記事内に広告が含まれています

ベビースターラーメン「うましお味」をカップめん化!? “追いベビースター” で味変したら世界が変わった件

スポンサーリンク
エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年6月13日(月)新発売、エースコックのカップ麺「ベビースターラーメン カップめん うましお味」の実食レビューです。

追いベビースターちょい足しアレンジ必至!? おやつカンパニー×エースコック共同開発「ベビースターラーメン」の人気フレーバーをカップラーメンで再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

ベビースターラーメン カップめん うましお味

ベビースターラーメンとは、株式会社おやつカンパニー(旧・松田産業有限会社)を代表するスナック菓子のロングセラーで、1959年(昭和34年)に発売されたラーメンスナック「ベビーラーメン」の後身。企業間コラボにも積極的に取り組みながら、現在は「ドデカイラーメン」に「ラーメン丸」「ラーメンおつまみ」「ご当地ベビースター」など、バリエーションに富んだ商品を数多く展開しています。

※スナック菓子の「ベビースターラーメン」は別売です。

今回の新商品「ベビースターラーメン カップめん うましお味」は、おやつカンパニーが誇る人気商品「ベビースターラーメン うましお味」をイメージしたオープン価格のカップラーメンで、大阪府吹田市に本社を置くエースコックと共同開発。さらに「ベビースターラーメン ミニ」を途中で入れる “追いベビースターで味変” を訴求し、さらなるシナジー効果を狙ってきました。

カップ麺を実食する前に、大手が発信していた誤報について触れておきます。というのも某新聞社のWEBニュースでは「ベビースターラーメン カップめん うましお味」について “エースコックとのコラボ第2弾” や “ベビースターラーメンとエースコックのコラボは今回が2度目” などと紹介されていたですが、なんのこれしきベビースターラーメン×エースコックのコラボは2度目ではありません。

おやつカンパニーがエースコックの「わかめラーメン ごま・しょうゆ味」や「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」「同 大盛りいか焼そば」「ワンタンメン(袋)」の味わいを「ベビースタードデカイラーメン(焼そば)」で再現していたり、おやつカンパニーの「ブタメン」を巨大化させた「ブタメンBIG」や「ブタメン焼そば」をエースコックが製造・販売していたり、以前から仲睦まじい両社。

エースコック×ベビースターラーメンの歴代商品

ベビースターラーメンとのコラボ商品といえば、イメージキャラクターを務める “ホシオくん” 就任前、図らずも約2ヶ月後に “ベイちゃん・ビーちゃん” が引退宣言することになる2016年(平成28年)10月10日、エースコックが製造する “ベイちゃん” パッケージの「ベビースターラーメンBIG チキン味」をセブン&アイが新発売。※2018年(平成30年)3月19日に “ホシオくん” 版も登場。

それから2021年8月2日までブランクが発生するのですが、今度は販売店を限定しないNB(ナショナルブランド)商品として、オープン価格の「ベビースターラーメン カップめん チキン味 / ピリ辛チキン味」を市場に投下。

スーパーカップ1.5倍ともコラボレーション

さらに直近だと、2022年5月2日に大盛りバケツ型の「スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味」をリリースしていたのは、まだ記憶に新しいところ——。というか、まだコンビニやドラッグストアとかで見かけますよね(2022年6月現在)。

しかし、過去にエースコックが「ベビースターラーメン うましお味」をカップラーメンで再現した前例はないため、それについては初めての試み。ほぼパッケージの雰囲気は完コピしているため、自ずと期待も高まるところ。

ホシオくんのポーズも完全に一致

ちなみに「ベビースターラーメン うましお味」が初めて発売されたのは、現在を遡ること30年以上、1992年(平成4年)3月の話。そのため長年にわたり支持しているユーザーも多く、数あるベビースターラーメンの中でも不動の人気を誇るフレーバーで、現時点での最終リニューアルで “鯛の旨み” が加わりました。さて、それをエースコックは再現できているのかどうか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

見覚えのある構図だな‥‥

今回のカップ麺に小袋は別添されておらず、ちょい足しアレンジの “追いベビースター” を推奨しながら「ベビースターラーメン」は別売なので、試したければ自分で用意しなければいけません。オープン価格の安売り用なので、仕方ないところはありますけど、かやくの構成も2021年8月発売の「ベビースターラーメン カップめん チキン味」から変わっておらず、若干の手抜き工事感。

どれが本物の「ベビースターラーメン うましお味」でしょう?

麺は油で揚げたフライ麺で、調理前の重量は50gと少なめですが、親子で楽しめるサイズ感はポジティブに評価すべきポイント。ちなみに上記の画像には、1本だけ本物の「ベビースターラーメン うましお味」を紛れ込ませています。わかりますかねw 調理前の状態で比較すると、ほんのすこしカップ麺のほうが細身。

ちなみに余談ですが、エースコックの公式ウェブサイトに「ベビースターラーメン カップめん うましお味」の商品情報が掲載されていなかったので、関係者に理由を尋ねてみたところ “システム障害によりアップできていなかった” との回答でした。※即座に対応していただき、商品情報は公開されています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ベビースターラーメン カップめん うましお味
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:55g(めん50g)
商品コード:4901071247706(JAN)
発売日:2022年06月13日(月)
実食日:2022年06月15日(水)
発売地域:全国
希望小売価格:オープンプライス
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:290ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、チキンエキス、しょうゆ、植物性たん白)、スープ(食塩、でん粉、デキストリン、ホタテエキス、たん白加水分解物、砂糖、チキンエキス、粉末しょうゆ、魚醤、香味調味料、植物油脂、ポーク調味料)、かやく(卵、魚肉練り製品、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、微粒二酸化ケイ素、増粘剤(グァーガム)、カロチノイド色素、甘味料(カンゾウ、スクラロース)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

2021年8月2日発売品のアルビノ?

