「お椀で食べるカップヌードルシーフード」カップ麺との違いを比較してみた

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年02月11日(月)新発売の即席袋めん、日清食品「お椀で食べるカップヌードルシーフード 3食パック」とカップめん「カップヌードル シーフードヌードル」の食べ比べ実食レビューです。

大好評!?「お椀で食べる」シリーズに満を持しての新フレーバー「カップヌードル シーフードヌードル」味が新登場!

お椀で食べるカップヌードルとカップ麺のシーフードヌードルは何が違うのか、同時に食べ比べて再現度を判定・評価します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

お椀で食べるカップヌードルシーフード

「お椀で食べる」シリーズとは、2016年9月12日(月)に発売された「日清のどん兵衛 お椀で食べる小うどん ゆず香るだし仕立て」を皮切りに、お椀に入れて熱湯を注ぐだけで食べられる、おやつや朝食にピッタリな即席麺シリーズとして開発された小腹に嬉しいサイズの袋麺です。

4食入だった「日清のどん兵衛 お椀で食べる小うどん ゆず香るだし仕立て」は期間限定のスポット商品として幕を閉じましたが、その後はシリーズの定量を3食パックに変更し、2017年から順次発売されている「お椀で食べるカップヌードル」「お椀で食べるチキンラーメン」「お椀で食べる どん兵衛」「お椀で食べる出前一丁 醤油 / 味噌」は、すべてレギュラー商品になりました(2019年2月現在)。

それぞれ定番商品として現在も販売が続けられているのですが、今回は満を持しての人気フレーバー「カップヌードル シーフードヌードル」味の「お椀で食べるカップヌードル」ということで、その再現性が気になるところ。実は「お椀で食べる」シリーズを食べたことがないので、今回が初めての実食になるのですが、カップ麺と比較して量の他にも違いがあるのかどうか気になっています。

コンセプトは「もう1品にちょうどいい!」サイズで、献立のもう一品に、おやつや夜食にとパッケージでも誂え向きなシーンをアピール。また、単身世帯や夫婦のみ世帯のシニア層を中心に程よい量が好評らしく、実際に私が普段の買い物で利用しているスーパーマーケットでも定期的に棚から無くなっては補充、無くなっては補充を繰り返している人気商品です。

「カップヌードル シーフードヌードル」とは、カップヌードルブランドの中でも根強い人気を誇っている‥というのは言うまでもありませんが、初めて発売されたのは1984年7月23日(月)なので、2019年の夏に35周年を迎えます。というわけで今年の変わり種カップ麺はシーフードヌードルイヤーになりそうですし、特に「レッドシーフードヌードル」は盛り上がりそうですね。2009年7月上旬出荷分より追加されたイタヤガイの貝柱が懐かしい今日この頃(2015年7月に廃止)、35周年を機に復活しないでしょうか。

「ちょっと恥ずかしげに〜しかもかなり遠慮がちに〜」から10年も経つのか‥と、それはさておき今回の食べ比べですが、スープの味や具材の構成、麺の質感など、それぞれの違いはもちろん作り方を解説しながら原材料名まで徹底的に比較していきます。それでは、開封して内容物からチェックしてみましょう。

開封

まずはカップ麺の「カップヌードル シーフードヌードル」ですが、いつも通り安定の佇まい。やや具材はイカが多めに見えますが、おおむねバランスのいい具材の構成です。というのも何度か同じ日に生産された同じカップヌードルを同時に開封して検証したことがあるんですけど、やたらイカが多かったり少なかったり、けっこう個体差が激しかったんですよね。今回はイカとカニカマが多めに入っていて、スクランブルエッグは少なめでした。

「お椀で食べるカップヌードルシーフード」の中には、「めん」と「かやく入り粉末スープ」の小袋が入っていて、かやく入り粉末スープは3連結、麺は1個ずつ包装、色はシーフードヌードルらしいマリンカラーのブルー&ホワイトで統一。特に後入れの小袋もないので、お椀に各小袋を1袋ずつ開封して熱湯を注ぐだけの簡単調理となっています。

