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ローソン限定「五郎家 (568) しょうゆ豚骨ラーメン」中毒性注意のカップ麺が再び登場!!鹿児島の名店が送る高品質な一杯

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年5月5日(火)新発売のローソン限定カップ麺、明星食品「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」の実食レビューです。

明星食品×ローソン名店シリーズ「五郎家(ごろうや)」のカップラーメンが “二代目” になって再登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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五郎家監修カップ麺 第2弾

五郎家(ごろうや – NOODLE STORE 568 GOROYA)とは、鹿児島県鹿児島市山田町に本店を置く行列の絶えない人気ラーメン店で、創業は2003年(平成15年)。店主の竹田健介氏は、福岡の名店「一風堂(いっぷうどう)」と “博多魚系醤油らーめん” の元祖「中華そば郷家(ごうや)」の出身で、同じく鹿児島の名店「Noodle Laboratory 金斗雲」の店主・岸良倫明氏を育て上げた人物です。

五郎屋ではなく “五郎家”

お店の名前に “家” を冠していますが、横浜を発祥とする家系ラーメンとは関係なく、福岡の異なる修行先で学んだことを鹿児島に持ち帰り、鹿児島ラーメンの店「五郎家」を独立開業。そのオープン当時から行列のできる店として鹿児島では有名だったそうですが、2016年2月に開催された「第2回鹿児島ラーメン王決定戦」にて王者に輝き、その名を轟かせました。

2017年2月開催「第3回鹿児島ラーメン王決定戦」では惜しくも鹿児島・指宿の名店「TAKETORA(タケトラ)」に優勝の座を奪われたものの、2018年2月開催「第4回鹿児島ラーメン王決定戦」では再び「五郎家」が優勝に輝き、2019年2月開催「第5回鹿児島ラーメン王決定戦」では「TAKETORA」が優勝するなど、鹿児島で一二を争う実力の持ち主。

厚生労働省から大規模イベント開催の自粛要請を受けた結果、2020年2月22日〜24日に開催される予定だった「第6回鹿児島ラーメン王決定戦」は中止になったので、2020年5月現在まだ今年のランキングは発表されていないものの、TAKETORAと並んで現在の鹿児島ラーメン界を牽引している存在なのは間違いありません。

渡辺製麺「五郎家 (568) しょうゆ豚骨」

以前、とかち麺工房(旧・十勝新津製麺)がサークルKサンクス限定で「五郎家」のカップ麺を発売していましたが、とかち麺工房の倒産後は渡辺製麺が引き継ぎ、ローソン名店シリーズの前身・ラーメンデータバンク有名店コラボの第6弾として上記画像の「五郎家(568)しょうゆ豚骨」を投下。その後、渡辺製麺がカップ麺の製造から手を引いたので、現在は明星食品が製造を担当しています。

今回の新商品「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」は、ちょうど1年前の同時期にあたる2019年5月7日に発売されたカップラーメンの続編で、五郎家の野菜たっぷり定番メニュー「おなじみラーメン」を再現したもの。まったく同じ商品名かつパッケージのデザインも酷似していますが、カロリーなどの栄養成分表示は変わっているため、テコ入れなしの再販ではありません。

カップ麺の再現元になっている「おなじみラーメン」は、器を覆うほど巨大なチャーシューと千切りにした茹でキャベツが特徴的な一杯で、豚骨と鶏ガラをベースにした醤油とんこつスープに浮かぶ芳ばしい揚げネギの風味もポイント。実店舗では「あっさり」「コク増し」「全部のせあっさり」「全部のせコク増し」とバリエーションがあり、以前は1杯あたり540円という破格の値段で提供していました。

明星食品×五郎家 2019年発売品

前回の初代「明星 五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」は、2016年9月27日に発売された渡辺製麺の「五郎家(568)しょうゆ豚骨」とは完全に別物。たっぷりのキャベツに揚げネギのホロ苦いアクセントが心地よく、独特の甘みが癖になるカップ麺だったので、今回も高評価に期待できそうです(関連ページ:2019年5月7日発売「明星 五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」実食レビュー)。

