どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年1月5日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」(271円+税)の実食レビューです。
レンチンもやしカスタム推奨のカップラーメン!? こってり濃厚な “二郎インスパイア系カプヌ„ に新展開!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
カップヌードルBIG 背脂豚骨醤油
カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日・東京都新宿区の伊勢丹百貨店を皮切りに、現在は世界100ヶ国で愛されている国際的なロングセラーで、日本の即席カップめん市場においても圧倒的な占有率を誇っているブランド。当初は店頭にさえ並ばない時期もありましたが、地道な営業活動と斬新なプロモーション、さらに先進的な研究開発を重ね、揺るぎない地位を築き上げるに至りました。

今回の新商品「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」は、手軽に食べられることも大きなステータスとなっているカップ麺なのに、あえての “もやしカスタム推奨„ を訴求している「こってり濃厚背脂ニンニク醤油味」の新作で、公式は “ガッツリ系カプヌ„ と表現。そのコンセプトとパッケージの色合いが物語っているように、ガッツリ系の代表格「ラーメン二郎」にインスパイアされた商品であることは疑う余地もありません。
二郎系・二郎インスパイア系のパッケージが印象に残っているカップヌードルのフレーバーといえば、2022年(令和4年)2月14日に “うまさ広がる! 刻みにんにくパワー!„ のキャッチコピーを掲げて登場した「カップヌードル にんにく豚骨」の前例があるため、その流れを汲んでいるような雰囲気の新フレーバーなのですが、今回の容器は大盛り仕様のビッグサイズ。
また味わいのテーマが「にんにく豚骨」ではなく「背脂豚骨醤油」であること、加えて最大の見どころといっても過言ではない “もやしカスタム推奨„ の訴求は新鮮味を感じるポイントで、パッケージの側面にはカプヌ推奨の「コスパ抜群! もやしカスタムレシピ!」が印刷されているのですが‥‥

もやしカスタムを実行するには、家庭用のレンジでチンした「もやし」1袋だけでなく、それに「醤油(小さじ1)」と「塩こしょう(5振り)」を和えてからトッピングしなければいけないため、地味に手間。ちなみに2026年1月現在、もやし1袋の値段はコンビニだと50円前後[例:セブン-イレブン「セブンプレミアム 洗わずそのまま調理できる緑豆もやし」50円(税込54円)]
スーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなどであれば、平均40円(税別)前後が相場だと思うので、それで圧倒的なボリュームアップを図れると思えばコスパ抜群。また電子レンジで加熱する手間も許容範囲内かと思いますが、問題は「醤油」と「塩こしょう」で味付けを施さなければいけないこと。そして、もうひとつの問題は “もやし1袋にカップヌードルの容器が耐えられるのか„ という部分。
実は6年以上前にセブン-イレブン限定の二郎インスパイア商品「日清のどん兵衛 マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」をガチめにアレンジしたことがありまして、それも容器が縦型ビッグだったんですけど、中身を別の容器に移し替えずに “もやし1袋(250g)+キャベツ3枚+刻みニンニク2/3個„ をトッピングしてみた結果‥‥

シュールでしょ? 当時は茹でキャベツも入れましたが、意外と収まっちゃった上に二郎の作法(?)として有名な「天地返し」もクリアできちゃったので、なんとかなるもんだなーと。そんなこんなで今回の「もやしカスタム」には自信がある筆者なのですが、あくまで “もやしカスタムは推奨であり、必須ではない„ ので、まずはアレンジなしの実力を確かめます。
開封

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「特製豚オイル」1パックのみで、日清食品が展開してきた二郎インスパイア商品の特徴から察するに、豚ラ王(ヤサイ、アブラ、ニンニク)の系譜に連なる例の豚臭いオイルが充填されている可能性は高め。

