どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月15日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせそば」の実食レビューです。
一度はやってみたかった、夢の全部のせ!ということで、3つの人気具材を豪華に詰め込んだ「日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせうどん」(2018年4月23日発売)に続くシリーズ第2弾、「全部のせそば」がリリースされました。
なんとメーカー希望小売価格は前回の290円を上回る313円!(なんと税別ですよ‥)しっかり “値段もリッチな” どん兵衛は300円以上の価値があるのかどうか、一般発売前にフライングでゲットしたので、実際に食べてみました。詳しく丁寧に解説しますので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。
どリッチどん兵衛 第2弾!
“安くて早くてウマい” というカップ麺の3原則を覆す “手間はかかるし高いけど本格的” な製品も珍しくない昨今、それは先進的なノンフライ麺を駆使していたり行列のできる有名店が監修している場合が大半なのですが、そうではなく定価180円の「どん兵衛」に “のせられるだけ具材をのせる” というトッピングに特化したシリーズが「日清のどん兵衛 どリッチ」です。
シリーズ第1弾の「全部のせうどん」では、3つの人気具材「ふっくらおあげ」「ジューシィ牛肉」「サクサク天ぷら」が入っていました。今回は、「ふっくらおあげ」と「サクサク天ぷら」を踏襲しつつ、蕎麦に合わせて牛肉が「やわらか蒸し鶏」に変更されています。
第1弾がリリースされた2018年4月、SNSやネットニュースを中心に大きな話題を呼ぶとともに、「今度は蕎麦で食べてみたい」という要望が多数あったそうです。前回と同じように通常パッケージではボリュームのある具材が入りきらず、かぶせフタをつけた特別パッケージになっていますね。
容器の側面には「製造所」の記載があるのですが、大阪府東大阪市にある「ヤマトヤ株式会社」という普段あまり新作のカップ麺では見慣れない会社の名前があります。それについて日清食品に問い合わせてみたところ、製品自体の製造は日清食品の工場で行なっているそうなのですが(各製造工場の場所はカップの底に記載)、かぶせフタを取り付ける作業は普段の製造ラインと違うため、かやくの小袋とフタのアッセンブル(組み立て作業)をヤマトヤに依頼しているのだと担当者の方に教えていただきました。
ただ、「天ぷら」の製造所が「東日本明星食品株式会社」となっているように、そちらは日清食品グループでもある明星食品の工場(埼玉県)に製造を委託しているそうです。
開封
まず、かぶせフタと本体を留めている2箇所のセロハンテープを剥がさなければいけないのですが、かぶせフタを開けると「あとのせサクサク天ぷら」と「かやく」が入っていて、本体は本体で通常商品と同じように外装フィルムで包装されています。
本体の中に、味付油揚げと「彩り七味付き粉末スープ」が入っています。ええ、早くも天ぷらが入る余地はありません。というわけで、小袋は計3袋。かやくと彩り七味付き粉末スープの “粉末スープのみ” 先入れし、熱湯を注いで3分待ってから天ぷらと彩り七味をトッピングしましょう。
それにしてもハサミを使わずに素手で先入れの粉末スープと後入れの七味を分離できるのって、かなり便利ですよねー。前はハサミで切ってたもんなぁ‥
製品情報・購入価格
製品名:日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせそば 製造者:日清食品 内容量:110g(めん66g) 発売日:2018年10月15日(月) JANコード:4902105251072 希望小売価格:313円(税別) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:390ml 調理時間:熱湯分 小袋構成:3袋(かやく・天ぷら・彩り七味付き粉末スープ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ)、かやく(天ぷら、味付油揚げ、味付鶏肉、わかめ)、スープ(糖類、食塩、魚介調味料、粉末しょうゆ、かつお節粉末、野菜調味料、ねぎ、たん白加水分解物、七味唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、カラメル色素、炭酸Ca、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・そば・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・そば・卵・乳成分・えび・鶏肉・さば・大豆・ごま・ゼラチン |
実食開始
うん、第2弾も凄まじいボリュームです。
あまり夢のないことを言うと「特盛どん兵衛」の容器を使ったほうが食べやすいと思うし、おそらく特別パッケージを使わなくて済む分、材料費やアッセンブルを委託するコストも浮くんじゃ‥などと脳裏を掠めたりもするのですが、レギュラーサイズの容器を “あえて” 使用しているからこそ、このインパクトが得られるわけですからね。
それでは、定価300円オーバーという値段を念頭に置き、リッチ感とコストパフォーマンスに注目しながら実際に食べてみた感想をもとに評価します。
1食(110g)当たり
カロリー:512kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:512kcal(めん・かやく:483kcal)(スープ:29kcal) |
「ふっくらおあげ」「やわらか蒸し鶏」「サクサク天ぷら」期待に応えて“そば”でも全部のせ!
