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「カップヌードル 味噌」販売休止から待望の復活!!ミニサイズとの違いを “徹底比較”

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年8月26日(月)ついに販売再開となったカップ麺、日清食品「カップヌードル 味噌」とミニサイズ「カップヌードル 味噌 ミニ」の比較・実食レビューです。

レギュラーサイズとミニサイズの「カップヌードルみそ」は何が違うのか徹底比較!

実際に食べ比べてみた感想と経験に基づいて評価し、両者の違いを判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードル味噌 vs. ミニ

「カップヌードル 味噌(カップヌードル みそ)」とは、2018年4月2日に発売された「カップヌードル 味噌 ミニ」のレギュラーサイズ版で、ちょうどミニサイズの登場から1年後となる2019年4月1日に発売。もともとシニア世代に向けた “ミニだけの味” として開発されたのですが、レギュラー化を望む声が後を絶たず、「カップヌードル」の新たな定番フレーバーとして商品化されたもの。

カップヌードルの定番フレーバーは基本的に英語表記で、 “昔の味噌” も “MISO” と英語表記でしたが、漢字の「味噌」を使って日本古来の歴史を演出。かと思えばCMタレントに世界初のVTuber(バーチャルユーチューバー)キズナアイさんを起用し、ドローンを使って彼女のホログラムを現場に投影させた最新鋭のCMを展開するなど、まさに鳴り物入りの登場でした。



しかし、その話題性が仇となったのか、発売から “わずか10日後” の4月11日——当初の販売計画を実際の販売数が大幅に上回ったことを理由とし、日清食品は「カップヌードル 味噌」の販売を一時的に休止すると発表。一時的とはいえ期限は無期限、再発売を望む声が多い中、なんの知らせもないまま時間だけが過ぎていきます。

その間、5月13日に「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」という激辛バージョンの姉妹品を発売しているのですが、販売休止の発表から約4ヶ月半後となる8月26日、ついに本家が復活。スーパーマーケットやドラッグストアなど、再販を機に売ってない店はないくらい取り扱っている店は多く、火曜日以降はコンビニでも売られているはずなので、今度こそカップヌードル難民が溢れることはないでしょう。

「カップヌードルみそ」の歴史は古く、初代「カップヌードル MISO」が発売されたのは、時を遡ること1992年。歌手のジェームズ・ブラウン(James Brown)をTVCMに起用し、彼の代表曲『Get Up』の名フレーズを「ミソンパ」に置き換えたシュールなCMが一斉を風靡したことで、よもやファンクの帝王を “ミソンパおじさん” などと呼ぶ子どもが後を絶たないほど話題になりました。

その後、2005年に自動販売機専用商品として「カップヌードル MISO(2代目)」を発売。2006年11月には「カップヌードルMISO(3代目)」が一時的にレギュラー商品の座に就き、2007年10月9日にリニューアルしているのですが、しれっと2009年に生産終了——それ以来、純粋なレギュラーサイズの「みそ」は出ていないため、およそ10年ぶりの復活です。



再販前と再販後の商品(レギュラーサイズ同士)を比較してみた結果、「※カップヌードルの中で おむすびに合うランキング 第1位」というパッケージのデザインやカロリーなどの栄養成分表示、原材料名など、まったく変わっていなかったので、単純に同じものが再販されたと見て間違いないでしょう。またレギュラーとミニを並べてみても、基本的なデザインは変わりません。

けれどもレギュラーサイズとミニサイズを比較した場合、明らかなサイズの違いはもちろん、よく見ると麺やスープの原材料名も微妙に違います。2019年4月1日にレギュラーサイズが発売された際、漠然とした比較しかしなかったので、味は同じなのか大幅に違うのか、同時に食べて比較してみることにしました。

開封

まず、大きな違いが製造所。再販前の「カップヌードル 味噌」は関東工場(A)製造、再販後は関西工場(S)製造となっているのですが、これについては複数の工場で製造しているものと思われます。しかし、「ミニ」の製造所は「ラミーパスタ工業株式会社 / 製造所固有記号 P」(群馬県渋川市中村1166)となっているため、日清食品の工場ではありません。



ラミーパスタは日清食品×JALのカップ麺「うどんですかい(UDON de SKY)」「そばですかい(SOBA de SKY)」「らーめんですかい(RAMEN de SKY)」や2019年6月17日発売の袋麺「アジアン焼チキン 具付き3食パック」を製造しているメーカーでもあるのですが、いま手元にある「カップヌードル ミニ」(味噌ではないベーシックなやつ)は日清食品の滋賀工場(O)で製造されています。

