「サッポロ一番 八幡屋礒五郎七味唐からし使用 ピリ辛味噌ラーメン」信州味噌仕立て

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サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年02月12日(火)新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 八幡屋礒五郎七味唐からし使用 ピリ辛味噌ラーメン」の実食レビューです。

信州名物「八幡屋礒五郎」特製の七味唐からしを使用! その効果とは‥

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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八幡屋礒五郎 ピリ辛味噌ラーメン

「八幡屋礒五郎」(やわたやいそごろう)とは、長野県屈指の観光スポット「善光寺」境内にて元文元年(1736年)から唐辛子を販売している老舗の七味唐辛子メーカーで、初代は鬼無里村(現「長野市鬼無里」)出身の勘右衛門。商品外装や店名などに記載されるのは「本家」ではなく、「根元*」を冠しているのも特徴です(*「本家」「元祖」などと同じ意味)。

3代目・儀左衛門の代からは境内の中でも一等地とされる「御高札前」に店を張ることを許され、その唐辛子は軽くてかさばらない土産物として人気を博し、御朱印を頂く御高札「善光寺参りの手形」とまで称されるようになりました。正式名称は八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)ですが、それは知らなくてもカップ麺のパッケージに描かれているブリキ缶は見覚えあるよ、という方も多いでしょう。

この赤地に描かれた斜めの唐辛子と善光寺を配した赤金のブリキ缶は、大正十三年(1924年)に6代目・栄助が考案したものとされ、大正時代から現代にかけて絶えることなく受け継がれています。「ゆず七味」や「山椒七味」、さらに変わり種の「ガラム・マサラ」や激辛一味唐辛子の「BIRD EYE」なども製品化されているのですが、いつの時代も本物のデザインは色褪せないものですね。

毎年その年に相応しい絵柄に変えた「イヤーモデル缶」という限定品も販売されていて、ファンの合い間では人気の高いコレクターアイテムにもなっているのですが、2019年イヤーモデルは「雪猿缶」。地獄谷野猿公苑開苑55周年を記念し、温泉に入る「ニホンザル」と野猿公苑のアクセス手段として利用されている観光客からの人気も高い長野電鉄特急列車「スノーモンキー」があしらわれています。

八幡屋礒五郎の七味唐からし(七味唐辛子)は、寒さに厳しい長野の気候に合わせ、身体を温める「生姜」が入っているのが最大の特徴。他にも日本の代表的な老舗を例に挙げると、東京・浅草の「やげん掘」は関東の濃い味付けに負けないように辛さを重視して2種類の唐辛子を使っていたり、京都の「七味屋本舗」では関西の出汁文化に合わせて紫蘇や青海苔を多めにブレンドして香りを重視するなど、郷土に合った工夫が凝らされている奥の深い世界なんですよ。

さて、そんな「根元 八幡屋礒五郎」の「七味唐からし」を使用しているのが今回のカップ麺、「サッポロ一番 八幡屋礒五郎七味唐からし使用 ピリ辛味噌ラーメン」なのですが、同時発売品として「サッポロ一番 八幡屋礒五郎七味唐からし使用 ピリ辛けんちんうどん」というピリ辛うどんバージョンも発売されています。

さらに「ピリ辛味噌ラーメン」には「信州味噌仕立て」と書いてあるように、信州味噌をスープに配合した味噌のうち80%使用しているとのこと。信州味噌は米麹と大豆でつくる米味噌で、見た目は淡色、でも味は辛口なのが特徴。そして八幡屋礒五郎の七味唐からしは「生姜」が個性なので、味噌と香辛料の効かせ方が今回の注目したいポイントですね。

開封

カップ麺に別添されている小袋は、「特製スープ」と「かやく」の2種類。え、2種類‥? と、思わず麺の下をチェックし、調理方法も再度確認しましたが、2種類で間違いありません。そう、今回の主役であるはずの「根元 八幡屋礒五郎 七味唐からし」は別添方式ではなく、まさかの最初から粉末スープの中に仕込んであるパターンでした。

過去に日清食品の廉価版(オープン価格)ブランドのタテ型カップ麺、「日清の江戸そば」「日清の京うどん」でさえ、先ほど例に挙げた浅草の「やげん掘」特製七味唐辛子を単体で別添していたというのに、いくら希望小売価格が税別180円(実売価格100円以下〜130円前後)のカップラーメンとはいえ、思いのほか情緒のないスタートダッシュです。