さて、お湯を注いでから3分後、たしかに「うましお味」っぽい(?)魚介の香りが漂ってくるのですが、それ以上にエースコック特有の油揚げ麺臭が強く、ちょっと不安な展開。せっかくなので “追いベビースター” も試す予定なんですけど、これ‥‥どっちを入れるべきなんですかね?w

Chicken or Umashio?

順当に考えると「うましお味」をトッピングするのが正解に思えるのですが、パッケージには「チキン味」のイメージ写真と “味変” を訴求しているため、追いベビースターにはチキン味を使うのが正解‥‥なのか? 悩ましいなw

というわけで、両方とも試してみましょうか。ひとまずアレンジなしの状態で「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定した後、追いベビースターの感想を綴ります。

栄養成分表示:1食(55g)あたり
カロリー:223kcal
たん白質:6.7g
脂  質:7.0g
炭水化物:33.3g
食塩相当量:4.8g
(めん・かやく:1.5g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:174mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:223kcal(めん・かやく:204kcal)(スープ:19kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ふつうの油揚げ麺‥‥ですw

3.0

「ベビースターラーメン」は、少量ずつポリポリつまめるスナック菓子なので、それを熱湯必至の「即席カップめん」で再現する場合、麺を個包装にして別添(後入れ)するしかないのですが、そういった工夫は凝らされていません。ベビースターラーメンも細く切り出した麺を蒸熱し、フレーバーを染み込ませた後、油で揚げる工程を挟みますが、そもそも香りの質が異なります。

取り立てて低品質ではないけど高品質でもない

チキンエキスと醤油で下味を施し、スープとの一体感を高めているのですが、エースコックらしい油揚げ麺の風味(「スーパーカップ1.5倍」「飲み干す一杯」「まる旨」などに通じるニオイ)が強く、これが苦手‥‥という人も多い様子。なんというか、絵に描いたようにエースコックらしい油揚げ麺ですねw

もちろんエースコックらしい油揚げ麺=個性ですし、そもそもメーカー希望小売価格が設定されていない安売り用の商品なので、その立ち位置を思えば悪くありません。お湯を注いでから3分後、しなやかな質感が塩ラーメンっぽくて、廉価版の商品に使われる油揚げ麺としては充分に及第点だと感じました。

スープ

再現度は低い(塩分濃度は高い)

3.0

本家の「うましお味」は味付けに鯛エキスを使っているのですが、それを再現している「カップめん」に鯛エキスは入っておらず、魚介はホタテの旨味が中心。ただ、ベイちゃん時代の「ベビースターラーメン うましお味」はホタテが印象的だったので、ちょっと懐かしさを感じる側面も——。とはいえ今回はホシオくん時代の「うましお味」がテーマになっているため、味の再現度は遠からずも近からず。

魚介はホタテの旨味が中心と書きましたが、エビ・カニを彷彿とさせる甲殻類の芳ばしさが強く、しかしながらアレルゲン情報にエビ・カニは含まれません。ホタテエキスに干し貝柱を使っているのかも? ひとまず貝の旨味や魚醤のアクセントに、けっこう強めの塩気など、何味かと聞かれたら漠然と “海鮮しお味” で、単純に味としては悪くありませんでした(ちょっと後半にかけて塩っぱかったけど)。

具材

オープンプライス製品の実売価格を思えば

3.0

前述のように「ベビースターラーメン カップめん チキン味」と完全に同じ内容なので、スープに合わせて構成を見直すとか、もう一捻りしてほしかった思いもあるけれど、おそらくスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアでの販売価格は100円前後。かまぼこ、たまご、ネギの3色で彩りはよかったので、見た目に華やかな雰囲気が楽しめただけでも御の字とすべきかもしれません。

総評

3.0

たしかに「うましお味」ではあるけれど、ベビースターラーメンの「うましお味」じゃないよね? というのが最終的に残った印象で、正直なところ再現度は高くありません。しかし、オープン価格の廉価版という立ち位置に加え、コラボ初の「うましお味」かつ “ホシオくん” のパッケージなど、話のネタに食べるのであれば、充分に元は取れると思います。

追いベビースター(チキン味)

さて、最後に “追いベビースターで味変” の感想をば。まず「チキン味」を試してみたところ、日清食品のチキンラーメンよろしくチキンの旨味と芳ばしいローストしょうゆ味が広がって、サクサクとした食感のアクセントも面白く、トッピングする前よりも断然うまいw

追いベビースター(うましお味)

次に「うましお味」をトッピングしてみたところ、カップ麺だけでは欠けていたパーツが補完され、より本家の味に近付きます。なんか当たり前のこと書いてますけどw 結論として「追いベビースター」は “あり” なので、入れ過ぎに注意しつつ、好きなベビースターラーメンをマリアージュさせてみてください。たぶん、新作の「めんたい味」とか「ソース味」も合いますよ。【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました