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炎下無双モードに突入!? 民よ、ヨロコベ【暴君ハバネロ】のカップ麺「ウマ辛焼そば」全国のローソン店舗に再降臨!!

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年11月16日(火)新発売、サンヨー食品のカップ麺「暴君ハバネロ ウマ辛焼そば」の実食レビューです。

東ハトきっての破天荒ブランド「暴君ハバネロ」の味わいをイメージしたカップ焼きそば “ローソン限定” で再登場!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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暴君ハバネロ ウマ辛焼そば

暴君ハバネロ(ぼうくんはばねろ)とは、かつて唐辛子の中で “世界一の辛さ” といわれた激辛トウガラシ・ハバネロの「辛さ」とチキンやガーリック、ポテトの「ウマさ」を特徴とする刺激的なウマ辛ポテトリングスナックで、東ハト(Tohato)を代表する人気商品の一つ。2003年(平成15年)11月17日に発売して以来、やみつきになるウマ辛さで多くのユーザーの心を捉え、確固たる地位を築きました。

ノーアナウンスでローソンに現れたカップ焼きそば

今回の新商品「暴君ハバネロ ウマ辛焼そば」は、コンビニの中でもローソン店舗にしか売ってない、PB(プライベートブランド)のカップ焼きそばで、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と東ハトが共同開発。ちょうど「暴君ハバネロ」が発売18周年を迎えた本日、この記念すべき日に向けて企画された商品であると推察できるのですが、実は初のコラボレーションではありません。

現在を遡ること2017年(平成29年)12月5日、当時もローソン限定商品として、サンヨー食品と東ハトがタッグを組んだ「帰ってきた暴君ハバネロ ウマ辛焼そば」というカップ焼きそばを発売していた経緯があり、それと同日「帰ってきた暴君ハバネロ ウマ辛ラーメン」という縦型ビッグのカップラーメンも市場に投下。

さらに長野県飯田市の旭松食品とコラボした「帰ってきた暴君ハバネロ ウマ辛スープ春雨」も展開し、TwitterなどのSNSをはじめ、ネット上でも話題になっていたのは記憶に新しいところ。2017年12月発売品の商品名には “帰ってきた” とありますが、当時の「暴君ハバネロ」が “2003年誕生当時のウマ辛さ” をアピールしていたので、それを忠実に再現したネーミングでした。

盛りっ盛りの85gはコンビニ限定サイズ

その続編となる2021年11月発売の「暴君ハバネロ ウマ辛焼そば(二代目)」には “炎下無双” とあるように、これも2021年2月15日に実施された「暴君ハバネロ」のリニューアル以降、オリジナルのパッケージにも掲げているキャッチフレーズで、従来の「暴君ハバネロ」よりもガーリックパウダーを増量し、ウマ辛さをブラッシュアップ。

数ヶ月前、原材料費の高騰とコロナ禍による商品の安定供給が難しくなったことを背景に、2021年8月31日をもって「暴君ハバネロ」が終売(生産終了)するとの情報が流れ、一部では話題になっていたようですが、調べてみると完全にガセネタでソースも無し。本家のスナック菓子はもちろん、今回のカップ麺を含むコラボ企画も定期的に実施されているように、まだまだ東ハトの暴君は現役です。

さて、話を「暴君ハバネロ ウマ辛焼そば」に戻しましょう。パッケージには小さく “本製品は「暴君ハバネロ」の味わいをイメージしたカップめんです。” という有り勝ちな免責事項が記載されていたので、スナック菓子の「暴君ハバネロ」は入っていないようですが、別売りの「暴君ハバネロ」を砕いてまぶすとさらに絶叫じゃ! と、パッケージで “ちょい足し” アレンジを提案。

ちょい足しアレンジの提案は2017年12月発売品と同じ

公式のアナウンスがなかったので、ローソンの店舗に行くまで商品の存在を知らなかったのですが、2021年11月17日現在、二代目「ウマ辛ラーメン」や「ウマ辛スープ春雨」はリリースされていない様子。ちなみに「暴君ハバネロ ウマ辛焼そば」と「暴君ハバネロ(85g)」を一緒に購入すると、1セットごとにボーナスポイントが貰えるキャンペーンを実施していたので、まんまと乗せられてきましたw

