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「極のチャルメラ 焦がしにんにく濃厚豚骨」熱湯60秒のバリカタ麺!!チャルメラ “極み” 第5弾

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月27日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 焦がしにんにく濃厚豚骨」の実食レビューです。

硬め・極細・ストレートを極めた「極(きわみ)のチャルメラ」シリーズ第5弾は焦がしニンニク香る濃厚豚骨!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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極のチャルメラ 焦がしにんにく濃厚豚骨

初めて「チャルメラ」が発売されたのは、1966年(昭和41年)9月7日。街のラーメンをイメージした食べ飽きない味をコンセプトに食べ歩きから始まり、50年以上経った現在でもトラディショナルな油揚げ麺が魅力となっている素朴で大衆的なブランドですが、「極(きわみ)のチャルメラ」は一味違います。

2016年1月11日に発売された袋麺「明星 ノンフライチャルメラ 豚骨 5食パック」を皮切りに、明星独自の特許技術を活かした “硬め・極細・ストレート” の豚骨専用「バリカタ麺」を実装。そのバリカタ麺の魅力を最大限に引き出すべく、チャルメラブランドの中でも至極の逸品として「極のチャルメラ」が発足しました。



「バリカタ麺」を実装したチャルメラカップといえば、ブランド50周年を記念して2016年8月22日に発売された「ノンフライチャルメラどんぶり 豚骨」、その手軽なタテ型レギュラーサイズとして2017年3月27日に発売された「チャルメラカップ バリカタ豚骨」が定番商品として継続的に販売されているのですが、「極のチャルメラ」は期間限定の変わり種です。

シリーズ第1弾「極のチャルメラ バリカタ極細麺と濃厚とんこつ」(2017年11月6日発売 / どんぶり型)に始まり、第2弾「濃厚とんこつ」(2018年6月4日発売 / タテ型ビッグ)、第3弾「辛豚骨まぜそば」(2018年7月23日発売 / 汁なし丼型)、第4弾「辛ダレ濃厚豚骨」(2018年11月26日発売 / どんぶり型)と製品スタイルを変えながら、今回の「焦がしにんにく濃厚豚骨」で第5弾を迎えました。

同シリーズでは2018年6月4日に発売された第2弾「明星 極のチャルメラ バリカタ麺 濃厚とんこつ」以来のタテ型BIGサイズ製品になるのですが、その焦がしにんにく(黒マー油)アレンジ版といった雰囲気で、今回も明星独自の特許技術「スチームノンフライ製法」のロゴが容器側面にもデザインされています。

「スチームノンフライ製法」とは、どんぶり型に使用される「スーパーノンフライ製法」から派生した麺製法。麺を高水分状態で高温蒸煮する工程を組み込むことで、「油揚げめん」と「スーパーノンフライめん」の中間的な麺線組織を作ることが可能となり、この技術によって明星食品は他社よりもタテ型ノンフライ麺に積極的なメーカーになりました。



バリカタ低加水麺からモチモチ多加水麺まで様々なスタイルがあり、「ノンフライめん」の密度感と「油揚げめん」の食べやすさ、また湯戻りの速さを兼ね備えた麺を実現したことで、特に湯量の少ない縦型カップ麺において真価を発揮するのですが、今回は熱湯60秒のスピード調理。

同じく明星食品が製造するセブンプレミアム「銘店紀行 博多だるま」にもバリカタ食感を意識したノンフライ麺が採用されているのですが、そちらは熱湯3分の “三層麺” にリニューアルされているので、同じバリカタを意識した豚骨系のカップ麺でも「博多だるま」のノンフライ麺とは仕様が異なります。

開封

別添の小袋は、フタの上に貼り付けてある「調味油」が1袋で、食べる直前に入れる後入れ仕様。ちなみに「極(きわみ)」とはいえ「チャルメラ」ブランドですが、おなじみのチャルメラおじさんや黒猫、またCMにも出演中の広瀬すずさんも見当たらず、パッケージデザインにチャルメラらしさはありません。



と、思ったら「調味油」の下に “隠れ黒猫” 発見! 小袋を貼り付けるための接着剤で完全な姿は見えませんが、その影から覗き込むように、いつもの絶妙な目つきでこちらを見ていました。こういう遊び心、素敵ですよね。それにしてもチャルメラの黒猫かわいすぎるw

