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「日清のどん兵衛 すも~き~リッチ カルボナーラうどん」リッチシリーズ第2弾!

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月25日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清のどん兵衛 すも~き~リッチ カルボナーラうどん」の実食レビューです。

タテ型どん兵衛の “リッチ” シリーズ第2弾は燻製の香りがクセになる “スモーキーリッチ” なカルボナーラうどん!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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どん兵衛 すも~き~リッチ カルボナーラうどん

2018年9月3日(月)に発売されたタテ型どん兵衛のリッチシリーズ第1弾「日清のどん兵衛 くり〜み〜リッチ カレーうどん」の続編に位置する新商品で、前回のテーマは「くり~み~リッチ」とクリーミーなミルク感をアピールしていましたが、今回は燻製のスモーキーな香りがテーマの「すも〜き〜リッチ」。

ただ、ちょっと書き手として面倒なのは「すも~き~リッチ」というタイトルで、「スモーキーリッチ」と「すもーきーリッチ」では検索結果が大幅に違ってくるんですよ(「~」←この記号が厄介)。‥と、これ以上つっこんだら別分野の専門的な話になってブログの本題が変わってしまうため、カップ麺の話に戻しますw



実は期間限定で発売されている大盛サイズの縦型どん兵衛は10年以上前から存在していて(2009年1月13日発売「日清のどん兵衛 縦型ビッグ コクみそ豚汁うどん」等)、レギュラーサイズの定番商品にも「日清タテ型どん兵衛 きつねうどん」と「日清タテ型どん兵衛 天ぷらそば」があったりするのですが、ちょっと販売店は限られているかもしれません。

また、どん兵衛ブランドから「カルボナーラうどん」が出るのは今回たぶん3回目で、最初に発売されたのは2015年1月26日のチーズ星人渡来15周年記念商品「日清のどん兵衛 カルボナーラうどん」(どんぶり型レギュラーサイズ)。そして約2年後となる2017年1月16日、まったく同じタイトルでタテ型ビッグ版がリリースされているのですが、その当時まだ「リッチ」ではありませんでした。

それに、味の方向性としては間違いなくカルボナーラではあったんですけど、意外なことにスープの粘度は低く、しゃばしゃばしていてアレ‥? と思ったのを覚えています。イメージの問題かもしれませんが、本場のカルボナーラと違って日本のカルボナーラは高粘度に仕上がっている場合が多いので、なんか違うなと(味は美味しかったんですけどね)。

なので、いま記事を書きながら勝手にリッチ=とろっと高粘度スープに漠然と期待を寄せていたのですが、期待値を調整しておかないとヤバいかもしれません(苦笑)。ちなみに「日清のどん兵衛『どリッチ』全部のせ」という変わり種もあるのですが、それは具材特化型で、タテ型ビッグの『リッチ』は前回の「くり〜み〜カレーうどん」と同じくリッチの指標を「つゆ」に定めています。



容器のデザインは所々が光に反射する黄金色で高級感があり、見方によっては芸術的にもシュールにも見える掻き混ぜ中のイラスト横には “つゆにこだわった、すも〜き〜リッチなカルボナーラうどん” と製品の特徴をアピール。そして下には「※よくまぜてお召し上がりください」との注意事項があるんですけど、やっぱりトロミが強そうな雰囲気ですよね。

開封

フタの上に液体スープや特製オイルのような小袋は別添されていないので、外装フィルムを剥がしたらフタを半分まで開けましょう。で、いつも何気なく開封しているのですが、あらためて開封口の「ココカラ ハガス」に注目してみると‥けっこうシュールですよねw まだフタを開ける前ですが、早くもスモーキーな香りが流出しています。



で、いざ開封すると燻製っぽい香りがスゴいw かなり強い芳香です。すもーきーリッチ。外装フィルムを破く前は大したことありませんが、開封後の香りは凄まじく、お湯を入れる前から強烈に主張してきました。くん液(スモークフレーバー)などの香料(食品添加物)由来と思われる顕著な主張ではあるんですけど、ちゃんと本物のベーコンも入っています。

「リッチ」がテーマの新作ですが、レギュラーサイズでメーカー希望小売価格が税別230円の「カップヌードル リッチ」のように特別な値段ではありません。タテ型ビッグ製品の平均的な値段となる税別205円なので、スーパーマーケットなら税込148円〜200円前後、コンビニでの販売価格は税込216円が相場です。コンビニに新商品が並ぶのは火曜日からになりますが、今回はコンビニ向けのタテ型ビッグ製品なので、全国的に遭遇率は高いでしょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清のどん兵衛 すも~き~リッチ カルボナーラうどん
製造者:日清食品株式会社
製造所:滋賀工場(製造所固有記号 O)
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4902105257043(JANコード)
規格サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm

発売日:2019年03月25日(月)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:イオンリテール
商品購入価格:198円(税込)
希望小売価格:205円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(うどん)
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:-(小袋なし)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維)、スープ(豚脂、糖類、小麦粉、クリーミングパウダー、でん粉、食塩、乳等を主要原料とする食品、チーズパウダー、ポーク調味料、香辛料、ブイヨン、玉ねぎ)、かやく(キャベツ、ベーコン、卵、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、乳化剤、香料、クチナシ色素、カラメル色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、アナトー色素、ビタミンB2、カロチン色素、ビタミンB1、パプリカ色素、発色剤(亜硝酸Na)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

別添の小袋はないので、開封後は熱湯を注ぐだけの簡単調理。ただ、このタテ型ビッグどん兵衛は毎回きっちり5分待って、なおかつ前回(くり〜み〜リッチカレーうどん)では2分以上かき混ぜ続けてから食べ始めたのですが、それでも麺の所々がパキッ‥パキッ‥とした食感で、かなり戻りムラが目立っていたんです。今回は検証のために2つ購入しているのですが、はたして戻りムラは改善されているのでしょうか。



さて、完成です。気になっていた粘度の高さですが、きっちり内側の線を守ったところ、ぜんぜん‥w 念のために2分間かき混ぜ続けましたが、多少なりともトロッとはしたものの、どちらかというとサラサラ系の部類に入るくらい粘性率は低かったです。ただ、強烈なスモーク感は鳴りを潜めることなくビシバシ香っていて、これは個性的でいいですね。

この記事は正式な発売日よりも前に公開していますが、特別なルートから入手したわけではなく、イオン系列のスーパーマーケットで購入しました。おそらく早い店舗であれば、土曜日の夜〜日曜日には店頭に並んでいるかもしれません。それでは、麺の戻りムラにも注目しつつ、「めん」「つゆ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)当たり

熱  量:441kcal(カロリー)
たん白質:7.4g
脂  質:18.5g
炭水化物:61.3g
食塩相当量:6.0g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.29mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:141mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:441kcal(めん・かやく:352kcal)(スープ:89kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

どん兵衛ならではの、もっちりとしたつるみのあるうどん。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース」)

要改善

摩擦抵抗が皆無に等しい滑らかな口当たりと喉越しの良さ、うどんらしい風味は「日清のどん兵衛」らしい特徴を踏襲しているのですが、やはり前回の「くり〜み〜リッチカレーうどん」や「明太子クリームうどん」「カルボナーラうどん」「ギョーザラブうどん」などの創作系うどんシリーズ(タテ型ビッグ容器)と同じように戻りムラが目立ちます。

たとえば写真のように麺を1本だけ持ち上げると、あわせて4本以上の麺を持ち上げることが可能な状態で、しかもそれは一箇所や二箇所の話ではありません。きちんと内側の線を守って熱湯を注ぎ、指定されている5分ちゃんと待ってから、とろみを出そうと2分間ひたすら混ぜ続け、それから食べ始めたんですけどダメ。



試しに10分放置してみるも癒着している結合部は離れず、もちもち感は弱くなりますし、15分経過しても結合部は密着したまま離れません。むりやり箸で切り離そうと思えば離せますが、前述したように一箇所や二箇所ではないので面倒ですし、この結合部が15分経っても頑なに戻らなくて、何度もパキッとした食感を味わうことになります。許容しようと思えばできなくもありませんが、もうちょっと戻りやすく改良してほしいですね。

つゆ

濃厚でまろやかなカルボナーラ風のとろみのあるつゆ。燻製の “すも~き~” な風味が特長です。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース」)

なるほどスモーキーリッチ!