開封

まずは4つの小袋を取り出す

今回のカップ麺に別添されている小袋は「調味油」「特製粉末ソース」「あとのせかやく」「特製スパイス」の4種類で、いずれも食べる直前に加える後入れ仕様。小袋はスナック菓子の「暴君ハバネロ」を彷彿とさせるデザインではないのですが、パッケージの外装フィルムには “辛味成分が強いので、小さなお子様や辛みの苦手な方の喫食には十分ご注意ください” と、激辛カップ麺で定番の警告文を表示。

おそらく「暴君ハバネロ」専用の油揚げ麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分と標準的な設定ですが、調理前から赤い見た目は特別な演出。油揚げ麺に唐辛子を練り込む技法は、怒らせると怖い即席カップめん業界の重鎮・日清食品が誇る「とんがらし麺」の専売特許なので、その領域を無謀にも侵しているわけではないけれど、サンヨー食品が展開する他の商品にはない個性を表現しています。

ローソン標準価格は230円(税込248円)だったので、販路を限定したレギュラーサイズのPBカップ麺にしては値段が高めかな‥‥と、そのようなことを思いつつ、麺は専用と思われる赤い色の油揚げ麺ですし、4種類の小袋を別添している構成にも値段相応の気合を感じるところ。これで味の再現度が高ければ、頭ごなしにコストパフォーマンスが低いとはいえません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:暴君ハバネロ ウマ辛焼そば
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)
内容量:119g(めん100g)
商品コード:4901734044635(JAN)
発売日:2021年11月16日(火)
実食日:2021年11月17日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:230円(税込)
希望小売価格:248円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:610ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:4袋(調味油・特製粉末ソース・あとのせかやく・特製スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、ソース(植物油脂、チキンエキス、糖類、香辛料、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス、たまねぎ調味料、発酵調味料、香味油、香味野菜粉末)、かやく(フライドオニオン)/ 調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、かんすい、パプリカ色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、微粒二酸化ケイ素、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

この時点で香りの完成度は高い

別添の小袋は “すべて後入れ” なので、4つの小袋を取り出した後、内側の線まで熱湯を注ぎ、待つこと3分。時間になったら湯切りして、まずは添付調味料を馴染ませるのですが、かるく麺を持ち上げて余分な水分を飛ばした後 “「調味油」を馴染ませてから「特製粉末ソース」の順に” よく混ぜ合わせるのが作り方のポイント。

シンプルだけどインパクトはバッチリ

調味油と特製粉末ソースが完全に馴染んだことを確認したら、最後に「あとのせかやく」と「特製スパイス」をトッピングすれば出来上がり。2017年12月発売品とは異なる仕様となっているのですが、赤い見た目はインパクトが強く、けっこう香りの再現度も高いので、調理後の印象は悪くありません。

ちなみに製造所は太平食品工業株式会社の関西工場となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、どちらも “サッポロ一番” という認識で問題ありません。それでは、引き続き再現度の高さと辛さレベルに注目しながら「めん」「ソース」「かやく・特製スパイス」の特徴を解説し、暴君ハバネロちょい足しアレンジも試してみます。

栄養成分表示:1食(119g)あたり
カロリー:586kcal
たん白質:12.2g
脂  質:29.8g
炭水化物:67.3g
食塩相当量:4.6g
ビタミンB1:1.46mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:214mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「一平ちゃん夜店の焼そば」っぽいタイプ

5.0

けっこう縮れの強い細めの油揚げ麺なので、イメージとしては「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」に使われている細麺に近く、食感も風味もスナック的。そのため途中から明星食品の油揚げ麺を食べているような錯覚に陥ったんですけどw それはさておき後述する添付調味料やスパイスとの相性はよく、ジャンクさのシナジー効果を感じる組み合わせ。