かやくは謎肉(なぞにく)の愛称で親しまれている大豆たん白入り豚ミンチ加工品とキャベツ、背脂加工品の組み合わせで、もやしカスタムを推奨しているだけに、もやしは各自で用意しろと言わんばかりのラインナップ。ちなみに添加物の話なんですけど、加工食品で頻繁に使用される食品添加物といえば「調味料(アミノ酸等)」が有名ですが、今回は「調味料(無機塩等)」を使用しています。
アミノ酸等には「L-グルタミン酸ナトリウム」や「L-アスパラギン酸ナトリウム」「DL-アラニン」「L-イソロイシン」などが含まれ、いわゆる “うまみ„ をブーストさせる効果を担っているのですが、無機塩等は「塩化カリウム」「リン酸三カリウム」「リン酸水素二カリウム」などを含み、こちらは “減塩„ を目的とした商品で目にする食品添加物です。
しかしながら今回の「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」は減塩とは無縁の商品なので、食塩相当量の数値が平均を超えないように、それでいて塩カドを含む二郎インスパイア商品らしい鋭さを体感してもらえるように——というのが「調味料(無機塩等)」を採用した理由に思えます。そういえば、完全メシの「豚辛ラ王 油そば」にも入ってましたね。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ 製造者:日清食品株式会社 製造所:+A 関東工場(茨城県取手市清水667-1) 内容量:99g(めん80g) 商品コード:4902105289662(JAN) |
| 発売日:2026年01月05日(月) 実食日:2026年01月08日(木) 発売地域:全国 取得店舗:MEGAドン・キホーテ 小売価格:271円(税別) 購入価格:235円(税込) |
| 麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:400ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(特製豚オイル) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(糖類、豚脂、粉末しょうゆ、ガーリック調味料、植物油脂、ポーク調味料、食塩、ポークパウダー、発酵調味料)、かやく(キャベツ、大豆たん白入り豚ミンチ加工品、背脂加工品)/ 加工でん粉、調味料(無機塩等)、グルタミン酸K、乳化剤、カラメル色素、香料、増粘多糖類、香辛料抽出物、炭酸Ca、かんすい、カロチノイド色素、アルギニン、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、くん液、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
実食開始

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。昨年からカップヌードルの各商品に使われているフライ麺のテンプレが細分化しているのですが、今回のサイズと原材料名の構成は既存の「担担」や「魚豚」と完全に一致するため、それと同じフライ麺とみて間違いありません。

別添の小袋は後入れなので、それを引っ剥がしてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「特製豚オイル」を温めながら待つこと3分。なぜフタの上で温める小袋を最初に取らなければいけないのか、その理由は “熱湯を注ぐときに持ち上げたフタを小袋が押し返してこないようにする(やけどのリスクを低下させる)ための措置„ なので、必ず熱湯を注ぐ前に小袋を取ってください。
さて、前述の「豚ラ王」などに通じる豚臭い香りとニンニクのアプローチが印象的な調理直後。はたして “もやしカスタム„ なしでも充分に満足できる内容なのかどうか、ここから先は「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(99g)あたり |
| カロリー:467kcal たん白質:9.4g 脂 質:22.5g 炭水化物:56.7g 食塩相当量:5.7g (めん・かやく:2.6g) (スープ:3.1g) ビタミンB1:0.26mg ビタミンB2:0.29mg カルシウム:117mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:467kcal(めん・かやく:391kcal)(スープ:76kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


安心と信頼のテンプレート
カップヌードルのブランドに使われるフライ麺には、大きく分けて約2mm幅の通常サイズと約3mm幅の太麺があり、今回は後者。前述のように「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料」という原材料名の構成とサイズは、既存の「担担」や「魚豚」と同じなので、これが人生初のカップヌードルでなければ目新しさはないでしょう。