開封

別添の小袋は3種類

さて、明星食品×五郎家の共同開発カップめん第2弾に別添されている小袋は「液体スープ」と2つの「かやく」で合計3袋。かやくはキャベツと揚げネギが同梱されている小袋とチャーシューのみ別添されている小袋の2種類で、2019年発売品の小袋と色やデザインが変更されていますが、基本的な構成は変わっていません。

加水率が高そうなノンフライ麺

麺も前回と同様に黄色味の強いノンフライ麺で、しっかりと縮れた平打ち麺を採用しています。とかち麺工房並びに渡辺製麺が製麺を担当していた頃は、長野県の郷土料理・凍り蕎麦の製法をヒントにして開発された “氷結乾燥麺” のノンフライ麺を採用していたのに対し、明星食品は一般的な熱風乾燥のノンフライ麺で、おそらく “スーパーノンフライ製法” の流れを汲んだもの。

ちなみに2019年発売品のローソン標準価格は税込258円だったのに対し、2020年は税込278円ということで “20円も値上がりしている” のですが、ひとつ前のページでレビューしたローソン名店シリーズの定番商品「日清 麺屋一燈 東京 濃厚魚介鶏白湯ラーメン(特製ホタテ鶏油付き)」もリニューアルで税込278円になったので、それが現在の標準になっているようです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 五郎家(ごろうや)しょうゆ豚骨ラーメン
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場
製造所:埼玉県比企郡嵐山町川島2360
内容量:113g(めん70g)
商品コード:4902881471473(JAN)
発売日:2020年05月05日(火)
実食日:2020年05月05日(火)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:278円(税込)
希望小売価格:257円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、植物油脂、食塩、卵粉)、スープ(しょうゆ、豚・鶏エキス、香味油、糖類、豚脂、たん白加水分解物、食塩、香味調味料、香辛料)、かやく(キャベツ、チャーシュー、揚げねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、かんすい、酒精、炭酸カルシウム、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、香料、乳化剤、カロチノイド色素、炭酸マグネシウム、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、えび・かにを含む製品を生産しています。

実食開始

すでに揚げネギの存在感が‥‥

先入れの小袋は「かやく」2袋、前回と同じように多めのキャベツが入っていて、熱湯を注ぐ前から揚げネギの芳ばしい香りが強烈に漂ってくるのも共通点。チャーシューも薄めながら豚バラ肉を彷彿とさせるタイプの肉具材が採用されているのですが、ちょっとキャベツの量が減ったように思えるのと、チャーシューのサイズも一回り小さくなっているような‥‥

とはいえシンプルに具材は多め

などと思いつつ熱湯を注いで5分待機、お湯を入れて待っている間に後入れの液体スープをフタの上にのせ、かならず “液体スープは食べる直前に” 入れてください(もし熱湯を注ぐ前に入れた場合、麺が適切に戻らなくなります)。で、やはりチャーシューは若干ながらサイズダウン、キャベツも前回ほど盛れませんでしたが、これだけ入っていれば申し分ありません。

ちなみに2019年発売品のカロリーは401kcal(めん・かやく:309kcal / スープ:92kcal)だったのに対し、2020年発売品のカロリーは396kcal(めん・かやく:322kcal / スープ:74kcal)ということで、調理後に分別した値の参考値に変化が見られました。それでは、引き続き前回との違いや共通点に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(113g)あたり
カロリー:396kcal
たん白質:10.0g
脂  質:9.5g
炭水化物:67.6g
食塩相当量:7.1g
(めん・かやく:2.2g)
   (スープ:4.9g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:132mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:396kcal(めん・かやく:322kcal)(スープ:74kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安定のハイクオリティ

5.5

ノンフライ麺は熱湯5分後、適度に厚みのある中太サイズに仕上がり、ギュッとした密度の高い弾力とコシの強さが魅力的。加水率は高めの設定で、前回と同じように卵粉が練り込まれています。実店舗の「おなじみラーメン」は特注の全粒粉入り中太ストレート麵を使っているため、形状の再現度は高くないのですが、ひとつのノンフライ麺として値段に伴った品質の高さ。