1食あたりの内容量は34g(めん28g)とカップ麺の内容量75g(めん60g)と比較して半分以下、カロリーや食塩相当量などの数値も比例して約半分以下の数値となっています。お椀で食べるカップヌードルシーフードの希望小売価格はカップ麺と比較して50円高い税別230円、私の購入価格は同じ店舗でカップ麺=149円、お椀で食べる=224円(1食あたり約74.6円)だったので、お椀ヌードルが若干お高いですが僅差ですね。

製品情報・購入価格

製品名:お椀で食べるカップヌードルシーフード 3食パック
製造者:日清食品
製造所:静岡工場
内容量:34g(めん28g)×3食
発売日:2019年02月11日(月)
実食日:2019年02月14日(木)
JANコード:4902105103357
希望小売価格:230円(税別)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:224円(税込)
取得店舗:ローカルスーパー(ミニフレッシュ)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:即席袋めん
容器材質:-
湯量目安:160ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(めん・かやく入り粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、香辛料、しょうゆ、チキンエキス)、かやく入りスープ(キャベツ、ポーク調味料、チキン調味料、味付卵、糖類、いか、魚肉練り製品、香辛料、粉末しょうゆ、乳等を主要原料とする食品、ねぎ、野菜調味料、たん白加水分解物、魚介調味料、野菜調味油、食塩、魚醤、ポーク調味油)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、香辛料抽出物、かんすい、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸味料、ベニコウジ色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にかに・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・かに・豚肉・鶏肉・かに・豚肉・鶏肉・いか・大豆・ごま・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

「カップヌードル リフィル」じゃないけれど、カップヌードルのイメージ的にマグカップとかのほうが‥‥などと思いつつコンセプトは「お椀で食べる」なので、これぞ “お椀” を用意しました。ええ、お味噌汁なんかがピッタリと似合ってしまうタイプのド定番デザインでございます。実際に開封してみると、なかなか様になっているじゃないですか(笑)。

必要なお湯の目安量は160mlなのですが、だいたいインスタントみそ汁の作り方にも熱湯160mlと書いてありますし、その感覚で大丈夫ですね。あ、でも麺のカサがあるので、ちょっと余裕のある器がいいかも。ちなみに味の濃さはお好みにより熱湯の量で加減してくださいと書いてあるのですが、自前の食器にはカップ麺のように目安となる内側の線がないので、デジタルスケールにのせてジャスト160mlを狙いました。

待ち時間はカップ麺のシーフードヌードルと同じく熱湯3分となっているのですが、調理方法には “フタはいりません” と書いてあります。チキンラーメンのようにラップをして待たないといけないイメージだったので、ちょっと意外でした。というわけで、お湯を注いだら3分待って軽く混ぜたら出来上がり。

カップ麺のシーフードヌードルについては解説不要かと思いますが、フタを開けて熱湯を注ぎ、 “フタを閉めて” 3分待ったら完成です。それにしても、さすが天下のカップヌードル‥圧巻のボリュームですね。カップ麺のお湯の目安量は320mlなので、「お椀で食べるカップヌードルシーフード」は必要なお湯の目安量も半分です。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、両者の違いを丁寧にレビューしていきます。

1食(34g)当たり

カロリー:156kcal
たん白質:3.9g
脂  質:6.0g
炭水化物:21.7g
食塩相当量:2.1g
(めん・かやく:0.9g)
(スープ:1.2g)
ビタミンB1:0.42mg
ビタミンB2:0.12mg
カルシウム:50mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:156kcal(めん・かやく:131kcal)(スープ:25kcal)

めん

カップヌードルならではの、しなやかでコシとつるみのある麺。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

ニュースリリースの製品説明はカップ麺のカップヌードルシリーズと共通ですが、カップ麺の原材料名は「小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料」となっているのに対し、お椀で食べるカップヌードルシーフードの原材料名は「小麦粉、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、香辛料、しょうゆ、チキンエキス」となっています。

ただ、同シリーズの「お椀で食べるカップヌードル」(レギュラー)の原材料名とも異なるので、同じコンセプトだからといってシリーズ間で汎用の麺を使い回すのではなく、きちんとシーフードヌードル用に原材料を変えて生産されていることにカップヌードルシリーズらしいこだわりを感じました。しかし、残念ながらコシは皆無に等しいです。

