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発売1年で2,000万食の大ヒット、0秒チキンラーメンの「カレー味」が新作なのにエモい!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年8月14日(月)新発売、日清食品の味付油揚げめん「0秒チキンラーメン カレー味」の実食レビューです。

お湯かけ禁止のアイツに “禁断のカレー粉” を練り込んだ新作登場!! あっさりうす味で人気爆発「0秒チキンラーメン」と何が違うのか比較してみた結果——。

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0秒チキンラーメン カレー味

チキンラーメンとは、1958年(昭和33年)8月25日の発売以来、現存するインスタントラーメンの中では日本最古となるブランドで、日清食品(NISSIN FOOD PRODUCTS CO., LTD.)の代表的なロングセラー。発売65周年を迎えた今年は「3時代トリオ」と題し、昭和から平成、令和に至る「昭和の洋食ブーム」「平成のイタ飯ブーム」「令和の韓食ブーム」に着目したカップ麺を展開していましたが‥‥

えっと、カレーかかってますよ?

今回の新商品「0秒チキンラーメン カレー味」は、お湯かけ禁止で話題になった “そのままかじる用” の味付油揚げめん「0秒チキンラーメン」シリーズ初となる変わり種の味で、しょうゆベースのチキンスープで味付けした「チキンラーメン」の魅力は踏襲しながら、カレー粉を練り込んだ麺を新規に開発。そういえば、このブログで詳しく解説したことはなかったので、まずは概要から触れておきます。

0秒チキンラーメンとは、いつもの「チキンラーメン」と比較し “塩分を約50%に抑える” ことで実現した「そのままかじる用」のチキンラーメンで、2022年(令和4年)4月4日に発売されるや否や、かわいい “ひよこちゃん” を全面に押し出したパッケージのデザインと「お湯かけ禁止(おいしくないよ)」のユニークなプロモーションも奏功し、SNSなどを中心に話題沸騰。

その約3週間後には “当初の販売計画を大幅に上回り、十分な供給量を確保できない状況となったため、販売を一時的に休止(弊社出荷停止)させていただくことになりました。今後は万全な供給体制を確立した上で、2022年7月中をめどに販売を再開できるよう、鋭意努力してまいる所存です。” などと公式が発表し、品薄商法と騒がれた時期もありましたが、結果的に1年で2,000万食の売上を記録しています。

しっかり大ヒットした「0秒チキンラーメン」

すでに発売65周年を目前にした「チキンラーメン」の歴史において、まだまだ新参者に位置する存在といわざるを得ない「0秒チキンラーメン」ですが、ここに辿り着く前に押さえておきたいのが「焼チキン」というシリーズ。それは、まだ “ひよこちゃん” のデザインが手描き風だった頃、2007年(平成19年)7月17日の話——。

発売49年目の新提案と銘打ち、フライパンで作るチキンラーメンをコンセプトにした、即席袋めん「日清焼チキン」及び「日清焼チキン5食パック」を新規に開発。翌年には即席カップめん化にも繋がり、それ以降も夏場に向けて定期的に登場していました。そして、2018年(平成30年)6月4日に発売された「焼チキン 5食パック」のパッケージにて “0秒チキンラーメン” を訴求していた日清食品。

もともと焼きそば用の「焼チキン」は、通常の「チキンラーメン」よりも塩分を抑えていたので、焼くもよし、かぶりつく(0秒チキンラーメン)もよしの “二刀流チキンラーメン” に繋がった、というのが「0秒チキンラーメン」誕生の秘話。もしかすると、2019年以降に「焼チキン」を見掛けなくなったのは、そのままかじる「0秒チキンラーメン」とのトレードオフなのかもしれません。

2018年6月発売の「焼チキン」パッケージ

ってことは「0秒チキンラーメン」で「焼チキン」を再現できるんじゃね!? については後日に検証するとして‥‥現時点、このブログで「0秒チキンラーメン」は評価していないのですが、先に新作が登場しちゃったので、前倒しに「0秒チキンラーメン カレー味」のレビューから優先します。せっかくなので、通常の「0秒チキンラーメン」と比較しながら食べてみましょうか。

