どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月13日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 中華三昧PREMIUM 麻辣まぜそば」の実食レビューです。
ノンフライ麺を使用した明星食品の本格中華シリーズ「中華三昧」より、「麻辣味(マーラーウェイ)」をテーマにした新商品が袋麺から2品(明星 中華三昧 麻辣担々麺 / 麻辣火鍋麺)、カップ麺から2品(明星 中華三昧カップ 麻辣担々麺 / 中華三昧PREMIUM 麻辣まぜそば)、計4品が一挙に発売されました。
同時発売品のカップ麺「明星 中華三昧カップ 麻辣担々麺」は、すでに2つ前の記事でレビュー済みです。
中華三昧PREMIUM 麻辣まぜそば
「中華三昧PREMIUM」は、2016年にシリーズ発売35周年を記念して発足したブランドで、最初にリリースされたのは「銀座アスター監修 とろみ醤油麺」と「黒胡麻担々麺」の2品(2016年8月29日発売)。コンセプトは文字通り “プレミアム” だったんですけど、メーカーの希望小売価格は税別205円という手に取りやすい価格でした。
その次にリリースされたのがタテ型の「濃厚ふかひれ拉麺」(2018年10月17日)で、レギュラーサイズのタテ型なのに定価は230円にアップ。その後、どんぶり型の「濃厚ふかひれ雲呑麺」(2018年11月28日)が発売されたのですが、ついに定価は290円の大台に乗ります。
しかし、「赤坂榮林 酸辣湯麺 / 黒胡麻担々麺」(2017年4月10日)と「芳醇醤油広東麺 / 五目辣椒白湯麺」(2018年1月15日)は、両方ともノンフライ麺・どんぶり型なのに定価は205円とハードルが下がり、かと思えば「濃厚担々麺」(2018年2月26日)は定価278円で、「汁なし担々麺」(2018年4月16日)は定価225円と、同じPREMIUMシリーズの中でも値段の幅はピンキリで変動していました。
ただ、今回のカップ麺は希望小売価格が税別225円なので、4月にリリースされた「汁なし担々麺」と同じ価格帯です。「中華三昧PREMIUM」から汁なしカップ麺が出るのは今回で2度目になりますが、「まぜそば」は初めてですね。
パッケージの雰囲気としては、どことなく汁なし担担麺をイメージしているようにも見えるのですが‥
スペック
内容物は、「液体ソース」「かやく」「ふりかけ」の3袋。「麻辣」とタイトルに掲げられているように、花椒の麻味(痺れ)と唐辛子の辣味(辛さ)がテーマの「まぜそば」で、さらに黒酢と甜麺醤(テンメンジャン)も意識されているようです。
麺は当然のようにノンフライ麺で、乾燥状態でも艶のある透明感が伝わってくる平打ち麺。まだ熱湯を注ぐ前だというのに、早くも期待が高まります。余談ですが、ピンク色の小袋を見ると明星食品らしいなーって思いますよね。あ、あれ、私だけでしょうか‥
メーカーの希望小売価格は225円、コンビニで買ったら243円だったので、お安いカップ麺ではありません。(なんと言っても「PREMIUM」ですからねw)
パッケージの雰囲気や「麻辣」というテーマから汁なし担担麺を想起させますが、お気付きのように挽肉ではなく鶏肉が入っていることと、「担担」の文字は見当たらないので、汁なし担担麺との違いや「麻辣」の威力に注目しながらレビューします。
名称:カップめん
原材料名:めん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩、大豆食物繊維、デキストリン、植物性たん白)、ソース(豚脂、糖類、しょうゆ、香味油、米黒酢、鶏肉エキス、食塩、たん白加水分解物、しょうゆもろみ、甜麺醤、麻辣醤、香味調味料、ビーフエキス、香辛料、卵粉)、かやく(味付鶏肉、チンゲン菜、香辛料、ごま)/ 加工デンプン、酒精、カラメル色素、酸味料、炭酸カルシウム、かんすい、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、香料、増粘多糖類、カロチノイド色素、乳化剤、リン酸塩(Na)、甘味料(スクラロース)、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・牛肉・大豆・ごま・りんご
実食開始
熱量:424kcal
たんぱく質:8.6g
脂質:12.1g
炭水化物:70.1g
食塩相当量:4.6g
ビタミンB1:0.44mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:165mg
