【実食】ブタメンおとなアレンジ「ブタメン焼きそば」に “ブタキム風„ 初登場!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年4月29日(月)新発売、エースコックのカップ麺「ブタメン焼そば おとなアレンジ キムチ味フレーク付き」(295円+税)の実食レビューです。

ふりかけでブタキム風に劇的変化!? ブタメン焼きそば第3弾は “なつかしくて、おいしくて、たのしい„ 大人世代向けの変わり種!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ブタメン焼そば おとなアレンジ キムチ味フレーク付き

ブタメンとは、おやつカンパニーが展開しているミニサイズのカップラーメンで、現在を遡ること30年以上、1993年(平成5年)に誕生した「ベビースター 当りら~めん ブタメン(とんこつスペシャル)」にルーツを持つロングセラー。食品表示基準上、名称は “即席カップめん„ となっていますが、ほぼ例外なく駄菓子コーナーで人気を博し、他の追随を許さない商品となりました。

第3弾は “ピリッと辛い味変用ふりかけ„ 別添

このページでレビューする「ブタメン焼そば おとなアレンジ キムチ味フレーク付き」は、おやつカンパニーの「ブタメン(とんこつ味)」をレギュラーサイズのカップ焼きそばにメタモルフォーゼさせた変わり種で、かねてより親交が深いエースコックと共同開発。両社は過去にも2度、とんこつ味の「ブタメン焼そば」をリリースしていますが、おとなアレンジの “キムチ味フレーク付き„ は前例がありません。

おやつカンパニーやエースコックの本社にも詳しい資料は残っていないため、細かい発売日までは把握できていませんが、現在を遡ること18年以上、2006年(平成18年)3月に発売されたセブン&アイグループ限定商品「ブタメンBIG とんこつ味」が “例の巨大化計画„ の始まり。その「ブタメンBIG」に関しては、5年ほど前から定期的に再販を繰り返しているため、ご存じの方も多いでしょう。

しかし、初めて湯切りタイプの「ブタメン焼そば」が発売されたのは、2020年(令和2年)9月21日と比較的に最近の話。カップラーメンの「ブタメンBIG」は、その発売当初から一貫してセブン&アイグループの留型として扱われているのに対し、なぜか「ブタメン焼そば」はエースコックのNB(ナショナルブランド)商品だったので、どういうことなのかエースコックに取材してみた結果——

歴代ブタメン焼そば(左から初代・2代目・3代目)

「おそらく契約上の関係か、もしくは戦略上の理由だと思うのですが‥‥」などと曖昧な回答でw その理由までは突き止められなかったのですが、初代「ブタメン焼そば」の発売から1年後、2021年(令和3年)9月27日に2代目「ブタメン焼そば」を市場に投下。それもエースコックのNB商品で、シンプルに定番の「とんこつ味」をモデルにしていました。

それでも引き続きカップラーメンの「ブタメンBIG」はセブン&アイグループの留型で、この記事を書いている本日、2024年4月30日(火)全国のセブン&アイグループ店舗を対象に「ブタメンBIG とんこつ味」185円(税込199.80円)が再販されているのですが、狙ってか偶然か自社のNB商品としてシリーズ初の “キムチ味フレーク„ を別添した3代目「ブタメン焼そば」を市場に投下したエースコック。

パッケージには、半分食べてちょっぴり辛い “お手軽ブタキム風„ におとなアレンジ! との訴求があり、赤字に黄色い縁の配色が「(コンビニ限定)スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」を想起させるカラーリングだったので、それも絡めた商品なのか!? などと複雑に考えていたのですが、あらためて「ブタキムラーメン」のロゴと比較してみると似て非なる別物でした。

めっちゃ似とるけどな

さて、湯切りタイプ第3弾にして初の「おとなアレンジ」を試みた本商品。エースコックのニュースリリースには “お召し上がりの途中で「おとなアレンジ」ができる、ピリッと辛い味変用ふりかけを別添した「なつかしくて、おいしくて、たのしい!」大人世代向けのカップめん„ との記載があるため、おこちゃまが触れるとヤケドしちゃうゼッ☆ くらいのテンションに期待しながらレビューします。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、従来の「麺ほぐし香味油」と「仕上げシーズニング」は据え置きで、このシリーズでは初となる「ふりかけ」を新たに追加した合計3パック。エースコックの公式X(Twitter)アカウントが “半分食べたら、とんこつ味をブタキム風に味変するのがおすすめ„ とポストしていたので、ふりかけは折り返し地点で使うことを想定したフレームワーク。

見覚えあるなー

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は3分と標準的。調理前の佇まいと原材料名の構成は、2代目「ブタメン焼そば とんこつ味」と一致するため、同じ麺を使用しているのかもしれません。ただ、スーパーカップで定番の四角い容器から丸い口径の容器に変わっているので、その意図が少し気になっているのと、それ以上に触れておきたいのはメーカー希望小売価格の設定が地味に高い件。

2024年4月現在の即席カップめん業界におけるメーカー希望小売価格(税別)は、レギュラーサイズだと236円、大盛りサイズだと271円が事実上の標準となっているのですが、今回は大盛りサイズの基準を上回る295円に設定されています。それでいて1食あたりの内容量は、湯切りタイプではレギュラーサイズに該当する105g(めん90g)なので、この価格設定が吉と出るか凶と出るか——。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ブタメン焼そば おとなアレンジ キムチ味フレーク付き
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:105g(めん90g)
商品コード:4901071403966(JAN)
発売日:2024年04月29日(月)
実食日:2024年04月30日(火)
発売地域:全国
小売価格:295円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:寸胴型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:680ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(仕上げシーズニング・麺ほぐし香味油・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、添付調味料(植物油脂、ごま、ポークエキス、乳化油脂、食塩、香味調味料、粉末しょうゆ、砂糖、ポーク調味料、デキストリン、オニオンパウダー、香辛料、香味油、チキンパウダー)、かやく入り添付調味料(味付コーンフレーク、唐辛子、キムチパウダー)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、酸味料、ベニコウジ色素、カロチノイド色素、香辛料抽出物、乳化剤、甘味料(スクラロース)、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

とりあえず温めちゃうよね?

