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「セブンプレミアム きつねうどん 100g」格安95円のきつねうどん、その実力とは‥

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、セブン&アイグループ限定のカップ麺、セブンプレミアム「きつねうどん 100g」の実食レビューです。

税込価格一律95円の格安プライス! セブン&アイのプライベートブランド(PB)セブンプレミアムの「きつねうどん」は、おいしい? まずい? 値段以上のコスパを見せてくれるのでしょうか‥

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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セブンプレミアム きつねうどん 100g

税込価格95円(本体価格88円)という格安カップ麺ですが、コンビニ(セブンイレブン)での取り扱いはありません。セブン&アイグループのスーパーマーケット店舗(一部を除く)のみ対象となっているようです。つまり、イトーヨーカドー、ヨークベニマル(東北)、ヨークマート(首都圏)などですね。



ダイイチ(北海道)や天満屋ストア(岡山・広島)にもあるのかな? 私は行動圏内にイトーヨーカドーなどの系列店舗がないので、イトーヨーカドーのネット通販サイト「オムニ7」で取り寄せました。配送料・手数料等が別途必要になるのですが、もちろん本体価格は88円、税込95円で購入できます。

2018年12月現在のランキングでは、「めん類・パスタ」のカテゴリーで24時間売上順・1週間売上順ともに9位、4週間売上順10位と上位に食い込んでいるのですが、サイトに投稿されている評判・口コミなどをチェックしてみると “コスパ最高” や “何度もリピートしています!” など、おおむね高評価でポジティブな意見が多い反面‥

どうも西日本サイドからの意見が厳しく、値段を思えば “まぁまぁ” というコメントから “もっと味の面で企業努力して” という手厳しい指摘もあり、東日本に住んでいる方と西日本に住んでいる方の意見が極端に分かれているケースも見られました。わ、わたし西日本在住なんですけど‥w

ちなみに栄養成分表示が標準栄養成分表(ナトリウム表記)から変わっておらず、セブンプレミアムの公式コミュニティサイト「セブンプレミアム向上委員会」に掲載されている発売年月日も2017年10月30日となっているので、1年以上はリニューアルされていないようですね。



販売ルートはセブン&アイグループのスーパーマーケット限定と書きましたが、「赤いきつねうどん」を製造しているマルちゃんこと東洋水産とセブン&アイグループの共同開発商品なので、赤いきつねとの違いに注目しながらレビューします。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。ちなみにタテ型カップの72gもあるのですが、そちらは東日本のセブンイレブン限定です。

開封

別添の小袋は「粉末スープ」1袋のみで、かやく類は事前に入っています。小袋には、思いっきり “東洋水産株式会社” の文字と “マルちゃんスマイル” がプリントされていますね。大きめの油揚げとオニオン揚玉&あおさ揚玉は目立っているのですが、かまぼこは見えないので、たぶん麺の下にでも入っているのでしょう。



コンビニ限定の赤いきつねに入っている二枚入りの油揚げ(サイズは小さい)ではなく、赤いきつねと同等のサイズに見える大きな油揚げ。こういうのって最初は大きくて期待できるけど、実際に調理してみたらパサパサ‥という場合もあるので、サイズが大きいからと油断できません。かまぼこは油揚げと麺の間にもなかったので、お湯を注いでから撮影の前に探し出して救出します。

ちなみに製造所固有記号は「M74」(千葉県長生郡)となっているので、おそらく東洋水産のグループ会社「酒悦 房総工場」(千葉県長生郡長南町美原台)を指しているものと思われます。パッケージ側面のカラーリングは赤系統ですが、赤いきつねうどんと差別化を図るためか微妙に赤こげ茶っぽい色ですね。

製品情報・購入価格

製品名:セブンプレミアム きつねうどん 100g
販売者:東洋水産
製造所:千葉県(製造所固有記号 M74)
内容量:100g(めん74g)
JANコード:4901990339322
希望小売価格:88円(税抜)

発売地域:セブン&アイグループ(スーパー)
購入価格:95円(税込)
取得店舗:ネット通販(オムニ7)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:どんぶり型(「赤いきつねうどん」と同じくらい)
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、乾燥酵母、植物性たん白、卵白)、かやく(味付油揚げ、オニオン揚玉、あおさ揚玉、かまぼこ)、添付調味料(食塩、醤油、粉末かつおぶし、たん白加水分解物、粉末こんぶ、砂糖、香辛料、植物油)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、カラメル色素、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチン色素、(原材料の一部に乳成分、ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
卵・乳成分・小麦・大豆・ゼラチン

実食開始

おそらく粉末スープは先入れだろうと思いつつ、念のためにパッケージ側面の調理方法を確認したところ、「粉末スープを “めんの上に” あけ」と書いてあったので、隙間を狙ってみました。ええ、たぶんワイルドに油揚げの上に開封しちゃっても特に問題はないと思いますw 実際そっちのほうが溶かしやすいかも‥あ、粉末スープにネギが入っていないのは珍しいですね。



たとえば「赤いきつねうどん」は “北海道・東日本・関西・西日本” と全国で4つの味に分けられているのですが、セブンプレミアムの「きつねうどん」(100g)は全国共通の味となっているようです。お湯を注ぐ前の香りは関西人でも違和感なく楽しめそうな雰囲気なのですが‥