しなやかで弾力のあるノンフライ麺に甜麺醤・麻辣醤がきいた黒酢仕立ての旨辛ダレがよくからみます。花椒と唐辛子のふりかけで刺激的に仕上げる、中華三昧ならではの“麻辣まぜそば”です。
(明星食品「製品情報」より引用)
たれ
チキンをベースに黒酢独特のコクと酸味、麻辣醤・甜麺醤の旨みを加えた旨辛ダレに、花椒を強く効かせたしびれが特長のラー油ベースのオイルです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
汁なし担担麺との違いについて注目しながら‥と書きましたが、早くも明白な差が見られました。そう、汁なし担担麺では必須の「芝麻醤(ねりごま)」が使われていないんです。
ふりかけに胡麻が入っているのですが、液体ソースには胡麻に関する原料が含まれていません。
味付けのベースラインは醤油ですが、塩カドの鋭利な印象は与えず、液体ソースだけの状態でも花椒の清涼感が漂い、辣油による唐辛子の辣味も効いています。
刺激レベルのラインを定めるには曖昧で、耐性値によっては辛口未満になりますが、ふりかけ投入前でも確実にピリ辛以上であることは間違いありません。ただ、これがもう奥深いのなんのって‥
まずファーストインプレッションで印象的だったのは、口に含む前から嗅覚に訴えかけてきた黒酢の香り。そして、口に含むと通常の米酢では出せない黒酢特有の熟成したコクのある酸味が広がり、それでいて酸味のカドは丸く、でも存在感は明白。
さらに旨味の面に関しても一切の隙を見せず、豚脂の重厚感に鶏肉エキスを重ね、さらに隠し味のビーフエキスで畜肉系の層を強化。それでいて黒酢の酸味が絶妙なバランスで切れ込み、動物系の重厚感をクドいと思わせないように全体の味を調律します。
中華三昧シリーズらしく醤油醪(しょうゆもろみ)で複雑さを醸し、適度な甜麺醤の甘味とコク、そして芳ばしい辣油の辣味や別添の花椒による麻味とは違った深みのある麻辣醤の刺激によって、ひとくち食べた瞬間から思わず唸ってしまい、そのまま失速することなく心を奪われてしまいました。
ふりかけ
花椒、赤唐辛子、ゴマを組み合わせた花椒の香りとしびれる辛さのふりかけです。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
液体ソースだけでもパーフェクトに近いと感じましたが、そういえばパッケージにも書いてあったクセになるような花椒の痺れは言うほど‥ええ、ふりかけの出番です。
中には胡麻と少しの唐辛子、そして完全な粉末状にはなっていない状態の花椒が入っているのですが、その花椒は上記の写真でも目視で確認できますよね。
ふりかけを全投入しても前回の記事で紹介した「DAIKOKU うま辛 麻辣麺 大盛り」の痺れには負けますが(けっこう強かったw)、激辛クラスの刺激ではないものの、しっかりと舌に花椒特有の痺れ感を残します。
一方その頃、唐辛子の刺激は大したことありませんでしたが、辣味が皆無というわけではありませんし、花椒の痺れが得意ではなかったら攻略が厳しいレベルになるでしょう。
めん
しなやかで弾力のある太めのノンフライ麺です。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
幅のある平打ち麺で、もっちりとした弾力から食べ応えがあり、熱湯5分でムラなく戻るのも好印象。乾燥状態から感じていた艶のあるオーラに違わぬ加水率の高さで、みずみずしい多加水ノンフライ麺です。
今回は花椒の痺れが強い味付けでしたが、もっちりとした噛み応えと刺激に負けない小麦の風味から、麺の存在感が埋没することはありません。
もちろん今回の秀逸なタレに対して油揚げ麺など以ての外ですが、もし細めの中細麺だったら‥もし加水率の低い麺だったら‥そんなパターンも思い浮かべてみましたが、おそらくハイクオリティながらもタレのポテンシャルを完全には引き出せずに終わっていたでしょう。
ひとつの多加水系ノンフライ麺として単純にクオリティが高く、今回のタレ(ふりかけ)に対しても適切な存在感で、この上ない取り合わせでした。正直、まったくと言っていいほど文句の付け所が見当たらなかったです。
かやく
大きめカットのチンゲン菜と鶏肉を組み合わせました。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
さてさて‥液体ソース、ふりかけ、ノンフライ麺とベタ褒めしてきましが、具材にも一切の落ち度が見当たりません。品数は鶏肉と青梗菜の2種類ですが、どちらも大きめにカットされており、青梗菜は(なんか色は悪かったけどw)そのサイズからシャキシャキを通りこしてザクザクとした歯応え。