(日清食品「ニュースリリース」「製品情報」より引用)
めん
どん兵衛ならではの、すすり心地の良いまっすぐなそば。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
「どリッチ」だからといって別にノンフライ麺の蕎麦が使われているわけでもなく、きわめて “いつもの”(定価180円の通常商品と同じ)蕎麦です。リッチに大盛り!というわけでもありませんし、むしろ量は普段の「天ぷらそば」(めん72g)と比較して少なめの66gでした。
しかし、大きな味付油揚げと熱湯の取り合いになったのか、普段よりもコシが強く、しなやかな物腰が女性的でありながら、スパッと切れる快男児のような男らしさも兼ね備えています。麺のカットは寂しいところではあるものの、具材のボリュームで結果的な食べ応えは麺1.5倍クラスかもしれません。いや、それ以上かも‥
つゆ
風味の良いかつおだしと丸大豆しょうゆのうまみがひろがる味わい深いつゆ。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
通常の商品は愛知県を境に「東日本(粉末・液体)」と「西日本」、そして「北海道」と味を分けているのですが、「全部のせそば」のつゆは全国共通です。東日本限定の「液体つゆ」とかだと特別感が強かったんですけど、何の事は無い粉末スープですね。ただ、方向性としては東寄りのテイストでした。
西日本の方や北海道の方にとっては普段の味とは違う新鮮味が得られますが、愛知県を境に北海道を除く東日本の方にとっては馴れ親しみのある、つまり新鮮味のない味に‥というのを危惧していたのですが、味付油揚げの甘濃い味が滲み出てくるため、普段の「天ぷらそば(東)」とは大きく印象が異なるでしょう。
ちなみに原材料名は「日清のどん兵衛 天ぷらそば(東)」と比較して、魚介エキスや野菜エキスの表記が魚介調味料や野菜調味料になっているのですが、それ以外は並びまで同じです。魚介出汁はカツオがメイン、丸大豆醤油の旨味がキリッと効いた、しかしながら油揚げの味付けも相俟って甘味(コク)が深く、その奥ゆかしさから典型的な関西舌の私でも素直に楽しむことができました。彩り七味も後入れだからこそ香り立ちがよく、甘濃い蕎麦つゆにベストマッチです。
かやく
ふっくらとしたおあげ、やわらかな蒸し鶏、あとのせサクサク天ぷら、わかめ。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
それぞれ馴れ親しみのある具材ばかりなのですが、ここまでオールスターが揃うと圧倒的ですよね‥というか、全部のせたら食べにくいですw とりあえず、一つひとつ解説しましょう。
なんかもう、この時点で腹一杯なんですけどw 味付油揚げは、「日清のどん兵衛 きつねうどん」にも入っている甘濃い味付けのジューシーな油揚げで、つゆの項目でも触れたように全体の味に及ぼす影響力が最も強い具材です。これだけの状態だと、関東でいうところの “きつねそば” 、関西(主に大阪・神戸)でいうところの “たぬき” ですね。
パッケージでは蒸し鶏を含む3品しかアピールされていませんでしたが、わかめの量も多いです。この2つは、先入れの「かやく」に入っていた具材ですね。磯の香りが強烈に放たれるわけではありませんが、わかめの風味は確かな複雑味に寄与しています。
柔らかい蒸し鶏は「チキンラーメン」の変わり種や有名店監修のカップ麺などにも使用されている、ふっくらとしたパサつきのない鶏肉具材。しかも、これかなり多いんです。前回の「ジューシィ牛肉」はオマケ的な存在感だったんですけど、しっかり今回は三つ巴(+わかめ)。
天ぷらは、いつもの「天ぷらそば」に入っているものと同じだと思います。それも明星食品が作っているのだろうか‥それはさておき全部のせすると食べにくく、特に天ぷらは別添なので、きつねを食べ終わってから入れたほうが無難かもしれません。なんですけど、せっかくですし夢の全部のせして眺めたいですよねw
ねぎは粉末スープに同梱されていましたが、しっかり具材のボリュームは定価313円だけのことはあります。なんかいろいろ入っててゴチャゴチャしてるように見えますけど、実際は喧嘩することなく、けっこう整っていました。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
いつもの蕎麦に東寄りのつゆ、でもって具材をのせられるだけ入れた安心と信頼のトッピング特化型どん兵衛だったんですけど、思いのほか蕎麦つゆもリッチだったのはサプライズでした。麺の量は気持ち少なめでしたが、結果的に食べ応えは申し分ありません。ただ、冒頭でも触れたようにメーカー希望小売価格が税抜きで313円なので、何度も食べたいかと言われたら、そうそう気軽にリピートできる製品ではないと思います。しかしながら悔しいかな美味しかったw お祭りみたいなものですよね。
ちょっと総評は迷ったんですけど、確実に前回よりも食べ応えが増していた具材のボリュームと深い蕎麦つゆが印象に残ったので思い切りました。正直、前回の「全部のせうどん」は★3と評価しているので、二匹目のドジョウを狙ったところで結果は目に見えていると思っていたのですが、かなり今回は印象がよかったです。
物価の高騰が相次ぐ中、あえて逆行しているようなコンセプトですが、しっかり「どリッチ」は体現できていたし、値段さえイベント価格と割り切れば、けっして高いカップ麺ではないと思います。一度は食べて損のない、高級感のある「どん兵衛」でした。
takaさん、こんばんは!