開封

左:チキンラーメン / 右:0秒チキンラーメン

さて、まずは「0秒チキンラーメン」の内容から。比較対象にオリジナルの「チキンラーメン」(上記画像の左)と並べてみたところ、比較的に「0秒チキンラーメン」のほうが薄めの色合いで、オリジナルの内容量は85gなのに対し、0秒では75gと約13%の差が生じているのですが、食塩相当量の数値はオリジナル:5.6g、0秒:2.2gとなっており、なるほど確かに約50%オフ。

チキンラーメンの集会

続きまして「0秒チキンラーメン カレー味」(今回のレビュー対象)を開封してみたところ、オリジナルとは明らかに異なる色合いで、どこか懐かしいカレーの香りが印象的。そんな香辛料の上書きから、特有のローストしょうゆ味を彷彿とさせる香りは弱く、目隠し状態で「これ『チキンラーメン』じゃないんだよ?」などと説明されたら信じてしまいそうなくらい。

メーカー希望小売価格は「チキンラーメン」「0秒チキンラーメン」「同 カレー味」それぞれ136円(税別)に統一されているため、内容量だけ見ると0秒シリーズは少しだけ割高に思えるのですが、新作の「カレー味」はスパイスの香りで特別感を演出。ちなみにコンビニでの販売価格は146円(税込)になりますが、スーパーやドラッグストアなど、販売店は特定の企業に限定されていません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:0秒チキンラーメン カレー味
販売者:日清食品株式会社
製造所:ラミーパスタ工業株式会社
内容量:75g(めん75g)
商品コード:4902105114490(JAN)
発売日:2023年08月14日(月)
実食日:2023年08月18日(金)
発売地域:全国
取得店舗:ウエルシア薬局
小売価格:136円(税別)
購入価格:127.44円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:袋めん
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:不要
調理時間:0秒
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】小麦粉(国内製造)、植物油脂、カレー粉、しょうゆ、食塩、チキンエキス、植物性たん白、卵粉、香辛料、香味調味料、砂糖、デキストリン、オニオンパウダー / 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸Ca、カロチノイド色素、増粘剤(アルギン酸エステル)、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉を含む)

実食開始

「0秒チキンラーメン」はベルマーク付き
栄養成分表示[1食(75g)あたり]カロリー 362kcal、たんぱく質 7.1g、脂質 16.3g、炭水化物 46.7g、食塩相当量 2.2g、ビタミンB1 0.61mg、ビタミンB2 0.83mg、カルシウム 286mg[製造所:+P ラミーパスタ工業株式会社(群馬県渋川市中村1166)]
「0秒チキンラーメン」

いつもは即席カップめんの新商品をレビューしているブログなので、ここらへんで調理前の麺や具材のアップを挿入するのですが、そのままかじる用の「0秒チキンラーメン」は調理不要。ええ、完全にスペースを持て余しております。というわけで、気になるカロリーなどの情報をチェック。上記は「0秒チキンラーメン」の栄養成分表示で、食塩相当量を除くと通常の「チキンラーメン」と大差ありません。

「0秒チキンラーメン カレー味」はベルマークなし
栄養成分表示[1食(75g)あたり]カロリー 363kcal、たんぱく質 7.7g、脂質 16.2g、炭水化物 46.5g、食塩相当量 2.2g、ビタミンB1 0.45mg、ビタミンB2 0.75mg、カルシウム 111mg[製造所:+P ラミーパスタ工業株式会社(群馬県渋川市中村1166)]
「0秒チキンラーメン カレー味」

それは「0秒チキンラーメン カレー味」も同様で、カレー味じゃない「0秒チキンラーメン」とのカロリー差は1kcalのみ。たんぱく質は若干ながら高めになっているのですが、それ以外の数値は‥‥おや? カルシウムの量だけ半分以下に減っている。はたしてチキンエキスの量に由来するのか、それとも添加物の問題か、いずれにせよ通常の「チキンラーメン」と比較しても半分以下。

というわけで、いつものレビューであれば「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、それらを踏まえた上で最後に総評を付けているのですが、0秒チキンラーメンの内容物はカレー味も味付油揚げめん1玉のみ。公式が “湯戻しして食べるとおいしくありません” と訴求しているため、えっと‥‥そのままかじりますw

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

0秒チキンラーメン

ただ単純に味が薄いわけじゃない

お湯を入れずに食べると味が濃い「チキンラーメン」に “そのまま齧り付く” あの背徳感こそが醍醐味なんだ! というヘビーユーザーにとって「0秒チキンラーメン」の塩分濃度は “ぬるい” ので、発売当初からネット上でも物議を醸しているのですが、ただ単純に塩分の量を減らしているわけではありません。

原材料名の違いにも注目

たまごを入れない前提の「0秒チキンラーメン」なのに、麺の中央には「たまごポケット」が存在する、それは麺を揚げる工程で使用している金属枠が一致することを意味しているのですが、オリジナルの「チキンラーメン」では “糖類” を使用しているのに「0秒チキンラーメン」では “砂糖” を使い、本家では未使用の “大豆食物繊維” を練り込むなど、0秒チキン専用の麺に仕上げているのがポイント。

またオリジナルの「チキンラーメン」よりもローストしょうゆ特有の尖りが弱く、そのためチキンの出汁(だし)感が増しているような、たしかに本家の流れを汲みながらも繊細な表情が魅力的。また内容量の違いによる密度差なのか、ほとんど幅や厚みは変わらないのに、そのまま齧り付いたときの食感が比較的に軽いので、それも「0秒チキンラーメン」ならではの繊細さに繋がっているように思います。

0秒チキンラーメン カレー味

うまいやんけw

片や「0秒チキンラーメン」シリーズ初となる “カレー味” は、さらにローストしょうゆの風味が弱く、それでいて噛み続けていると奥から鶏ガラの旨みがヒョコッ。たとえば輸入菓子のように、どぎついスパイス感を特徴とする味ではなく、日本の中小企業が細々と作っているような‥‥という例えはアレかもしれませんけどw ご当地系の駄菓子やスナック菓子にありそうな、昔ながらの優しいカレー味。

そのためパンチやインパクトについては皆無に等しいけれど、お子様も安心して楽しめるマイルドな味わいで、なおかつ大人が食べても後半にかけてジワジワくるタイプ。缶のカレー粉を彷彿とさせるスパイス感に、ふわっと感じる醤油の隠し味が漠然と昭和っぽいというか、日本人の味覚に合わせて独自の発展を遂げたチキンカレー的な雰囲気で、なんともエモーショナルな味わいでした。

ちなみに「0秒チキンラーメン」の製造所はラミーパスタ工業となっていますが、4年ほど前にレビューした「出前一丁 具付き3食パック ゴリラ一丁 スタミナガーリックニラそば野郎」や「カップヌードル 味噌 ミニ」「ですかい」シリーズなどを製造している日清食品の協力工場です。

総評

5.0

ノーマルの「0秒チキンラーメン」と同様に “そのままかじる用” なので、ちょっと濃すぎる背徳感を求めているときには物足りないかもしれないけれど、ゴリゴリの新作なのにエモーショナルなタイプのカレー味が「チキンラーメン」のイメージにフィットした、多くの方が楽しめるタイプの商品だと思います。

本来の用途通り、夜食やオヤツ、おつまみに “そのままかじる” のはもちろん、砕いてサラダやTKGにトッピングしたり、揚げ物の衣がわりに使ったりとアレンジの幅も広いので、いろいろ試してみてください。ちなみに話は変わって先日、ひよこちゃんの公式 X(Twitter)アカウントが「ビレバンがなんか媚びてきてんだけど」とポストしていたので、コラボのフラグだろうなと思っていたら‥‥

出典:「チキンラーメン 裏バースデーパーティー」(8月18日から開催)|日清食品

本日、2023年8月18日(金)より、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」全国65店舗にて「チキンラーメン 裏バースデーパーティー」が開催される様子。キラキラ、キャピキャピした “いままでの祝われ方にはもう飽きた。ひよこちゃんの「ぴょこ毛」に火をつける「ろうそく」など、限定グッズを多数販売!” とのことなので、最寄りのヴィレバンも要チェックです【author・taka :a(大石敬之)】

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