油揚げ麺も調理前の段階では特にこだわりも見えず、サンヨー食品のレギュラーサイズどんぶり型カップ麺で比較的よく見るタイプの中庸的な雰囲気。けっこう油揚げ麺特有の香りも強めですし、せめて八幡屋礒五郎の七味唐からしは別添しようよ‥などと思いつつ容器底面の賞味期限欄下段左端に記載されている製造所固有記号を確認すると、そこには「Z」と印刷してありました。

サンヨー食品の自社工場(太平食品工業)を表すアルファベットはA=群馬県、F=福岡県、W=奈良県の3種類のみ、「Z」は千葉県にある協力工場「カナヤ食品」を意味しています。そういえば以前、カルディの和風ブランド「もへじ」から発売されていた「八幡屋礒五郎七味唐からし使用 鶏南蛮そば」という縦型レギュラーサイズのカップ麺をレビューしているのですが、その時も製造工場はカナヤ食品でした。カナヤ食品と八幡屋礒五郎の間にはパイプがあるのかも‥?

それから当地域(兵庫県の田舎)では、となりの京都府(の、はずれ)まで捜索に出たものの見付からず、大阪に住んでいる友人が送ってくれました。そんなにレア度の高いカップ麺ではないと思うのですが、とりあえずコンビニよりも新商品に強いスーパーマーケット、ドラッグストアなどを中心に取り扱われていると思います。

製品情報・購入価格

製品名:サッポロ一番 八幡屋礒五郎七味唐からし使用 ピリ辛味噌ラーメン
販売者:サンヨー食品
製造所:カナヤ食品(製造所固有記号 Z)
内容量:72g(めん55g)
発売日:2019年02月12日(火)
実食日:2019年02月15日(金)
JANコード:4901734036746
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:-
取得店舗:-(大阪)
商品提供:ビー玉

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:どんぶり型レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:350ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(特製スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵、糖類)、スープ(糖類、食塩、みそ、でん粉、香辛料(七味唐辛子、ガーリックパウダー、ジンジャーパウダー、山椒)、ポークエキス、ごま、乾燥酵母、デキストリン、発酵調味料、酵母エキス、植物油脂)、かやく(キャベツ、鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、ピーマン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、クチナシ色素、香料、増粘剤(キサンタン)、パプリカ色素、カラメル色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)

実食開始

八幡屋礒五郎の七味唐からし入り粉末スープは香りを引き立たせるために後入れ! などという工夫もなく、別添の小袋は両方とも先入れです。で、先ほどから七味唐からしが別添されていないだの油揚げ麺臭が気になるなどと書いてきましたが、この粉末スープ‥‥めちゃくちゃいい香りですw いや、ほんとに。

八幡屋礒五郎の特徴である生姜が強いとか、唐辛子特有の芳ばしい香りが漂ってくるとか、そういった七味唐辛子を全面的にアピールした香りではないんですけど、香りからして味噌のコクが深いことが伝わってくるような‥‥あとチラホラと見えている黒ごまですね。コクを感じる味噌の香りに黒胡麻の芳ばしさが重なる様は無条件で美味しそうな雰囲気を漂わせており、思わずテンションが持ち直しました。

具材の品数は4種類ですが、かき集めてみても量としては具沢山とは言えません。でも希望小売価格が税別180円のカップ麺だから及第点かな、といったビジュアルです。ただ、今回の主役は八幡屋礒五郎。別添ではありませんが、だからといって存在感が希薄とは決めつけられません。それでは、実際に食べてみましょう。七味唐からしと信州味噌に注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(72g)当たり

カロリー:297kcal
たん白質:6.4g
脂  質:10.3g
炭水化物:44.7g
食塩相当量:5.0g
(めん・かやく:1.3g)
(スープ:3.7g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:225mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:297kcal(めん・かやく:248kcal)(スープ:49kcal)

めん

もっちりとした粘りと重みのある食感で、スープによく合う存在感のある中太ちぢれめんです。

(出典:サンヨー食品「製品情報」)

意外にもちもち

中太‥うーん、細麺ではありませんが、太麺というわけでもなく、しかしながらサンヨー食品は他社と比較してサイズを一回り大きく表現する傾向にあるため、それを思えば中太かもしれません。ただ、こだわりのない油揚げ麺かと思いきや食べ始めのモチモチと反発してくる弾力は予想していたよりも力強く、箸で持ち上げた時の重量感は大したことありませんが、なるほど「重みのある食感」という表現にも頷ける弾力です。