レギュラーサイズ(左)と比較して、ミニサイズ(右)の内容量はザッと半分。したがって具材の量も半分くらいになっているのですが、どちらも味付豚ミンチ・キャベツ・コーン・人参・ねぎと同じ内容で、具材そのもののサイズは半分ではありません(※上記の写真では右側にあるミニサイズを持ち上げて、だいたい同じくらいの高さに揃えています)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル 味噌 / カップヌードル 味噌 ミニ
販売者:日清食品株式会社
製造所:日清食品関西工場(S)/ ラミーパスタ(P)
内容量:83g(めん60g)/ 42g(めん30g)
商品コード:4902105244838 / 4902105246993(JANコード)

発売日:2019年04月01日(月)/ 2018年04月02日(月)
実食日:2019年08月26日(月)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:イオンリテール
商品購入価格:149円 / 95円(税込)
希望小売価格:193円 / 116円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:縦型レギュラー / 縦型ミニ
容器材質:紙
湯量目安:320ml / 160ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:(小袋なし)

原材料名とアレルギー表示

【カップヌードル 味噌】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、ポーク調味料)、スープ(粉末みそ、糖類、ごま、大豆粉末、ポーク調味料、みそ調味料、豚脂、香辛料、チキン調味料、魚醤、酵母エキス、煮干し粉末)、かやく(味付豚ミンチ、キャベツ、コーン、人参、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、乳化剤、炭酸Ca、増粘多糖類、香辛料抽出物、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【カップヌードル 味噌 ミニ】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、ポークエキス、チキンエキス、たん白加水分解物)、スープ(粉末みそ、糖類、ごま、大豆粉、ポークエキス、豚脂、香辛料、チキンエキス、魚醤、酵母エキス、煮干し粉末)、かやく(味付豚ミンチ、キャベツ、コーン、人参、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、乳化剤、炭酸Ca、増粘多糖類、香辛料抽出物、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

今回の「味噌」に限らず、通常サイズの「カップヌードル」と「カップヌードル ミニ」を比較した場合、レギュラーサイズの麺よりもミニサイズの麺は細めに切り出されています。さらに「カップヌードル 味噌 ミニ(左)」と「カップヌードル ミニ(右)」を比較してみたところ、同じミニとミニでも “味噌のほうが太めに” 切り出されていました。



ちなみにレギュラーサイズの「カップヌードル」と「カップヌードル 味噌」を比較した場合、レギュラーサイズの味噌も定番のカップヌードルより約1mmほど幅の広い麺が採用されているのですが、その対比をミニでも表現しています。で、だいたいどのくらいのサイズなのかというと——

上の写真左が「カップヌードル 味噌 ミニ」で、右がレギュラーサイズ(めん65g)の「カップヌードル」、この両者が同じくらい。つまり「カップヌードル 味噌」はシリーズの中でも太麺、「カップヌードル 味噌 ミニ」と「カップヌードル」は同じ標準サイズ、「カップヌードル ミニ」は “マイナーチェンジ前のシーフードヌードルと同じくらいの細さ” であることが分かりました。

さて、どちらも熱湯3分かつ別添の小袋は無し、お湯を注いだら3分で完成です。こうやって並べてみると、調理後も親子か兄弟みたいに瓜二つのサイズ違いですし、カロリーなどの数値も内容量に比例していました。それでは、両者の違いに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説します。

【カップヌードル 味噌 / カップヌードル 味噌 ミニ】
栄養成分表示:1食(83g / 42g)当たり

カロリー:391kcal / 196kcal
たん白質:9.9g / 5.1g
脂  質:17.9g / 8.6g
炭水化物:47.5g / 24.5g
食塩相当量:5.2g / 2.7g
(めん・かやく:1.9g / 1.0g)
   (スープ:3.3g / 1.7g)
ビタミンB1:0.20mg / 0.09mg
ビタミンB2:0.26mg / 0.12mg
カルシウム:216mg / 110mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:391kcal / 196kcal(めん・かやく:320kcal / 158kcal)(スープ:71kcal / 38kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

