「カップヌードル コッテリーナイス 濃厚! クリーミーシーフード」新・意識高い系

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月4日(月)リニューアル新発売のカップ麺、日清食品「カップヌードル コッテリーナイス 濃厚! クリーミーシーフード」の実食レビューです。

いろいろ半分で罪悪感無いス!?「新・意識高い系」シーフードヌードルの実力とは‥

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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コッテリーナイス 濃厚! クリーミーシーフード

「カップヌードルナイス(nice)」シリーズとは、2017年4月10日(月)にリリースされた機能系カップヌードルで、通常商品の「カップヌードル」と比較して脂質50%オフ、糖質40%オフ、さらに178kcalを実現しつつ本家のカップヌードルよりコッテリという、「ありえナイス」な濃厚カップヌードルとしてデビューを飾りました。

その後、2017年9月11日(月)に「カップヌードル ナイス 濃厚! キムチ豚骨」がシリーズのニューフェイスとして参戦。以降は初版の古株「ポークしょうゆ」「クリーミーシーフード」に「キムチ豚骨」を加えたトリオ体制を維持しつつ、2018年4月16日(月)のリニューアルで麺を改良し、熱量(エネルギー / カロリー)が178kcalから176kcalに下がります。



そして今回、2019年3月4日(月)のリニューアルで再び麺が改良され、以前の熱量176kcalを維持しつつ、糖質が40%オフから50%オフに進化。そして商品の特長である「コッテリ濃厚な味わい」をより具体的にアピールするために、シリーズの商品名が「カップヌードル コッテリーナイス」に変更されました。

リニューアル発売ということで3品ともに期間限定商品ではなく、それぞれ通年商品として取り扱われているのですが、微妙にマイナーチェンジしながらも発売当初より印象的な8ビット調(1980年代に一世を風靡したテレビゲーム画面のようなドット調のデザイン)を起用し、メーカーが意識している購買層は体型の変化が気になり始めるアラフォー男性が中心。

1980年代といえば、カセットビジョンや初代ファミコンなどが一世を風靡したコンピュータゲームの黄金期。まさに当時、メーカーが見据えている現代のアラフォー男性たちが夢中になっていたであろうテレビゲームの画面を想起させるドット基調のパッケージから、思わず惹かれて手に取ってしまった方も少なくないでしょう。

パッケージの側面には古き良きRPGを彷彿とさせるデザインで「長い人生が、どうかコッテリでありますように」という意味深なのか意味不明なのか紙一重のセリフが掲載されているのですが、同シリーズの「キムチ豚骨」には同じ位置に「176kcalで誰が一番コッテリか、決めようぜ」と書いてありました。日清食品のニュースリリースに掲載されている公式イメージとは台詞が違うので、何パターンかランダムでありそうですね。



「カップヌードル コッテリーナイス 濃厚! キムチ豚骨」は一足先に食べてレビューしているのですが、「新・意識高い系」コッテリカップヌードルというニュースリリースのキャッチフレーズに違わない、まさに罪悪感軽減型のカップヌードルとして秀逸な出来栄えから当ブログでは高評価を叩き出しました。

また、広告代理店ではなくコッテリを愛する人気ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」に日清食品がCMのプロデュースを依頼。バンドメンバーのマキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)が「アウトサイダー広告代理人」に就任し、企画段階から一連のプロモーションを担当するという規格外の新CMが2019年3月6日(水)から放送予定という異例のタッグも話題になっています。曲がりなりにも健康志向なカップヌードルとは思えないw(※素敵です!)

開封

その新CMでお披露目される予定だった未発表の新曲「ハングリープライド」は、同社の破天荒な問題児・カレーメシくんが勝手に自身のブランドをアピールしたCMに音源を使用し、まさかのTwitterで先に公開してしまったんですけどw それはさておき今回のカップ麺に小袋は別添されていないので、本家カップヌードルと同じように熱湯を注ぐだけの簡単調理です。



麺はレタス約4個分相当の食物繊維を練り込み、糖質を従来よりも抑えた新開発のノンフライ麺が採用されているのですが、これについてはシリーズ共通の項目かもしれません。そして「キムチ豚骨」と同じく盛大にノンフライ麺の一部が粉々になっているのですが、とにかく麺に厚みがないので、ちょっとした衝撃で麺が砕けてしまうのでしょうね。ご購入者の皆さま並びに取扱店の皆さま、くれぐれも優しく取り扱ってください。