丸刃でカットされた口当たりのいい質感だったので、イメージとしてはソフトなんですけど、どんぶり型レギュラーサイズのカップ麺にありがちなチープな印象は受けませんでした。あと製品説明には縮れ麺とありますが、そこまで強烈な縮れではなく、しかしながらスープのリフト性能は確かに向上しており、もちもち食感で滑らかな質感の表明でもスープの掴みは悪くありません。

油揚げ麺特有の風味は適度に甘味を帯びた心地のいいタイプで、それは油揚げ麺臭としてネガティブに作用することなく、カップ麺ならではの魅力と素直に受け取れるものでした。あ、サッポロ一番みそラーメンの麺を食べている時の風味に近いです。もちもちとした弾力は焦らなくても食べ終わるまで持続し、ふかふかとした食感に落ちぶれることもなく、思いのほか好印象でした。

スープ

信州味噌(みそに占める割合80%)をベースに、ポークのうまみと香味野菜の風味を合わせました。「八幡屋礒五郎製七味唐からし」の辛さとさわやかな風味が特徴のピリ辛味噌ラーメンスープに仕上げました。

(出典:サンヨー食品「製品情報」)

七味の存在感大!

スープに使用している味噌に占める割合の80%が信州味噌と製品説明にも書いてありますが、残り20%の味噌がそう思わせるのか、はたまたサッポロ一番の培ってきたブレンドの癖によるものか、ルーツは確実に「サッポロ一番 みそラーメン」です。そしてタイトル通り唐辛子の辛さはピリ辛に過ぎないものの、かなり七味唐辛子の存在感が顕著で驚きました。

もちろん食べる直前にトッピングできる後入れ仕様ではないので、香り立ちにの臨場感については負けを認めざるをえないかもしれませんが、とにかく複雑かつ力強いのです。中でも頭一つ強かったのは八幡屋礒五郎の七味唐からしを彷彿とさせる白薑(ビャクキョウ / 生姜)のキレ、そして凛とした山椒の存在感も同様に強く、それは花椒(中国山椒)ほどではないものの、唐辛子とは違う刺激の清涼感は一見して明白。

原材料名から察するに、八幡屋礒五郎の七味唐からし(七味唐辛子)をベースにしながら山椒と生姜を重ねて風味の個性を強めているようですが、その効果ありですね。また白胡麻とは違う黒胡麻の芳ばしい風味に、繊細な紫蘇(しそ)と陳皮(ちんぴ)のアクセント。またベースはサッポロ一番みそラーメンにルーツを感じると書きましたが、比較して赤味噌は控えめで、しかしながら輪郭のある味噌感に淡色・辛口の信州が見えました。

かやく

キャベツ、肉そぼろ、ねぎ、赤ピーマンの組み合わせです。

(出典:サンヨー食品「製品情報」)

とりあえず及第点

これといって信州・長野を彷彿とさせるような具材はなく、キャベツは可も無く不可も無しで量的にも印象に残らないと思いますし、肉そぼろはサンヨー食品が得意とするスナック的でジャンクなタイプ。ネギも信州の伝統野菜「松本一本ねぎ」ではありませんが、ある意味かなり食感シャッキシャキの乾燥ネギが今回の具材で最も存在感のある素材かもしれません。

和風の味噌スープに赤ピーマンは珍しい組み合わせに思えるのですが、実際そこまで顕著な主張ではなかったので、もうちょっと大きめにカットされていると個性的だったかもしれませんね。針生姜を添えるなど、なにかしら捻りがほしかったところではありますが、特に蛇足的な具材もなかったので、こんなものでしょう。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

最初は七味唐からし同梱型の粉末スープにガクッとしたのですが、実際に食べてみると味覚に対して訴えかけてくる和のスパイス感が強く、その中でも生姜を強化することに八幡屋礒五郎の個性を感じました。これで七味唐からしが別添されていたら申し分ないのですが、スープの満足度を評価するなら★5でも差し支えありません。

総合的に見て総評は★4としていますが、それでも当ブログとしては及第点(★3)以上の評価ですし、スーパーやドラッグストアで税込130円以内であれば試してみる価値ありと言えるでしょう。特に同社の「サッポロ一番 みそラーメン」が好きな方は、それをアレンジしたような仕上がりだったので、七味唐辛子さえダメじゃなければ素直に違和感なく楽しめると思います。

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