粉末スープを開封して熱湯を注ぎ、5分待ったら完成なんですけど、けっこういい香りですよ。ただ、ちょっと西日本ユーザーにとってはシャープな香りになります(あ、かまぼこは麺の下に2枚入ってました)。ちなみにオムニ7の商品説明には “塩味をおさえバランス整えたスープ” と書かれているのですが、全体の食塩相当量は6.4gと大台。

カロリーはジャスト444kcalということで、これについては赤いきつねうどんと同等ですね。それでは、実際に食べてみましょう。

1食(100g)当たり

カロリー:444kcal
たん白質:10.6g
脂  質:19.3g
炭水化物:56.9g
ナトリウム:2.5g
(めん・かやく:1.0g)
(スープ:1.5g)
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:178mg

(食塩相当量:6.4g)

めん

食感は赤いきつねを超えた

原材料は「赤いきつねうどん」と似ているのですが、植物性たん白の含有量が減り(もしくは乾燥酵母の含有量が増えた)、でん粉はカットされています。で、2018年10月に発売された「復刻版 赤いきつねうどん」的な頼りない麺を想像していたのですが、なんのなんの‥むしろ無骨で勇ましい。

でん粉をカットしたことで粘り気が落ちたのか食べ始めはゴワゴワとした食感で、うどんというよりも沖縄そばに近いかも‥などと思ったのですが、 “10分どん兵衛” ほどではないものの、お湯を注いでからカウントアップ7分前後で粘り気は増してゆき、もっちりとした弾力と滑らかな質感が頭角を現し始めます。



その後、お湯を注いでから計15分前後まで一定の食感をキープしていたので、油揚げ麺のゴワつきにネガティブな方は2分くらい余分に待ってみてください。サイズは幅・厚みともに赤いきつねよりも大きく、耐久性も上。好みの問題もあるかと思いますが、単純に食べ応としてはセブンプレミアムに軍配です。麺の量は74gなので、赤いきつねと同じですね。

つゆ

なるほど西日本ユーザー向けではない‥でも

かなり麺が無骨で頼り甲斐のあるタイプだったので、麺を食べている時には程よい塩梅(あんばい)に思えたのですが、直接つゆを飲むとパワフルですね‥塩味を抑えたって書いてあるけど、どんだけ前は濃かったんだ? ってくらいキレのあるシャープなテイスト。ただ、これにハマるかハマらないかに関しては完全に好みの問題だと思います。

私は生まれも育ちも関西なので、「どん兵衛」や「赤いきつね」など、馴染みのある和風カップ麺も西日本仕様。同じような境遇にある方は、おそらく単体で飲むことが難しいレベルになるでしょう。逆に西日本の和風つゆは頼りない、塩気のあるガツンとした味が好みだ! という方は、むしろ好印象に思えるはず。あ、チラッと浮いてる一味は実際そこまで気になりません。

とりあえず麺を食べている時には西日本舌の私でもヘーキだったので、つゆは麺を食べ終わってから少し薄めて楽しむ、もしくは温泉卵か卵黄を落として月見うどん的に中和するのもいいでしょう。味は甘さ控えめでカツオが強く、しっかりと昆布が脇を固めます。かなりシンプルな構造ですが、この昆布が意外にも気張っていたので、これについては素直に好印象でした。

かやく

油揚げは本家に匹敵!

税込95円のカップ麺ですが、油揚げに妥協は見られません。安いカップ麺だから厚みがなくてパサパサしてるんじゃないかなぁ‥と心配に思っていたのですが、ぜんぜん。ふっくらジューシーな大判サイズで、赤いきつねに入っている油揚げと遜色ありませんでした。この価格帯で丼を埋め尽くしてくれると、実に迫力がありますね。

「関西」の赤いきつねと比較して少し甘さを抑えているように感じたのですが、つゆとの兼ね合いもあるでしょうし、醤油が強すぎることもなく、甘過ぎることもなく、およそ全国の方が素直に楽しめそうな味付けのライン。かまぼこはパッケージのイメージ写真通り2枚入っていたのですが、ねぎや卵は入っていませんでした。でも、効果的だったのが2種類の揚げ玉。

これについては “なくてもいい” という意見もあったのですが、キレのある和風つゆに揚げ玉特有のコクが柔らかく広がって、片やオニオン揚玉の芳ばしい甘味、片や磯の香りが広がるアオサ揚玉と風味のアクセントが味に大きく貢献しています。自分で取り出して後入れしない限りサクサク感は望めませんが、つゆも幾分か穏やかになりますし、個人的には必須だと感じました。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

なんだか結果的に “きつね” の尻尾は “たぬき” だった(関西でいうところの「ハイカラ」混じり)、みたいなことになってるんですけど、マルちゃんの「赤いきつねうどん」と比較して油揚げのサイズ・クオリティともに遜色なく、無骨で食べ応えのある麺も差別化に繋がっていますし、けっこうコスパの高いカップ麺だと思います。しかし、関西・西日本の「赤いきつねうどん」や「どん兵衛」が至高! という方にとってはオススメできません。

もちろん地域を問わず、また好みによって賛否両論あるかとは思いますが、キレのある甘さ控えめの和風つゆが好きならコスパの悪い商品ではないと思います。2019年10月7日にリニューアルした「セブンプレミアム きつねうどん」(この記事でレビューした商品のリニューアル版)も記事にしているので、よろしければ併せてご覧ください。

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