>フラングでゲット
ほうほう、フラングでゲットしたのですね!(=゚ω゚)
ではでは!(゚x/)
Re:かーと氏
そっこー修正しましたー!今後ともよろしくお願いします‥w
うわぁ~何故に全部のせうどんより高い!!
めっちゃ強気やんΣ( ̄□ ̄;)ナゼダ~
うどんの時と違うのは蒸し鶏なのね♪
チョット惹かれるやん(///ω///)♪
お腹パンパンになるのわかってるけど買いたくなるのは何故だぁ~(*≧∀≦*)
・・・買いにいこう♪www
Re:ももチョコ
そう、何気に全部のせうどんよりも高いんだよね^^; だけど、今回は具材がっつり三つ巴の存在感だったよ!けっしてコスパに優れたカップ麺とは言えないけれど、一度は経験しておいて損はないと思う。b
油揚げ麺・油揚げ・天ぷらなので、それなりの覚悟を持って実食されたしw
これのうどんバージョンは食べたからな~。(((uдu*)ゥンゥン
まあ、コレも買うよね。ε=ε=ε=(┌ ^ω^)┘
Re:風の兄弟
うどんよりも好印象だったよ!ただ、全部のせすると食べにくいのなんのって^^;
だけど、コンセプト的にのせざるを得ないというジレンマ‥w
西日本代表です(๑•̀.•́ฅ✧ ←違うしw
うどんは東西食べたことがあるんだけど蕎麦はたぶんない!!新鮮な気もちで関東の風のだしを味わうぞって思うけど、こんなに具はいらんねんなぁ(^▽^;) これ女性ひとりで食べられる人は勇者やわ!!パッケージだけでお腹いっぱいになりそうΣ(・□・;) パッケージのインパクトはすごいなぁ(((uдu*)ゥンゥン
Re:西日本代表 ビー玉
これねぇ‥何気に大盛り油揚げ麺のカップ麺に匹敵するかもしれない。よくよく考えると油揚げ麺、油揚げ(きつね)、天ぷらと揚げ物三昧だからね^^;
それに値段も意味不明なことになってるけど、お祭り価格と思えば悪くなかった!第1弾ではコスパの悪さが否めなかったし、全部のせたら食べにくかったけどw でも、良品だと思う。
> これ女性ひとりで食べられる人は勇者やわ!!
勇者ももチョコ(笑)
す、、、すご。
いま豆乳ごま担々を食べながら読んだ♪
かやくよ、けんかしないのかい?君たち、、、と言いたくなるけど、まあ和のラインナップだからいかるかな^^;
うん、私は天ぷらを中盤くらいで入れたいかも~
ごま担々美味しかったよ~^^うん、優しかった☆
麺量70gやけど、この記事読みながら食べたせいか、結構おなか一杯になったw
Re:marimoちゃん
意外や意外、それが喧嘩せずに統一感あるのよ‥たぶん、値段を上げてでも大豆ビーフとか使わずに蒸し鶏を起用したのも勝因だったと思う!それにしても高いのは高いけどね(笑)
とりあえず天ぷらは、ある程度おあげさんを食べてから投入しようなんだけど、これ量的にmarimoちゃんは天ぷら半分ほど食べたところでペースダウンしそう‥^^;
豆乳ごま担々よかった!けど、けっこうキたかw 雰囲気とかもあるよね?なんか縦型ビッグってだけで食べ応え二割り増し的な(笑)