フライングしないほうが吉

前回のノンフライ麺と比較して、使用している原料や並びは変わっておらず、体感的にも目立った変更点はありません。表面は摩擦抵抗の少ない滑らかなタッチですが、スープから孤立することはないですし、ほんのりと上がってくる小麦の風味が心地よく、それをスープの甘みが引き立てているような相性のよさ。

乾燥状態の麺量70gは、本格さを重視している大判どんぶり型で平均的な量で、前回発売品から増減なし。なお、明星食品の親会社・日清食品が手掛ける250円以上のカップラーメンにノンフライ麺が使用されていた場合、しばしば食べ始めの戻りムラが気になることも多いのですが、今回のノンフライ麺は食べ始めからストレスなくほぐれ、なおかつ適切に食べ頃でした。

スープ

中毒性注意!!

6.5

サークルKサンクス時代には “薩摩のみそとんこつ” をテーマに五郎家の人気No.1「旨みそラーメン」を再現しており、また渡辺製麺も2017年に単独で(ラーメンデータバンク関係なく)ローソン限定のカップ麺「五郎家 味噌豚骨味」を発売していたのですが、明星食品とのタイアップでは2019年と同じく “しょうゆベースの豚骨ラーメン” を再現。

見るからにスープの色が濃いように、タレは濃口醤油ベースなので、実際のテイストも薄味ではないのですが、舌を刺してくるようなタイプではありません。しっかりと醤油のコクとキレを打ち出しつつ、ちょっと多めの香味油が適度に塩分のカドを包み、なんといっても絶妙な甘みが中毒性の強さを加速させます。

揚げネギだけで熱湯に色が付く量

そこに重なる多めの揚げネギもスープの一部として満足度に大きく寄与しており、独特のホロ苦さと芳ばしい甘みのアクセントから最後まで飽きません。甘いスープが苦手な方には厳しいかもしれませんが、鹿児島の醤油は甘いことで有名ですし、これも個性を演出するうえで重要なポイント。豚・鶏エキスによる動物系の旨味も丁寧で、前回に勝るとも劣らない出来栄えでした。

具材

上出来です

5.0

大量のキャベツは同社の「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズにも使われているような汎用の野菜なので、お店のように千切りではないですし、国産キャベツを謳っているわけでもありません(だいたいカップ麺のキャベツは中国産)。けれどもラーメンにキャベツの組み合わせは鹿児島ラーメンらしい特徴の一つであり、食べ応えがアップするだけでなく、今回の甘濃い醤油スープのインターバルにも効果的。

地味に食べ応えあります

チャーシューに厚みはなく、税込278円のカップ麺に釣り合っているかといわれたら及第点ちょい上くらいの品質とサイズではあるものの、けっして粗悪なチャーシューではありません。上記の画像では千切れそうになっていますけど、実際は適度に歯応えのある肉質で、脂身の部分は甘く、それなりに食べ応えがありました。揚げネギの効果もありますし、値段を踏まえても上出来です。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

鹿児島の甘い醤油を使ったスープが苦手でなければ激しくオススメしたい商品なのですが、その甘さが中毒性を引き出すうえで重要な柱であり、同時に好きか嫌いかのターニングポイントでもあるのが正直なところ。ただ、商品のパッケージにも「揚げねぎが香ばしいコク甘スープ」とありますし、それも監修店の五郎家「おなじみラーメン」が持つ個性の一つ。

2019年発売品と比較して、ややチャーシューのサイズダウンとキャベツの減少がみられましたが、結果的に具材の微調整が食後の満足感を著しく低下させることはなく、あらためてスープが秀逸だったので、評価を見直しました。鹿児島の醤油をイメージした甘濃いスープと揚げネギの芳ばしさが気になる方は、最寄りのローソンをチェックしてみてください。

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