今回、私は日清食品グループの公式オンラインストア経由で購入しているのですが、ウェブ限定発売のカップ麺ではありません。新商品の陳列が早い店舗であれば、すでに旧商品との入れ替えが済んでいると思います。逆にリニューアル前の商品を捌き終わるまで入荷しない店舗もあると思うので、お店の在庫・搬入状況によっては販売が遅れるかもしれません。

概要(製品情報・購入価格等)

製品名:カップヌードル コッテリーナイス 濃厚! クリーミーシーフード
製造者:日清食品
製造所:静岡工場(製造所固有記号 F)
内容量:56g(めん40g)
発売日:2019年03月04日(月)リニューアル
JANコード:4902105244814
希望小売価格:180円(税別)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:194円(税込)
取得店舗:日清食品グループ オンラインストア

麺の種類:ノンフライ麺(低糖質麺ヌードル型)
スタイル:縦型レギュラーサイズ
容器材質:紙
湯量目安:310ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(無)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、植物性たん白、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、ポーク調味料、でん粉、香辛料、たん白加水分解物)、スープ(乳等を主要原料とする食品、ポーク調味料、糖類、ブイヨン、粉末しょうゆ、チキン調味料、香辛料、小麦粉、豚脂、食塩、ポテトフレーク)、かやく(味付卵、キャベツ、いか、魚肉練り製品、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、アルギン酸エステル)、かんすい、炭酸Ca、環状オリゴ糖、焼成Ca、乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、ベニコウジ色素、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、チャ抽出物、(一部にかに・小麦・卵・乳成分・いか・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・かに・豚肉・鶏肉・いか・大豆・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

香りは具材のイカによって本家「カップヌードル シーフードヌードル」に通じる面持ちがある一方、それよりも比較して魚介や生姜の香りは控えめで、乳等を主要原料とする食品によるクリーミーな香りが率先して強く漂ってきます。「ミルクシーフードヌードル」ほどではないものの、イメージとしてはシーフード入りのクリームシチューといったところでしょうか。



本家カップヌードルよろしく麺が具材で隠れるほどのボリュームですが、その功労者としてスクランブルエッグの膨張率が大きく貢献しています。イカやカニ風味かまぼこも入っているのですが、かなりサイズは小さく量も少なめ‥とはいえナイスシリーズで最も重要視すべきなのはスープの「コッテリ」ですし、フタを開けた時のボリューム感は嬉しいポイントですよね。

ナイスシリーズの「濃厚! クリーミーシーフード」を食べるのは初版のレビュー以来なので、ずいぶんと久しぶりになるのですが、既存の「カップヌードル シーフードヌードル」よりも冬の定番「ミルクシーフードヌードル」に近い印象を受けたのを覚えています。その当時も★5の高評価を叩き出しているのですが、今回の仕上がりやいかに‥‥あ、とろみ成分が粉末スープに仕込んであるので、熱湯3分後は底から念入りに混ぜてくださいね。それでは、実食レビュー開始。

1食(56g)当たり

熱  量:176kcal(カロリー)
たん白質:9.4g
脂  質:6.5g
炭水化物:34.8g
(食物繊維:16.0g)
食塩相当量:4.6g
(めん・かやく:1.4g)
   (スープ:3.2g)
ビタミンB1:0.11mg
ビタミンB2:0.16mg
カルシウム:84mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:176kcal(めん・かやく:137kcal)(スープ:39kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。特に食物アレルギーなどのアレルギー疾患に懸念がある方は、ご購入・お召し上がりの前に、念の為お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

レタス約4個分相当の食物繊維をたっぷりと練り込み、糖質を従来より抑えた新開発のノンフライ麺。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

一体感がナイス!

かなり薄い麺の厚みや細めの幅、メーカーの製品説明から原材料名にいたるまで同時発売品の「キムチ豚骨」と同じ低糖質ノンフライ麺なんですけど、調理環境(室温など)によって若干の差が生じたか、「クリーミーシーフード」で食べるヌードル型の低糖質ノンフライ麺はコシが弱く、ずいぶんと主張を控えめに感じました。

ノンフライ麺なので雑味がなく、また通常のカップヌードルほど吸水性に富んだ仕様ではないため、みるみるうちにスープが‥! などということもないのですが、スープ寄り添い型を通り越して一体化する勢いで溶け込んでいるので、あくまでも本体はスープ、麺はオマケくらいのスタンスで食べるのが賢明です。



1食これだけで賄うのは物足りないかもしれませんが、それだけに夜食や間食、軽めの朝食には誂え向きなボリュームになると思いますし、カップスープやカップ春雨よりも食べ応えがある、しかしながら罪悪感無いスな低カロリー、低糖質、低脂質なので、ダイエット中の方も日常生活に取り入れやすいのではないでしょうか。それに、食べ応えについては濃厚なスープが期待を裏切りません。

スープ

シーフードヌードルならではの魚介の味わいはそのままに、クリームシチューのようにクリーミーでコク深く仕上げた濃厚なスープ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

クリーム感がナイス!

