と矢継ぎ早に新作がリリースされるでしょうから、しっかり追いかけていきましょう。【author・taka :a(大石敬之)】

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