「セブンプレミアム ほうれん草たくさんミルク仕立て塩ラーメン」1日分の鉄分とカルシウム!

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年1月29日(火)新発売(2020年1月28日再販売)のカップ麺、「セブンプレミアム ほうれん草たくさん ミルク仕立て塩ラーメン」の実食レビューです。

1日分の鉄分とカルシウムを配合! 不足しがちな栄養素に着目したカップ麺がリリースされました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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セブンプレミアム ほうれん草たくさん ミルク仕立て塩ラーメン

一部店舗では取り扱いがないようですが、今回のカップ麺はセブンイレブン店舗のみで販売されているコンビニ限定商品になります。「セブンイレブン」の公式ウェブサイトには掲載されていませんが、セブンプレミアムの公式コミュニティサイト「セブンプレミアム向上委員会」には製品情報がありました。(※2019年1月29日午後:セブンイレブンの公式ウェブサイトにも掲載されました)

この商品はセブン&アイグループとサンヨー食品(サッポロ一番)との共同開発商品で、セブンプレミアム向上委員会及びセブンイレブンの公式ウェブサイトに掲載されているイメージ写真では別添の小袋が現品と違って「仕上げの小袋」になっているのですが、たとえば事前にパッケージだけ試作品をモデルに撮影していたとか、また撮影用のダミーとかがあるのかもしれません。

販売者のサンヨー食品に問い合わせてみたところ、発売地域は全国のセブンイレブン限定。製品スタイルはビッグサイズではなく、セブンイレブンで定番のタテ型レギュラーサイズと同じ大きさのカップ麺になるのですが、栄養素等表示基準値に基づく1日分の鉄分とカルシウムが入っているそうです。

原材料には「炭酸カルシウム」や「ピロリン酸第二鉄」が含まれているので、すべてホウレン草とミルク由来の鉄分とカルシウムではないのですが、なんとカルシウムの量はカップ麺としては異例の数値となる731mgで、鉄も7.4mgという‥もはや軽く磁石が引っ付きそうな勢いです。(※引っ付きません)

ちなみにカップ麺の販売者はサッポロ一番こと「サンヨー食品」、カップ麺の製造所は「太平食品工業」の本社工場となっているのですが、太平食品工業はサンヨー食品のグループ会社です。そして最近になって知ったんですけど、全国に3つあるサンヨー食品の自社工場は “すべて太平食品工業の工場” なんですね。

サンヨー食品の自社工場それぞれの所在地は、A=本社工場(群馬県)、W=関西工場、F=九州工場の三箇所で、千葉県にあるカナヤ食品の千葉旭工場(Z)は協力工場になるのですが、 “太平食品工業はサンヨー食品の製品開発部” を意味しているそうです。(※各アルファベットは製造所固有記号)

これまで本社工場だけ太平食品工業とは別だと思っていたんですけど、一緒だったんですね。ハイ、というわけでカップ麺を開封しましょう。基本的にセブンプレミアムのPBカップ麺は大きく外さないと思っているのですが、ほうれん草たくさんにミルク仕立てということで、ほんと間違いなさそうな組み合わせにワクワクしています。

開封

まずフタを開ける前に別添の「調味油」を取らなければいけないんですけど、なんだかコッチのほうがダミー(試作品)っぽいというか‥w かなり簡素な見た目なので、ほんとオマケみたいな雰囲気です。しかしながら中身の量は多めに入っているため、こいつがガツンと味の決め手になってくれるのかもしれません。

で、これですよ‥‥まぁ小袋の頑固なこと。このフタと小袋を繋ぎ止めている異様に強力な接着剤もサンヨー食品の特徴になるのですが、とにかく強力で。以前に呆気なく取れた時は拍子抜けしたりもしたんですけど、個体差とかあるのでしょうか。ちょっと小袋を取るのに必要な力加減も意識してみてください(笑)。

いざフタを開封すると、そこに広がるのは生い茂る緑‥‥ほうれん草畑か。にしても “ほうれん草たくさん” というタイトル通り、嘘偽りありません。もはや完全に麺が見えない状況になっているのですが、けっこうコーンもイイ感じに入っていますし、コーンの黄に赤ピーマンの赤で赤・黄・緑と彩りも良く、現段階ちょっと「サッポロ一番 しおラーメン」っぽい香りです。

