どうも、taka :aです。
本日の一杯は、ローソンの期間限定セール企画、日清食品のカップ麺「カップヌードル」×湖池屋のスナック菓子「コイケヤミニッツ」アレンジレシピ “禁断のポテチ麺” 全種類・全パターンの実食レビューです。
カップヌードル3種×コイケヤミニッツ3種=全9パターンの組み合わせを実践!!
どのカップヌードル×コイケヤミニッツがイチバンおいしいのか(そもそも美味しいのか‥?)、実際に食べてみた感想に基づいて判定し、最強の組み合わせを確かめます。よろしければ、最後までお付き合いください。
カップヌードル×コイケヤミニッツ
全国のローソンにて、2019年16日(月)23:59までの期間中、日清食品のカップラーメン「カップヌードル」3種のうち1個+湖池屋のスティックポテト「コイケヤミニッツ(スリムバッグ)」3種のうち1個を一緒に買うと、1セットごとにローソン標準価格から40円引が適用されるセール企画を実施。
さらにローソンの公式ウェブサイトでは “禁断のポテチ麺” と題し、同時購入したカップヌードルにコイケヤミニッツを入れるアレンジレシピを提唱しています。正確にはチップスではなくシューストリングなんですけど、それはさておきローソンの特設ページでは3種類の組み合わせしか紹介されていなかったので、 “全種類” 試してみることにしました。
▼対象商品は以下の6品
・カップヌードル 77g
・カップヌードル シーフードヌードル 75g
・カップヌードル カレー 87g
・コイケヤミニッツ スティックのり塩 40g
・コイケヤミニッツ スティックすっぱムーチョさっぱり梅味 40g
・コイケヤミニッツ スティックカラムーチョホットチリ味 40g
セール期間中のローソン標準価格は、「カップヌードル各種」税込198円、「コイケヤミニッツ各種」税込100円、あわせて買ったら通常価格298円のところ、税込258円で購入可能となっています。ただし、カップヌードル×カップヌードル、コイケヤミニッツ×コイケヤミニッツの組み合わはNGで、全パターン購入した場合の総額は——
各コイケヤミニッツ100円×3種=300円×3=小計900円、各カップヌードル198円×3種=594円×3=小径1,782円、セット値引き40円×9=360円マイナスで「合計2,322円」。めちゃくちゃ高いわけでもなければ特別に安いわけでもなかったのですがw 1セット258円、ちょっと組み合わせイマイチだったなぁ‥‥って時のダメージは地味にデカい金額ですね。
「カップヌードル」とは、日清食品ホールディングス(旧「中交総社」)が製造・販売している言わずと知れた “世界初のカップ麺” で、初めて発売されたのは1971年(昭和46年)9月18日。発売当初は当時の価格で100円、2019年9月現在の希望小売価格は税別193円、この値段が標準タテ型カップ麺の基準です。
「コイケヤミニッツ」とは、 “すぐに食べれる、かわいい大きさ” をコンセプトに開発された「スリムバッグシリーズ」の後身で、最終リニューアル* は2018年9月3日。どこにでも持ち運べる携帯性と程よいサイズが女性を中心に人気を博したことを受け、より女性を意識したパッケージデザインと商品名に刷新しました(*2019年9月5日現在)。
その頃からスティックポテトで作られたオリジナルキャラクターの「ワニ」が登場しているのですが、リニューアル当時 “名前はまだ無い” との発表から1年以上経った現在、まだ名前はありません。ちなみにコイケヤミニッツの定番ラインナップに「チキンラーメンスティックポテト」があるように、湖池屋は2011年5月11日から正式に日清食品傘下のグループ企業に属しています。
ローソン研究所おすすめTOP3
ローソンの公式ウェブサイト内にある「ローソン研究所」で紹介されていたオススメの組み合わせは、第3位「カップヌードルカレー×すっぱムーチョ(さっぱレー)」、第2位「シーフードヌードル×のり塩(シーフーの)」、第1位「カップヌードル×カラムーチョ(カップムーチョ)」の3パターン。
おそらく定番の辛旨系「カラムーチョ ホットチリ味」はカップヌードルの全フレーバーに合うでしょうし、「のり塩」も安パイな雰囲気ですが、ちょっと味のイメージが掴めない「すっぱムーチョ さっぱり梅味」が第3位にランクインしていたのは意外な展開。梅の酸味もさることながら、すっぱムーチョはスナック菓子ならではの甘味もあるので、そこもターニングポイントになりそうです。
アレンジ・実食開始