商品のイメージ的にもピッタリ

これぞインスタントな油揚げ麺なので、高級感のあるタイプではないけれど、まったく問題ありません。たとえばノンフライ麺ないしノンフライ麺に見紛うような油揚げ麺を合わせていた場合、その本格さが浮いてしまうことは明白。今回はスナック菓子の「暴君ハバネロ」が味のモデルになっているため、軽めのスナック感が功を奏し、きちんと違和感なくハマッています。

念のため自分で書き留めた約4年前(2017年12月発売品)の感想を読み返してみたところ「一平ちゃん夜店の焼そば」に使われている油揚げ麺っぽい雰囲気-・という当時の感想と一致したのですが、約4年前の油揚げ麺には使っていた “たん白加水分解物” を省いているため、まったく同じ麺ではありません。ただ、ほぼほぼ体感的には同じような麺だったので、いい取り合わせだと感じました。

ソース

味の再現度は高い

5.0

最初に馴染ませる「調味油」は “けっこう動物系の色が強い香味油” で、スナック菓子の「暴君ハバネロ」に使われているチキンパウダーの旨味とは違うベクトルではあるものの、単なる潤滑油ではありません。さらに “漠然と普遍的なスナック菓子を彷彿とさせるジャンクな風味” も仕込んであったので、それも再現度の高さに寄与してくれていたポイント。

本家より美味しいかもしれないw

続けて加える「特製粉末ソース」には、ガーリックパウダーや唐辛子を中心とする香辛料のほかに “ポテトの旨味” も仕込んであったので、これが「暴君ハバネロ」の主な原料となっている乾燥ポテトを再現。もちろんカップ焼きそば用にデフォルメされている部分はありますけど、かなり味の雰囲気は近く、味だけでいえば「暴君ハバネロ」よりも深みがあったので、本家よりも美味しいと感じたくらい。

ただ、この時点での辛さレベルは一般的にみても中辛程度。商品の外装フィルムには “辛味成分が強いので、小さなお子様や辛みの苦手な方の喫食には十分ご注意ください” という注意事項を表示していましやが、騒ぐほどの辛さではありません。しかし、別添の特製スパイスを加えると——。

かやく・特製スパイス

辛さレベルは “ふつうに辛口” ※でも苦手な方は気を付けて

5.0

2017年12月発売品の具材には、ジャンクな風味の鶏・豚味付肉そぼろをはじめ、キャベツや赤ピーマンを採用していたのですが、2021年11月発売品ではフライドオニオン(あとのせかやく)のみとシンプルに方向転換。そのため食べ応えのある内容とはいえないけれど、邪魔になる要素もなく、意識して食べると特有の芳ばしさが楽しくて、サクサクとした軽い食感もアクセントに効果的。

最終的な辛さはオリジナルより強い

最後に加える「特製スパイス」は、赤唐辛子の粉末を主な原料とする香辛料で、唐辛子の品種までは明記されていませんが、単体で味わってみるとハバネロ特有のコクが伝わってきます。辛さ的にハバネロ100%のパウダーではないかと思いますが、熱による追い風も相俟って、最終的な辛さレベルはオリジナルの「暴君ハバネロ」よりも辛いと感じました。

2003年発売の初代「暴君ハバネロ」ほどではないけれど、ある日を境に辛さレベルが落ち、現在も極端に辛いスナック菓子ではなくなってしまったので、このくらいが妥当な辛さなのかもしれません

総評

5.0

2017年12月発売品から数えて2回目となる「暴君ハバネロ ウマ辛焼そば」なので、今回が初の試みではないのですが、約4年前とは異なる仕様に生まれ変わった2021年11月発売品。大きな変更点としては具材を一新し、特製スパイスを追加することで、より再現度の高い商品にブラッシュアップされたと感じました。

「暴君ハバネロ」をトッピングしてみたの図

そして、パッケージのアドバイス通り「暴君ハバネロ」を適度に砕いてトッピングしてみたところ、カップ麺との相性は申し分ありません。目が覚めるようなザクザクとした歯応えも然る事乍ら、全体のジャンクさと辛さレベルと背徳感もアップするのでw ぜひアレンジも試してみてください。ややカップ麺としては高めの商品になりますが、その価値は充分あると思います【author・taka :a(大石敬之)】

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