麺は完全に別物

麺の量はレギュラーサイズ60g、ミニサイズ30gとジャスト2倍(1/2)の差。レギュラーサイズの麺は「チリトマトヌードル」や「カレー」と同じく太めに切り出された油揚げ麺で、やや油揚げ麺特有の風味を強めに感じます。熱湯3分でも問題なく食べられますが、一体感を高めるために「かき混ぜてから1〜2分ほど休ませる」のがオススメ。

「ミニ」の麺はミニサイズシリーズの中でも幅の広い麺なので、おそらく「カップヌードル カレー ミニ」と同じ麺だと思います。体感的にも食感に大幅な変化はないですし、「小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、ポークエキス、チキンエキス、たん白加水分解物」という原材料名も一致しました。



「カップヌードル ミニ」シリーズの中では存在感の強い幅広麺ですが、レギュラーサイズの麺よりも滑らかで、スープに寄り添うスタンスです。それは “味噌汁代わりにも” というミニサイズの特性上プラスに働き、油揚げ麺でも重たくないのが利点。スープとの関係か一瞬ちょっと鼻を抜ける素麺っぽい風味が面白くて、純和風の味噌スープと相性が良かったです。

スープ

想像以上に再現度が高かった

レギュラーサイズは味噌汁代わりではなく、ちゃんと1食で味が成立するようにしなければいけませんが、ほぼほぼ大差ありません。甘みのある麦味噌をベースにしつつ、味のアウトラインを赤味噌で引き締め、なおかつ柔らかい白味噌で赤味噌を包んでいる、まさに “いいとこ取り” の合わせ味噌。

さらに多めの胡麻(すりごま)による特有のコクがパンチを打ち出し、植物性とは違う豚骨を中心とした動物系のコクも濃厚で、生姜とニンニクのピリッとしたアクセントも絶妙な効かせ方。さらに魚醤と煮干し粉末の隠し味がバイプレイヤーで、畜肉系では出せない旨味を組み込み、互いの相乗効果を図ります。

実は最初に撮影で使用した個体を食べ比べた際、麺の量が多いレギュラーサイズのほうが必然的にスープの減りが早く、けっこう味を濃いめに感じた結果、ちょっとミニサイズは頼りないかも——というのがファーストインプレッションでした。けれども再び撮影なしで同時に調理・実食してみた結果、ほとんど味に違いは生じていません。

むしろ2回目に食べ比べた感想としては、微妙な湯量の加減と食べ進めるペースの違いで “ミニサイズのほうが濃いめの味” と思ったくらい。合わせ味噌の加減や香味野菜の利かせ方、すりごまのパンチ、動物系のコク、魚醤と煮干しの隠し味まで、ほぼフレームワークは変わりません。全体的な雰囲気は麺の仕様で異なりますが、スープの土台は同じです。

具材

量が違うだけで具材それぞれの質は同じ

どちらの具材も謎肉ライクな味付豚ミンチを主役とし、キャベツ、コーン、人参、ねぎと色鮮やかな構成で、それぞれ質に大幅な違いはありません。比較してキャベツの量だけは3倍(1/3)くらいの差を感じたけれど、味付豚ミンチ、コーン、人参に関しては、ちょうど2倍(半分)の差といったところ。

味付豚ミンチのサイズや味も変わりませんし、甘いコーンがスープに映え、人参はコリコリとした食感で自己アピール。結果的にキャベツの差でレギュラーサイズのほうが食べ応えありと感じたのですが、どちらも調理後は不足のない具材量ですし、大きめのジャンクな味付豚ミンチがカップヌードルらしくてよかったです。

まとめ

レギュラーサイズと比較してミニサイズの内容量は約半分(麺の量はジャスト半分)、カロリーなどの数値もザッと半分、メーカー希望小売価格もレギュラーサイズ193円(税別)・ミニサイズ116円(税別)と約半分。麺のサイズとキャベツの量が違った結果、食後の満足感はミニサイズ2個よりもレギュラーサイズ1個のほうが高かったけれど、想像以上にスープの再現度が高くて驚きました。

実売価格はレギュラーサイズ130〜150円(税込)、ミニサイズ100円(税込)前後なので、ちょっとミニは割増かもしれませんが、ミニならではの需要を思えば適正価格。カップヌードルの中で塩むすびに合うランキング堂々1位にも頷ける味噌の使い方も秀逸ですし、レギュラーサイズの味も “再販前のカップヌードル味噌” と同じだったので、「カップヌードル 味噌 ミニ」をレギュラーサイズで食べたい! という欲求も素直に満たされるでしょう。

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