今回のアレンジに必要なのは、「カップヌードル」各種と「コイケヤミニッツ」各種それぞれ1つずつ。作り方は調理後のカップヌードルにコイケヤミニッツを入れるだけの「ちょい足しアレンジ」なので、誰でも簡単に試すことができますし、特別な技術や調理器具も必要ありません。というわけで、おもむろにトッピングしてみたところ——
味どうこう以前に食べにくい。お湯を注いでから3分後、カップヌードルを混ぜてからコイケヤミニッツを投入し “具材として食べるなら” 問題ありませんが、麺を持ち上げた時に絡んでくるため、長いままだと邪魔になります。それに長いままだとスープの味も変わりにくかったので、軽く砕いてから入れるほうがいいと感じました。
というわけで仕切り直しまして、それぞれ各フレーバーとの相性に注目しつつ、「カップヌードル」と「コイケヤミニッツ」の相性を解説し、どの組み合わせがイチバンおいしいのか当ブログ的ランキングBEST3を判定します。
カップヌードル×コイケヤミニッツ
with スティックカラムーチョ ホットチリ味
まずローソン研究所のランキングNo.1「カップヌードル×スティックカラムーチョ」から試してみたところ、たしかに間違いありません。ただ、やわらかいカップヌードルの麺に対し、適度に砕いてもポテトのサクサク感が浮いているような嫌いが無きにしも非ずだったのと、最初は味の変化が乏しかったので、様子を見ながら麺を中心に食べました。
その後、適度にスティックカラムーチョの色が抜けてきたかな——からが本領発揮。唐辛子の辛さは大したことありませんが、ベーシックなカップヌードルには入っていないジャガイモの旨味と強めのガーリックで超絶ジャンク! 土台のカップヌードルらしさを駆逐することなく手を取り合い、スナック的な魅力がブーストします。
ある意味ちょっと「替え玉」的なところがあるというか、レギュラーサイズだと “そろそろ麺を食べ終えるかな——” くらいのタイミングでスティックカラムーチョが頭角を現し始めるので、麺を食べた後にポテト入りの「食べるスープ」感覚で2度おいしい! みたいな。ちょっと味変の初速は遅めですけど、最終的な味の変化は絶大です。
with スティックポテトのり塩
さて、ここからイッキに全種類いきますよ。ローソン研究所に感想はなかった「カップヌードル×スティックポテトのり塩」は、先ほどのスティックカラムーチョほどジャンクなインパクトはなかったので、食べ始めは★3(ふつう)かも——でした。、しかし、スティックポテトのり塩は、スティックカラムーチョよりも “尻上がり” な魅力の持ち主。
スティックカラムーチョよりもポテトの旨味がダイレクトに伝わってきますし、磯の香りは青のりとアオサの二重奏。後半はキュッと塩気が強くなってきますが、それだけに “お酒を飲んだ後の〆(しめ)” なんかにピッタリな組み合わせで、後半じわじわ互いの長所を引き立て合っている、想像以上に味わい深い組み合わせでした。
with スティックすっぱムーチョ さっぱり梅塩
さて、不安でしかなかったスティックすっぱムーチョなんですけど、なかなか悪くありません。ただ、これは前述した「カラムーチョ」や「のり塩」と逆のパターンで “最初が美味しい” です。実食日は9月なのに熱中症の注意報が出ていたくらいだったので、食べ始めの酸味に思わず★6確定のポテンシャルを感じたのですが、後半ちょっと甘味がクドい。
だんだんと舌が酸味に慣れてくるため、余計に人工的な甘さが目立ってしまい、わざわざスティックすっぱムーチョを入れなくても「梅干し」でいいよね、みたいな。余談ですがカップヌードルに梅干し入れたことがない方は、ぜひ甘くない梅干しを入れてみてください。超おいしいです。
シーフードヌードル×コイケヤミニッツ
with スティックカラムーチョ ホットチリ味
シーフードヌードル×唐辛子といえば、夏の定番「レッドシーフードヌードル」という公式の変わり種がありますし、もともとキムチやタバスコと相性のいいシーフードヌードルなので、スティックカラムーチョとの相性も申し分なく、ニンニクのパンチで中毒性の高さも大幅にブースト。
もちろん完全なるレッドシーフードヌードルになるわけではありませんが、けっこう魅力としては通じる部分があったので、カップヌードル×スティックカラムーチョよりも相乗効果を感じました。辛さアップには期待できないけれど、カラムーチョが醸し出してくる絶妙な酸味も見所の一つなので、酸味のアクセントにも注目してみてください。
with スティックポテトのり塩
シーフードヌードル×スティックポテトのり塩(シーフーの)は、ローソンのランキングで2位の座を獲得していた組み合わせで、シーフードヌードルも青のり・アオサも出身地が同じ「海」ということもあり、組み合わせとしてはコケるはずありません。思いのほか爆発しなかったけど、やはり「のり塩」は尻上がりなヤツ。