実店舗の二郎インスパイア系に使われる麺といえば、日清製粉の強力粉・オーション(灰分0.52±0.04%の2等粉)で打った加水率の低い極太麺が定番で、ワシワシとした食べ応えを特徴としているのに対し、今回のフライ麺は系統的に真逆。そのため二郎インスパイア系の雰囲気は皆無に等しいというか皆無なんですけれども、これがカップヌードルのアイデンティティであり、後述するスープとの相性も悪くありません。
ちなみに同ブランドにおける約3mm幅の太麺は、関東工場(+A・茨城県取手市清水667-1)製造だと比較的に気泡が粗く、加水率も低め。片や関西工場(+S・滋賀県栗東市下鈎21-1)製造の場合、つるみのある滑らかな口当たりが印象に残るなど、製造工場興味深い差が生じているため、気になる方は意識してみてください。
スープ


近年のBIGシリーズを思うと驚きの濃さ
まずは「特製豚オイル」を入れる前に味を確認してみたところ、商品によっては遠慮なく濃いめの味わいに仕上げてくるレギュラーサイズの変わり種と比較して、なぜか遠慮がちな味付けが多い「BIG」シリーズの新商品にしては力強く、食塩相当量のわりに鋭いアプローチ。なるほど、これが「調味料(無機塩等)」の効果なのかなと思ったり思わなかったり。
ただ、味付けの方向性としては日清食品の二郎インスパイア商品らしい骨組みで、粉末しょうゆ特有のキレも強く、一瞬で部屋の中にニンニク臭が充満するほどニンニクの効き目もバッチリ。

続けて加える「特製豚オイル」も例に漏れず、同社が展開してきた二郎インスパイア商品に通じる豚臭い香りが特徴的。さすがに「豚ラ王」ほどの臨場感ではないけれど、それを「カップヌードル」流にアレンジしたような構成で、確実に人を選ぶ豚臭いフレーバーも然る事乍ら、オイル特有のまろやかさがプラスされるのもポイント。
原材料名に調味料(アミノ酸等)の記載は見当たりませんが、うまみ成分もバッチバチ。それにしても、ここに「もやし」「醤油(大さじ1)」「塩こしょう(5振り)」を追加する設計なのか‥‥ってくらいストロングな味付けだったので、筆者が近年の「BIG」シリーズに抱いていたような大人しさは感じませんでした。
※かなり匂いが強いので、喫食のタイミングやシチュエーションにご注意ください。
かやく


ちと頼りないか‥‥
謎肉についての詳しい解説は不要かと思いますけど、スープとの関係か微妙に配合が異なるのか、定番の「カップヌードル」に入っている “味付豚ミンチ„ よりも体感的にサッパリとした代物。二郎のアイデンティティといっても過言ではない豚(ぶた)のような充足感は得られないし、数も極端に多いわけではありません。
それなりにキャベツが膨張してくれたので、かき集めると表面の8割を覆い尽くしてくれる程度には入っていましたが、しっかり混ぜた後は特別に目立っておらず、存在感については背脂加工品も然り。もやし1袋を追加すれば具材の食べ応えは十二分に補えますけど、このボリュームでは可も無く不可も無しに思えました。
総評
4年ほど前に現れた「カップヌードル にんにく豚骨」は、別添の「特製にんにく豚オイル」を除き、二郎インスパイア風のパッケージとは裏腹な味付けだったので、その続編ではありません。また “もやしカスタム推奨„ の訴求にも目新しさを感じたのですが、日清食品の二郎インスパイア商品を地で行くような味付けだったので、そこには懐かしさと安心感を覚えるなど。
もやしカスタム前提なのか「かやく」の内容が可も無く不可も無しだった、というのが星ひとつマイナスした理由なんですけど、このブログで★4は及第点以上なので、低評価ではありません。またニンニクをバッチバチに効かせた二郎インスパイア風の豚臭いカップヌードルというのも‥‥いや待てよ、2021年(令和3年)2月1日に「カップヌードル ガツン!とスタミナ醤油 ビッグ」出してますね。

あらためて思い返してみれば、その再販に近い内容だったなと。5年前の「ガツン!とスタミナ醤油 ビッグ」はキャベツマシマシだったので、それについてはパワーダウンしていましたが、あの “にんにく・とんこつ・にんにく„ が好きだった方は確実にハマれると思います。【author・taka :a(大石敬之)】


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