などと思わぬサプライズを経て開封すると、これまた思いのほか多めに入っていたニラが好印象。ただ、前回のタテ型BIGは希望小売価格が税別205円だったのに対し、今回の希望小売価格は税別210円と微妙に高めの設定でした。

本日・火曜日からコンビニでも取り扱っている店舗が多かったんですけど、2019年6月1日(土)出荷分から希望小売価格がアップするので(※推定ですが税別210円は225円くらいの値上げを予想)、それ以降にコンビニで購入すると税込235円を超えるかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 極のチャルメラ バリカタ麺 焦がしにんにく濃厚豚骨
販売者:明星食品株式会社
製造所:西日本明星株式会社 神戸工場(73)
内容量:90g(めん65g)
商品コード:4902881435635(JANコード)
規格サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm

発売日:2019年05月27日(月)
実食日:2019年05月28日(火)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)
商品購入価格:192円(税込)
希望小売価格:210円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺(かんすい使用)
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯60秒
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、植物油脂、食塩、粉末油脂、植物性たん白、香味調味料、卵粉)、スープ(ポークエキス、食塩、香味調味料、豚脂、デキストリン、香味油、香辛料、粉末油脂、糖類、たん白加水分解物、香味調味料、酵母エキス)、かやく(チャーシュー、ごま、ニラ、香辛料(赤唐辛子))/ 調味料(アミノ酸等)、加工デンプン、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、乳化剤、香料、タマリンド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース)、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)※コンタミネーション:本品製造設備では、かにを含む製品を生産しています。

実食開始

麺は丸刃でカットされた極細麺で、まさに素麺(そうめん)と見紛うほどの細さ。これなら熱湯60秒でも問題なく食べられそうなサイズではあるものの、麺量は65gと平均値(70g – 80g)よりも少なく、かなりの細さから麺の耐久性も問われるところ——ちなみに粉末スープの香りですが、熱湯を注ぐ前からワイルドな動物系の匂いが漂っていて、なかなか頼り甲斐のある香りですよ。



あとは熱湯を注いでからフタをして、60秒に後入れ調味油を投入し、よくかき混ぜたら出来上がりです。記事を書くために具材を整えて撮影して——などとやっている間に刻々と時間は過ぎるため、とてもじゃないけど間に合わないと思い、一通りの撮影が終わった後はスープのレビューに集中。それから2食目を撮影なしで調理し、通常調理した状態と同じ条件で麺の食感と向き合うことにしました。

それでは、スープの濃厚さや焦がしにんにくの存在感、またチャルメラのアイデンティティである “ホタテのうまみ” も意識されているのかどうかに注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(90g)当たり

熱  量:371kcal(カロリー)
たん白質:11.9g
脂  質:12.1g
炭水化物:53.7g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.4g)
ビタミンB1:0.59mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:105mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:371kcal(めん・かやく:288kcal)(スープ:83kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

豚骨ラーメン店の粉っぽい麺質を表現した、硬め・極細・ストレートで歯切れの良い、熱湯60秒で出来上がるバリカタ極細麺です。

(出典:明星食品公式ウェブサイト「トップページ > ニュースリリース『明星 極のチャルメラ バリカタ麺 焦がしにんにく濃厚豚骨』」)

きちんと適切にバリカタ食感
5.9

熱湯60秒ジャストでフタを開け、調味油を投入し、よく混ぜ終えた時点のタイムは熱湯を注いでからカウントアップ1分40秒。すでに麺は食べごろを迎え、博多とんこつラーメンの極細麺よろしくパツンッ、とした歯切れの良さが楽しめます。

しなやかで縮れのない麺線も美しく、撮影ありの調理で食べた時には素麺っぽい食感と風味が目立っていたのですが、ちゃんと60秒でフタを開けたら気になりません。熱湯を注いでからカウントアップ3分前後を過ぎるとバリカタから普通にカタメくらいの食感になりますけど、縦型カップのノンフライ麺としては上等も上等。



前述した「博多だるま」のリニューアル(2019年3月11日)から実装されている新開発のノンフライ三層麺(熱湯3分)が秀逸だったので、歯切れのベクトルや小麦の風味、時間経過による食感の耐久性など、いずれも劣る面が否めないところもあります。しかし、あくまでもライバルは同社の製品——あいかわらず他社の追従を許さないバリカタ麺でした。