別添の小袋は後入れなので、内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「麺ほぐし香味油」を温めながら‥‥ん? これ温めなくてもいい感じ? 私は職業柄 “オイル系の別添は温める習性がある„ ので、気が付いたら上記の画を撮影していたんですけど、それはさておき気になるのは “※後入れふりかけは辛い味わいにつき、小さなお子様や辛いものが苦手なお客様のご飲食はご注意ください„ という警告文の記載。

The ultimate in simplicity

その「ふりかけ」は “半分食べたら、とんこつ味をブタキム風に味変するのがおすすめ„ とのことなので、お湯を注いでから3分後に湯切りし、別添の「麺ほぐし香味油」を絡めてから「仕上げシーズニング」を絡めた状態が上記の図。ええ、レギュラーサイズなのに295円(税別)のカップ麺とは思えないほど殺伐とした惨状を目の当たりにしているナウなんですけどw

もしかすると “キムチ味フレーク„ の味変効果でブッ飛べるかもしれないので、そのインパクトについてはもちろん、念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「麺ほぐし香味油・仕上げシーズニング」「ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)あたり
カロリー:489kcal
たん白質:9.9g
脂  質:21.4g
炭水化物:64.2g
食塩相当量:5.7g
カルシウム:368mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

2代目と共通か?

3.0

初代「ブタメン焼そば」に搭載されていた油揚げ麺の原材料名は『小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、砂糖』となっていたのに対し、2代目「ブタメン焼そば」の原材料名は『小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ』ということで “砂糖„ が省かれ、通算3代目となる今回は後者と同じフレームワーク。

とはいえ他の商品には使い回していない

本家「ブタメン(とんこつ味)」に使われている麺の原材料名は『小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、砂糖、たんぱく加水分解物、ポークエキス、卵白、ポークエキスパウダー』と複雑なのに対し、エースコックの油揚げ麺は随分とシンプルで、オリジナルの「ブタメン」よりも粘りが強く、もちもちとした弾力が印象的。

そのため再現度の高さはイマイチですけど、たとえば「ブタメン」の細麺をノーアレンジで搭載していた場合、たぶん “とんでもないことになる„ と思うのでw このデフォルメは正解。はたして値段相応のクオリティなのかと聞かれたら、ぶっちゃけ物足りないと即答しますけど、モデルはスナック感が売りの駄菓子ですし、後述するシーズニング&ふりかけとの相性も悪くありませんでした。

麺ほぐし香味油・仕上げシーズニング

ちょっと豚骨感アップした?

4.0

潤滑油の役割を担っている「麺ほぐし香味油」は、無味無臭のオイルではなく、加熱した玉ねぎの芳ばしさを感じる香味油で、はたして “それが「ブタメン」らしいのか„ と聞かれたら返答に困りますけどw あの「ブタメン」を焼そばにアレンジした、その調理感を演出することに一役買っているポイント。

豚骨感に注目

味の決め手となる「仕上げシーズニング」は、スナック的なポークエキスを中心に、やや香味野菜のアクセントを強めに効かせている、エースコックらしいデフォルメが目立った味わいで、しかしながら悪い意味での安っぽさは皆無に等しく、むしろオリジナルよりも本格さに寄ったイメージ。というのは従来品に共通する感想ですが、それと比較して豚骨感がアップしているように感じました。

ふりかけ

注目すべきはコーンフレーク

5.0

公式は “半分食べたら、とんこつ味をブタキム風に味変する„ ことを推奨していたので、仰る通りのタイミングで使用した結果、そこそこ量が多くてビビったのは内緒w しかも、かなりジャンクなオイニーで、スーパーカップ1.5倍の「ブタキムラーメン」とは別物ですが、駄菓子やスナック菓子のシーズニングにありそうなキムチ味が全体を掌握します。ただ、けっして悪い意味ではありません。

ふりかけが集中している部分を食べても辛味は控えめだったので、パッケージに警告文が必要なレベルとは思えなかったんですけど、キムチパウダーと唐辛子の影響で味は激変。それでいて土台との相性は申し分なく、なかでも面白かったのが “味付コーンフレークのサクサク食感„ で、巨大化したブタメンならではの懸念といっても過言ではない、後半の飽きが気になることはありませんでした。

総評

4.0

麺については——まぁ、ふつうだったのでw とりあえず及第点と評価しましたが、1食あたりの内容量を踏まえると、ちょっと割高かな‥‥というのが正直な意見。ただ、キムチ味フレークの味変効果は凄まじく、コーンフレークのサクサク食感が想像以上にイケてたので、及第点に星ひとつプラスしました。

なによりもコストパフォーマンスを重視しているのであれば、他にも選択肢は(いくつでも)ありますけど、エンタメ系の商品としてはイイ線いってたので、そっち系が好きなら試してみても損はないと思います【author・taka :a(大石敬之)】

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