製品情報・購入価格

製品名:セブンプレミアム ほうれん草たくさん ミルク仕立て塩ラーメン
販売者:サンヨー食品(株)
製造所:太平食品工業(株)本社工場
内容量:68g(めん50g)
発売日:2019年01月29日(火)
実食日:2019年01月29日(火)
JANコード:4901734036814
店頭表示価格:128円(税別)

発売地域:全国(セブン-イレブン限定)
購入価格:138円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:300ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん〔小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵〕、スープ(食塩、糖類、クリーミングパウダー、植物油脂、チキンエキス、香辛料、乳等を主要原料とする食品、デキストリン、鶏脂、たん白加水分解物、酵母エキス、全粉乳、香味食用油)、かやく(ほうれん草、コーン、ピーマン)/ 炭酸カルシウム、調味料(アミノ酸等)、かんすい、ピロリン酸第二鉄、増粘剤(キサンタン)、香料、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・鶏肉を含む)
【本品に含まれているアレルギー物質】卵・乳成分・小麦・大豆・鶏肉
(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)

実食開始

生い茂るほうれん草の見た目も然る事乍ら、けっこう香りも強く、もはや青臭いw もっとこう、ファーストインプレッションはバター系というか、もしくはミルク仕立てということで脱脂粉乳が強めにガツンと攻めてくるのかと想像していたんですけど、後にも先にもほうれん草。容器がレギュラーサイズということを差し引いても、だいぶ思い切った量です。

さて、あとは調味油を入れたら完成なんですけど、調理方法には “――3分後、調味油を入れて、スープがとけ残らないようによくかき混ぜて召し上がりください” と書いてあるので、調味油を入れてから混ぜたほうがいいようですね。ほぼ調味油の色は無色透明で、ほんのりバターっぽい香りが漂ってきました。

あくまでバターっぽい香りであってバターの香りではないのですが(笑)、ほうれん草のバター炒めじゃないけれど、かなり香りのマッチングは高いですね。それでは、実際に食べてみましょう。ミルク仕立ての塩スープにも注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、最後の「総評」で総合力を判定します。

ちなみに7.4mgの鉄分をほうれん草だけで補うなら約2束弱、731mgのカルシウムを牛乳だけで補うなら約700ml弱摂取しなければいけません。というのは単純計算ですが、すくなくとも鉄・カルシウムともにカップ麺としては異例の高さです(※でも食塩相当量は一丁前なので注意してください)。

1食(68g)当たり

カロリー:309kcal
たん白質:6.2g
脂  質:14.6g
炭水化物:39.8g
(糖  質:37.3g)
(食物繊維:2.0g)
食塩相当量:4.3g
(めん・かやく:1.5g)
(スープ:2.8g)
ビタミンB1:0.52mg
ビタミンB2:0.55mg
カルシウム:731mg
  鉄  :7.4mg

めん

スープが良く絡むちちれ麺

(出典:セブンプレミアム向上委員会「商品・口コミ」)

何の変哲も無い油揚げ麺

“ちちれ麺” ちょっと可愛いですねw と、それはさておき2018年8月28日に発売されたセブンプレミアムのカップ麺「わかめたくさん あさりだし塩ラーメン」には、驚くことに「和ラー」シリーズの秀逸な麺が採用されていたんですけど、今回は白っぽい見た目の縮れた油揚げ麺で、口当たりのいい丸刃の細麺ではあるものの、これといって特別な麺ではありません。

ただ、かなり自己主張が弱く、最初ちょっと油揚げ麺特有の風味が気になったりもしたのですが、それも徐々に馴染んできて、むしろ油揚げ麺の甘味が程よくインスタント感を演出している、優しいスープに対して野暮ではない適切な存在感が好印象に思えました。なんというか、食べていて漠然と安心できるタイプですね。

麺の加水率は低めで歯切れがよく、しかしながらコシもなければ高級感もない(笑)、かなり安っぽくて優しい麺なんですけど、頼りないじゃなくて「優しい」というニュアンスが適切な雰囲気です。麺量は50gと少ないので、食べ盛りの方や成人男性の方には物足りないかもしれませんが、個人的に印象は悪くありませんでした。