スープ

乳化感の強いポークエキスをたっぷり使用した濃厚でまろやかな豚骨スープです。焦がしニンニク油でアクセントを付けたパンチのある味わいです。

(出典:明星食品公式ウェブサイト「トップページ > ニュースリリース『明星 極のチャルメラ バリカタ麺 焦がしにんにく濃厚豚骨』」)

チャルメラらしさはないけど濃厚
5.3

開封して直後、乳製品を彷彿とさせるミルキーな香りが印象的だったので、乳等を主要原料とする食品やクリーミングパウダーを軸にしているのかと思いきや、そういったイミテーションの小細工トンコツではありません。製品説明にも “乳化感の強いポークエキスをたっぷり使用した” と書いてあるように、豚骨を炊き出したような乳化感が特筆して強いのです。

例に漏れず豚骨臭や獣臭の類いは抑えられ、残念ながら「ホタテ」も無視。骨っぽさを感じるような荒々しい濃度でもありませんが、とにかくミルキーで滑らかな甘いマスク。糖類による甘みのサポートもありますが、あくまで糖類は背中を押している程度に過ぎず、まったりと舌を包み込んで緊張をほぐしてくれるような豚骨感なので、その甘みも豚骨由来の甘みとして素直に楽しめました。

別添の小袋は黒い液体ですが、純粋な黒マー油(焦がしたニンニクと胡麻油で作る植物性の調味油)ではありません。温めずに投入すると若干の濁りが見えると思うんですけど、中には豚脂(ラード)が含まれていて、そこに焦がしニンニクの風味を添加しているような動物系込みの調味油に仕上がっています。

なのでスープ全体に大きく混ぜると豚脂の重厚感が自然にプラスされ、ほのかな焦がしニンニクの苦味が心地よく、けれどもベースの甘さを尊重しながら個性を表現している存在感が好印象。まさに程よいバランスで、絶妙な加減のアクセントでした。

かやく

チャーシューチップ、ごま、ニラ、チリを組み合わせました。

(出典:明星食品公式ウェブサイト「トップページ > ニュースリリース『明星 極のチャルメラ バリカタ麺 焦がしにんにく濃厚豚骨』」)

ニラのパンチが鮮烈
5.0

チリの原材料名は赤ピーマン(レッドベルペパー)ではなく赤唐辛子となっているのですが、ぜんぜん辛くないので飾りに過ぎません。けれどもニラ、これはいいですよ。熱湯5分だったらクッタクタになっているようなタイプですけど、熱湯60秒だと歯触りがよく、なんといってもスタミナ感のある風味にガツンとパンチがあって好印象。

反面、甘辛い味付けの豚肉ちょっと待ったです。これも珍しい具材ではなく、ちょいちょいタテ型カップ麺や焼そばタイプの汁なしカップ麺にも入っている四角いチャーシューチップなんですけど、分厚いものは熱湯60秒だと固いまま。すぐに馴染んでくれますが、しばらく沈めて追加ケアしたほうがいいですね。

ごまはスープの一部と化し、けれども芳ばしい風味とプチプチ食感がスープとよく合っていました。あとフライドガーリックやキクラゲなんかが入っていたら言うことなしだったんですが、バリカタ麺とスープのミルキーな豚骨感を加味すると現状でも充分で、たっぷり入っていたニラの満足度は素直に高かったです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

明星独自のノンフライ製法を活かした “硬め・極細・ストレート” のバリカタ麺が本格的なので、もっと豚骨臭の攻めたスープでも食べてみたかったのですが(いつも同じようなことを書いているような気もしますけどw)、まったりとクリーミーでマイルドな豚骨スープにホロ苦い焦がしニンニクのアクセント、そしてニラのパンチが効果的でした。

ちょっとコンビニで購入するには割高かもしれませんが、おそらくスーパーやドラッグストア、ディスカウントなどであれば税込200円以内で捕獲可能かと思いますし、まったりとした濃厚豚骨とバリカタ麺が気になる方や熱湯1分で素早く食べたい方にオススメの一杯です。「極のチャルメラ」シリーズは製品スタイルに縛りがないので、昨年のようにバリカタ麺を使った夏向けの汁なし系とんこつカップ麺の新作にも引き続き期待したいですね。

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