2022年は辛さLv.MAX!? ファミマ限定「175°DENO担担麺」監修カップ麺シリーズ第6弾は “シビ辛” 汁なし担担麺!!

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年5月17日(火)新発売、明星食品のカップ麺「175°DENO汁なし担担麺(三代目)」の実食レビューです。

ファミリーマートにしか売ってない「175°DENO担担麺」監修のPBカップめん第6弾は “花椒入り唐辛子パックでシビれる辛さが特徴” の汁なし担担麺!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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175°DENO汁なし担担麺 2022

175°DENO担担麺(ひゃくななじゅうごど での たんたんめん)とは、北海道札幌市中央区南1条西6丁目に本店を置く担担麺の専門店で、創業は2013年(平成25年)4月2日。店主の “DENOミツヒロ” こと出野光浩(での みつひろ)氏は、湯島の名門「四川担担麺 阿吽(あうん)」出身で、まだ現在ほど花椒(ホワジャオ)が浸透していなかった開業当初より、痺れに着目した担担麺で行列を作りました。

175°DENO担担麺のロゴ

2022年現在は「担担麺(汁なし・汁あり)」と「黒ごま担担麺(汁なし・汁あり)」を看板商品に立てながら、175°発のG系(二郎インスパイア系)として話題になった「一七五郎(いなごろう)」に、昨年から展開しているカレー専門店「175°DENOカレー」など、伝統的な担担麺の基本を守りつつ、常識に捉われないメニューやコラボ商品も積極的に提供し、認知度の拡大を図っています。

今回の新商品「175°DENO汁なし担担麺(三代目)」は、175°DENO担担麺の店舗で人気を博す「担担麺(汁なし)」の味わいを再現した湯切りタイプのカップ麺で、製造は東京都渋谷区に本社を置く明星食品。コンビニの中でもファミリーマートでしか購入できないPB(プライベートブランド)商品で、以前にも商品化されていましたが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。

「175°DENO担担麺」監修によるカップ麺が初めて発売されたのは、2019年(平成31年)4月23日と比較的に最近の話。第1弾は今回と同じ担担麺(汁なし)を再現した「175°DENO汁なし担担麺」で、その当初から明星食品が製造を担当。なかでも特筆すべきレベルで練り胡麻が強烈だったと記憶しているのですが、前評判ほど刺激には振っておらず、唐辛子の辛さや花椒の痺れは常識的でした。

175°DENO担担麺シリーズ歴代商品(2019-2022)

続けて2019年(令和元年)11月5日に店舗の担担麺(汁あり)を再現したシリーズ初のカップラーメン「175°DENO担担麺」を発売しており、こちらはコラボ第1弾よりも花椒の痺れを強めに効かせていたものの、適切に戻らない油揚げ麺の出来栄えに納得できない結果に終わってしまったので、やや評価が伸び悩んだのを覚えています。

しかし、ファミリーマートでの売れ行きは好調で、2020年(令和2年)5月12日に花椒入り唐辛子パック(特製スパイス)を別添した「175°DENO汁なし担担麺(二代目)」を市場に投下。第1弾の初代・汁なし担担麺とは打って変わり、別添の特製スパイスで強めの刺激も楽しめる、より本格的な仕上がりに進化を感じました。

続けて2020年10月27日に汁ありの「175°DENO担担麺」を、2021年(令和3年)5月18日にはシリーズ初となる黒ごま担担麺(汁なし)を再現した「175°DENO担担麺 汁なし黒ごま担担麺」を発売しているため、2022年の「175°DENO汁なし担担麺(三代目)」はコラボ第6弾に該当するのですが、何気に “辛さレベル5” の激辛仕様は初めての試み。

「辛さレベル5」は現在の明星食品におけるMAXの辛さ

店舗の担担麺(汁なし)には選べる「シビれ」があり、基本は「シビれない」「シビれる」「すごくシビれる」の3段階で、苦手な方は “辛くない” も選択できるのですが、反対に3段階では物足りない場合、MAX30倍まで「シビれ増し」と「辛さ増し」も指定できます。はたしてカップ麺では激辛・激痺レベルに達しているのかどうか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

2種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体ソース」と「ふりかけ」の計2種で、液体ソースのパックは大きめですが、ふりかけのパックは小さめのサイズ感。パッケージの辛さレベルは “※ふりかけを全量入れたときの辛さ” となっていたので、そこそこ液体ソースも辛いのか、あるいは少量でも刺激の強い唐辛子と花椒を使っているのか、そのバランスも気になるところ。

もっちり極太麺にも注目

麺は油で揚げたフライ麺で、形状は丸刃。たとえば2022年5月9日に発売された “湯戻し7分” の「明星 ぶぶか油そば ガチ太」ほど飛び抜けた太さではないけれど、外装のシュリンクフィルム(容器側面)には “もっちり極太麺” のアピールもあったので、ここも明星食品が力を入れているポイント。

ファミリーマート通常価格は230円(税込248円)と若干ながら高めに設定されているのですが、167g(めん130g)の大盛り仕様なので、妥当といえば妥当と思える値段。ちなみに2021年5月18日発売の「175°DENO担担麺 汁なし黒ごま担担麺」も230円(税込248円)だったので、その基準で見ると納得できない価格帯ではありません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:175°DENO汁なし担担麺
販売者:明星食品株式会社
製造所:+R 東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:167g(めん130g)
商品コード:4902881481274(JAN)
発売日:2022年05月17日(火)
実食日:2022年05月21日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、香辛料、卵粉、香味調味料)、ソース(植物油脂、しょうゆ、糖類、ねりごま、香味油、ごま加工品、鶏・豚エキス、食塩、甜麺醤、たん白加水分解物、麻辣醤、香辛料、醸造酢)、かやく(豚・鶏味付肉、チンゲン菜)、ふりかけ(香辛料(唐辛子、花椒))/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、香料、酒精、増粘多糖類、カロチノイド色素、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、酸味料、(一部に卵・小麦・落花生・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、乳成分・えび・かにを含む製品を生産しています。