リニューアル前と比較して「ポークエキス」と「チキンエキス」が「ポーク調味料」「チキン調味料」という表記に変更されましたが、おおむね原材料の構成自体に大幅な変更は見られません。しかし、ナイスシリーズではない「カップヌードル シーフードヌードル」の原材料と比較した場合ほぼ別物なので、初見の方はイメージの調整が必要です。

製品説明には「シーフードヌードルならではの魚介の味わいはそのままに」と書いてあるのですが、実際のところ体感的には「クリームシチューのようにクリーミーでコク深く仕上げた濃厚なスープ」にウェイトが傾いていて、香りで感じたイメージ通りシーフード具材を使用したクリームシチューに近いイメージ。なんですけど、コッテリ濃厚な味については事前の期待を裏切りません。そう、もはや単純に味の濃度だけでいえば本家のシーフードヌードル以上。

実は原材料名を見ると一目瞭然なんですけど、いっさいスープに対して魚介系のエキスは使っていないという‥w ただ、乳等を主要原料とする食品を筆頭にクリーミーな印象が主軸にあり、動物系調味料は癖を抑えながらも丁寧に旨味を抽出したようなタイプ。加えてブイヨンや小麦粉、ポテトフレークなど、まさに構成はクリームシチューに近いものとなっているのですが、シーフードに関しては具材のイカが補完に入り、適度にキレを感じる生姜のアクセントに「シーフードヌードル」の面影が見えました。

かやく

たまご、キャベツ、イカ、カニ風味かまぼこ、ネギ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

イカの香りとスクランブルエッグがナイス!

具材の構成はリニューアル前の製品と変更ないようですし、初版の2017年4月発売品と比較しても同じラインナップのまま受け継がれているようで、オリジナルの「シーフードヌードル」とも具材の種類(原材料)自体は同じなんですけど、全体的なボリュームだけでなく歴然の差を見せるのがイカの大きさ。

これはもう一見して明白に段違いで、シーフードヌードルの具材にはバァーン! と存在感絶大なイカが入っているのに対し、コッテリーナイスのイカは実に遠慮がちなサイズ。しかし、開封した瞬間から香ってくるイカは小さいながらに気休めではありません。スープに魚介が含まれない分、具材のイカが海鮮の旨みを一身に支えてくれているのですが、その効果あり。

本家シーフードヌードルほど魚介は強くないですし、カニ風味かまぼこも多いとはいません(今回に限っては1個と破片)。しかし、そこそこキャベツは食べ応えに寄与してくれていたことと、大きく膨らむスクランブルエッグは量が多く、マイルドでクリーミーなスープにスクランブルエッグの優しい甘さがフィット。スープの感じから緑はネギよりもパセリのほうが合いそうですが、ある意味このネギもシーフードヌードルを演出する上で重要なポイントに位置するバイプレイヤーかもしれません。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

通常の「カップヌードル シーフードヌードル」と比較した場合、どうしても魚介要素が弱く、期間限定の「ミルクシーフードヌードル」ほどミルク感も強くありませんが、イメージとしては両者を足して二で割ったような雰囲気に近く、糖質50%オフになった麺、しかしながらコッテリと濃厚なスープ、具材もボリューム感のあるスクランブルエッグを筆頭に大きく全体の魚介に貢献していたイカの旨みなど、罪悪感軽減型のカップヌードルとして上出来の仕上がりでした。

「コッテリーナイス」になる前の「カップヌードル ナイス 濃厚! クリーミーシーフード」と比較して麺が柔らかくなったような気がしないでもありませんが、コッテリスープが主役のカップヌードルと割り切れば頼りない麺の存在感も逆に適切と思えてくるほどスープの濃度は高いので、そのイメージでお召し上がりください。食塩相当量こそ一丁前ではあるものの、だからこそ味のビハインドはなく、いろいろ半分でも美味しさはオフしない、ロカボダイエット中の方でも気兼ねなく食べられる味満足度の高いナイスな機能系コッテリカップヌードルです。

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