どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2023年12月11日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」の実食レビューです。
ゴリゴリ体育会系の開発担当者さん推薦!? 絶対的な市民権を得ている焼肉×カレーの間違いない組み合わせ “甘辛タレ仕立てのコク旨カレー” 新登場!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
カップヌードルBIG 豚カルビ味カレー
カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、日本の即席カップめん市場において圧倒的な占有率を誇っているロングセラーで、日清食品の代名詞となっているブランド。日本国内でのマーケットシェアはもちろん、2021年(令和3年)には世界累計販売500億食を突破し、現在は世界100ヶ国で販売されるなど、国際的な地位を確立するに至りました。
今回の新商品「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」は、子どもから大人まで幅広い層に愛されている「カレー」と「焼肉」の魅力を組み合わせた一杯で、カップヌードルの公式X(Twitter)アカウント曰く “ゴリゴリ体育会系の開発担当者が「カレーに豚カルビは最強っス!」って言ってたので信じて買ってください。” とのこと。ネタじゃなかったらスゲェ気になる開発担当者さんの素顔w
焼肉とは、カレーとは‥‥みたいな解説は不要かと思いますので、今回はサクッと開封に進みますが、ひとつ気になるのが「甘辛タレ仕立てのコク旨カレー」というサブタイトル。炭火で焼いた豚カルビをカレーに突っ込みました的な味ではないってコト?
日清食品のプレスリリースには、香ばしく焼いた豚カルビの風味と濃厚なカレースープについての訴求があり、続けて “コチュジャンやしょうゆ、味噌がベースの甘辛タレを隠し味に加え” と記載されているため、隠し味にも注目しながらレビューします。
開封
先に隠し味の甘辛タレについて触れましたが、今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、あらかじめタレの要素はスープに仕込まれているパターン(ちょっと残念)。ちなみにパッケージの辛さレベルは、5段階基準で最弱の「1」となっているので、辛味は強くないよう様子。
かやくは「カップヌードル」にも入っている謎肉(なぞにく)こと味付豚ミンチに、大豆チャーシュー、ニンジン、ネギの組み合わせなので、チャーシューチップっぽい具材は大豆たん白加工品。豚カルビ味を謳いながらフェイクミートを使ってくるとは‥‥などと、文句を言いたくもなりますが、日清食品ですし(もはや諦めモード)。
ちなみにメーカー希望小売価格は271円(税別)に設定されているため、既存の「カップヌードル ビッグ」シリーズと同じ値段。コンビニで購入した場合の税込価格は292.68円なので、スーパーやドラッグストアよりも高く付きますが、ローソンやセブン-イレブンなど、木曜日には売り切れた店舗もあって驚きました。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ 製造者:日清食品株式会社 製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1) 内容量:103g(めん80g) 商品コード:4902105279922(JAN) |
発売日:2023年12月11日(月) 実食日:2023年12月15日(金) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン) 小売価格:271円(税別) 購入価格:292.68円(税込) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:400ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:別添なし |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(豚脂、カレー粉、小麦粉、でん粉、糖類、香辛料、ポーク調味料、粉末しょうゆ、食塩、オニオン調味料、粉末みそ、コチュジャン、粉末ソース、たん白加水分解物、トマトパウダー、酵母エキス)、かやく(大豆たん白加工品、味付豚ミンチ、にんじん、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、増粘多糖類、炭酸Ca、カラメル色素、かんすい、グリセリン、香料、香辛料抽出物、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、くん液、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む) |
実食開始
麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。原材料の構成とサイズから察するに「カップヌードル カレー」の流れを汲んでいることは間違いないけれど、実は厳密にいうと既存の「カップヌードル カレー ビッグ」とは異なる麺を使用しているようです(公式に確認済み、詳しくは後述)。