実食開始

かやくはシンプル

かやくは最初から容器の中に入っている状態で、豚・鶏味付肉にチンゲン菜とシンプルな構成。パッケージのイメージ写真と比較して、ややチンゲン菜の量が少なめに思えるバランスではあるものの、対して豚・鶏味付肉の量が多いのは嬉しいラインナップ。などと思いながら麺を容器の中に戻し、内側の線まで熱湯を注ぎ “フタの上で液体ソースの小袋を温めながら” 待つこと5分——。

赤い

想像以上に「ふりかけ」が多かった件w(※全量投入)。花椒特有の清涼感も然る事乍ら、けっこう唐辛子の香りも強く、しかも粒子が細かいため、うっかり鼻腔に侵入を許した場合、もれなく “くしゃみを誘発” するタイプ。調理の際は、湯気に乗ってくる微粒子に注意してください。

ちなみに液体ソースは “お召し上がりの直前に、よくもみほぐしてからお入れください” となっているため、調理の際は留意してください。それでは、引き続き辛さレベル5の威力と旨みのバランスにも注目しつつ「めん」「たれ」「かやく・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(167g)あたり
カロリー:785kcal
たん白質:12.5g
脂  質:38.5g
炭水化物:97.1g
食塩相当量:6.1g
ビタミンB1:0.50mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:232mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もっちり極太麺は伊達じゃない

5.0

太さでいえば「明星 ぶぶか油そば ガチ太」ほどではないと前述しましたが、特筆すべきは “もっちり” とした粘りの強さで、噛むと歯を全体的に包み込んでくるような包容力の持ち主。表面はソフトな口当たりでありながら、中心部には噛み応えのあるコシを備えているため、きちんと反発性も備えています。

なにはともあれ熱湯5分は厳守するのが吉

「175°DENO担担麺 本店」では、1928年(昭和3年)創業の老舗製麺所「さがみ屋製麺」(北海道札幌市白石区)に特注した平打ち麺を使っていて、形状は平打ちのストレート。もちもちとした弾力を特徴としながら、生パスタっぽい印象を受けるとの評判・口コミも見られるため、それとは異なるタイプになるものの、まったくもって後述する液体ソースとの相性は悪くありません。

麺単体としての存在感は強いほうで、しかしながら強めの下味が功を奏し、ソースを弾く嫌いを見せることはなく、むしろ極太麺を謳う商品としては充分すぎる一体感の高さ。粘りの強い “もっちりとした弾力” と “大盛り130g” の合わせ技で、食べ応えもバッチリでした。この弾力、けっこう癖になりますよ。

たれ

そこまで辛くないけど練り胡麻は申し分なし

5.0

けっこう辛そうな見た目ですが、液体ソース単体の辛さレベルはイメージ的に「3」程度なので、贔屓目に見ても激辛とはいえません。しかし、前回・前々回の「175°DENO汁なし担担麺」と同様に練り胡麻の存在感は凄まじく、従来品と比較して動物系のコクが増しているような印象を受ける濃厚な味わい。

麻辣醤(マーラージャン)を使用しているため、ほんのり花椒のアクセントを感じるのと、適度に唐辛子の主張もありますが、どちらも幅を利かせることはなく、強烈な練り胡麻を彩るような立ち位置。その魅力をスッと引き上げてくれるのが醸造酢の透明感で、しっかり濃い味だけど大味じゃない、あいかわらずの完成度でした。

かやく・ふりかけ

辛さレベル4くらい? いや‥‥

5.0

お湯を注ぐ前は頼りなく見えたチンゲン菜は、そこそこ熱湯で膨れ、シャキシャキとした歯触りの強い軸の部分が箸休めに効果的。そぼろ状の味付肉は食感、風味ともにジャンクなタイプなので、高級感こそないけれど、前述の液体ソースとの相性に問題はなく、どちらかといえばプラスに作用していると感じたくらい。

ふりかけの投入量で辛さ調節可能

ふりかけは唐辛子と花椒の組み合わせで、集中的に掛かっている部分を食べてみても、そんなに騒ぐほど辛くないよね? というのがファーストインプレッション。しかし、それは液体ソースの練り胡麻が強烈だから。なかでも唐辛子は蓄積型で、ふと「あ、辛いかも——」の段階に差し掛かると、しばらくジリジリと口の中に辛味が残ります。

175°DENO担担麺のイメージ的に、もっと花椒は強くてもいいのではないかと思えるのですが、花椒については人を選ぶか選ばないかギリギリのラインを狙いつつ、後半にかけて思いのほか唐辛子を強めに楽しめたのは好印象でした。

総評

5.0

実は明星食品の「辛さレベル5」は振り幅が広く、軒並み辛味水準が右肩上がりの即席カップめん市場において、今回は “激辛ではない” と感じたのですが、もっちり極太麺と練り胡麻が強い液体ソースについては素直に値段相応と思える仕上がり。ファミリーマート限定かつ税込248円の商品ですが、その価値は充分にある一杯です。

おそらく今後も定期的にコラボは続くと思うので、たとえば「一七五郎まぜそば」の再現だったり、175°DENOカレーのエッセンスを加えた変わり種だったり、これまでの担担麺とは違う趣向の商品にも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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