最初そうでもないかな‥‥と思わせておきながら、後半じわじわ旨味が増幅します。結果、とりあえず間違いのない相性ではあるものの、スティックカラムーチョで感じたほどの変化や中毒性のある相乗効果は得られなかったので、もう一捻りほしいかも。ただ、こちらも同じく飲み〆に食べたくなる味ですね。
with スティックすっぱムーチョ さっぱり梅塩
キュートなじゃじゃ馬感が強かったスティックすっぱムーチョですが、やはり初速に勢いがあります。「カラムーチョ」と「のり塩」はスープの味が変化するまでに時間を要しますが、まず香りからして梅の甘酸っぱい香りが投入直後に漂ってくるため、味変効果は抜群ですし、これが意外とシーフードヌードルに合うw
おそらく勝因は冬の定番「ミルクシーフードヌードル(脱脂粉乳)」の免疫で、シーフードヌードル×脱脂粉乳の組み合わせを経験したことがあり、なおかつ違和感を覚えなかった方にとっては今回の甘さも大丈夫。スティックすっぱムーチョの甘味はスープと同化し、キュンとした甘酸っぱさをシーフードヌードルが飼い慣らしている——これは夏のレッドと対を成す新定番の原石かもしれません。
カップヌードルカレー×コイケヤミニッツ
with スティックカラムーチョ ホットチリ味
もともとカップヌードルカレーには具材としてフライドポテトが入っているので、同じく油で馬鈴薯(ばれいしょ)を揚げて作るスナック菓子をトッピングする今回、マッチングという点においては前述したレギュラーとシーフードよりも有利な立場に位置しています。ただし、かなり味が濃いめなので、そこに懸念が無きにしも非ず——
そんな中、ニンニクの主張が激しいスティックカラムーチョは濃いめのカレー味をジャンクに飾り立て、後半じわじわ勢いを増し、カップヌードルカレーに寄り添いながら相乗効果を見せてきます。味を大幅に変えるというよりも純粋に旨味を加速させてくれる組み合わせで、今回のアレンジ中 “もっとも安全なバディ” だと感じました。
with スティックポテト のり塩
前述したようにカップヌードルカレーは我が強いので、青海苔やアオサの風味がカレー味に負けてしまいます。とはいえスティックポテトのり塩は体感的な塩気がダイレクトなので、磯の香りを増やそうと追加したら塩分が勝ってしまいますし、青海苔とアオサのアクセントを強化したところでシーフードカレーにはなりません。
結果、単純にフライドポテトマシマシにした状態かつカラメの濃い味で、特にマイナスはないけれど、それ以上の変化も相乗効果も得られませんでした。盛大にズッコケることはないものの、どうせ入れるならスティックカラムーチョのほうが安パイです。しかし——
with スティックすっぱムーチョ さっぱり梅塩
実は “もっとも期待していなかった組み合わせ” だったんですけど、カップヌードルカレー×スティックすっぱムーチョ、ありよりのありですね。スティックすっぱムーチョから得られる代表的な味覚は砂糖・ぶどう糖による甘味と梅の酸味で、そのうち甘味はカレーのスパイス感によって気にならないのですが、きちんと梅の酸味は残って新感覚。
もともと酸味を帯びたカレーは日本のみならず海外にも存在しますし、カレーのトッピングで定番の福神漬けやラッキョウ漬け、ちょっとオシャレにピクルスなんかも酸味を帯びていますが、どれも梅とはベクトルが違います。それでいて日本人向けに調整されたカレー味が功を奏したか違和感なく——というかコレちょっと製品化を検討してもらえませんかねw ってくらいの衝撃を受けた組み合わせでした。
まとめ
カップヌードル×コイケヤミニッツ対象商品すべて試してみた結果、コイケヤミニッツサイドから見ると「スティックカラムーチョ ホットチリ味」は間違いありません。トムヤムクンヌードルとかになると話は変わってきますが、とりあえず今回の対象商品である “カップヌードル御三家” との組み合わせではスティックカラムーチョが安パイです(※ちなみにコイケヤミニッツ1袋でカップヌードル3〜4食分アレンジ可)。
そしてカップヌードルサイドから見た組み合わせベスト3は、「カップヌードル×スティックポテトのり塩」「シーフードヌードル×スティックカラムーチョ」「カップヌードルカレー×スティックすっぱムーチョ」で、もっとも記憶に残ったのは「カレー×すっぱムーチョ」がでした。いずれも美味しく食べるポイントは、 “お湯を多めに” 入れて “コイケヤミニッツは砕く” こと。もしローソンの店頭で組み合わせに迷ったら、「カップヌードルカレー」と「スティックすっぱムーチョ」で冒険してみてください。