スープ

チキンのうまみにガーリックやオニオンの香味野菜とミルクの風味を合わせ、クリーミーな味わいに仕上げたスープは、ほうれん草と相性抜群です。

(出典:セブンプレミアム向上委員会「商品・口コミ」)

いやむしろ「ほうれん草味」ですねw

スープのテーマはミルク仕立てですが、脱脂粉乳をガンガンに効かせたようなスープではありません。ミルク仕立ての主成分はクリーミングパウダー、さらに乳等を主要原料とする食品を重ねているので、人工的っちゃあ人工的なんですけど、だだ甘いとかミルク臭いとか、そんなこともなく食べやすいですし、ほんのり調味油によるバターの風味があって、後半じわじわ美味しい系。

ただ、全粉乳も使用されてはいるものの、あくまでも下支えに過ぎなかったので、逆にミルク感を強く求めていたら物足りないかもしれません。しかし、チキンベースに適度なガーリックを効かせた洋風スープはマイルドな味わいで、なおかつスープ自体はサラッとしており、キュッ‥と塩気が後味を引き締めている、重くも軽くもない優等生でした。では終われない、それ以上にほうれん草w

もはやスープ自体ほうれん草カラーに染まっているように、ベースは洋風でサラッとしながらも乳化感のあるスープなんですけど、体感的には圧倒的にほうれん草の香りが強く、なんこう漠然と鉄分w たぶんベースのスープ単体だと記憶に残らず当たり障りなく美味しいイメージで終わっていたと思うのですが、ほうれん草のインパクトでハッキリと記憶に残りました。

かやく

ほうれん草、コーン、赤ピーマンの組合わせで彩りも鮮やかな一杯です。

(出典:セブンプレミアム向上委員会「商品・口コミ」)

たぶんポパイ用に開発されたカップ麺(違)

ほうれん草の威力についてはスープの項目で触れてしまったのですが、ほうれん草がここまで幅を利かせているカップ麺を食べたのは初めてかもしれません。あくまで風味は乾燥かやくの枠を出ませんが、けっこう青臭いですよw その中に光るコーンと赤ピーマンの甘味も気分転換に効果的だったんですけど、完全に本日の主役はほうれん草。素晴らしいです。

ちなみに肉や魚などに含まれている鉄分をヘム鉄といい、ほうれん草などの野菜に含まれている鉄分を非ヘム鉄というのですが、非ヘム鉄から吸収できる鉄分の吸収率は1~6%と低く、そのまま食べてもほとんど吸収されないので、酵素やビタミンCを含む食べ物を一緒に食べる必要があります。で、実は野菜の中で2番目にビタミンCの含有量が多いとされる野菜は赤ピーマン、というのをご存知でしょうか。

とはいえカップ麺の赤ピーマンでは量も高が知れているので、赤ピーマンや黄ピーマンなどのカラフルなパプリカ、菜の花、ブロッコリー、白菜、カリフラワーなど、ビタミンCを豊富に含んだ野菜を使ったサラダをカップ麺のサイドディッシュに合わせたら、より健康に配慮できていいですね。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

どうしてもセブンプレミアムのカップ麺は、その基礎クオリティの高さに比例してハードルも高くなってしまうので、もうちょっと麺にもこだわってほしかったのと、具材にベーコンが入ってたらなぁ‥というのは個人的な願望ですがw ほうれん草は素晴らしかったですね、ほんとうに。

スープに及ぼす影響力も強く、もはや「ほうれん草味」と言っても過言ではない存在感は印象に残ること間違いなし。その明白な青い風味から、もうちょっと思い切ってスープのミルク感を強めてもよかったかなと思ったんですけど、軽過ぎず重過ぎず気が付いたらスープついつい飲んじゃうタイプでした。

実際にベーコンを炒めてトッピングするのは面倒かもしれませんが、シンプルに追いバターとか粉チーズちょい足し、ぜったい美味しいですよ。あと、セブンイレブンでコーヒーを買って、ついでにコーヒフレッシュを貰い、それをカップ麺に入れてミルク感を強め、味のバランスを整えるために黒胡椒でアレンジとか、けっこう美味しいかも。

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