後入れの小袋などは別添されていないため、フタを開けたら熱湯を内側の線まで注ぎ、フタをして待つこと3分。時間になったらフタを剥がし、よく混ぜ合わせたら完成です。なんというか、具沢山もステータスになっている「カップヌードル」シリーズなのに、具材めっちゃ寂しいですね‥‥。
それと豚カルビの存在感について、いわれてみれば訴えかけてくる個性を感じるけれど、がっつり主張してくるタイプではありません。それでも焼肉×カレーのワンパクさが楽しめるのかどうか、また念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(103g)あたり |
カロリー:491kcal たん白質:10.5g 脂 質:23.4g 炭水化物:59.7g 食塩相当量:6.8g (めん・かやく:3.2g) (スープ:3.6g) ビタミンB1:0.46mg ビタミンB2:0.30mg カルシウム:145mg |
参考値(調理直後に分別した値) 熱量:491kcal(めん・かやく:417kcal)(スープ:74kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
基本的には “いつもの麺” です
いつもの「カップヌードル カレー」に使われているフライ麺の原材料名は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、ポークエキス、チキンエキス、たん白加水分解物” となっているのに対し、こちらは「たん白加水分解物」不使用で、その代わり「香味調味料」と「ポーク調味料」を追加するなど、表示が異なります。
原材料名の違いについては個人的に発売時期(食品表示法)の関係だろうと思っていたのですが、念のため日清食品に問い合わせてみたところ “スープに合わせて異なる麺を使用しています。” との回答だったので、配合そのものを変えているようです。ただし、既存品を例に挙げると今回の原材料名は「カップヌードル 味噌」と完全に一致するのが不思議なところ。
なぜ「カレー」基調の商品なのに「味噌」用のフライ麺を使用しているのか、甚だ疑問ではありますけど、ぶっちゃけ体感的には「カップヌードル カレー ビッグ」と同じ仕様である、という認識で問題ありません。ただ、製造所が関東工場(茨城県取手市)のフライ麺と関西工場(滋賀県栗東市)のフライ麺とでは食感に大きな違いが生じているので、気になる方は意識してみてください。
スープ
おいしいけど豚カルビ味は誇張してない?
日清食品のプレスリリースには “香ばしく焼いた豚カルビの風味と旨みをきかせた” と記載されていたので、同社の豚カルビといえば「日清焼そばU.F.O. 塩カルビ焼そば」(現在終売)の液体ソースに通じる強烈な炭火焼き風の香りに期待していたのですが、ほんのりとカレーに溶け込むようなアプローチ。
ふと鼻に抜ける芳ばしさは感知できるレベルに達していたので、豚カルビ味が微レ存というわけではないけれど、あくまでもサポート的。カレーサイドは既存の「カップヌードル カレー」をベースにしていることは明白で、しかしながら通常品よりも甘さが強く、なるほどスパイスの刺激についてはピリ辛に毛も生えない程度。
探せば余韻にコチュジャンと味噌が残っていたので、そこには個性を感じたし、単純に味だけで評価するなら余裕で★5レベルの美味しさではあるけれど、豚カルビ味が物足りない点。パッケージに大きく「豚カルビ味」を訴求するのであれば、香りのインパクトを強くアピールできるようなオイルを別添してほしかったです。
かやく
「謎肉まみれ」で出し切った?
謎肉は定番の「カップヌードル」にも入っている例のアレなので、そのジャンクさがスープにマッチしていたのですが、数えてみるとギリギリなんとか4個程度。先に「カップヌードル 謎肉まみれ(謎肉特化型カプヌ)」と「同 カレー 謎肉まみれ(謎肉特化型カレー)」をリリースしちゃったから謎肉の在庫に余裕がないのか? などというのは冗談で、まず “ありえない” 話だとは思いますが、それはさておきチップ状の具材は大豆ミート。
こりこりとしたニンジンの歯触りは食感のアクセントに寄与していたものの、大豆たん白加工品は逆立ちしても畑の肉。ガチ勢の豚カルビには到底及ばない存在だったので、及第点は付けられませんでした。
総評
単純に「おいしい」か「まずい」の二択で感想を言うなら余裕で前者ですし、隠し味のコチュジャンや鼻に抜ける豚の旨みも集中すると面白かったんですけど、はたして「豚カルビ味」なのかと聞かれた場合、たしかに焼肉×カレーだった! とは答えられない仕上がりで‥‥繰り返しますが、おいしかったですよw
とはいえ商品名に、しかも大々的に「豚カルビ味」を冠するのであれば、具材に本物の豚カルビを使う、それが厳しいなら炭火焼き風の香りを付けたオイルを別添してほしかった、という不満が評価を伸び悩ませた原因です。ただ、白ご飯との相性は抜群に良さそうな味付けだったので、豚カルビの存在感については扨措き、とにかくガッツリ食べたい気分のときには頼もしい相棒になるかもしれません【author・taka :a(大石敬之)】