念入りに混ぜ続けましたが、やはり今回も “内側の線を守ると” スープの粘度は低いです。日清食品の製品説明には “とろみのあるつゆ” と書いてありますし、実際たしかにトロミがゼロではないんですけど、濃厚クリーミーな口当たりに期待していると思いのほかライトに感じるかもしれません。ただ、 “すも~き~” な風味はバッチリです。

お湯を注ぐ前から強烈に主張していた燻製感は、実際に食べている間にも勢いを緩めることなく主張を続け、なるほどスモーキーリッチなカルボナーラ味を表現。製品説明では「つゆ」となっているのですが、鰹や煮干、昆布、椎茸などの和風出汁は意識されていないため、分類するなら「スープ」です。しかしながら麺が「うどん」でも違和感なく成立しているのは、さすが日清のどん兵衛らしい柔軟性の高さですね(戻りムラは気になりますけどw)。

味の方向性は本場のカルボナーラではなく日本のファミレスや冷凍パスタに有り勝ちなカルボナーラ味ですが、その方向に真っ直ぐなので、カルボナーラと名の付く加工食品を食べたことさえあれば違和感なく認識できるタイプの分かりやすさが好印象。しかしながらスモークフレーバー系の香りが特筆して人工的に強いため、添加物による燻製感が苦手な方はカルボナーラが好きでも近付かないほうが安全かもしれません。

で、先ほど “内側の線を守ると” と強調しましたが、試しに内側の線より下、麺が浸かるか浸からないかのギリギリを狙って熱湯を注いでみたところ、見違えるようにトロミのあるカルボナーラつゆに仕上がって驚きましたw それでもドロドロではないけれど、ぜんぜんイメージが変わります(このブログの評価でいうところの★ひとつ左右するレベル)。

まったりとクリーミーなテイストから俄然つゆの重厚感が増すので、こってり食べたい方は思い切って熱湯の量を減らしてみるといいかもしれません。ただ、きっちり内側の線を守っても、けっこう味が濃いめだったので、減らし過ぎにはご注意ください(※また熱湯の量を減らし過ぎると麺がなおさら戻りません)。黒胡椒は底に溜まりがちなのと、そもそも量は多くなかったので、追加の黒胡椒ちょい足しアレンジもオススメです。

具材

キャベツ、ベーコン、かきたま、ネギ。

(出典:日清食品グループ公式ウェブサイト「ニュース > プレスリリース」)

実は玉ねぎも優秀です

クリーミーリッチじゃないタテ型どん兵衛のカルボナーラうどんにはベーコン、かきたま、キャベツ、インゲンが入っていたのですが、燻製の風味が増したことでインゲンがリストラされ、新たにネギが入社しました。つゆ‥というかスープが完全に洋風なので、緑のアクセントはパセリとかホウレン草のほうが合うんじゃないのかなと思ったりもしたのですが、とりあえずベーコンは文句なしで秀逸です。

かりかりベーコンとは違いますが、一見して明白にベーコン。ハムじゃなくてベーコン。つゆの燻製感は香料チックなワザとらしいものだったんですけど、ベーコンはナチュラルにスモーキーです。で、かきたま‥これどうなんでしょうw 混ぜた後は散り散りになって存在感は微妙ですし、もともとカルボナーラは卵が固まらないように調理するのが鉄則なので、ないほうがいいかもしれません。もしくは思い切ってスクランブルエッグに置換したほうがいいかも。キャベツは濃い味の中でインターバルに効果的でしたが、量は少なめだったので可も無く不可も無し。ただ、アクセントに関しては玉ねぎが優秀ですよ。

製品説明には書いてありませんが、スープの中に微塵切りの玉ねぎが仕込んであって、その食感が絶妙でした。ちなみにカップ麺の原材料名にもハムやベーコン、ソーセージなどに添加される発色剤(亜硝酸Na)という食品添加物が明記されているのですが、「発色剤」という文字通り原料肉の色素を固定する働きがあり、他にもボツリヌス菌(食中毒菌)を中心とした細菌の増殖抑制効果や原料肉の獣臭を抑えて特有のフレーバーを添加する役割も担っています。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

あいかわらず麺が改良されていなかったので、総評は★3が妥当かと迷ったのですが、しっかり濃厚なカルボナーラ味の満足感は高く、強烈な燻製感は印象に残ると思い★ひとつプラスしました。でも、どろどろ高粘度スープを思い描いている方は、ちょっと事前にイメージの調整が必要です。

できるだけ濃厚に食べたい方は、お湯ちょっと少なめに入れるのがポイント‥って月並みなアドバイスですがw かなり味が濃くなるのと麺の戻りムラが激しいため、お湯は減らし過ぎないこと、それから熱湯5分ではなく7分くらい待ったほうがいいかもしれません。あとは強烈にスモーキーリッチだったので、燻製系の香りが得意な方のみお試しください。

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