鶏肉は繊維質を残す適度な歯応えを打ち出しつつ、パサパサとした負の印象は与えない上質な肉具材。色のイメージか少し青梗菜の風味が少しナチュラルではないように感じたのですが、シンプルな構成でありながらも値段負けしない充実した内容でした。
総評
★★★★★★★☆☆☆(7+)
(標準は★3です)
希望小売価格は税別225円、コンビニで買ったら243円もするハイエンドカップ麺ですが、なんのなんの。これだけの本格的な味わいが250円以下で、しかも熱湯5分で楽しめるのであれば、コンビニで買っても安いものです。あ、私はコンビニ(ローソン)で購入しましたが、コンビニ限定発売のカップ麺ではありませんので、場合によっては200円前後で手に入れることも可能かと思います。
まずイメージとして混同されやすい「汁なし担担麺」との違いですが、汁なし担担麺の核ともいえる芝麻醤は使用されておらず、すっきりと黒酢が主体の方向性から差別化は明白。逆に汁なし担担麺が食べたい気分の時に購入されるとギャップが生じるので、少し注意してください。
ハイクオリティな多加水ノンフライ麺にコクのある黒酢の酸味と醤の複雑味、動物系の旨味、香ばしい辣油の辣味、花椒の麻味‥それが玄妙なバランスでフレームワークを構成し、細部まで見ても全体像を見ても味の方向性にブレがありません。
お高いカップ麺ですし、度を超えた痺れに期待していると物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、値段に違わぬ‥いや、むしろ250円以下なら安いとさえ感じてしまうことでしょう。
旨味と痺れの共存には唸るものがあり、「麻辣まぜそば」という新ジャンルの開拓にも大きく貢献していた、しっかりと記憶に残る「PREMIUM」の名に相応しい汁なしカップ麺でした。値段を加味しても欠点らしい欠点が見当たらない、かなり本格的な素晴らしい一杯です。
販売者:明星食品
内容量:114g(めん80g)
発売日:2018年8月13日(月)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ローソン
取得価格:243円(税込)
希望小売価格:225円(税別)
JANコード:4902881412674
麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:600ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体ソース / かやく / ふりかけ)
明星食品株式会社:〒151-8507 東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目50番11号
お客様サービス室:0120-585-328
おおおいしそうですね~
ってローソン!
ローソンは遠いです(´;ω;`)
うちの近くには100均ローソンしかない…
今日ポテマヨ頂いてみました
あっさり目で食べやすくて
前にペラいカップ焼きそばを食べたあとなので
これや、この麺でないと!と感動しつついただきました
「弾力のある」というか迫力ありすぎです^^;。練りごまを使わず、ラー油のみというのに興味が湧きます。花椒の刺激にも興味津々です。食べたことがない味わいが楽しめそうですね。近場のローソンで見つけたら買ってみます。
takaさん、こんばんは!
これは自分も食べましたが、めちゃくちゃ好印象でした!
前作の「汁なし担々麺」と比べてもこちらが上でしたね!
担々麺でも麻婆味でもない、黒酢の麻辣味は珍しく、
個性的でありながらそれぞれの味のバランスが秀逸で、
麺も具も文句なし、弱点を感じさせない一杯でしたね!(●・ω・)
さすがは「中華三昧PREMIUM」だと言わしめる内容で、
なおかつ価格帯もそこまで高くないのも良かったですね!
とりあえずあと1回は少なくともリピートすること確定です!
ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
でかまると比べて読んで美味しそうな方にきたー(≧∇≦)
てかキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!レベルだっ
黒酢も好きやし、それに醤油醪、花椒とな☆
あかん、食べてないのに禁断症状がでそう(*´艸`)
新ブログ初8☆かと思ったけど惜しかった!
ローソンかぁ。。。(  ̄っ ̄)ムゥ
そして赤いかぁ。。。(-ω-;)ウーン でも、買ってみるか??
勝負してみるか??