意外と麺の幅はカップ麺と比較して大幅に違うわけではなかったのですが、厚みはなく、しなやかではあるものの、コシや弾力などは得られません。そのかわり油揚げ麺特有の風味は穏やかで縮れは弱く、かなりスープとの一体感は高かったです。食べ応えはありませんが、小腹が空いたけどスープだけじゃ物足りないからオマケで麺がほしい、という気分の時にはピッタリですね。

スープ

ポークと魚介のうまみがきいた「カップヌードル シーフードヌードル」のスープ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

お椀で食べるカップヌードルシーフードは「かやく入り」スープなので、原材料名が一緒くたになっているのですが、具材を抜いて原材料名を書き出してみたところ、使用されている原材料はカップ麺のシーフードヌードルど同じような構成になるのですが、やはりカットされている原材料もあったりして、まったく同じではありません。

それは体感的にも表れていて、比率的には食塩相当量の数値が極端に低いわけではないものの、カップ麺よりも明らかにスッキリとしています。たしかにマイルドなポークや魚介の旨味、生姜のキレやペッパーのアクセントなど、部分的に通じるポイントはあるのですが、あまり味に厚みはありませんでした。

確かにルーツは感じたので、単純に味の濃さについては熱湯の量でなんとかなりそうだったんですけど、後述する具材から滲み出てくる旨味に圧倒的な差があったのもライト方向に大きな変化を感じる要因だったのだと思います。特にイカ、主にイカ。ただ、どっぷりダークサイドよろしくカップ麺サイドに肩まで浸かっている生っ粋のカップ麺ブロガーだからこそ感じた物足りなさかもしれませんし(他の食事では薄味派なのですが)、年代による差や何を求めているかによってライトさがプラスに働く需要も同時に感じました。

かやく

イカ、カニカマ、キャベツ、スクランブルエッグ、ネギ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

具材の構成はカップ麺と同じなんですけど、圧倒的にミニサイズです。それも半分とかではなく、おおむね具材すべて平均1/5くらいのサイズ。たとえばスクランブルエッグに関しては1/10くらいのサイズですし、具材というよりも浮き実のようなタイプなので、まったくボリューム感は得られません。あ、でもキャベツそこそこシャキッとしててよかったかな、くらい。

考え方を変えると良くも悪くも腹に溜まらないので、具なしスープは寂しいけど胃に負担をかけたくない、でも小腹が空いた or あと1品‥という時には適切かもしれません。ただ、スープの項目でも触れたように具材から滲み出る旨味が圧倒的に弱かったので、そこが大幅なネックでした。

カップヌードルシリーズは特にレギュラー商品だと具沢山も大きな魅力であり、それも単純に物量的な満足度にとどまらず、そこから滲み出る旨味がスープに及ぼす影響力も多大なので、今回その魅力には期待しないほうが安全です。

まとめ

そもそものコンセプト的に比べるべきではなかったのかもしれませんが、カップ麺と比較すると比較にならないほどライトだったので、単純に量が半分になったシーフードヌードルをイメージしていると物足りなさを感じることになると思います。ただ、もし私が普段あまりカップ麺を食べない60代の男性だったら、けっこう印象も変わってくるのかな‥という気もしました。

単身世帯や夫婦のみ世帯のシニア層を意識しているブランドなので、もちろん頭ごなしにライトな方向性を否定するつもりはありませんが、麺はともかく具材が貧弱な分、もうちょっとスープの魚介感を強めてほしかったです。とにかくライトに食べられるテイストとボリュームですが、1食あたりの食塩相当量は減塩タイプではないインスタントみそ汁に匹敵するので、主菜・副菜のバランスを考えながら上手に取り入れてください。

流れ的に次のシリーズ新作は「お椀で食べるカップヌードルカレー」が開発されそうな雰囲気ですが、あの濃厚カレーがどうアレンジされるのか気になるので、もし出たら懲りずにレビューしたいと思います。あとはシニア世代を意識していることと、カップ麺の魅力とも言える背徳感が楽しめるほどジャンクな麺ではなかったので、「お椀で食べるノンフライ麺」シリーズの開発にも期待したいですね。